ICT業界とアスペルガー障害 ― 2008年07月18日 06時40分48秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
コンピュータの生みの親はアスペルガー障害の人じゃないか、
と書いてあります。
http://www.computerworld.jp/news/trd/111349.html
なかなか興味深い内容ですけど、日本の業界にもあてはまる
のでしょうか。
古林 敬一
===
標題: Re: ICT業界とアスペルガー障害
---
古林さん、大変、遅くなりました。アスペルガーのことだけじゃなくて、最
近、思っていることもまとめて書いちゃったから、えらい時間がかかった。
日本だけ、そういう人が特に少ない分布になっているとは考えにくいから、
日本の業界にもあてはまるんじゃないかな。あ、日本にいてもICT業界に同じ
ようにいるかどうかは、また別問題か。日本や女性や障碍者の社会進出が遅れ
ている国だもんね。
古林さんが紹介してくれたリンク先の記事にも書いてあるけど、ビル・ゲイ
ツはアスペルガー説。これは、Allegro Common LispのFranz社のFritz Kunze
社長は、完全にそうだと断言していました。\(^O^)/
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/03/23/1337051
うぉぉ、「On Lisp」日本語版が来たぁぁ\(^O^)/\(^O^)/\(^O^)/
で紹介した、日本語版が出た(オーム社さん、ありがとうございます)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4274066371/showshotcorne-22/
Paul Graham著、野田開訳「On Lisp」
の著者、ポール・グレアムもアスペルガーと断言していました。\(^O^)/
Lisp屋にはアスペルガーの比率が高いという説もいってたような。
あれ?
http://www.franz.com/about/
をみると、Fritz Kunzeさん、Advisory Board Chairman and Co-Founderで、
Jans Aasmanさんが、President and CEOになってますね。いつから? もうず
っと前?
話はずれますが、上記ページに名前があるJohn Foderaroさんが、ものすご
いLispハッカーなんです。アスペルガーなのかな。^^;
古林さんが紹介してくれた記事には、驚異的な記憶力や、でも、「物事を文
字どおりに(つまり、空気を読まずに)解釈してしまう」という話が出てるで
しょ。物事を文字どおりにに解釈してしまうというのは、比喩、中でも隠喩・
暗喩がわからないってことなんです。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/04/08/319426
右脳、左脳は迷信。ドロドロ血、サラサラ血も迷信
で、日経サイエンスの サヴァン症候群の記事を紹介したけど、サヴァンの人
もそういう傾向があるみたいです。日経サイエンスにも出ているけど、キム・
ピークという人が一番有名ですね。
あ、いま、気づいた。サヴァン症候群と名づけたのは、ダウン症を発表した
ジョン・ラングドン・ダウンなんですね。
アスペルダーやダウン症などを知るために大事な本のシリーズを紹介してお
きます。
ミネルヴァ書房に「発達と障害を考えるシリーズ」がある。
おれは子供がダウン症だから、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4623048500/showshotcorne-22/
ふしぎだね!?ダウン症のおともだち (発達と障害を考える本) (大型本)
森のくじら (イラスト), くどう のぞみ (イラスト), 玉井 邦夫 (監修)
しか持ってないけど、もちろん、アスペルガーの
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4623045536/showshotcorne-22/
ふしぎだね!?アスペルガー症候群(高機能自閉症)のおともだち (発達と障害を
考える本) (大型本)
安倍 陽子 (編集), 諏訪 利明 (編集), 内山 登紀夫
もあるし、ほかにも、自閉症の
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4623045528/showshotcorne-22/
ふしぎだね!?自閉症のおともだち (発達と障害を考える本) (大型本)
諏訪 利明 (編集), 安倍 陽子 (編集), 内山 登紀夫
などや
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4623051099/showshotcorne-22/
ふしぎだね!?視覚障害のおともだち (発達と障害を考える本) (大型本)
大倉 滋之 (編さん)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4623051080/showshotcorne-22/
ふしぎだね!?聴覚障害のおともだち (発達と障害を考える本) (大型本)
のような身体障害も扱っています。
シリーズ全体のことは、ミネルヴァ書房の
http://www.minervashobo.co.jp/obstacle/index.html
発達と障害を考えるシリーズ
