神永正博著「不透明な時代を見抜く「統計思考力」」 ― 2009年04月23日 05時16分34秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
未読ですが、面白そうな本をご購入の方がいました。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887596995/showshotcorne-22/
不透明な時代を見抜く「統計思考力」
神永 正博 (著)
あ、アマゾンのこれ、弾さんが動画に出てる。
先週、飲んだばっかりなのに。
弾さん、おれが「ジョジョの奇妙な冒険」を全巻買ったことにえらい衝撃を
受けていて、「正三郎さんが全巻買ったのなら、ジョジョを買わない理由がな
くなった」などといっていたが、なぜなんだろう?
ジョジョは、第2部までで止めています。いろいろ疑問だったこともわかっ
たし、絵を1コマ、1コマじっくり鑑賞しながら、のんびり読んでいます。
そのうち、感想を何か書こう。
さて、本書の紹介文の冒頭、
「多くの報道、通説、専門家による解説の多くが、正確なデータに基づいて書
かれているものではありません」
は、日本の新聞やテレビの報道が、現実のデータとは関係なく思惑でなされて
いること。バイアスがかかっていることを主張していますね。
正しい認識でしょう。
テレビや新聞は、各省庁が記者クラブの連中に流したものを、自分でデータ
を検証せずに、大衆に向けて右から左にまた流すというのが仕事のベースとい
われ、記者クラブ制度の弊害もよくいわれます。大本営発表といわれる所以。
しかも、たとえば、日本の経済統計は、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/12/19/2520496
統計科学のフロンティア
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/12/23/2525261
Re: 統計科学のフロンティア
で話題にしたように、テレビ東京のWBSに出てくるモルガン・スタンレーのフ
ェルドマンさんによれば、質がよくないと。
省庁が流すデータの質がよくない上、それをテレビや新聞が検証なしに垂れ
流すんだから、世間に流布するあれこれが現実と違ってしまうのも道理。
本書と同趣向の本はいくつか紹介しています。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/11/26/970676
データや統計の罠と監視社会
をどうぞ。
目次をみると、若者の読書離れは本当なのか、小泉改革はどうだったのかと
いった導入で、つかみはOK!(ダチョウ倶楽部ね)。\(^O^)/
ブラック・ショールズの公式の話も出てますね。正規分布でいいのかという
のは、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/12/07/985911
ブラック・ショールズの公式
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/10/10/3809788
マンデルブロ「禁断の市場 フラクタルでみるリスクとリターン」
をみてください。
ブラック・スワンの話も出てますね。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/25/3782912
不確実性の経済学入門
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/10/12/3815144
Re: マンデルブロ「禁断の市場 フラクタルでみるリスクとリターン」
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/11/11/3905833
クーリエ・ジャポン2008年12月号、佐賀のカチガラス(カササギ)
で話題にしたタレブさんの未邦訳の著書
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0141034599/showshotcorne-22/
The Black Swan: The Impact of the Highly Improbable (ペーパーバック)
Nassim Nicholas Taleb (著)
の「ブラック・スワン」のことだと思うけど。日本語版、いつ出るんだろうね。
「不透明な時代を見抜く「統計思考力」」には、数式は出てこないらしいけ
れど、もっと数学的な背景を知りたいなら、数学の統計学の入門書を読むとい
い。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4274065707/showshotcorne-22/
マンガでわかる統計学 (単行本)
高橋 信 (著), トレンドプロ (著)
のようなマンガで解説するものもあるし。
おれは、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/06/18/3583332
物理数学入門本の感想
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/03/14/4175507
レバレッジ勉強法よりこつこつ勉強法
で名前を出した石村園子さんの「やさしく学べる」シリーズを大人買いしたん
ですが、その中の、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4320018087/showshotcorne-22/
やさしく学べる統計学 (単行本)
石村 園子 (著)
を途中までやった。
なぜ、途中までかというのは、長くなるのでそのうち別に。
近代統計学の成り立ちに興味があるなら、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532351944/showshotcorne-22/
統計学を拓いた異才たち―経験則から科学へ進展した一世紀 (単行本)
デイヴィッド サルツブルグ (著), David S. Salsburg (原著), 竹内 惠行
(翻訳), 熊谷 悦生 (翻訳)
がいいと思います。
ピアソンやフィッシャーといった統計学の大御所の話を中心に、どうやって
経験則が数理的、科学的なものになっていったかを書いたものです。
これも途中まで読んだところで、本がどこかに散歩に行って、いまどこにい
るかわからない。\(^O^)/
その先はいろいろあるだろうけど、ピアソンやフィッシャーとは別の世界、
ベイズの世界を知るのが、まっとうな道かなと。
なぜなら、我々の業界では、1990年代から、これからはベイズだといわれて
きたこともあるし、実際、ベイズ理論をベースにしたベイズ統計、ベイジアン・
