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グーグルの大規模コーパス2008年09月02日 06時01分01秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/08/30/3723153
「スペル修正プログラムはどう書くか」の翻訳がちょっと気になった

http://www.aoky.net/articles/peter_norvig/spell-correct.htm
スペル修正プログラムはどう書くか
Peter Norvig / 青木靖 訳
を紹介しましたが、書き忘れていたことが。
 その中に、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/07/18/3633510
ICT業界とアスペルガー障害
で、
--- ここから ---
 それはそう。すでに起き始めている。たとえば、全世界のネット上にあるデ
ータをかき集めて処理しているGoogleがいい例だけど、自然言語処理は、人類
史上ありえないほど大量のコーパスを使って解析ができるようになった。いわ
ば全人類の記憶を使って何かできないかとやってるわけだから、コンピュータ
が大きな成果を上げる可能性は十分ある。
--- ここまで ---
と書いたことと大いに関係あることが出てきます。
 グーグルが提供している巨大コーパスです。
http://googleresearch.blogspot.com/2006/08/all-our-n-gram-are-belong-to-you.html
All Our N-gram are Belong to You
 1兆語のn-gramのデータ(n-gramについては、自分で自然言語処理関係で調
べてください)。
 Google Machine Translation Teamだから、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/06/05/393464
古典的バイナリサーチアルゴリズムにバグ
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/12/09/989969
長尾真先生と今昔物語
で紹介した統計的機械翻訳をやってるチームでしょうね。

 自然言語処理もAIから生まれ育ってきた技術です。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/12/29/2534861
The Reasoned SchemerとLisp, AI本
でも、書いてますが、こういうAI的な技術を知らないとまずいよ、特に若い人
は知っておかないとまずいよと、ずっと言ってるのは、そういうことです。
 なお、これは別に書きますが、そこで紹介した、AIMAと略記される、この分
野のバイブルの第2版
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0130803022/showshotcorne-22/
Artificial Intelligence: A Modern Approach (Prentice Hall Series in
Artificial Intelligence) (ペーパーバック)
Stuart J. Russell (著), Peter Norvig (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0137903952/showshotcorne-22/
Artificial Intelligence: A Modern Approach (Prentice Hall Series in
Artificial Intelligence) (ハードカバー)
Stuart J. Russell (著), Peter Norvig (著)
は、日本語版が出ています。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4320122151/showshotcorne-22/
エージェントアプローチ人工知能 第2版 (単行本)
S.J.Russell (著), P.Norvig (著), 古川康一 (監訳)
がそれ。
 初版の日本語版は出ていたけど、第2版の日本語版なんて、出るわけがない
と思っていたから、びっくり。\(^O^)/
 なお、原書がいい人でも、あわてて買わなくていい人は、あと3ヵ月待つよ
うに。そのことも、別に書きます。

マンガで蟹工船2008年09月02日 06時03分26秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
 小泉・竹中改革の失敗?で格差社会になったせい?で、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101084017/showshotcorne-22/
蟹工船・党生活者 (新潮文庫) (文庫)
小林 多喜二 (著)
がブーム。特に派遣など非正規雇用でつらい思いをしている若い連中に支持さ
れて、最近は共産党の党員が増えているという話までありますが、その蟹工船、
マンガ雑誌「コミックバンチ」で連載が始まってますね。

 マンガの後に、特別コラムがあって、ブームの発端について、新潮社の担当
者が話しています。
 ブームの火付け役は、上野駅構内の書店。そこの文庫の担当者がすごかった。
新聞の対談で「蟹工船」の話題が出て、今の時代に合うと直感して、一気に
150部も仕入れたら、これが売れたと。
 新潮文庫では、これまで200万部売れたそうですが、そのうち150万部は長い
年月をかけて毎年5000部増刷して到達した数字ですが、今年は一気に50万部も
売れたと。
 購入者の30%が20代。
 それから、表紙を戦旗社から出た初版本の絵を利用したものに変えた。これ
がスタリッシュで今風だと感じてもらえているようだと。たしかに赤と黒でイ
ンパクトあるし。
 2008年の流行語大賞は、蟹工船でしょうか。

