フリーオってそんなに関心が高いのね ― 2008年09月25日 06時28分46秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/03/11/2725348
コピーフリーの地デジ受信機「フリーオ」の続報の続報
の続きになるから、続報の続報の続報。
今日、たまたま、日経ITProの記事をみて、右のアクセスランキングをみた
ら、ネットワークで、
1位が
放送業界を揺るがすコピーフリーの地デジ受信機「フリーオ」を入手
5位が
衝撃のコピーフリー受信機「フリーオ」,その仕組みをひもとく
7位が
フリーオ駆逐の最終兵器,「合法外付けチューナー」の胎動
放送では、
1位が
放送業界を揺るがすコピーフリーの地デジ受信機「フリーオ」を入手
2位が
衝撃のコピーフリー受信機「フリーオ」,その仕組みをひもとく
3位が
フリーオ駆逐の最終兵器,「合法外付けチューナー」の胎動
で、金銀銅メダル\(^O^)/
これらは、上記のブログエントリに日付でわかるように、最後に紹介したの
が3月なのに、いまも上位って、すごくない?
フリーオに関しては、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/05/02/3435631
フリーオに黒フリーオがあるのね
が直近のブログエントリだけどね。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20071214/289590/
放送業界を揺るがすコピーフリーの地デジ受信機「フリーオ」を入手
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20071217/289646/
衝撃のコピーフリー受信機「フリーオ」,その仕組みをひもとく
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20071225/290226/
フリーオ駆逐の最終兵器,「合法外付けチューナー」の胎動
なお、以前紹介したときは、URLのitproがpcになっているけど、内容は同じ。
その仕組みは、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/12/20/2520955
コピーフリーの地デジ受信機「フリーオ」
で書いたような仕組みなんだろうね。
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/03/11/2725348
コピーフリーの地デジ受信機「フリーオ」の続報の続報
の続きになるから、続報の続報の続報。
今日、たまたま、日経ITProの記事をみて、右のアクセスランキングをみた
ら、ネットワークで、
1位が
放送業界を揺るがすコピーフリーの地デジ受信機「フリーオ」を入手
5位が
衝撃のコピーフリー受信機「フリーオ」,その仕組みをひもとく
7位が
フリーオ駆逐の最終兵器,「合法外付けチューナー」の胎動
放送では、
1位が
放送業界を揺るがすコピーフリーの地デジ受信機「フリーオ」を入手
2位が
衝撃のコピーフリー受信機「フリーオ」,その仕組みをひもとく
3位が
フリーオ駆逐の最終兵器,「合法外付けチューナー」の胎動
で、金銀銅メダル\(^O^)/
これらは、上記のブログエントリに日付でわかるように、最後に紹介したの
が3月なのに、いまも上位って、すごくない?
フリーオに関しては、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/05/02/3435631
フリーオに黒フリーオがあるのね
が直近のブログエントリだけどね。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20071214/289590/
放送業界を揺るがすコピーフリーの地デジ受信機「フリーオ」を入手
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20071217/289646/
衝撃のコピーフリー受信機「フリーオ」,その仕組みをひもとく
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20071225/290226/
フリーオ駆逐の最終兵器,「合法外付けチューナー」の胎動
なお、以前紹介したときは、URLのitproがpcになっているけど、内容は同じ。
その仕組みは、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/12/20/2520955
コピーフリーの地デジ受信機「フリーオ」
で書いたような仕組みなんだろうね。
週刊東洋経済と週刊ダイヤモンドがGoogleでバトル ― 2008年09月25日 06時29分50秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
週刊東洋経済号2008年9月27日号と、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/22/3778770
そんなにGoogleになりたいのか
で話題にした週刊ダイヤモンド2008年9月27日号。
どっちも特集がGoogleですね。
でも、視点やテイストは全然違う。
上記ブログエントリでも書いたように、いまのおれは、完全に週刊ダイヤモ
ンドより、週刊東洋経済のほうがいい。
この前の2008年9月6日号の特集が「不確実性の経済学入門」だったように、
最近は週刊東洋経済のほうがフィットする記事が多い。
早めに週刊ダイヤモンド解約して、乗り換えるか。^^;
---
週刊東洋経済号2008年9月27日号と、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/22/3778770