ネットワークなどは、みなさんが使っているインターネットの向こう側(サー
バ側)では、しこたま使われているので、技術屋なら、そういうものを勉強し
てみるのもいいと思います。これらは、かつては、AI(人工知能)とひとくくり
にされていた技術ですけどね。
上の検索窓に「ベイズ」と入れてこのブログで検索したら、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/11/06/3883853
おれんところで、突然売れていた脳科学や認知心理学の本
などで、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4489020368/showshotcorne-22/
入門ベイズ統計―意思決定の理論と発展 (単行本)
松原 望 (著)
の名前を出していますね。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/11/24/3972714
洋書の値段って不思議
では、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/443110013X/showshotcorne-22/
パターン認識と機械学習 上 - ベイズ理論による統計的予測 (単行本)
C. M. ビショップ (著), 元田 浩 (翻訳), 栗田 多喜夫 (翻訳), 樋口 知之
(翻訳), 松本 裕治 (翻訳), 村田 昇 (翻訳)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4431100318/showshotcorne-22/
パターン認識と機械学習 下 - ベイズ理論による統計的予測 (単行本)
C. M. ビショップ (著), 元田 浩 (翻訳), 栗田 多喜夫 (翻訳), 樋口 知之
(翻訳), 松本 裕治 (翻訳), 村田 昇 (翻訳)
は名前を出していますね。
この本、おれのみるところ、現在、ベイズ理論を使ったパターン認識と機械
学習の解説書としては決定版です。高いけれどね。
数えるのは統計・確率の基本。順列組み合わせもそう。
その感覚を身につけるには、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/12/14/4009198
野崎昭弘著「離散数学「数え上げ理論」 (ブルーバックス)」
で紹介した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062576198/showshotcorne-22/
離散数学「数え上げ理論」 (ブルーバックス) (単行本)
野崎 昭弘 (著)
がとてもいいと思う。
「不透明な時代を見抜く「統計思考力」」に戻ると、自力で考えること、そ
のベースに現実のデータをもってこいと強調しているのがいいですね。
これ、何度も書いた日本の経済学批判にも通じる話で、自然科学に比べて、
データを取ることへの執念、本気度や金のかけ方が足りないんじゃないかと思
う。
新聞やテレビも同罪でしょう。
だから、自分の身は自分で守れということなんですね。
---
未読ですが、面白そうな本をご購入の方がいました。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887596995/showshotcorne-22/
不透明な時代を見抜く「統計思考力」
神永 正博 (著)
あ、アマゾンのこれ、弾さんが動画に出てる。
先週、飲んだばっかりなのに。
弾さん、おれが「ジョジョの奇妙な冒険」を全巻買ったことにえらい衝撃を
受けていて、「正三郎さんが全巻買ったのなら、ジョジョを買わない理由がな
くなった」などといっていたが、なぜなんだろう?
ジョジョは、第2部までで止めています。いろいろ疑問だったこともわかっ
たし、絵を1コマ、1コマじっくり鑑賞しながら、のんびり読んでいます。
そのうち、感想を何か書こう。
さて、本書の紹介文の冒頭、
「多くの報道、通説、専門家による解説の多くが、正確なデータに基づいて書
かれているものではありません」
は、日本の新聞やテレビの報道が、現実のデータとは関係なく思惑でなされて
いること。バイアスがかかっていることを主張していますね。
正しい認識でしょう。
テレビや新聞は、各省庁が記者クラブの連中に流したものを、自分でデータ
を検証せずに、大衆に向けて右から左にまた流すというのが仕事のベースとい
われ、記者クラブ制度の弊害もよくいわれます。大本営発表といわれる所以。
しかも、たとえば、日本の経済統計は、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/12/19/2520496
統計科学のフロンティア
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/12/23/2525261
Re: 統計科学のフロンティア
で話題にしたように、テレビ東京のWBSに出てくるモルガン・スタンレーのフ
ェルドマンさんによれば、質がよくないと。
省庁が流すデータの質がよくない上、それをテレビや新聞が検証なしに垂れ
流すんだから、世間に流布するあれこれが現実と違ってしまうのも道理。
本書と同趣向の本はいくつか紹介しています。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/11/26/970676
データや統計の罠と監視社会
をどうぞ。
目次をみると、若者の読書離れは本当なのか、小泉改革はどうだったのかと
いった導入で、つかみはOK!(ダチョウ倶楽部ね)。\(^O^)/
ブラック・ショールズの公式の話も出てますね。正規分布でいいのかという
のは、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/12/07/985911
ブラック・ショールズの公式
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/10/10/3809788
マンデルブロ「禁断の市場 フラクタルでみるリスクとリターン」
をみてください。
ブラック・スワンの話も出てますね。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/25/3782912
不確実性の経済学入門
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/10/12/3815144
Re: マンデルブロ「禁断の市場 フラクタルでみるリスクとリターン」
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/11/11/3905833
クーリエ・ジャポン2008年12月号、佐賀のカチガラス(カササギ)
で話題にしたタレブさんの未邦訳の著書