をどうぞ。
2009/12/09 追記:
発達と障害を考える本のシリーズのリンクは、以下になっています。
http://www.minervashobo.co.jp/search/s2292.html
発達と障害を考える本
このシリーズ、第10回(2008年度)の学校図書出版賞の大賞を受賞している優
れもので、シリーズ累計で36万部突破だそうです。
学校の先生、特に幼稚園・保育園、低学年を受け持つ先生は必読だと思うし、
子供たちにも読み聞かせてあげてほしいものです。全国の小中学校にはシリー
ズ一式を揃えていいんじゃないか。
ほんと、こういう本が売れてほしいよね。安直なビジネス本、自己啓発本な
んかより。
そういえば、お笑いコント集団アルファ・ブロガー(半分冗談だけど、半分
は本気。この前も書いたが、この日本語として浮いた言葉は、おれには吉本興
行所属のお笑いコント集団の名前として思えない)でがんばっている弾さん(小
飼弾)に、昔、「弾さん、サヴァン症候群みたいな感じなの?」って、訊いた
ことがある。
そしたら、若いころはたしかにそんな傾向があったと言ってましたけど。
そうか、それで弾さん、隠喩・暗喩がわからない傾向があるのかな。
隠喩・暗喩は文学ですからね。弾さん、文学苦手そうだもんね。数学もそん
なにできるふうじゃないしね。数学がさほどできないから、理論物理学者にな
るのをあきらめたといってたような。
じゃ、おれの最近の人間性の定義によれば、数学(科学)も文学(芸術)もでき
ない弾さん、人間じゃないね。\(^O^)/
えっ、お前、最近、そういう定義なの? その定義だとお前も人間じゃない
し、世の大半の人も人間じゃないよね。
そうだよ。かつて人間ならではの活動と思われていたものも、機械に置き換
えられてきたのが歴史だし、この先、いま、人間ならでは活動と思われている
ことも、技術革新によってどんどん機械が置き換えていくから、機械と同じこ
としかできないなら、人間じゃない。それで、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/04/08/3018395
宮台・東対談『動物化するポストモダン』を読む
などで何度か書いてきた、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061495755/showshotcorne-22/
動物化するポストモダン―オタクから見た日本社会 (講談社現代新書) (新書)
東 浩紀 (著)
は、うまいこと言ったなあと思ってね。
おれの感覚だと、おれも含めて世の中のほとんどの人間は、「動物化するポ
ストモダン」じゃなくて、さらに進んで、「昆虫化するポストモダン」であり、
さらに進んでもはや「粉体化するポストモダン」という感じすらするわけ。あ、
「する」じゃなくて、もはや「した」じゃないといけないレベルか。すなわち、
「動物化したポストモダン」「昆虫化したポストモダン」「粉体化したポスト
モダン」の世界。
おい、忘れてるよ。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/07/15/3628943
不思議な量子をあやつる―量子情報科学への招待 (別冊日経サイエンス)
で書いてたボース・アインシュタイン凝縮体(BEC)化したポストモダンのこと。
あ、すまんすまん。BEC化したポストモダンね。機械、特にコンピュータが
発達していけば、いままでなら人間ならではと思われていた知的活動の世界に
もコンピュータが進出していくから、知の水準が上がっちゃって、それ以下の
人間は、人間であって人間じゃなくなる。これの逆をいうなら、コンピュータ
やロボットを人間と認めることが必要だが、これが地球人にはなかなかできな
い。無生物が自分たちと知的に同等と考えるには、感情的抵抗が大きいし、人
は人の上に人を作り、人の下に人を作りたがるから。
まだ人間に残っている知の世界には、たとえば、どういうのがある?
たとえば、コンピュータは、まだ、数学(科学)や文学(芸術)ができない。真
理の探究や美の探究の世界ね。そこがまだ人間に残されている知的活動、知的
生産の領域かなと。だから、勝間和代などの安直ビジネス本を知的生産と称し
て売っているのは、詐欺だし、ほんとに知の前線で奮闘している人たちに対す
る侮辱だよね。あの手の本が受けているのは、バカだなあと思うし、解体され
て「BEC化したポストモダン」な連中が操作されているだけにみえる。
どうして?
たとえば勝間和代は、自分を改造してグーグル化すればビジネスで有利に立
てる、金持ちになれると言ってカモを食ってるけど、おれは、そんな安直な世
界は技術革新が駆逐していくと思っているから。彼女が扇動・先導する方向は、
コンピュータに駆逐され、その結果として、失業するか、安い給料しかもらえ
ない付加価値の低くなっていく領域だと思うのね。そこに最適化するように、
自分を改造しろといってるふうにみえる。あれが成立するとすれば、公務員や
弁護士、会計士といった国の制度に守られた世界だろうけど、そこは知的生産
とは無関係の世界だし、その世界もこれからもっと解体されて、制度内のぬる
ま湯に浸かっていられなくなると思っているけど。
ITのツールを使いこなそうなんていうのは、それ自体は間違ってないでしょ?
だーかーらー。そういうのは、知的生産のずっと手前。修業のレベル。料理
の世界でいえば、皿洗い、下働きの世界。それを知的生産とは言わない。
安直なビジネス本、自己啓発本に頼っていたら、今後、アウトだと?
