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ピンボールのリトルウイングの藤田さんと飲んだ\(^O^)/2008年09月04日 06時49分42秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
 2008/08/29(土)の夜、世界一のピンボールゲームを作り続けているリトルウ
イングの藤田さんと飲んだ。
 リトルウイングのことは、これまで何度も書いているけど、たとえば、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/03/31/2897418
リトルウイングの新作ピンボールとピンボール昔話
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/07/03/3607522
リトルウイングから新Scheme\(^O^)/
をどうぞ。
 最初のトリスタンが1990年だから、すでに18年も斬新な新作を作り続け、世
界のファンを熱狂させ続けているんだから、驚異的。おれは、オリンピック4
大会連続金メダルの大偉業と言いたい。
 藤田さん、LLの
http://ll.jus.or.jp/2008/program/create
にあるように、100年後の言語を考える討論会にパネリストとして出るために、
上京することになった。
 そのチャンスに、飲みませんかというメールをもらった。
 クリスタルカリバーンの登録葉書でおれのことを知って、藤田さんから手紙
で最初連絡があったと思うんだけど、それがざっと15年ほど前のはず。それ以
来、手紙、グリーティングカード、メールでやり取りしてきたけど、会うのは
初めて。
 おれの中のヒーローの一人、しかも最近はイプシロンという新しいSchemeも
作っている藤田さんと会えるというので、有頂天。\(^O^)/
 イプシロンのことは、上記、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/07/03/3607522
リトルウイングから新Scheme\(^O^)/
を参照。

 藤田さん、調布にある電通大出身だそうで、久々に調布に来て、様変わりに
驚いていた。いま、調布は京王線を地下に通すことになっていて、駅も建て替
えているし、その工事ですごいことになっています。

 話はあれこれ尽きない。パネリストになったLLの話、プログラムの話、Lisp
の話、Schemeの話、昔のコンピュータゲームの話、Apple 2やMacintoshのゲー
ムの話、そしてピンボールの話。これは、リアルのピンボールとコンピュータ
上のピンボールと両方。

 もう、リアルのピンボールを作っているのは、スターン(Stern)1社だけな
んですってね。バリー(Bally)やゴットリーブ(Gottlieb)もないし。歴史の浅
いアメリカが生んだ、世界に誇る大変貴重な文化遺産だと思うんだけど、寂し
いですね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ウィリアムス_(ゲーム)
に少し話が載ってます。
http://news.livedoor.com/article/detail/3625036/
には、いまのスターンが載ってますね。
 スターンピンボールの公式サイトは、
http://www.sternpinball.com/
です。
 日本のゲーセン(ゲームセンター)からも姿を消してますよね。藤田さんの話
だと、以前はTAITOが代理店だったが、儲からないのでやめたから、ゲーセン
から消えたそうです。もし、あったら、それはゲーセンのオーナーがピンボー
ル大好きで個人的に輸入して置いているものだそうです。
 あれ?
http://allabout.co.jp/travel/amusementspot/closeup/CU20060122A/
熱く静かにピンボールのブーム再燃!
をみると、復活なんて書いてあるなあ。2006年の記事だからいまどうなの?

 好きな人はめちゃくちゃ好きで、いろんな台をコレクションしているそうで
す。しかも、ただ集めているだけじゃなくて、そういう人たちって、世界大会
で優勝するような腕前なんだって。
 東京ピンボールオーガニゼーションだったかな。TPO。
 あ、あったあった。
http://tpo-pinball.com/
をどうぞ。
 上記、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/03/31/2897418
リトルウイングの新作ピンボールとピンボール昔話
で書いた、
http://tpo-pinball.com/pinball%20machine/Bally.htm

http://tpo-pinball.com/tpo/memmach2.htm
には、「サッポロ」のことは載ってないね。おれがマルチボールプレイに興奮
した名機だったけど、日本のセガが作ったからなんでしょう。おれがデートに
遅れた「PLAYBOY」のことは載ってますね。Ballyのマシンだったんだ。いやあ、
勉強になるなあ。