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0141034599/showshotcorne-22/
The Black Swan: The Impact of the Highly Improbable (ペーパーバック)
Nassim Nicholas Taleb (著)
の「ブラック・スワン」のことだと思うけど。日本語版、いつ出るんだろうね。
「不透明な時代を見抜く「統計思考力」」には、数式は出てこないらしいけ
れど、もっと数学的な背景を知りたいなら、数学の統計学の入門書を読むとい
い。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4274065707/showshotcorne-22/
マンガでわかる統計学 (単行本)
高橋 信 (著), トレンドプロ (著)
のようなマンガで解説するものもあるし。
おれは、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/06/18/3583332
物理数学入門本の感想
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/03/14/4175507
レバレッジ勉強法よりこつこつ勉強法
で名前を出した石村園子さんの「やさしく学べる」シリーズを大人買いしたん
ですが、その中の、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4320018087/showshotcorne-22/
やさしく学べる統計学 (単行本)
石村 園子 (著)
を途中までやった。
なぜ、途中までかというのは、長くなるのでそのうち別に。
近代統計学の成り立ちに興味があるなら、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532351944/showshotcorne-22/
統計学を拓いた異才たち―経験則から科学へ進展した一世紀 (単行本)
デイヴィッド サルツブルグ (著), David S. Salsburg (原著), 竹内 惠行
(翻訳), 熊谷 悦生 (翻訳)
がいいと思います。
ピアソンやフィッシャーといった統計学の大御所の話を中心に、どうやって
経験則が数理的、科学的なものになっていったかを書いたものです。
これも途中まで読んだところで、本がどこかに散歩に行って、いまどこにい
るかわからない。\(^O^)/
その先はいろいろあるだろうけど、ピアソンやフィッシャーとは別の世界、
ベイズの世界を知るのが、まっとうな道かなと。
なぜなら、我々の業界では、1990年代から、これからはベイズだといわれて
きたこともあるし、実際、ベイズ理論をベースにしたベイズ統計、ベイジアン・
ネットワークなどは、みなさんが使っているインターネットの向こう側(サー
バ側)では、しこたま使われているので、技術屋なら、そういうものを勉強し
てみるのもいいと思います。これらは、かつては、AI(人工知能)とひとくくり
にされていた技術ですけどね。
上の検索窓に「ベイズ」と入れてこのブログで検索したら、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/11/06/3883853
おれんところで、突然売れていた脳科学や認知心理学の本
などで、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4489020368/showshotcorne-22/
入門ベイズ統計―意思決定の理論と発展 (単行本)
松原 望 (著)
の名前を出していますね。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/11/24/3972714
洋書の値段って不思議
では、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/443110013X/showshotcorne-22/
パターン認識と機械学習 上 - ベイズ理論による統計的予測 (単行本)
C. M. ビショップ (著), 元田 浩 (翻訳), 栗田 多喜夫 (翻訳), 樋口 知之
(翻訳), 松本 裕治 (翻訳), 村田 昇 (翻訳)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4431100318/showshotcorne-22/
パターン認識と機械学習 下 - ベイズ理論による統計的予測 (単行本)
C. M. ビショップ (著), 元田 浩 (翻訳), 栗田 多喜夫 (翻訳), 樋口 知之
(翻訳), 松本 裕治 (翻訳), 村田 昇 (翻訳)
は名前を出していますね。
この本、おれのみるところ、現在、ベイズ理論を使ったパターン認識と機械
学習の解説書としては決定版です。高いけれどね。
数えるのは統計・確率の基本。順列組み合わせもそう。
その感覚を身につけるには、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/12/14/4009198
野崎昭弘著「離散数学「数え上げ理論」 (ブルーバックス)」
で紹介した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062576198/showshotcorne-22/
離散数学「数え上げ理論」 (ブルーバックス) (単行本)
野崎 昭弘 (著)
がとてもいいと思う。
「不透明な時代を見抜く「統計思考力」」に戻ると、自力で考えること、そ
のベースに現実のデータをもってこいと強調しているのがいいですね。
これ、何度も書いた日本の経済学批判にも通じる話で、自然科学に比べて、
データを取ることへの執念、本気度や金のかけ方が足りないんじゃないかと思
う。
新聞やテレビも同罪でしょう。
だから、自分の身は自分で守れということなんですね。
石村園子著「やさしく学べる」シリーズ、「やさしく学べる統計学」を中心に ― 2009年04月23日 05時18分55秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/04/23/4260454
神永正博著「不透明な時代を見抜く「統計思考力」」
で、
--- ここから ---
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4320018087/showshotcorne-22/
やさしく学べる統計学 (単行本)
石村 園子 (著)
を途中までやった。
なぜ、途中までかというのは、長くなるのでそのうち別に。
--- ここまで ---
と書いたが、珍しく、もうすぐやってしまう。