そう。ああいう本は、以前も書いたように、何度もやっても失敗するダイエ
ット本と同じ。話のネタや楽しみに読むなら別だが、結局、枝葉のことを付け
焼刃でやるだけだもん。おれに言わせれば、読んでも時間と金のムダ。
そうなると、あの手の本を読む人って、「じゃあ、どうしたらいいんですか?」って
聞くでしょ。
だから、それがもうアウト! 「じゃあ、どうしたらいいんですか?」じゃ
なくて、「じゃあ、どうしようか」と自分で考えないと。ヒントだけいえば、
本気でやるなら、基本に戻ったほうが早い。学校に通うか、中学・高校の教科
書的な本を独学するか、いろいろ方法はあると思う。基本を時間をかけて体系
的に学ばないと身に付かないことは、いろいろあって、数学だって、論理的思
考力だって、語学だって、料理だって、手芸だって、工作だってそう。そして、
そういうものって体系的な教育はちゃんとあるんだよね。その際たるものが、
学校教育で、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/06/22/3589649
おれでも漫画が描けるようになる?
でも書いたように、カリキュラムやシラバスはよくできてる。文部科学省の官
僚をはじめ、こういうの作ってる連中は、安直ビジネス本や自己啓発本の著者
よりバカとは思えないし、他国の体系もちゃんとみてるからだろうと思うけど
ね。ただ、せっかくいいカリキュラムやシラバスがあっても、ほとんどの人は、
学校教育で身に付けて来なかったわけで、それであわてて安直ビジネス本や自
己啓発本に走っちゃうんだよね。だから、基本に戻るときに、安直なビジネス
本や自己啓発本には手を出さないという制約を自分に課すというのも一案。
あのさ、どんどん脇道にそれるけど、東大のJavaアプレットを使ったシラバ
ス間の関係をネットワーク表示するMIMAは面白いよ。詳しくは、
http://ciee.t.u-tokyo.ac.jp/MimaSearch/manual/mima/index.html
をどうぞ。実際にやってみるには、
http://catalog.he.u-tokyo.ac.jp/catalog/engineering.html
授業カタログ
に行って、検索キーワードを入れるか学部毎の授業一覧からMIMAを使えばいい
んだけど、おれ、「量子力学」「情報工学」「情報科学」といったキーワード
で検索してネットワークを表示して、楽しんだというか、あっけにとられたと
いうか、こんな分野とも関係しているんだと思うことがいろいろあった。
あれ?
http://ja.wikipedia.org/wiki/シラバス
によると、シラバスって、言葉として変なのね。^^;
あとは、社会人の場合、体系的に学ぶ金と時間をどうひねり出すかだね。特
に時間ね。
お前がいうと、説得力ないもんな。なんとかしろよ、そのメタボな腹。
ほんとだよ。多摩川を歩いたり走ったりするといいつつ、やれ、寒い、暑い、
雨が降ったといっては、行かずにごろごろしてるもんね。最後は言うに事欠い
て、今日は天気がいいから寝てるだもんね。\(^O^)/
お前、数学とか物理とか、趣味でやり始めたでしょ。この手の世界は、体系
化が進んでいるし、いい教科書や参考書も多いから、時間さえあれば独学でき
るはずだけど、実際は、その時間をなかなか取ってないもんね。お前の本気度
のなさがよくわかるよ。
すみません。それでも亀のように少しずつ前進はしているのよ。
論理的思考力はどうする?
ほんとは小中高と国語と算数・数学をちゃんとやり直せば身に付く。算数・
数学だけじゃなくて国語が入っているところがミソ。でも、論理学者になるん
じゃなければ、楽しみながら囲碁か将棋をやってれば、いいんじゃないか。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/07/14/3626100
将棋脳の解明へ1歩
で書いたように、論理的思考と直感・直観と両方鍛えられるから。
あ、先崎さん、子供向けの入門だけじゃなくて、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4270001534/showshotcorne-22/
先崎学著「やりなおしの将棋 (岩波アクティブ新書)」
なんてのも書いてる。大人はこれか。\(^O^)/
囲碁は、紹介するといってずっと書いてない
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334034101/showshotcorne-22/
東大教養囲碁講座―ゼロからわかりやすく (光文社新書 309) (新書)
石倉 昇 (著), 梅沢 由香里 (著), 黒瀧 正憲 (著), 兵頭 俊夫 (著)
かな。おれでも、第3章くらいまではよくわかった。もう忘れたけど。\(^O^)/
読解力も体系的に身に付けるには、小中高と国語と算数・数学をちゃんとや
り直すことだと思うんだよね。国語だけじゃなくて算数・数学が入っているの
がミソ。
一般には、論理的思考力は理系的数学的世界で、読解力は文系的国語的世界
に思われてるでしょ。でも、実際に、数学をやり直していて思うけど、世間的
な理解より数学は感覚の世界、直感・直観の力が占める割合が大きい。逆に、
文学は、小説はもちろん、詩のような感覚的なものでも、ベースにしっかり理
論的なものがあると感じる。
スポーツ選手は、運動能力だけじゃなくて頭脳が大事、芸術家はセンスだけ