 TPOのメンバーがやる超絶技巧をいくつか教えてもらいました。そんなこと
できるのかと思いましたね。藤田さんもできない技があるそうな。
 おれ、ピンボールは小学校の高学年から中学校のときに一番燃えましたが、
あのとき、自分なりに技を開拓したけれど、それにちゃんと名前があるのを知
ったのは、実は、リトルウイングのピンボールゲームのマニュアルを読んだと
きなんですよね。ありがたいことです。

 リアルのピンボールとコンピュータのピンボールの違いは、大いに盛り上が
りました。もちろん、おれが藤田さんに教えてもらうばっかり。
 臨場感の面で、コンピュータのピンボールがリアルのものより一番負けてい
ると思っているのが、金属のボールが跳ねて、ガラスにガチーンと当たる音。
「あれを再現しているコンピュータピンボールはないでしょう?」と訊いたら、
藤田さん「たしかにそうですね」と。
 それを言い出したら、振動が伝わってこないとか、ボディの木の温もりがな
いとか、揺らしたり、抱えたり、叩いたりといった技ができないなどと、いろ
いろ出てくるわけで、その辺は、臨場感やプレイの幅という意味では、やっぱ
りリアルにかなわないところはあるとのこと。
 でも、リトルウイングのピンボールソフトは、リアルさと共にリアルにない
ものも追及しているハイパーリアルな世界なので、それはそれでありなんです
けどね。

 おれ、リアルのピンボールは、あのフォルムが好きなんです。コンピュータ
の場合、元々平面だし、リアルでもパチンコも垂直面しか使わない。でも、ピ
ンボールは、得点を表示したり、いかにもアメリカ的イラストがあってライト
がチカチカ光ってる垂直に置かれたパネルと、手前に傾斜しつつも水平に置か
れたボールが跳ねまわるフィールドがある木のボディ。あれが好きなんです。
 藤田さんは、ピンボールは箱庭になった異次元空間だと言ってました。
 ある世界観が表現されて、ひとつの世界を築いているフィールド。そこはあ
ちこちをいくらでも上から見ることができるけれど、ガラスで仕切られていて、
見ることはできても決して触れることができない異世界。そこにすごく魅かれ
るそうです。
 そして、電気とメカの幸せな合体。ほんと、動きを見ているだけで陶然とし
てしまいますよね。

 物理計算どうやってるのか、いろいろ聞いたんですけど、企業秘密かもしれ
ないので書きません。\(^O^)/
 ただ、素直に力学の方程式を解くだけじゃ、リアルさは出ないそうです。
 ニュートン力学に忠実にやったボールの動きだと、「中村さんは、すぐ、こ
れリアルと違うと気づくと思う」と言われたが、プレイ中の人間が感じている
ものをコンピュータで再現するときには、チューニングが必要で、そこはプレ
イヤーとしての自分の感性でチューニングするそうです。
 もうついでだから、再ゲームのときの、「カツーン」というよく響く木の槌
で叩いたような音、あれ、どうやって出しているのか質問しました。
 藤田さんは、「いくつか種類があるけど、基本的にはソレノイドがついてい
て、それでヒッコリーの木を叩いてます」と教えてくれました。
 リトルウイングのピンボールでも、あの音をサンプリングしているけど、普
通のパソコンだとちゃんと出ないらしい。
 ガラスにボールがぶつかる音もそうだけど、リアルピンボールの臨場感満点
の音は、広いダイナミックレンジを要求されるから、パソコンだと難しいんで
しょうね。

 マック(Macintosh)版とWindows版の微妙な違いも聞きました。
 おれ、クリスタルカリバーンとルーニーラビリンスは、家に子供用に買った
LC520とかPerformaなどという、今となっては超古い68000系のMacintoshでプ
レイしまくったんです。後にWindows版が出て、プレイしてみたんだけど、な
んか、フィーリングが違うんです。
 そのことを訊いたら、極力同じにしているけど、MacintoshとWindows PCで
は、ディスプレイの色温度も違うし、サウンドも違うし、キーのスキャンスピ
ードも違う(Macintoshのほうが素早くスキャン可能)などということがあって、
微妙な違いはあるそうです。
 ということで、リトルウイングのピンボールは、Macintosh版を遊ぶのが本
筋でしょう。\(^O^)/
 たださ、ノートパソコンは気をつけてね。キーボード壊れるほど熱中してし
まうかもしれないから。おれ、LC520とかPerforma520で遊んでいたころは、予
備に昔のアップルキーボードを買ってましたからね。