「やさしく学べる統計学」は、「やさしく学べる」数学のシリーズです。
このシリーズ、だいぶ前に大人買いしました。
このうち、「やさしく学べる離散数学」は全部やって、「やさしく学べる微
分積分」はだいぶやりました。その辺の話は、「数学 リハビリ」で検索する
と、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/06/18/3583332
物理数学入門本の感想
などで書いてますね。
老後の趣味(笑)の準備で、趣味でやり始めた数学のリハビリですが、昨年、
これも趣味で受けてみたある資格試験に通るのに、離散数学と微積分と統計学
をちょっとでもリハビリしていたことが役に立ちました。
今回は、「やさしく学べる統計学」のこと。
あ、その前に、なぜ、石村園子さんの「やさしく学べる」シリーズにしたか
という理由を。
本屋でリハビリに使えそうな数学の入門書を調べていたときに、石村園子さ
んのどの本か忘れたけれど、冒頭に「数学が苦手な人も、このおばさんを信じ
てついてきなさい」などと書いてあった。
おれ、年下の女の人についていって痛い目に遭ったことはあっても、年上の
女の人についていって痛い目に遭ったことがない。\(^O^)/
おれ、中村正三郎なんて名前だから、大学に入ったとき、生協や学生課やバ
イト先などの年上の女性から、「歌舞伎役者の名前みたいね」などと言われ、
思わず、「ええ、中村勘三郎さんは遠い親戚らしいです」などという嘘を平気
でつくので、ごはんを大盛りしてくれたり、あれこれ気にかけてくれたり、か
わいがられる。\(^O^)/
30年前の話だから、中村勘三郎といっても、勘九郎が襲名したいまの勘三郎
じゃなくて、先代の勘三郎。
ってなわけで、年上の女性のいうことは信じることにしている。それで、石
村園子さんの本にしようと決めた。嘘のような本当の話。
ところで、石村園子さんには、東京図書から出している「すぐわかる」シリ
ーズがある。「やさしく学べる」シリーズとよく似ていて、どっちにしてもよ
かったが、「やさしく学べる」シリーズにしたのは、さらに理由がある。
まず、キャラクタのイラストが入っていること。イラストは、名前からして
石村園子さんの娘さんが描いていると思う。決してうまい絵ではなく素人っぽ
い雰囲気もあるけど、いい味が出ている。「やさしく学べる統計学」では、蜂
の女の子とおぼしきキャラ。
2色刷であることもよくて、本文の重要部分は色をつけてある。キャラの部
分も色を使ってあって、いいアクセントになっている。
それから、表紙を開いた見開き(表2の見開き)、裏表紙を開いた見開き(表
3の見開き)に、その本の公式集などが書いてあること。おれ、ああいうとこ
ろにまとめが書いてあるのは、スペースの有効利用だし、得した気になるので
好き。
そして、出版社が共立出版であること。いまはなきコンピュータサイエンス
誌「bit」をはじめ、学生時代から、共立出版のコンピュータ関係の出版物に
はお世話になった。その恩返しの気持ちもあった。
さらに付け加えるなら、「やさしく学べる」シリーズのほうが、出版年が新
しかったから。
という理由から、「やさしく学べる」シリーズにした。
やっと、「やさしく学べる統計学」のこと。
途中で中断したままなのは、家の大掃除で本を片付けてから、どこに行った
かわからなくなったから。^^; 探すのも面倒くさいし。^^;
なぜ、それまでに終わらなかったかといえば、この本の例題は、数学と関係
ないことがめちゃくちゃ気になって、勉強にならなかったから。
OLのT子さんという女性が例題に登場するが、この人が気になった。大学生
のK郎というのも出てくるが、T子さんのほうが面白い。
以下を書くために、本書をやっと探し出しました。T子さんが登場する例題
は以下の通り。
--- ここから ---
例題2の(1)
OLのT子は7本のネックレスを持っているが、毎朝どれを身につけるか迷っ
てしまう。月曜から金曜まで毎日異なったネックレスをつける方法は何通りあ
るか求めてみよう。
--- ここまで ---
--- ここから ---
練習問題2の(2)
T子は毎週日曜日にトランプで自分の運勢を占っている。12枚のハートのト
ランプをよく切り3枚を順に並べるとき、並び方は何通り考えられるか求めな
さい。
--- ここまで ---
統計の初歩として、順列組み合わせの問題だが、「ネックレスを7本毎日取
り替えて、占い好きなのか」などと、もはやおれの頭の中は、T子さんのこと
でいっぱい。\(^O^)/
--- ここから ---
例題4の(1)
仕事帰り、同僚と銀座をふらついていたT子は、店頭で安売りしているクラ
シック音楽のCDを見つけた。10種類のCDのうち異なる種類3枚を買おうとする
と、何通りの選び方があるか求めてみよう。
--- ここまで ---
フツー、数学の問題の文章で、「銀座をふらついていた」などという文章が
出てくるか。ああ、でも、「T子さんは、銀座に行くんだ。クラシックが好き
なんだ」などと、ますます、T子さんに惹かれていくおれ。\(^O^)/
そして話は一気にエスカレート。
--- ここから ---
例題9
T子は休暇を利用して東南アジアを旅行して来たが、帰国後コレラにかかっ
ていることがわかった。急いで過去のデータを調べたところ、891人の日本人
コレラ患者のうち、死亡したのは56人であった。T子が運悪く死亡する確率は
どれくらいと考えられるだろうか求めてみよう。
--- ここまで ---
おいおいおいおい。コレラかよ。
T子さん、大丈夫か。
主語がないが、急いで過去のデータを調べたのは、誰? もし、T子さんな
ら、過去のデータを調べる暇があったら、病院に行けよ、お前。\(^O^)/
こうなると、おれは、もはや、数学の勉強どころではない。\(^O^)/
心配しつつ、先に進む。
--- ここから ---
例題13
T子は来年の春に咲かせるチューリップの球根5個入りを10袋買った。帰っ
て来て声明書をよく読むと、
7袋は日本産で発芽率0.90
3袋はオランダ産で発芽率0.75
と書いてあった。全体として球根の発芽率はどれくらいになるか調べてみよう。
--- ここまで ---
これ、条件付確率の話で、ベイズの定理の例題。
どうやら助かったらしい。一安心。\(^O^)/
やれやれと思って、先をぺらぺらめくってみても、もう、例題にT子さんが
登場することはない。それで、急にやる気が失せた。\(^O^)/
それでも、第2章の確率分布の途中まではやってみたが、そこで大掃除にな
って中断したままになったわけ。
今回出てきたから、またやるかな。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/01/14/4056567
星崎憲夫、町田茂著、町田茂監修「基幹物理学」(てらぺいあ)
をはじめ、何度も言及している
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4886990177/showshotcorne-22/