そんなにGoogleになりたいのか
で話題にした週刊ダイヤモンド2008年9月27日号。
どっちも特集がGoogleですね。
でも、視点やテイストは全然違う。
上記ブログエントリでも書いたように、いまのおれは、完全に週刊ダイヤモ
ンドより、週刊東洋経済のほうがいい。
この前の2008年9月6日号の特集が「不確実性の経済学入門」だったように、
最近は週刊東洋経済のほうがフィットする記事が多い。
早めに週刊ダイヤモンド解約して、乗り換えるか。^^;
不確実性の経済学入門 ― 2008年09月25日 06時30分42秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
さっき、週刊東洋経済のこと書いたので、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/07/3748970
週刊東洋経済、不確実性の経済学入門
でちょろっと触れた、2008年9月6日号の特集「不確実性の経済学入門」のこと。
この特集、よかったです。
かなり、痛烈に従来の経済学と金融工学を批判しつつ、行動経済学や経済物
理学といった不確実性に挑んでいる経済学の紹介をしています。
ハエイクの話と小島寛之の動学的不整合性の話は、共感するところ多し。
ハイエクもフリードマンも自由主義ということくらいしか知らないから、フ
リードマンはやはり決定論的、ハイエクは非決定論的という分類は、へぇと思
いました。
「経済学が真似た先の物理学では、とうの昔(1920年代)に量子力学と不確定
性原理が登場し、決定論一辺倒の考え方は崩れている」
これなんか、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/06/13/3575158
Re: 多少反論めいたものをば
で書いたように、おれが経済学に期待していることと同じだもん。
小島寛之の動学的不整合性の話に、インフレターゲット論批判が出てくるが、
インフレターゲット論者が「期待」という言葉を安易に使っていて、「「期待
というのがどういうふうに形成されるのか」ということをきちんと説明してい
るのを見たことがない」「のんきすぎるものに思える」というのは、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/06/03/3559155
Re: クーリエ・ジャポン2008年6月号
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/06/11/3572169
多少反論めいたものをば
と同じ問題意識でしょう。
三木雄信の遺伝アルゴリズムの話は、こじつけっぽい。
AppleがiPhoneを作れたのに、個別の要素技術をもっている日本メーカが作
れなかったのはなぜかといった、よくある日本やっぱだめじゃん型の切り口だ
が、こういうの、どうとでも書けるんですよね。
たとえば、今年の春から、ASUSなどの小型安価(5万円くらい)のPCが、モバ
イルマシンとして大人気で、入荷すると瞬間蒸発といわれるくらい売れて、い
ま、各社も参入して、DELLのような大手も出したし、Lenovoも出すらしいし、
さらにトレンドになってきているけど、Appleはこういうマシンを作れない、
作らないんです。Airのようなとんがったマシン、経営的にはリスクが高いマ
シンは作ってもね。
話題になっているiPhoneじゃなくて、パソコン事業をみれば、要素技術をも
っているAppleがだめなのは、「全社的な経営資源の結合を怠った」と日本メ
ーカを批判するのと同じく、Appleやっぱだめじゃん型の切り口でも語れるわ
け。
要は、視点をほんのちょっとずらすだけで、どういうふうにも書けるわけで、
経済週刊誌の記事がほんとに本質的なことを書いているかというと、なかなか
に疑問なのです。
この特集で紹介されている経済物理学や行動経済学の本は、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/07/3748970
週刊東洋経済、不確実性の経済学入門
に、これまでどこで触れた書いたけど、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/06/13/3575167
ウォール街のランダム・ウォーカー
にもあったね。
やっぱ、気になるのは、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492654178/showshotcorne-22/
禁断の市場 フラクタルでみるリスクとリターン (単行本)
ベノワ・B・マンデルブロ (著), リチャード・L・ハドソン (著), 高安 秀樹
(翻訳), 雨宮 絵理 (翻訳), 高安 美佐子 (翻訳), 冨永 義治 (翻訳), 山崎和
子 (翻訳)
ですね。
本特集の冒頭には、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478001227/showshotcorne-22/
まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか (単行本)
ナシーム・ニコラス・タレブ (著), 望月 衛 (翻訳)
のタレブさんの「ブラック・スワン」という本が、昨年、世界的にベストセラ
ーになったことが出てきます。これも、翻訳が刊行予定だそうです。
あ、ベイズの話は、ベイジアンネットワーク本の紹介でも書くことがあれば、
書くかも。
ってか、いっぱい書く話がたまってるでしょ。せめて、ベイジアンネットワ
ークの話は、AI(人工知能)の話や遺伝的アルゴリズム(GA)や遺伝的プログラミ
ング(GP)の話が終わってからにしなさい。
そうか。だったら、もう、だめぽ。orz.