じゃなくて体力が大事というのに似てるね。
昔、王選手(王監督)が、「野球は体力・運動神経だと思われてるけど、体よ
りも頭が疲れる。頭を使えない選手は一流になれない」などといってたのを覚
えているし、たしか、ジャズ・ピアニストの秋吉敏子さんだったかな。「ピア
ニストは運動神経だ」などといってたのも覚えている。結局、人間の活動でい
いものは、脳と体、論理と直観の総合的なバランスがいいものなんだと思う。
で、読解力だけど、速読で月に何百冊も読むなんてのはどうでもいい。そう
いう知識を詰め込んだり、ポイントだけつかむというデータ処理的な本の読み
方は、今後、コンピュータに駆逐されていく世界だから。サヴァンやアスペル
ガーの人が本を大量に正確に記憶して瞬時に呼び出せるというのは、人間とし
ては驚異の能力であっても、本がどんどん電子テキスト化され、コンピュータ
で瞬時に検索できるようになってきたら、それだけじゃ、機械にかなわなくな
ってくる。囲碁や将棋のプロが抜群の記憶力で、過去の棋譜を覚えているのは、
対局中は過去の棋譜を調べてはいけないという(暗黙の)ルールがあるからなん
だよね。しかし、一般人の日常では、そんなルールは存在しない。いくらでも
コンピュータで調べていい。
人間に残されている読解力は、データ処理的な読解力ではなくて、文学的な
世界をも読み解ける読解力だと思ってる。俳句を1日で百首読みました(詠み
ましたではない!)なんていって、数を誇っても無意味でしょ。象徴的にいえ
ば、一首の俳句をどれだけ深く読み取って、豊かな世界を自分の中に構築でき
るか。世界観の豊かさにつながる、そういう読解力。
こういう真に読む力をつけるには、作者が、読者を飽きさせず楽に読めるよ
うにきっちりお膳立てしてくれているエンターテインメント作品ばかり読んで
てもだめ。読者は受身でいいから。
お膳立てされたディズニーランドのアトラクションが提供している「冒険」
と、自然の中に入って、一歩間違えると死につながるほんとの冒険とは、次元
が違うのと同じようなものだと。
だから、文学作品を読み解くのは難しいし、正解はないといっていいけど、
そういう読解力を身に付けるきっかけは、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/06/05/3562782
Re: 自分をグーグル化した情報サイボーグの末路その2
をはじめ、何度も紹介している
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480917047/showshotcorne-22/
梅田卓夫, 清水良典, 服部左右一, 松川由博編「高校生のための文章読本」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480917055/showshotcorne-22/
梅田卓夫, 清水良典, 服部左右一, 松川由博編「高校生のための批評入門」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480917098/showshotcorne-22/
梅田卓夫, 清水良典, 服部左右一, 松川由博編「高校生のための小説案内」
あたりが、手ごろじゃないかなと。
直感・直観を身に付けるには、これはもう、本物を数多く浴びるしかない。
音楽、絵画、詩、小説、演劇、映画、書、さらにいえば数学だって物理だって
スポーツや囲碁・将棋だってそうだし、ジャンルを問わないけど。
その意味では、日本は豊かで恵まれてるよね。本物を浴びたいと思っても、
できない暮らしをしている人がいる国は、世界にいっぱいあるもん。
あれこれ書いたけど、いわば、いずれ、地球温暖化で干上がる湖に向って、
進め、進めと言ってるような本がベストセラーになってあちこちから同工異曲
の本が出て、出版業界もビジネス本の救世主扱いで乗っかってるけど、おれに
言わせると、そういう現象の総体がアホで、どこが知的生産なんだと思うのね。
人間のバカさを露呈している現象にみえるのね。そういうことばっかりやって
ると、もっと早く機械に追い越されちゃうぞと。
でも、コンピュータに文学がわからないのはいいとして、数学はそれこそお
前の好きなLispで書いた数式処理ソフトや定理証明ソフトやFORTRANで書いた
方程式を数値解析で解くソフトは昔からあるじゃん。
いや、それでできてるのは、決まったパターンだけ。コンピュータのソフト
が新しい数学を発見・創造することはないし。コンピュータに絵を描かせたり、
作曲させたり(楽譜ソフトじゃなくて曲を創るということ)、小説を書かせたり
といった試みは昔からあるけど、達成できたのはごくわずかな領域でしょ。AI
(人工知能)が達成したのもごくわずかな領域。
そうはいっても、そのわずかな領域でも、ネットワークやハード・ソフトの
進化でコンピュータの処理が全世界的に展開できるようになると、大きな変化
が起きそうでしょ。
それはそう。すでに起き始めている。たとえば、全世界のネット上にあるデ
ータをかき集めて処理しているGoogleがいい例だけど、自然言語処理は、人類
史上ありえないほど大量のコーパスを使って解析ができるようになった。いわ
ば全人類の記憶を使って何かできないかとやってるわけだから、コンピュータ
が大きな成果を上げる可能性は十分ある。
結局、人間に残っている知的な部分はメタ思考の部分?