基幹物理学 こつこつと学ぶ人のためのテキスト
星崎 憲夫著 町田 茂著 町田 茂監修
を少しずつやってる最中なんだけど。
ところで、本書「やさしく学べる統計学」の第1章の最後には、総合練習1
というのがあって、その問2に、モンティ・ホール問題が出てきます。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/07/23/1674171
「投信バブルは崩壊する!」「行動経済学」「実験経済学入門」
で紹介した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334033547/showshotcorne-22/
友野典男著「行動経済学 経済は「感情」で動いている」
にも出てきた記憶がある。違っていたらすみません。
ほかの本でも何度か見かけたことがある。多くの人にとって、正解が直観に
反するので、議論になるそうだ。正解の説明はこれまでもいろいろ読んだこと
があるが、本書「やさしく学べる統計学」の解答が一番明快だと思う。
あ、ウィキペディアにもあるね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/モンティ・ホール問題
「やさしく学べる」数学のシリーズ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4320016831/showshotcorne-22/
やさしく学べる基礎数学―線形代数・微分積分
石村 園子 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4320016335/showshotcorne-22/
やさしく学べる微分積分
石村 園子 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4320017501/showshotcorne-22/
やさしく学べる微分方程式
石村 園子 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4320016602/showshotcorne-22/
やさしく学べる線形代数
石村 園子 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4320018087/showshotcorne-22/
やさしく学べる統計学
石村 園子 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/432001846X/showshotcorne-22/
やさしく学べる離散数学
石村 園子 (著)
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/04/23/4260454
神永正博著「不透明な時代を見抜く「統計思考力」」
で、
--- ここから ---
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4320018087/showshotcorne-22/
やさしく学べる統計学 (単行本)
石村 園子 (著)
を途中までやった。
なぜ、途中までかというのは、長くなるのでそのうち別に。
--- ここまで ---
と書いたが、珍しく、もうすぐやってしまう。
「やさしく学べる統計学」は、「やさしく学べる」数学のシリーズです。
このシリーズ、だいぶ前に大人買いしました。
このうち、「やさしく学べる離散数学」は全部やって、「やさしく学べる微
分積分」はだいぶやりました。その辺の話は、「数学 リハビリ」で検索する
と、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/06/18/3583332
物理数学入門本の感想
などで書いてますね。
老後の趣味(笑)の準備で、趣味でやり始めた数学のリハビリですが、昨年、
これも趣味で受けてみたある資格試験に通るのに、離散数学と微積分と統計学
をちょっとでもリハビリしていたことが役に立ちました。
今回は、「やさしく学べる統計学」のこと。
あ、その前に、なぜ、石村園子さんの「やさしく学べる」シリーズにしたか
という理由を。
本屋でリハビリに使えそうな数学の入門書を調べていたときに、石村園子さ
んのどの本か忘れたけれど、冒頭に「数学が苦手な人も、このおばさんを信じ
てついてきなさい」などと書いてあった。
おれ、年下の女の人についていって痛い目に遭ったことはあっても、年上の
女の人についていって痛い目に遭ったことがない。\(^O^)/
おれ、中村正三郎なんて名前だから、大学に入ったとき、生協や学生課やバ
イト先などの年上の女性から、「歌舞伎役者の名前みたいね」などと言われ、
思わず、「ええ、中村勘三郎さんは遠い親戚らしいです」などという嘘を平気
でつくので、ごはんを大盛りしてくれたり、あれこれ気にかけてくれたり、か
わいがられる。\(^O^)/
30年前の話だから、中村勘三郎といっても、勘九郎が襲名したいまの勘三郎
じゃなくて、先代の勘三郎。
ってなわけで、年上の女性のいうことは信じることにしている。それで、石
村園子さんの本にしようと決めた。嘘のような本当の話。
ところで、石村園子さんには、東京図書から出している「すぐわかる」シリ
ーズがある。「やさしく学べる」シリーズとよく似ていて、どっちにしてもよ
かったが、「やさしく学べる」シリーズにしたのは、さらに理由がある。
まず、キャラクタのイラストが入っていること。イラストは、名前からして
石村園子さんの娘さんが描いていると思う。決してうまい絵ではなく素人っぽ
い雰囲気もあるけど、いい味が出ている。「やさしく学べる統計学」では、蜂
の女の子とおぼしきキャラ。
2色刷であることもよくて、本文の重要部分は色をつけてある。キャラの部
分も色を使ってあって、いいアクセントになっている。
それから、表紙を開いた見開き(表2の見開き)、裏表紙を開いた見開き(表
3の見開き)に、その本の公式集などが書いてあること。おれ、ああいうとこ
ろにまとめが書いてあるのは、スペースの有効利用だし、得した気になるので
好き。
そして、出版社が共立出版であること。いまはなきコンピュータサイエンス
誌「bit」をはじめ、学生時代から、共立出版のコンピュータ関係の出版物に
はお世話になった。その恩返しの気持ちもあった。
さらに付け加えるなら、「やさしく学べる」シリーズのほうが、出版年が新
しかったから。
という理由から、「やさしく学べる」シリーズにした。
やっと、「やさしく学べる統計学」のこと。
途中で中断したままなのは、家の大掃除で本を片付けてから、どこに行った
かわからなくなったから。^^; 探すのも面倒くさいし。^^;
なぜ、それまでに終わらなかったかといえば、この本の例題は、数学と関係