さて、最後に大どんでん返し。
この特集が載っている週刊東洋経済で一番面白かったのは、実は、特集では
ない。\(^O^)/
最新作「スカイ・クロラ」が話題になった押井守監督のインタビューが一番
面白かった。
最近、おれが書いていることと通じる示唆的な話が随所にある。
---
さっき、週刊東洋経済のこと書いたので、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/07/3748970
週刊東洋経済、不確実性の経済学入門
でちょろっと触れた、2008年9月6日号の特集「不確実性の経済学入門」のこと。
この特集、よかったです。
かなり、痛烈に従来の経済学と金融工学を批判しつつ、行動経済学や経済物
理学といった不確実性に挑んでいる経済学の紹介をしています。
ハエイクの話と小島寛之の動学的不整合性の話は、共感するところ多し。
ハイエクもフリードマンも自由主義ということくらいしか知らないから、フ
リードマンはやはり決定論的、ハイエクは非決定論的という分類は、へぇと思
いました。
「経済学が真似た先の物理学では、とうの昔(1920年代)に量子力学と不確定
性原理が登場し、決定論一辺倒の考え方は崩れている」
これなんか、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/06/13/3575158
Re: 多少反論めいたものをば
で書いたように、おれが経済学に期待していることと同じだもん。
小島寛之の動学的不整合性の話に、インフレターゲット論批判が出てくるが、
インフレターゲット論者が「期待」という言葉を安易に使っていて、「「期待
というのがどういうふうに形成されるのか」ということをきちんと説明してい
るのを見たことがない」「のんきすぎるものに思える」というのは、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/06/03/3559155
Re: クーリエ・ジャポン2008年6月号
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/06/11/3572169
多少反論めいたものをば
と同じ問題意識でしょう。
三木雄信の遺伝アルゴリズムの話は、こじつけっぽい。
AppleがiPhoneを作れたのに、個別の要素技術をもっている日本メーカが作
れなかったのはなぜかといった、よくある日本やっぱだめじゃん型の切り口だ
が、こういうの、どうとでも書けるんですよね。
たとえば、今年の春から、ASUSなどの小型安価(5万円くらい)のPCが、モバ
イルマシンとして大人気で、入荷すると瞬間蒸発といわれるくらい売れて、い
ま、各社も参入して、DELLのような大手も出したし、Lenovoも出すらしいし、
さらにトレンドになってきているけど、Appleはこういうマシンを作れない、
作らないんです。Airのようなとんがったマシン、経営的にはリスクが高いマ
シンは作ってもね。
話題になっているiPhoneじゃなくて、パソコン事業をみれば、要素技術をも
っているAppleがだめなのは、「全社的な経営資源の結合を怠った」と日本メ
ーカを批判するのと同じく、Appleやっぱだめじゃん型の切り口でも語れるわ
け。
要は、視点をほんのちょっとずらすだけで、どういうふうにも書けるわけで、
経済週刊誌の記事がほんとに本質的なことを書いているかというと、なかなか
に疑問なのです。
この特集で紹介されている経済物理学や行動経済学の本は、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/07/3748970
週刊東洋経済、不確実性の経済学入門
に、これまでどこで触れた書いたけど、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/06/13/3575167
ウォール街のランダム・ウォーカー
にもあったね。
やっぱ、気になるのは、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492654178/showshotcorne-22/
禁断の市場 フラクタルでみるリスクとリターン (単行本)
ベノワ・B・マンデルブロ (著), リチャード・L・ハドソン (著), 高安 秀樹
(翻訳), 雨宮 絵理 (翻訳), 高安 美佐子 (翻訳), 冨永 義治 (翻訳), 山崎和
子 (翻訳)
ですね。
本特集の冒頭には、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478001227/showshotcorne-22/
まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか (単行本)
ナシーム・ニコラス・タレブ (著), 望月 衛 (翻訳)
のタレブさんの「ブラック・スワン」という本が、昨年、世界的にベストセラ
ーになったことが出てきます。これも、翻訳が刊行予定だそうです。
あ、ベイズの話は、ベイジアンネットワーク本の紹介でも書くことがあれば、
書くかも。
ってか、いっぱい書く話がたまってるでしょ。せめて、ベイジアンネットワ
ークの話は、AI(人工知能)の話や遺伝的アルゴリズム(GA)や遺伝的プログラミ
ング(GP)の話が終わってからにしなさい。
そうか。だったら、もう、だめぽ。orz.