 あれ? もうマンガ化されたものがありますね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4872578368/showshotcorne-22/
蟹工船 (まんがで読破) (文庫)
小林 多喜二 (著)
なんてのがありますね。
 この「まんがで読破」シリーズって、いろいろ文学の名作をやってますね。
なんでも来いですね。\(^O^)/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4872578686/showshotcorne-22/
堕落論,白痴 (まんがで読破) (文庫)
坂口 安吾 (著)
なんて賛否両論ですね。ひどいって怒り狂ってる人もいるし。^^;
 おれもマンガ大好きだし、マンガの力は大いに肯定しているけど、文学を文
字で読む効用はでかいんです。マンガだとマンガ家が勝手に絵でもう描いてし
まうでしょ。背景やら人物の顔や姿やらを。これがアニメになると声までもう
決まってしまう。
 文字だとそれらは全部自分で想像力によって補わないといけない。それが、
読解力や想像力や心を育てるんです。
 こういうには、頭が柔らかくて心が純粋な若いうちにやっておかないと、な
かなか身に付かない。これが身に付いていると、勝間和代的データ処理的な読
み方なんて、あとからいくらでも付いてくる。
 文字で読む場合でもエンターテインメントばかり読んでいても、だめという
のも似た理由。エンターテインメントは、作家が読者が楽に読み進められるよ
うに技術の限りを尽くしているので、読者は考えなくて済む。途中で引っかか
って前に進まなくなることは、文学ではフツーでも、エンターテインメントだ
と許されないからね。
 余談ですが、おれが小学校の時、「巨人の星」がアニメになったとき、星飛
雄馬の声、最初、違和感ありましたね。おれのイメージの中の声と違う。子供
なのに、なんて野太い声なんだ。\(^O^)/

======================
 以下、蟹工船ネタの参考。
 ストリートビューの話は、2008/08/06にjouwa/salonに上がっていたものですが、
表に出し忘れです。

===
標題: ストリートビュー散歩
---
Googleの新サービス
ストリートビューはすごすぎます。

たまさん合宿で行った小樽の街並み。

http://maps.google.co.jp/?ie=UTF8&layer=c&cbll=43.193302,141.006702
&panoid=uwXqUekOL08T1Rg5dxs0XA&ll=43.196291,141.006989&spn=0.009746,0.012574
&z=16&cbp=1,162.52001253065612,,0,8.537567494265228

すごいですね。

散歩できちゃいます。

グーグルアースとつながって、世界旅行!

FAT'N

===
標題: Re: ストリートビュー散歩
---
 面白いユーザインターフェースですね。
 小樽、行ってきました。\(^O^)/
 たまさんとその前で、
「小林多喜二の蟹工船が若い奴にヒットしているんだってね」
「小泉郵政解散のときに小泉・竹中万歳で投票したフリーターや派遣労働者は、
自分の首を絞めることに気づかなかったのか」
「いまさら、読んでもね。ま、読まないよりいいだろうけど」
などという会話を交わした食い物の店、多喜二もありました。
 ただ不満は、見たいところがそんなに見えない点。
 たとえば、多喜二の場合、のれんの左側に小林多喜二のことを書いた口上書
きがあったと思うが、それが読めない。
 あと、プライバシーに配慮して、通行人の顔がわからないようになってるけ
ど、あれ、コンピュータで自動でやるのかな。まさか、それとも人間が手で修
正している?
 でも、顔を隠しても服装や背格好でばれたりしないのか。
 お前、ストリートビューで、どこぞの姉ちゃんと遊び歩いているところが出
てたぞって。\(^O^)/
 それと犯罪にも便利そうだしね。^^; 土地鑑を養うにはもってこい。

中村(show)