ないことがめちゃくちゃ気になって、勉強にならなかったから。
OLのT子さんという女性が例題に登場するが、この人が気になった。大学生
のK郎というのも出てくるが、T子さんのほうが面白い。
以下を書くために、本書をやっと探し出しました。T子さんが登場する例題
は以下の通り。
--- ここから ---
例題2の(1)
OLのT子は7本のネックレスを持っているが、毎朝どれを身につけるか迷っ
てしまう。月曜から金曜まで毎日異なったネックレスをつける方法は何通りあ
るか求めてみよう。
--- ここまで ---
--- ここから ---
練習問題2の(2)
T子は毎週日曜日にトランプで自分の運勢を占っている。12枚のハートのト
ランプをよく切り3枚を順に並べるとき、並び方は何通り考えられるか求めな
さい。
--- ここまで ---
統計の初歩として、順列組み合わせの問題だが、「ネックレスを7本毎日取
り替えて、占い好きなのか」などと、もはやおれの頭の中は、T子さんのこと
でいっぱい。\(^O^)/
--- ここから ---
例題4の(1)
仕事帰り、同僚と銀座をふらついていたT子は、店頭で安売りしているクラ
シック音楽のCDを見つけた。10種類のCDのうち異なる種類3枚を買おうとする
と、何通りの選び方があるか求めてみよう。
--- ここまで ---
フツー、数学の問題の文章で、「銀座をふらついていた」などという文章が
出てくるか。ああ、でも、「T子さんは、銀座に行くんだ。クラシックが好き
なんだ」などと、ますます、T子さんに惹かれていくおれ。\(^O^)/
そして話は一気にエスカレート。
--- ここから ---
例題9
T子は休暇を利用して東南アジアを旅行して来たが、帰国後コレラにかかっ
ていることがわかった。急いで過去のデータを調べたところ、891人の日本人
コレラ患者のうち、死亡したのは56人であった。T子が運悪く死亡する確率は
どれくらいと考えられるだろうか求めてみよう。
--- ここまで ---
おいおいおいおい。コレラかよ。
T子さん、大丈夫か。
主語がないが、急いで過去のデータを調べたのは、誰? もし、T子さんな
ら、過去のデータを調べる暇があったら、病院に行けよ、お前。\(^O^)/
こうなると、おれは、もはや、数学の勉強どころではない。\(^O^)/
心配しつつ、先に進む。
--- ここから ---
例題13
T子は来年の春に咲かせるチューリップの球根5個入りを10袋買った。帰っ
て来て声明書をよく読むと、
7袋は日本産で発芽率0.90
3袋はオランダ産で発芽率0.75
と書いてあった。全体として球根の発芽率はどれくらいになるか調べてみよう。
--- ここまで ---
これ、条件付確率の話で、ベイズの定理の例題。
どうやら助かったらしい。一安心。\(^O^)/
やれやれと思って、先をぺらぺらめくってみても、もう、例題にT子さんが
登場することはない。それで、急にやる気が失せた。\(^O^)/
それでも、第2章の確率分布の途中まではやってみたが、そこで大掃除にな
って中断したままになったわけ。
今回出てきたから、またやるかな。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/01/14/4056567
星崎憲夫、町田茂著、町田茂監修「基幹物理学」(てらぺいあ)
をはじめ、何度も言及している
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4886990177/showshotcorne-22/
基幹物理学 こつこつと学ぶ人のためのテキスト
星崎 憲夫著 町田 茂著 町田 茂監修
を少しずつやってる最中なんだけど。
ところで、本書「やさしく学べる統計学」の第1章の最後には、総合練習1
というのがあって、その問2に、モンティ・ホール問題が出てきます。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/07/23/1674171
「投信バブルは崩壊する!」「行動経済学」「実験経済学入門」
で紹介した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334033547/showshotcorne-22/
友野典男著「行動経済学 経済は「感情」で動いている」
にも出てきた記憶がある。違っていたらすみません。
ほかの本でも何度か見かけたことがある。多くの人にとって、正解が直観に
反するので、議論になるそうだ。正解の説明はこれまでもいろいろ読んだこと
があるが、本書「やさしく学べる統計学」の解答が一番明快だと思う。
あ、ウィキペディアにもあるね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/モンティ・ホール問題
「やさしく学べる」数学のシリーズ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4320016831/showshotcorne-22/
やさしく学べる基礎数学―線形代数・微分積分
石村 園子 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4320016335/showshotcorne-22/
やさしく学べる微分積分
石村 園子 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4320017501/showshotcorne-22/
やさしく学べる微分方程式
石村 園子 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4320016602/showshotcorne-22/
やさしく学べる線形代数
石村 園子 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4320018087/showshotcorne-22/
やさしく学べる統計学
石村 園子 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/432001846X/showshotcorne-22/
やさしく学べる離散数学
石村 園子 (著)
「集合知イン・アクション」その2、データマイニング、Weka ― 2009年04月23日 05時43分03秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/04/03/4222406
Satnam Alag著、堀内孝彦ほか訳「集合知イン・アクション」
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/04/05/4228524
言語と計算[全5巻]