 マーク・フリントさんも話題になりましたね。
 PC-9801シリーズで一世を風靡したピンンボール「ムーンボール(Moon Ball)」
の作者。プロフィールは、アメリカのなんとか州の人という話だったけど、な
んかそんな感じしないのね。日本人じゃないかというのが当時のムード。
 イザヤ・ベンダサンが山本七平だったみたいなもんだね。\(^O^)/
 脱線するけど、イザヤ・ベンダサンは、「いざや、便出さん」。すなわち、
ウンコするぞというシャレだった説が有力ですね。
 で、藤田さんに「マーク・フリントの正体、知ってます?」と訊きました。
でも、藤田さんも知らなかった。藤田説は、「ある会社に勤めていて(たとえ
ば大企業)、名前を出せない事情がある日本人じゃないか」でした。

 偽外国人?関連で藤田さんに話したこと。
 表に出してないけど、Apple 2のゲームソフトのこと、ちょっとjouwa/salon
には書いたんです。ひとつ、どうしてもまだ名前が出てこないゲームがあって
ね。
 調べていて、名前を思い出したゲームに、「スターブレイザー(Star Blazer)」
があった。これを作ったのが、トニー鈴木さん。
 おれ、最初、アメリカの日系人だと思っていた。そんなすごい日本人がいる
とは思ってないから。\(^O^)/
 でも、仙台だったかな。東北在住の日本人だというのでびっくり。すげえ、
日本人でApple 2のゲームで世界進出している人がいると思ってね。

 あれえ、検索したら、
http://www.gpara.com/contents/creator/bn_252.php
「大切なのは時代、世代に応じた感性」マーク・フリントさん
という記事がある。やはり、日本人かな。2006/12/11の記事だ。まだ、第一線
で活躍しているんだ。うれしいなあ。
 ネットを検索すると、ムーンボールで、キーボードが壊れたというのが都市
伝説などと書いているものもあるけど、都市伝説じゃなくて、ほんとだよ。
 おれ、自分のPC-9801Eのキーボード壊したもん。\(^O^)/
 管理工学研究所でもみんなプレイしまくって、壊してたもん。\(^O^)/
 たしか、ESCキーだったかな。初代9801に比べて、Eはコストダウンが進んで
キーボードもチャチになってましたからね。メモリも初代はパリティがついて
たけど、パリティなしになってたし。
 そうそう、ムーンボールで、上部のマッシュルームのバンパー(ほんとはジ
ェットバンパーというらしい)ところで無限ループになることがあった。一度、
そうなると、台を揺らすキーで揺らさないと落ちてこない。点数が上がりっぱ
なし。たしか点数は一回りしたら0からまた上がっていったと思うけど。それ
とも9999999などと、点数が貼りついたままだったかな。もう忘れた。
 あれ、コツがあって、何回か、意図的に無限ループにできたことがありまし
たけどね。
 で、藤田さんには、無限ループ回避はやってるのか訊いたら、やっぱりやっ
てるんですって。