======================
 以下は、2008/02/26のtti/salon(筒井康隆会議室)に書いたもの。

===
標題: Re: ダンシング・ヴァニティ関連
---
>一昨日(たしか、、)の朝日夕刊に著者インタビューあり。

 図書館で調べてきました。2008/02/14(木)の朝日新聞朝刊ですね。
 えっ、朝刊?
 うん、コピー取ってきたけど、(夕刊)とないから、朝刊のはず。^^;
 文化面です。「蟹工船」重なる現代 小林多喜二、没後75年という記事とと
もに載っております。なんでも、「蟹工船」の地獄のような労働と、ワーキン
グプアと呼ばれるような現代の貧困労働者との類似性が、最近注目されている
そうです。

 で、筒井さんのインタビューのテキストだけなら、
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200802140097.html
「場面反復」の実験的小説 筒井康隆氏 新作『ダンシング・ヴァニティ』
で読めますね。新聞にはちゃんと写真もあります。

 日経新聞朝刊2008/02/17(月)は、詩歌・教養というコーナーでご登場。こっ
ちのほうが朝日より写真が大きいです。

 ぼく、大発見したんです。
 #20123で、「ダンシング・ヴァニティの基本構造がわかった!\(^O^)/」
と書きましたが、あの新幹線内では同時に、筒井時空論解読の鍵を見つけ、白
いフクロウの正体までわかってしまったんです。\(^O^)/
 それは、今週納期の仕事や確定申告などあるので、それが終わってから。

Jon Kleinberg, Eva Tardos著「アルゴリズムデザイン」2008年09月02日 06時04分38秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
 アマゾンから、「お前、これ、買うてくれへんか」いうて、メールが来た。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/05/23/1527799
共立出版「アルゴリズム・サイエンスシリーズ」
で、アルゴリズムの本を紹介したし、ほかにアマゾンで買ったアルゴリズムの
本もあるからだろう。余談だが、2007/05/23には、まだ、渋谷のブックファー
スト、大きなビルだったんだね。いまは駅近くの地下になって理系の本の棚は
みるべくないこじんまりとした状態。さみしいね。

 で、買うてくれというてきたのは、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4320122178/showshotcorne-22/
アルゴリズムデザイン (単行本)
Jon Kleinberg (著), Eva Tardos (著), 浅野孝夫 (翻訳), 浅野泰仁 (翻訳),
小野孝男 (翻訳), 平田富夫 (翻訳)

 「よっしゃ、買うたるわ、なんぼや」と思って、値段見てびっくり。
 税込み15750円。\(^O^)/

 げ、そんなに高い本なのか。怖気づいた。^^;
 気を取り直して、
http://www.kyoritsu-pub.co.jp/shinkan/shin0807_03.html
で目次、まえがき、抜粋も読んだ。
 これ、とてもよさげじゃないですか。
--- ここから ---
伝統的な旧来の分野にとどまらず,インターネットのルーティングプロトコル,
ゲノムインフォマティクス,組合せ的オークション,Web広告バナーの提示,
等の新規分野の至るところでアルゴリズムが利用されている。

したがって,アルゴリズムデザインの実際的な作業は,問題の中の,数学的な
核となる部分を見出す仕事と,問題の構造に基づいた適切なアルゴリズムデザ
イン技法を見極める仕事という,二つの基本的な構成要素からなっている。

様々なアルゴリズムデザイン技法に習熟すればするほど,問題に潜んでいる煩
雑な情報からきれいな定式化を導き出すことができるようになる。さらに,ア
ルゴリズム的な考え方により,通常では見えなかったものまでが見えてくるよ
うになる。潜んでいる問題を明快に表現する言語を習得でき,そしてそれを用
いて,さらなる展開への扉が開けるという点に,アルゴリズム的な考え方の最
大の効用がある。
--- ここまで ---