で名前を出した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797352000/showshotcorne-22/
集合知イン・アクション (大型本)
Satnam Alag (著), 堀内 孝彦 (翻訳), 真鍋 加奈子 (翻訳), 真鍋 和久 (翻
訳)
積ん読だったのを、ざっと読みました。
理論的な話と実際にコードでやってみせることがうまくつながっていて、バ
ランスもいいし、かなり、いいと思いました。
著者のSatnam Alagさんは、確率推論、機械学習やバイオインフォマティク
スの専門家で、
http://www.nextbio.com/
NextBio
の技術担当副社長とのこと。
道理で、(本書には難しい数式が出てくるわけではないが)数理的な話もしっ
かりしているわけだ。
機械学習では、多層パーセプトロン、ベイジアンネットワークなどの話題も
あるし、クラスタリングでは、k平均法、階層的クラスタリング、確率的クラ
スタリングの話題もあるし。
これらの技術は、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/11/07/3887011
エージェントアプローチ人工知能第2版、原書第3版、人工知能概論
で述べたように、昔はAI(人工知能)でひとくくりにされていたような技術です
が、いまは集合知というキーワードでくくられているということですね。
話は脱線するが、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/01/09/4048340
エージェントアプローチ人工知能(AIMA)原書第3版、拡張現実(Augumented
Reality)、ベントリー、ネットワークアルゴリズム
で書いたように、AIMAの第3版
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0136042597/showshotcorne-22/
Artificial Intelligence (ハードカバー)
Stuart Russell (著), Peter Norvig (著)
は、去年の12月に出る予定だったのが延びて、いま、今年7月になってます。
ほんとに出るのかなあ。^^;
「集合知イン・アクション」では、前回、
http://ja.wikipedia.org/wiki/Lucene
http://en.wikipedia.org/wiki/Java_Data_Mining
でリンクしたLucene, JDM以外に、WEKAというものも使ってます。
http://www.cs.waikato.ac.nz/ml/weka/
WEKA公式サイト
http://ibisforest.org/index.php?Weka
Weka - 情報論的学習理論と機械学習の「朱鷺の杜Wiki」
http://harakawa-maebit.com/weka/index.html
WEKA解説ページ
をどうぞ。
Wekaの開発者たちが書いたWekaを使ったデータマイニング本が、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0120884070/showshotcorne-22/
Data Mining: Practical Machine Learning Tools And Techniques (Morgan
Kaufmann Series in Data Management Systems) (ペーパーバック)
Ian H. Witten (著), Eibe Frank (著)
日本語でWekaにも触れてあるのが、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4274203484/showshotcorne-22/
データマイニングの基礎 (IT Text) (単行本)
元田 浩 (著), 山口 高平 (著), 津本 周作 (著), 沼尾 正行 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4501542209/showshotcorne-22/
テキストマイニングを使う技術/作る技術―基礎技術と適用事例から導く本質
と活用法 (単行本)
那須川 哲哉 (著)
のようです。
訳者あとがきでは、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4873113644/showshotcorne-22/
集合知プログラミング (大型本)
Toby Segaran (著), 當山 仁健 (翻訳), 鴨澤 眞夫 (翻訳)
が出ていますね。
この本によって、一部の専門家だけのものだった集合知プログラミングが、
一般の技術者に広まり始め、実際に使ってみようとする流れができたと。
それをさらに加速するのが、「集合知イン・アクション」ということですね。
あ、「集合知プログラミング」の訳者の一人、鴨澤眞夫さんは、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/02/22/2651283
John Alderman(著), Mark Richards(写真), 鴨澤 眞夫(翻訳)「Core Memory―
ヴィンテージコンピュータの美」
で紹介した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4873113571/showshotcorne-22/
John Alderman(著), Mark Richards(写真), 鴨澤 眞夫(翻訳)「Core Memory―
ヴィンテージコンピュータの美 (大型本)」
の鴨澤さんですね。
ああ、Core Memoryのイベントは、もう1年前なんだ。早いねえ。
アマゾンのレコメンド(まさに集合知プログラミングの産物)で出てくる
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4873113784/showshotcorne-22/
ビジュアライジング・データ ―Processingによる情報視覚化手法 (大型本)
Ben Fry (著), 増井 俊之 (監訳) (監修), 加藤 慶彦 (翻訳)
は、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/01/15/4057634
Ben Fry著「ビジュアライジング・データ ―Processingによる情報視覚化手法」
で、紹介しています。
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/04/03/4222406
Satnam Alag著、堀内孝彦ほか訳「集合知イン・アクション」