 ルーニーラビリンスができたときの話は、知的生産とは何かという、ここで
の最近のテーマ(笑)にとって、非常に示唆に富んだ話でした。
 リトルウイングの第1作は、トリスタン。これをカナダのパブリッシャーか
ら出した。売れて金も入ってきたそうです。でも売掛が相当に残ったまま、そ
の会社、倒産したんだって。おれが思うに、金持ってトンヅラするための偽装
倒産ですね。\(^O^)/
 それで、第2作のクリスタルカリバーンは、背水の陣だった。これが売れな
いと、もう会社を畳まないといけない。それくらい、もう、ほんとにせっぱつ
まったテンション上がりまくりのピンピンのギンギン状態で作ったそうです。
 それを聞いて「なるほど、そうだったのか」と思いました。
 プレイするとわかるけど、クリスタルカリバーンは、ほんとタイトでソリッ
ドで素晴らしい緊張感が味わえます。やはり、無意識のうちに作っていたとき
の作者の精神状態が作品に乗り移っているんですね。
 クリスタルカリバーンは大ヒット。なにせ、ニューヨークタイムズで絶賛さ
れたんだから、金メダル級の大快挙。
 会社も軌道に乗って、そして、第3作のルーニーラビリンス。
 おれ、このゲームをプレイして、リトルウイングはすごいと思いました。と
いうのは、大ヒットしたクリスタルカリバーンの路線を捨てていたから。ハイ
テンションじゃなくて、レイドバックしたゆるい路線。
 音楽の効果もあって、幼いころメリーゴーランドに乗ってうきうき楽しかっ
た、でも落ちたりしないかと、ちらと不安になる要素もあった、あの気分にな
る、嬉し懐かし楽しい路線。
 結果的にルーニーラビリンスは、クリスタルカリバーンより売れたそうです
が、フツーはさ、大ヒットしたんだから、クリスタルカリバーンのハイテンシ
ョン路線で柳の下の2匹目のドジョウを狙うでしょ。そうしなかったんです。
 なぜ、あそこで路線転換をしたのか。長年の疑問だったので、それを藤田さ
んに訊いたら、驚きの答。
 なんと、意図的なものではなかった。\(^O^)/
 クリスタルカリバーンの次をいつ出すか。パブリッシャーと相談したら、ア
メリカのコンピュータゲームのショーで出したいという話になって、2ヵ月く
らいで出さないといけなくなったそうな。
 それでルーニーラビリンスは、「泥のように働いて(藤田善勝談)」、実質1
ヵ月で作ったそうです。残り1ヵ月は、パッケージングなどいろいろあってシ
ョーに間に合わせたと。きっと、コールタールの海を泳ぐような時間だったん
でしょうね。
 でも、1ヵ月で作らないといけないのに、打ち合わせが終わって帰国した段
階では、どうしていいか、アイデアが全然ない。
 奥様と二人で、アイデアを出そうと、家でうんうん唸っても、どうしても出
てこない。それで、散歩に行こうと。歩いていると何か浮かぶかもしれないか
らと。
 これは正しいです。脳は環境を変えてやると喜びますし、散歩は深く考える
ときには、非常に有効な手段。ただ、考え事をして歩いているので、車に轢か
れたりする危険は増しますが。^^;
 おれも、考え事をしながら、傍目にはぼーっとして歩いていることが多いの
で、知り合いが目の前にいても気づかないし、自転車と激突しそうになったり
は、しょっちゅうです。^^;
 それで、散歩に出かけたのが深夜2時。この夫婦、どう考えても、不審者で
すわ。\(^O^)/
 アイデアが出ないまま、深夜の街を徘徊して、たどり着いたのが、近所の児
童公園。ベンチで二人で、どうしようどうしようと、唸っていた。
 そのとき、藤田さん。することがないから、そばにあった拳二つくらいの大
きさの石を拾ってきて地面に置いて、なにげに石の周りに渦巻きのようなもの
を、木の枝かなんかで、暇つぶしに描いた。
 それを見ていた奥様の玲子様。ピカーンと閃いた。奥様は美大出身。さすが
は芸術家、アーティスト。
 「それ、ラビリンス(迷宮)みたいね」
 この一言で、芸術の神、降臨。\(^O^)/
 玲子様、アーティストな上に教養があるから、
 いつから?
 今日よー。
 いいってば、それは。
 えっと、玲子様、分厚い教養をお持ちだから、ギリシア神話、クレタ島のミ
ノス文明のクノッソス宮殿やら迷宮伝説やらミノタウロスのことなど、とっく
にご存じ。それが、自分のあの一言で、噴き出してきた。
 それからは、夫婦二人で、マッハ15、ワープ9でアイデア出しまくり。ス
トーリー、画面デザイン、音楽などいろんなものが、一気にその一晩でできて
しまったそうな。\(^O^)/
 そのきっかけになった、あの石は、いまでも家にあるそうです。