当分はそこは残りそうだよね。コンピュータは、形式論理で動いているから、
ゲーデルの不完全性定理やチューリングマシンの停止問題から考えると、枠を
飛び越えるような飛躍がないよね。それがないなら、自律的、能動的に美の探
究や真理の発見ができるとは思えないし。
メタ思考ができるためには、意識がないとね。コンピュータやロボットはま
だ意識を持ってないから、自己認識ができないし、厳しい内観もできない。そ
ういうものや直観がないと知的生産、新しいものが創造できないもの。そんな
こんなでサヴァンやアスペルガーといった人たちを研究することは、脳や心の
研究、人間性とは何か、機械と人間の違いとは何かを考えることにもつながっ
ているわけ。
なんか、やっと最初の話題に戻ってきたね。\(^O^)/
だからお前は甘いんだよ。すぐ脇道に脱線するぞ。こうやって、脳のことを
書いていると、あ、こんな本を買ってくださった人がいた。なんという偶然。
ラッキー。\(^O^)/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4270000600/showshotcorne-22/
考える脳 考えるコンピューター (単行本)
ジェフ・ホーキンス (著), サンドラ・ブレイクスリー (著), 伊藤 文英 (翻
訳)
ジェフ・ホーキンスは、PDAのPalm Pilotを作った人ですね。こういう研究
をやりたいために金儲けしたのか。偉いなあ。素人評にある「特異点」の話は、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/07/31/1690683
NHK「50年後の未来」、レイ・カーツワイル「加速するテクノロジー」
で紹介したことですね。
安直ビジネス本やらで勉強している気になってると簡単にコンピュータに追
い越されちゃうよってな意識は大昔からずっとあったけど、1年前のこのころ
にも書いているのね。徳田先生のいう制度の話も、今回、書いた制度のことと
つながってるし。
それでお前、勝間和代みたいな出来の悪いのがベストセラーになって持て囃
されてカチンと来たのか。
なるほどねえ。日記として読み直すと面白いね。ってな内省、内観がコンピ
ュータにはまだできない。\(^O^)/
ジェフ・ホーキンスの本には、甘利先生の推薦の言葉まである。こりゃ、読
まないとまずいか。^^;
甘利先生のことは
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/12/19/2520496
統計科学のフロンティア
でちょっと書いたが、甘利先生といえば、おれ、以前から気になっているけど、
読むまでには至ってないのが、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4130643061/showshotcorne-22/
シリーズ脳科学6 精神の脳科学 (シリーズ脳科学 (6)) (単行本)
加藤 忠史 (編集), 甘利 俊一 (監修)
をはじめとする、シリーズ脳科学。
シリーズ全体は、
http://www.utp.or.jp/series/brain.html
シリーズ脳科学[全6巻]
をどうぞ。
この中で、やはり、「第1巻 脳の計算論」、「第3巻 言語と思考を生む脳」
が気になるんだけど、未刊なんですよね。
この路線で気になっているのが、さっきのは東大の出版だけど、こっちは京
大の出版で、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4876988307/showshotcorne-22/
脳の情報表現を見る (学術選書 30 心の宇宙 6) (単行本)
櫻井 芳雄 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/487698834X/showshotcorne-22/
脳科学のテーブル (学術選書 34) (単行本)
外山 敬介 (編さん)
目次などは、
http://www.kyoto-up.or.jp/book.php?isbn=9784876988303
学術選書030 心の宇宙6
脳の情報表現を見る
櫻井 芳雄
http://www.kyoto-up.or.jp/book.php?isbn=9784876988341
学術選書034
脳科学のテーブル
外山敬介・甘利俊一・篠本滋 編/神経回路学会 監修
をどうぞ。
京大の学術選書には、小さいお子様をお持ちのご家庭には、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4876988021/showshotcorne-22/
子どもの脳を育てる栄養学 (学術選書) (単行本)
中川 八郎 (著), 葛西 奈津子 (著
なんてのもあります。目次は、
http://www.kyoto-up.or.jp/book.php?isbn=9784876988020
学術選書002
子どもの脳を育てる栄養学