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/04/05/4228524
言語と計算[全5巻]
で名前を出した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797352000/showshotcorne-22/
集合知イン・アクション (大型本)
Satnam Alag (著), 堀内 孝彦 (翻訳), 真鍋 加奈子 (翻訳), 真鍋 和久 (翻
訳)
積ん読だったのを、ざっと読みました。
理論的な話と実際にコードでやってみせることがうまくつながっていて、バ
ランスもいいし、かなり、いいと思いました。
著者のSatnam Alagさんは、確率推論、機械学習やバイオインフォマティク
スの専門家で、
http://www.nextbio.com/
NextBio
の技術担当副社長とのこと。
道理で、(本書には難しい数式が出てくるわけではないが)数理的な話もしっ
かりしているわけだ。
機械学習では、多層パーセプトロン、ベイジアンネットワークなどの話題も
あるし、クラスタリングでは、k平均法、階層的クラスタリング、確率的クラ
スタリングの話題もあるし。
これらの技術は、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/11/07/3887011
エージェントアプローチ人工知能第2版、原書第3版、人工知能概論
で述べたように、昔はAI(人工知能)でひとくくりにされていたような技術です
が、いまは集合知というキーワードでくくられているということですね。
話は脱線するが、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/01/09/4048340
エージェントアプローチ人工知能(AIMA)原書第3版、拡張現実(Augumented
Reality)、ベントリー、ネットワークアルゴリズム
で書いたように、AIMAの第3版
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0136042597/showshotcorne-22/
Artificial Intelligence (ハードカバー)
Stuart Russell (著), Peter Norvig (著)
は、去年の12月に出る予定だったのが延びて、いま、今年7月になってます。
ほんとに出るのかなあ。^^;
「集合知イン・アクション」では、前回、
http://ja.wikipedia.org/wiki/Lucene
http://en.wikipedia.org/wiki/Java_Data_Mining
でリンクしたLucene, JDM以外に、WEKAというものも使ってます。
http://www.cs.waikato.ac.nz/ml/weka/
WEKA公式サイト
http://ibisforest.org/index.php?Weka
Weka - 情報論的学習理論と機械学習の「朱鷺の杜Wiki」
http://harakawa-maebit.com/weka/index.html
WEKA解説ページ
をどうぞ。
Wekaの開発者たちが書いたWekaを使ったデータマイニング本が、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0120884070/showshotcorne-22/
Data Mining: Practical Machine Learning Tools And Techniques (Morgan
Kaufmann Series in Data Management Systems) (ペーパーバック)
Ian H. Witten (著), Eibe Frank (著)
日本語でWekaにも触れてあるのが、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4274203484/showshotcorne-22/
データマイニングの基礎 (IT Text) (単行本)
元田 浩 (著), 山口 高平 (著), 津本 周作 (著), 沼尾 正行 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4501542209/showshotcorne-22/
テキストマイニングを使う技術/作る技術―基礎技術と適用事例から導く本質
と活用法 (単行本)
那須川 哲哉 (著)
のようです。
訳者あとがきでは、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4873113644/showshotcorne-22/
集合知プログラミング (大型本)
Toby Segaran (著), 當山 仁健 (翻訳), 鴨澤 眞夫 (翻訳)
が出ていますね。
この本によって、一部の専門家だけのものだった集合知プログラミングが、
一般の技術者に広まり始め、実際に使ってみようとする流れができたと。
それをさらに加速するのが、「集合知イン・アクション」ということですね。
あ、「集合知プログラミング」の訳者の一人、鴨澤眞夫さんは、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/02/22/2651283
John Alderman(著), Mark Richards(写真), 鴨澤 眞夫(翻訳)「Core Memory―
ヴィンテージコンピュータの美」
で紹介した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4873113571/showshotcorne-22/
John Alderman(著), Mark Richards(写真), 鴨澤 眞夫(翻訳)「Core Memory―
ヴィンテージコンピュータの美 (大型本)」
の鴨澤さんですね。
ああ、Core Memoryのイベントは、もう1年前なんだ。早いねえ。
アマゾンのレコメンド(まさに集合知プログラミングの産物)で出てくる
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4873113784/showshotcorne-22/
ビジュアライジング・データ ―Processingによる情報視覚化手法 (大型本)
Ben Fry (著), 増井 俊之 (監訳) (監修), 加藤 慶彦 (翻訳)
は、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/01/15/4057634
Ben Fry著「ビジュアライジング・データ ―Processingによる情報視覚化手法」
で、紹介しています。
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