さて、最後に大どんでん返し。
この特集が載っている週刊東洋経済で一番面白かったのは、実は、特集では
ない。\(^O^)/
最新作「スカイ・クロラ」が話題になった押井守監督のインタビューが一番
面白かった。
最近、おれが書いていることと通じる示唆的な話が随所にある。
アルゴリズムデザイン、Algorithmic Game Theory ― 2008年09月25日 06時32分18秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/04/3741466
Re: Jon Kleinberg, Eva Tardos著「アルゴリズムデザイン」
の続き。
アマゾンから、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0521872820/showshotcorne-22/
Algorithmic Game Theory (ハードカバー)
Noam Nisan (編集), Tim Roughgarden (編集), Eva Tardos (編集), Vijay V.
Vazirani (編集)
を推薦しますというメールが来た。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/02/29/2672473
注目のコンピュータサイエンス本
で紹介した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/038720248X/showshotcorne-22/
Parsing Techniques (Monographs in Computer Science) (ハードカバー)
Dick Grune (著), Ceriel J. H. Jacobs (著)
を買ったからだそうだ。
どうつながるのか、わからんけど。
「Algorithmic Game Theory」って、直訳するとアルゴリズム的ゲーム理論。
あれ? ごく最近、これ、なんか、どこかで見たなあ、どこだっけなあと思
って、3日3晩うなされて、やっとわかった。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/02/3735338
Jon Kleinberg, Eva Tardos著「アルゴリズムデザイン」
で、おっしゃ、おれも男だ。買ってやるわいと意気込んだ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4320122178/showshotcorne-22/
アルゴリズムデザイン (単行本)
Jon Kleinberg (著), Eva Tardos (著), 浅野孝夫 (翻訳), 浅野泰仁 (翻訳),
小野孝男 (翻訳), 平田富夫 (翻訳)
の著者の一人、Eva Tardos先生が、アルゴリズム的ゲーム理論の専門家。著者
紹介にそう書いてあった。
でね、「Algorithmic Game Theory」をみると、編者の一人に、Eva Tardos
先生の名が。
それで、どこかでみた言葉だなと思ったのね。
まだ、脳みその神経つながっとるのぉ。\(^O^)/
「Algorithmic Game Theory」は、出版元のケンブリッジのサイトに詳しい
紹介があります。
http://www.cambridge.org/us/catalogue/catalogue.asp?isbn=9780521872829
Algorithmic Game Theory
Reviewsに書いてあることなんか、ちょっとわくわくさせますよね。
さて、「アルゴリズムデザイン」のこと。
出荷が遅れたけれど、来ました。ざっと見ただけ。でかい、重い、難しそう
で、枕にもなるし、お休み前に読むと、すっと睡眠に入れました。\(^O^)/
この本、学部の「アルゴリズムの基礎」の教科書、大学院の入門用だそうだ。
すげえ、学生、こんな高い本(アメリカでも定価100ドル以上)、買うのか。
さすが、アイビーリーグの名門、コーネル大学。\(^O^)/
この内容が、「アルゴリズムの基礎」なのか。
さすが、アイビーリーグの名門、コーネル大学。\(^O^)/
第2章、第3章は、「アルゴリズムの基礎」以前の科目で取り上げているの
で、その復習的な章としているが、これが、フツー、日本の大学、たとえば、
九大とかなら、「アルゴリズムの基礎」じゃないかな。
計算量やアルゴリズム解析の基礎知識と、グラフ理論をやっている。何度も
書くけど、グラフといっても円グラフなどのグラフじゃなくて、ネットワーク
ね。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/07/08/3615983
中田育男著「コンパイラの基盤技術と実践」
で紹介した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/432001846X/showshotcorne-22/
やさしく学べる離散数学 (単行本)
石村 園子 (著)
よりは、ずっと綿密で難しい話が出てきます。
中田先生の「コンパイラの基盤技術と実践」は、ちゃんと買ってざっと眺め
たんだけど、感想書いてませんね。とにかく、フツーのコンパイラ本とは全然
違いますよ。
「アルゴリズムデザイン」に戻ると、全編を通じて、すごくしっかりした書