中川八郎・葛西奈津子 著
をどうぞ。
ただし、結果に責任をもつわけではありません。\(^O^)/
年頃のお嬢さんがいて、ダイエットに励んでいる場合、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/09/14/523175
鷺一雄著「また、「あるある」にダマされた」
で紹介した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061327801/showshotcorne-22/
頭がよくなる栄養学―情報栄養学のすすめ (ブルーバックス) (新書)
中川 八郎 (著)
が役に立つかも。
先週ね、府中のイタ飯屋で昼飯食ってたら、隣の隣のテーブルに家族がいて、
女の子が、太るから食べないと言ってるのが聞こえてきた。そしたら、お母さ
ん、偉かったねえ。
「太るなんて、まだ気にしなくていいの。20歳くらいになってから気にしな
さい。それまではしっかり食べて太っていいの」と、ピシャリ。\(^O^)/
その家族が帰るときにみたら、なんとその女の子。まだ、小学校1年生くら
いなの。そんなころから、太ること気にしているのかと、びっくり。解体され
てBEC化されそうなのを、お母さんが、かろうじて守ったという図式ですね。
あ、小学校1年生くらいの女の子の話といえば、たまさん合宿では話したけ
ど、スーパーで遭遇した別のネタがあるけど、それはまたいつか。
脳には栄養以外に五感を使って刺激を与えるのも重要で、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/02/16/1188058
図工とゆとり教育と社会の残酷さの話
もいいこと書いてるなあ、おれ。\(^O^)/
うちの子の場合、ダウン症で知的障碍があることがわかっていたから、本な
どから知識を得て、自らの心を育てるということがほぼ無理。そこで妻がやっ
たことは、さすがは母はすごいと思いましたね。
専門家の先生からも、いろんな刺激を与えてあげてくださいとはアドバイス
は受けていたけど、妻がやったのは、ずっと話しかけること。言葉なんかわか
るわけがない生まれて間もないころから、日常を実況中継するかのごとく、
「これがスープンだよ」「今日は天気がいいね」「部屋の掃除をするね」「バ
バナだよ。黄色いよ。おいしいよ」からなんから、いろんな言葉をかけていた。
そして、機会を逃さず、冷たいもの、温かいものに触らせたり、猫や犬に触
らせたり、草花の匂いをかがせたり、あれこれ口に入れてなめさせたり。大げ
さにいえば、ヘレン・ケラーとサリヴァン先生。\(^O^)/
妻のあの努力・献身にはほんと頭が下がる思いだったし、感謝しています。
口に出さないから、おれ、怒られっぱなしだったけどね。^^;
言うは易し。横山やすし。\(^O^)/
母は強し。西川きよし。\(^O^)/
---
コンピュータの生みの親はアスペルガー障害の人じゃないか、
と書いてあります。
http://www.computerworld.jp/news/trd/111349.html
なかなか興味深い内容ですけど、日本の業界にもあてはまる
のでしょうか。
古林 敬一
===
標題: Re: ICT業界とアスペルガー障害
---
古林さん、大変、遅くなりました。アスペルガーのことだけじゃなくて、最
近、思っていることもまとめて書いちゃったから、えらい時間がかかった。
日本だけ、そういう人が特に少ない分布になっているとは考えにくいから、
日本の業界にもあてはまるんじゃないかな。あ、日本にいてもICT業界に同じ
ようにいるかどうかは、また別問題か。日本や女性や障碍者の社会進出が遅れ
ている国だもんね。
古林さんが紹介してくれたリンク先の記事にも書いてあるけど、ビル・ゲイ
ツはアスペルガー説。これは、Allegro Common LispのFranz社のFritz Kunze
社長は、完全にそうだと断言していました。\(^O^)/
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/03/23/1337051
うぉぉ、「On Lisp」日本語版が来たぁぁ\(^O^)/\(^O^)/\(^O^)/
で紹介した、日本語版が出た(オーム社さん、ありがとうございます)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4274066371/showshotcorne-22/
Paul Graham著、野田開訳「On Lisp」
の著者、ポール・グレアムもアスペルガーと断言していました。\(^O^)/
Lisp屋にはアスペルガーの比率が高いという説もいってたような。
あれ?
http://www.franz.com/about/
をみると、Fritz Kunzeさん、Advisory Board Chairman and Co-Founderで、
Jans Aasmanさんが、President and CEOになってますね。いつから? もうず
っと前?