 ぐああ、こういう文言、しびれるなあ。実際、目次をみても、市場調査デザ
イン、航空スケジューリング、画像分割、プロジェクト選択、野球ペナントレ
ースの優勝の可能性の消去、負荷均等化、パケットルーティングなども、実社
会での応用がもろに出ているものもあるし。
 じゃあ、買え、買え。
 えっ、税込み15750円だよ。夏休みで散財して、金がないよ。
 お前という奴は、性根が腐ってるよ。そんな人間に育てた覚えはないよ。こ
ういう高い本は、出版社も訳者も乾坤一擲の思いで出しているんだから、大金
持ちはもちろん、小金持ちも買わないと。どんなジャンルも、旦那衆がいなく
なったら、だめになるんだよ。そこんとこをわからないような大人に育ったん
じゃ、人間のクズだよ。あたしゃ、死んだおとっつぁんに何ていって詫びれば
いいんだい。

 と、そのとき、背後から、「ジーワン、ジーワン、ジーワン」というセミの
鳴き声が。
 また、あの「恐怖!チンチンゼミ」の襲撃(*1)か。\(^O^)/
 と思って、振り返ると4人のバルタン星人が。\(^O^)/
 「なんだ、お前ら」
 「ジーワン、ジーワン、ジーワン」
 「だから、なにが、ジーワン、ジーワン、ジーワンだよ」
 「あきのジーワン、ジーワン、ジーワン」
 「えっ? よく聞こえない」
 「秋のジーワン、ジーワン、ジーワン」
 「お、なるほど、そうか。その手があったか。競馬、秋のG1で勝負すれば、
これぽっちの金などすぐ稼げると。投機実行しろと。そういうことね」
 4人のバルタン星人、うなずき、また、「ジーワン、ジーワン、ジーワン」
 「あ、ひょっとして、お前ら、おれが、羽田で飛行機が飛ばずに呆然として
いる間に、自分たちだけでスーパーホースな競走馬たちをみて、写真取りまく
ったという、たまさん合宿の4人組か」
 4人のバルタン星人、激しくうなずき、「ジーワン、ジーワン、ジーワン」。
 「そうか、あの4人組か」
と思っている隙に、4人の中で悪さすることばかり考えてそうな奴が一人、勝
手に注文のクリックしてしまいました。\(^O^)/
 秋のG1大丈夫でしょうか。\(^O^)/

*1
「恐怖!チンチンゼミ」は、jouwa/salonだけで、ウェブやブログといった表
には出してない。出すと、確実に、おれ、殺されそうで、怖い。\(^O^)/

===
標題: How to Design Programs
---
 ついでにいうと、手元のメモには、「アルゴリズムデザイン」とともに、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0262062186/showshotcorne-22/
How to Design Programs: An Introduction to Programming and Computing
(ハードカバー)
Robert Bruce Findler (著), Matthew Flatt (著), Shriram Krishnamurthi
(著), Matthias Felleisen (著, 編集)
もあった。
 アルゴリズムデザインと関係ありそうなタイトルだしと思ったけど、調べて
みたら、この本、Schemeで解説がなされているのね。それで、メモったんだ。^^;

バートランド・メイヤー「オブジェクト指向入門 第2版 方法論・実践」その22008年09月02日 06時21分15秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/08/06/3675361
バートランド・メイヤー「オブジェクト指向入門 第2版 方法論・実践」
の続き。
 予約受付中だった本が出たというお話。出たのは、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798111112/showshotcorne-22/
バートランド・メイヤー著, 酒匂寛訳「オブジェクト指向入門 第2版 原則・
コンセプト」
の後半、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798111120/showshotcorne-22/
オブジェクト指向入門 第2版 方法論・実践 (単行本(ソフトカバー))
バートランド・メイヤー (著), 酒匂 寛 (翻訳)
です。

 前回、「まだ、目次ができとらーん」などといった翔泳社のページも、目次
ができています。
http://www.seshop.com/detail.asp?pid=9505&mode=spec
をどうぞ。
 前半の目次は、
http://www.seshop.com/detail.asp?pid=7595&mode=spec
をどうぞ。
 目次みるだけで、やっぱりいい本、定番になってるだけある本と思うでしょ。

 この本についての紹介や感想、特に前半については
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/01/20/1126599
オブジェクト指向入門 第2版
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/02/20/1197119
オブジェクト指向入門 第2版(その2)
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/03/17/1284884
オブジェクト指向入門 第2版再読
をどうぞ。