き方。ぶれないね。
フツー、アルゴリズムの教科書って、天下り式に、こういうアルゴリズムが
あって、こんな性質があって、こういうときは、このアルゴリズムを使うんだ
よって書いてあるのが、ほとんどでしょ。
クヌース先生の、かの有名なアルゴリズム大辞典
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/475614411X/showshotcorne-22/
The Art of Computer Programming Volume1 Fundamental Algorithms Third
Edition 日本語版 (ASCII Addison Wesley Programming Series) (単行本)
ドナルド・E・クヌース (著), 有澤 誠 (編集), 和田 英一 (編集), 青木 孝
(翻訳), 筧 一彦 (翻訳), 鈴木 健一 (翻訳), 長尾 高弘 (翻訳)
から始まるシリーズだって、そうだもんね。
この本の主張は、
「ばかー。そんなんじゃ、真のアルゴリズム力は身につかん\(^O^)/」
です。
なるほど。野口悠紀雄のITじゃ、真のIT力は身につかん。勝間和代本じゃ、
真の力は身につかんというのと、同じか。^^;
いやいや、クヌース本は、わしらの世界で定番中の定番だから、そんなにひ
どくないって。
そ、そうか。おれにとっては、本書もクヌース本も、どっちも枕か漬物石だ
もんな。\(^O^)/
そんなこんなで、この本では、身近な話題から、問題の本質をえぐって、そ
れをどう数理的に考えて、アルゴリズムの設計にむすびつけていくか。それを
丹念にやっています。
計算量がどうなるかは、みっちりやってますね。NP困難、NP完全、PSPACE完
全の世界。
書くほうは、これ、手間がかかるよ。いい題材を見つけるのも面倒だもんね。
身近な話題といっても、コンピュータやインターネットに関係するような話
題は多い。
たとえば、グラフ理論の演習問題だと、コンピュータの通信記録をみて、あ
るコンピュータがウイルスに感染したとすると、ある時刻には、どこまで感染
が広がっているか調べるアルゴリズムを書けなんてのがあります。
キャッシュの追い出しはどう考えればいいか、局所的な情報しかもってない
ルータが、全体として最適な経路を作り上げるには、どんなアルゴリズムがい
いかとか、最後の第14章は、高速パケットスイッチングの話だしね。
といっても、第1章に選ばれている題材は、簡単にいうと、昔懐かしい「フ
ィーリングカップル5対5」\(^O^)/
つまり、最適で安定なマッチングをどう作るかという話。
これ、数理経済学者のDavid GaleとLloyd Shapleyが提起した問題だそうで
す。経済学からの話題も目につきました。
マルチキャストルーティングの話では、経済学でも出てくるゲーム理論のナ
ッシュ均衡が出てきます。
おれ、アルゴリズム的ゲーム理論とはどういうのか、全然知らないけれど、
この辺がそうなんですかね。
http://keisan-genkai.lab2.kuis.kyoto-u.ac.jp/reports/2007/zentai_1/C03-asano.ppt
個人的効用と社会的効用の対立問題 に対するアルゴリズム的アプローチ
には、本書で取り上げてある題材が出てきますね。ナッシュ均衡のネタは、マ
ルチキャストルーティング下でのコスト負担をどうするかという話で、本書と
同じですね。
http://keisan-genkai.lab2.kuis.kyoto-u.ac.jp/reports/2006/zentai_2/04-tokuyama.ppt
計算理論の現状と未来
は、そうか、アルゴリズム屋は、そういうことを考えているのかと思いました。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/05/23/1527799
共立出版「アルゴリズム・サイエンスシリーズ」
で書いたように、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4320121686/showshotcorne-22/
岩間一雄著「アルゴリズム・サイエンス:出口からの超入門」
を読んだとき、こいつら、普段、何を考えとるんじゃと思ったもん。
余談だけど、おれ、PowerPointもってないけど、この2つの.pptファイルは、
OpenOfficeでばっちり読めました。
http://ja.openoffice.org/
OpenOffice
ということで、「アルゴリズムデザイン」を枕にして毎日寝れば、頭がよく
なるかもよ。\(^O^)/
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/04/3741466
Re: Jon Kleinberg, Eva Tardos著「アルゴリズムデザイン」
の続き。
アマゾンから、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0521872820/showshotcorne-22/
Algorithmic Game Theory (ハードカバー)
Noam Nisan (編集), Tim Roughgarden (編集), Eva Tardos (編集), Vijay V.