話はずれますが、上記ページに名前があるJohn Foderaroさんが、ものすご
いLispハッカーなんです。アスペルガーなのかな。^^;
古林さんが紹介してくれた記事には、驚異的な記憶力や、でも、「物事を文
字どおりに(つまり、空気を読まずに)解釈してしまう」という話が出てるで
しょ。物事を文字どおりにに解釈してしまうというのは、比喩、中でも隠喩・
暗喩がわからないってことなんです。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/04/08/319426
右脳、左脳は迷信。ドロドロ血、サラサラ血も迷信
で、日経サイエンスの サヴァン症候群の記事を紹介したけど、サヴァンの人
もそういう傾向があるみたいです。日経サイエンスにも出ているけど、キム・
ピークという人が一番有名ですね。
あ、いま、気づいた。サヴァン症候群と名づけたのは、ダウン症を発表した
ジョン・ラングドン・ダウンなんですね。
アスペルダーやダウン症などを知るために大事な本のシリーズを紹介してお
きます。
ミネルヴァ書房に「発達と障害を考えるシリーズ」がある。
おれは子供がダウン症だから、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4623048500/showshotcorne-22/
ふしぎだね!?ダウン症のおともだち (発達と障害を考える本) (大型本)
森のくじら (イラスト), くどう のぞみ (イラスト), 玉井 邦夫 (監修)
しか持ってないけど、もちろん、アスペルガーの
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4623045536/showshotcorne-22/
ふしぎだね!?アスペルガー症候群(高機能自閉症)のおともだち (発達と障害を
考える本) (大型本)
安倍 陽子 (編集), 諏訪 利明 (編集), 内山 登紀夫
もあるし、ほかにも、自閉症の
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4623045528/showshotcorne-22/
ふしぎだね!?自閉症のおともだち (発達と障害を考える本) (大型本)
諏訪 利明 (編集), 安倍 陽子 (編集), 内山 登紀夫
などや
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4623051099/showshotcorne-22/
ふしぎだね!?視覚障害のおともだち (発達と障害を考える本) (大型本)
大倉 滋之 (編さん)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4623051080/showshotcorne-22/
ふしぎだね!?聴覚障害のおともだち (発達と障害を考える本) (大型本)
のような身体障害も扱っています。
シリーズ全体のことは、ミネルヴァ書房の
http://www.minervashobo.co.jp/obstacle/index.html
発達と障害を考えるシリーズ
をどうぞ。
2009/12/09 追記:
発達と障害を考える本のシリーズのリンクは、以下になっています。
http://www.minervashobo.co.jp/search/s2292.html
発達と障害を考える本
このシリーズ、第10回(2008年度)の学校図書出版賞の大賞を受賞している優
れもので、シリーズ累計で36万部突破だそうです。
学校の先生、特に幼稚園・保育園、低学年を受け持つ先生は必読だと思うし、
子供たちにも読み聞かせてあげてほしいものです。全国の小中学校にはシリー
ズ一式を揃えていいんじゃないか。
ほんと、こういう本が売れてほしいよね。安直なビジネス本、自己啓発本な
んかより。
そういえば、お笑いコント集団アルファ・ブロガー(半分冗談だけど、半分
は本気。この前も書いたが、この日本語として浮いた言葉は、おれには吉本興
行所属のお笑いコント集団の名前として思えない)でがんばっている弾さん(小
飼弾)に、昔、「弾さん、サヴァン症候群みたいな感じなの?」って、訊いた
ことがある。
そしたら、若いころはたしかにそんな傾向があったと言ってましたけど。
そうか、それで弾さん、隠喩・暗喩がわからない傾向があるのかな。
隠喩・暗喩は文学ですからね。弾さん、文学苦手そうだもんね。数学もそん
なにできるふうじゃないしね。数学がさほどできないから、理論物理学者にな
るのをあきらめたといってたような。
じゃ、おれの最近の人間性の定義によれば、数学(科学)も文学(芸術)もでき
ない弾さん、人間じゃないね。\(^O^)/
えっ、お前、最近、そういう定義なの? その定義だとお前も人間じゃない
し、世の大半の人も人間じゃないよね。
そうだよ。かつて人間ならではの活動と思われていたものも、機械に置き換
えられてきたのが歴史だし、この先、いま、人間ならでは活動と思われている
ことも、技術革新によってどんどん機械が置き換えていくから、機械と同じこ
としかできないなら、人間じゃない。それで、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/04/08/3018395
宮台・東対談『動物化するポストモダン』を読む
などで何度か書いてきた、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061495755/showshotcorne-22/
動物化するポストモダン―オタクから見た日本社会 (講談社現代新書) (新書)
東 浩紀 (著)
は、うまいこと言ったなあと思ってね。
おれの感覚だと、おれも含めて世の中のほとんどの人間は、「動物化するポ
ストモダン」じゃなくて、さらに進んで、「昆虫化するポストモダン」であり、
さらに進んでもはや「粉体化するポストモダン」という感じすらするわけ。あ、
「する」じゃなくて、もはや「した」じゃないといけないレベルか。すなわち、
「動物化したポストモダン」「昆虫化したポストモダン」「粉体化したポスト
モダン」の世界。
おい、忘れてるよ。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/07/15/3628943
不思議な量子をあやつる―量子情報科学への招待 (別冊日経サイエンス)
で書いてたボース・アインシュタイン凝縮体(BEC)化したポストモダンのこと。
あ、すまんすまん。BEC化したポストモダンね。機械、特にコンピュータが
発達していけば、いままでなら人間ならではと思われていた知的活動の世界に
もコンピュータが進出していくから、知の水準が上がっちゃって、それ以下の
人間は、人間であって人間じゃなくなる。これの逆をいうなら、コンピュータ
やロボットを人間と認めることが必要だが、これが地球人にはなかなかできな
い。無生物が自分たちと知的に同等と考えるには、感情的抵抗が大きいし、人
は人の上に人を作り、人の下に人を作りたがるから。
まだ人間に残っている知の世界には、たとえば、どういうのがある?