中村:じゃ、大切に保管してるんですね。
藤田:いや、どこにあるかわからないです。
中村:おいおい。せっかく、いい話なのに。KYな奴だなあ(KY(空気読めないは
もう死語?))
藤田:でも、家のどこかにあります。
中村:じゃ、「大切に保管してあって、いまでもときどき、夫婦で眺めて、あ
のときのことを思い出して、二人の愛を、絆を確かめ合っています」というこ
とにしておきますね。
藤田:ぜひ、そうしてください。

 藤田さん、そうしませんでした。\(^O^)/
 お前、その底意地の悪さが偉い!\(^O^)/
 ほんとだよ。それが実話でも、ここで書く以上、そんな美談にしてたまるか
ってんだ。\(^O^)/

 まあ、なんだか、筒井康隆さんが「熊の木本線」を書いたときのエピソード
に似てますね。あれも、昼寝してうとうとしているときに、一気に全文が降り
てきたんですよね。あとは書き写すだけ。\(^O^)/

 さらに脱線しますが、藤田さんに会って数日後、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4270000600/showshotcorne-22/
考える脳 考えるコンピューター (単行本)
ジェフ・ホーキンス (著), サンドラ・ブレイクスリー (著), 伊藤 文英 (翻
訳)
がらみで、新宿ジュンク堂で、脳科学の学術的な本を探していたら、おれにも
芸術の神が降ってきて(笑)、偶然、目にとまったのが、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334975267/showshotcorne-22/
芸術の神様が降りてくる瞬間 (単行本(ソフトカバー))
茂木 健一郎 (著), 町田 康 (著), 金森 穣 (著), 山下 洋輔 (著), 立川 志
の輔 (著), 荒川 修作 (著)
 いやあ、なんてラッキーなんだと思って、すぐ買いました。まだ、山下さん
のところしか読んでないけれど、茂木さん、即興演奏とはどういう脳状態から
生まれるのか、熱心に山下さんに訊いています。そして、初めてジャムセッシ
ョンをやって、非常に興奮しています。

 さて、ここまでの話だけじゃ、なぜ、クリスタル・カリバーンのハイテンシ
ョン路線から、ルーニーラビリンスの嬉し懐かし楽しい路線になったのかはわ
かりませんね。
 では、その話。
 以上のように、アイデアが出るまでは苦しんだけれど、芸術の神が降臨して
アイデアが出たあとの物作りの段階では、クリスタルカリバーンの成功があっ
たので、精神が非常に高揚していたそうです。
 クリスタルカリバーンのときは、生きるか死ぬかと追い詰められた精神状態。
それとは全然違う、物作りの喜びに満ちた
「完全にランナーズ・ハイ状態(藤田善勝談)」\(^O^)/
 まあ、脳内麻薬出まくりですわ。それで、あんなに楽しい世界が構築できた
と。ここでもやはり、作っているときの精神状態が作品に深く投影されている
わけですね。

 「知的生産のコツって何ですか?」と訊きました。
 「極限まで自分を追い込む。ぼくらの場合、追いつめられたわけですが(苦
笑)。そこで、脳味噌が焼け焦げるくらい考える。それしかないでしょう」
 そこまでやって、やっと知的なものが、ひとかけら、零れ落ちてくる。
 安直ななんとか力を身につけようというビジネス書じゃ、そんな瞬間は決し
て訪れない。
 基本を黙々と鍛えて、一瞬のインスピレーションからビッグバンによって新
しい宇宙を創造する。
 そういうことですね。