Vazirani (編集)
を推薦しますというメールが来た。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/02/29/2672473
注目のコンピュータサイエンス本
で紹介した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/038720248X/showshotcorne-22/
Parsing Techniques (Monographs in Computer Science) (ハードカバー)
Dick Grune (著), Ceriel J. H. Jacobs (著)
を買ったからだそうだ。
どうつながるのか、わからんけど。
「Algorithmic Game Theory」って、直訳するとアルゴリズム的ゲーム理論。
あれ? ごく最近、これ、なんか、どこかで見たなあ、どこだっけなあと思
って、3日3晩うなされて、やっとわかった。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/02/3735338
Jon Kleinberg, Eva Tardos著「アルゴリズムデザイン」
で、おっしゃ、おれも男だ。買ってやるわいと意気込んだ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4320122178/showshotcorne-22/
アルゴリズムデザイン (単行本)
Jon Kleinberg (著), Eva Tardos (著), 浅野孝夫 (翻訳), 浅野泰仁 (翻訳),
小野孝男 (翻訳), 平田富夫 (翻訳)
の著者の一人、Eva Tardos先生が、アルゴリズム的ゲーム理論の専門家。著者
紹介にそう書いてあった。
でね、「Algorithmic Game Theory」をみると、編者の一人に、Eva Tardos
先生の名が。
それで、どこかでみた言葉だなと思ったのね。
まだ、脳みその神経つながっとるのぉ。\(^O^)/
「Algorithmic Game Theory」は、出版元のケンブリッジのサイトに詳しい
紹介があります。
http://www.cambridge.org/us/catalogue/catalogue.asp?isbn=9780521872829
Algorithmic Game Theory
Reviewsに書いてあることなんか、ちょっとわくわくさせますよね。
さて、「アルゴリズムデザイン」のこと。
出荷が遅れたけれど、来ました。ざっと見ただけ。でかい、重い、難しそう
で、枕にもなるし、お休み前に読むと、すっと睡眠に入れました。\(^O^)/
この本、学部の「アルゴリズムの基礎」の教科書、大学院の入門用だそうだ。
すげえ、学生、こんな高い本(アメリカでも定価100ドル以上)、買うのか。
さすが、アイビーリーグの名門、コーネル大学。\(^O^)/
この内容が、「アルゴリズムの基礎」なのか。
さすが、アイビーリーグの名門、コーネル大学。\(^O^)/
第2章、第3章は、「アルゴリズムの基礎」以前の科目で取り上げているの
で、その復習的な章としているが、これが、フツー、日本の大学、たとえば、
九大とかなら、「アルゴリズムの基礎」じゃないかな。
計算量やアルゴリズム解析の基礎知識と、グラフ理論をやっている。何度も
書くけど、グラフといっても円グラフなどのグラフじゃなくて、ネットワーク
ね。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/07/08/3615983
中田育男著「コンパイラの基盤技術と実践」
で紹介した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/432001846X/showshotcorne-22/
やさしく学べる離散数学 (単行本)
石村 園子 (著)
よりは、ずっと綿密で難しい話が出てきます。
中田先生の「コンパイラの基盤技術と実践」は、ちゃんと買ってざっと眺め
たんだけど、感想書いてませんね。とにかく、フツーのコンパイラ本とは全然
違いますよ。
「アルゴリズムデザイン」に戻ると、全編を通じて、すごくしっかりした書
き方。ぶれないね。
フツー、アルゴリズムの教科書って、天下り式に、こういうアルゴリズムが
あって、こんな性質があって、こういうときは、このアルゴリズムを使うんだ
よって書いてあるのが、ほとんどでしょ。
クヌース先生の、かの有名なアルゴリズム大辞典
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/475614411X/showshotcorne-22/
The Art of Computer Programming Volume1 Fundamental Algorithms Third
Edition 日本語版 (ASCII Addison Wesley Programming Series) (単行本)
ドナルド・E・クヌース (著), 有澤 誠 (編集), 和田 英一 (編集), 青木 孝
(翻訳), 筧 一彦 (翻訳), 鈴木 健一 (翻訳), 長尾 高弘 (翻訳)
から始まるシリーズだって、そうだもんね。
この本の主張は、
「ばかー。そんなんじゃ、真のアルゴリズム力は身につかん\(^O^)/」
です。
なるほど。野口悠紀雄のITじゃ、真のIT力は身につかん。勝間和代本じゃ、
真の力は身につかんというのと、同じか。^^;
いやいや、クヌース本は、わしらの世界で定番中の定番だから、そんなにひ
どくないって。
そ、そうか。おれにとっては、本書もクヌース本も、どっちも枕か漬物石だ
もんな。\(^O^)/
そんなこんなで、この本では、身近な話題から、問題の本質をえぐって、そ
れをどう数理的に考えて、アルゴリズムの設計にむすびつけていくか。それを
丹念にやっています。
計算量がどうなるかは、みっちりやってますね。NP困難、NP完全、PSPACE完
全の世界。
書くほうは、これ、手間がかかるよ。いい題材を見つけるのも面倒だもんね。
身近な話題といっても、コンピュータやインターネットに関係するような話
題は多い。
たとえば、グラフ理論の演習問題だと、コンピュータの通信記録をみて、あ
るコンピュータがウイルスに感染したとすると、ある時刻には、どこまで感染
が広がっているか調べるアルゴリズムを書けなんてのがあります。
キャッシュの追い出しはどう考えればいいか、局所的な情報しかもってない
ルータが、全体として最適な経路を作り上げるには、どんなアルゴリズムがい
いかとか、最後の第14章は、高速パケットスイッチングの話だしね。
といっても、第1章に選ばれている題材は、簡単にいうと、昔懐かしい「フ
ィーリングカップル5対5」\(^O^)/
つまり、最適で安定なマッチングをどう作るかという話。
これ、数理経済学者のDavid GaleとLloyd Shapleyが提起した問題だそうで
す。経済学からの話題も目につきました。
マルチキャストルーティングの話では、経済学でも出てくるゲーム理論のナ
ッシュ均衡が出てきます。
おれ、アルゴリズム的ゲーム理論とはどういうのか、全然知らないけれど、
この辺がそうなんですかね。
http://keisan-genkai.lab2.kuis.kyoto-u.ac.jp/reports/2007/zentai_1/C03-asano.ppt
個人的効用と社会的効用の対立問題 に対するアルゴリズム的アプローチ
には、本書で取り上げてある題材が出てきますね。ナッシュ均衡のネタは、マ
ルチキャストルーティング下でのコスト負担をどうするかという話で、本書と
同じですね。
http://keisan-genkai.lab2.kuis.kyoto-u.ac.jp/reports/2006/zentai_2/04-tokuyama.ppt
計算理論の現状と未来
は、そうか、アルゴリズム屋は、そういうことを考えているのかと思いました。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/05/23/1527799
共立出版「アルゴリズム・サイエンスシリーズ」
で書いたように、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4320121686/showshotcorne-22/
岩間一雄著「アルゴリズム・サイエンス:出口からの超入門」
を読んだとき、こいつら、普段、何を考えとるんじゃと思ったもん。
余談だけど、おれ、PowerPointもってないけど、この2つの.pptファイルは、
OpenOfficeでばっちり読めました。
http://ja.openoffice.org/
OpenOffice
ということで、「アルゴリズムデザイン」を枕にして毎日寝れば、頭がよく
なるかもよ。\(^O^)/
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