 リトルウイングのハイパーリアルなピンボールワールド。ぜひ、みなさんも
楽しんでください。

http://www.littlewingpinball.com/contents/ja/index.html
リトルウイング
http://www.littlewingpinball.net/mediawiki-ja/index.php/Crystal_Caliburn_Features
クリスタルカリバーンの説明
http://www.littlewingpinball.net/mediawiki-ja/index.php/Loony_Labyrinth_Features
ルーニーラビリンスの説明
http://www.littlewingpinball.com/contents/ja/store.html
オンラインショップ

コメント

_ フルサーワ ― 2008年09月05日 09時10分26秒

感動的な記事でした。ありがとうございます。
昔遊んだのはIIciでだったかな…忘れてしまった。えーと、
----------
 藤田さんは、ピンボールは箱庭になった異次元空間だと言ってました。
 ある世界観が表現されて、ひとつの世界を築いているフィールド。そこはあ
ちこちをいくらでも上から見ることができるけれど、ガラスで仕切られていて、
見ることはできても決して触れることができない異世界。そこにすごく魅かれ
るそうです。
 そして、電気とメカの幸せな合体。ほんと、動きを見ているだけで陶然とし
てしまいますよね。
----------
電気と機械仕掛けの、見ることはできても触れることのできない
箱庭になった異次元。ぼくはムットーニを連想しました。
あれは、こちらから働きかけることのできない夢の中のような世界ですが、
何か共通しているような…でわまた

_ hybrid.N ― 2011年07月23日 15時35分18秒

はじめまして。
化石レスですみません。
なんとなく検索していてたまたま目に付いたものですから。

PCピンボールに関する面白い情報が満載で興味深く拝読しました。
私の作ったFireBallも一部ではいまだにウケているようなので、
(ニコ動→http://www.nicovideo.jp/watch/sm2707968
話題にしてもらえると有り難かったですのですが。

素直に力学の方程式を解くだけじゃリアルさは出ない、とか
音の話とか、無限ループの話の話など、作った人間で無いと分からない
ネタばかりで、無面識ながら、ご相伴に預かりたかったな、と。

(昔書いた拙文→http://www.retropc.net/fm-7/museum/exhibition/hybrid-n/index.html

似たネタがありましたら、またよろしくお願いします。

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_ ホットコーナーの舞台裏 - 2008年09月08日 08時52分43秒

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---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/04/3741480
ピンボールのリトルウイングの

_ ホットコーナーの舞台裏 - 2008年09月08日 08時53分35秒

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http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/04/3741480
ピンボールのリトルウイングの藤

_ ホットコーナーの舞台裏 - 2008年09月15日 00時30分06秒

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 書く時間がないといいつつ、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/14/3762573

_ ホットコーナーの舞台裏 - 2008年09月19日 09時51分01秒

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---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/04/3741480
ピンボールのリトルウイングの

_ ホットコーナーの舞台裏 - 2008年09月19日 09時51分46秒

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---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/04/3741480
ピンボールのリトルウイングの

_ ホットコーナーの舞台裏 - 2008年09月19日 09時52分40秒

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---
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ピンボールのリトルウイングの

_ ホットコーナーの舞台裏 - 2009年02月10日 05時45分32秒

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---
 すっかり紹介が遅れたけど、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001

_ ホットコーナーの舞台裏 - 2010年10月10日 01時18分21秒

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 ハイパーリアリスティックなピンボールゲームで、世界から絶賛さ

_ ホットコーナーの舞台裏 - 2011年06月09日 06時42分13秒

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---
 仕事や会社の引っ越しなど公私ともに忙しかったので、ずっと書け

_ ホットコーナーの舞台裏 - 2011年07月15日 05時09分01秒

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---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/06/09/5903328
リトルウイングのピンボールが、iPh

_ ホットコーナーの舞台裏 - 2011年12月02日 07時00分12秒

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 日経サイエンスに連載した茂木健一郎の対談。ぼくも好きな企画だ

_ ホットコーナーの舞台裏 - 2013年07月05日 09時25分41秒

ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
 お知らせが直前になって、申し訳ないです。
 ピンボールゲームで

_ ホットコーナーの舞台裏 - 2013年09月13日 10時37分56秒

ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
 リトルウイングのノジマ F. レイコさんから、献本していただきまし
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