たとえば、コンピュータは、まだ、数学(科学)や文学(芸術)ができない。真
理の探究や美の探究の世界ね。そこがまだ人間に残されている知的活動、知的
生産の領域かなと。だから、勝間和代などの安直ビジネス本を知的生産と称し
て売っているのは、詐欺だし、ほんとに知の前線で奮闘している人たちに対す
る侮辱だよね。あの手の本が受けているのは、バカだなあと思うし、解体され
て「BEC化したポストモダン」な連中が操作されているだけにみえる。
どうして?
たとえば勝間和代は、自分を改造してグーグル化すればビジネスで有利に立
てる、金持ちになれると言ってカモを食ってるけど、おれは、そんな安直な世
界は技術革新が駆逐していくと思っているから。彼女が扇動・先導する方向は、
コンピュータに駆逐され、その結果として、失業するか、安い給料しかもらえ
ない付加価値の低くなっていく領域だと思うのね。そこに最適化するように、
自分を改造しろといってるふうにみえる。あれが成立するとすれば、公務員や
弁護士、会計士といった国の制度に守られた世界だろうけど、そこは知的生産
とは無関係の世界だし、その世界もこれからもっと解体されて、制度内のぬる
ま湯に浸かっていられなくなると思っているけど。
ITのツールを使いこなそうなんていうのは、それ自体は間違ってないでしょ?
だーかーらー。そういうのは、知的生産のずっと手前。修業のレベル。料理
の世界でいえば、皿洗い、下働きの世界。それを知的生産とは言わない。
安直なビジネス本、自己啓発本に頼っていたら、今後、アウトだと?
そう。ああいう本は、以前も書いたように、何度もやっても失敗するダイエ
ット本と同じ。話のネタや楽しみに読むなら別だが、結局、枝葉のことを付け
焼刃でやるだけだもん。おれに言わせれば、読んでも時間と金のムダ。
そうなると、あの手の本を読む人って、「じゃあ、どうしたらいいんですか?」って
聞くでしょ。
だから、それがもうアウト! 「じゃあ、どうしたらいいんですか?」じゃ
なくて、「じゃあ、どうしようか」と自分で考えないと。ヒントだけいえば、
本気でやるなら、基本に戻ったほうが早い。学校に通うか、中学・高校の教科
書的な本を独学するか、いろいろ方法はあると思う。基本を時間をかけて体系
的に学ばないと身に付かないことは、いろいろあって、数学だって、論理的思
考力だって、語学だって、料理だって、手芸だって、工作だってそう。そして、
そういうものって体系的な教育はちゃんとあるんだよね。その際たるものが、
学校教育で、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/06/22/3589649
おれでも漫画が描けるようになる?
でも書いたように、カリキュラムやシラバスはよくできてる。文部科学省の官
僚をはじめ、こういうの作ってる連中は、安直ビジネス本や自己啓発本の著者
よりバカとは思えないし、他国の体系もちゃんとみてるからだろうと思うけど
ね。ただ、せっかくいいカリキュラムやシラバスがあっても、ほとんどの人は、
学校教育で身に付けて来なかったわけで、それであわてて安直ビジネス本や自
己啓発本に走っちゃうんだよね。だから、基本に戻るときに、安直なビジネス
本や自己啓発本には手を出さないという制約を自分に課すというのも一案。
あのさ、どんどん脇道にそれるけど、東大のJavaアプレットを使ったシラバ
ス間の関係をネットワーク表示するMIMAは面白いよ。詳しくは、
http://ciee.t.u-tokyo.ac.jp/MimaSearch/manual/mima/index.html
をどうぞ。実際にやってみるには、
http://catalog.he.u-tokyo.ac.jp/catalog/engineering.html
授業カタログ
に行って、検索キーワードを入れるか学部毎の授業一覧からMIMAを使えばいい
んだけど、おれ、「量子力学」「情報工学」「情報科学」といったキーワード
で検索してネットワークを表示して、楽しんだというか、あっけにとられたと
いうか、こんな分野とも関係しているんだと思うことがいろいろあった。
あれ?
http://ja.wikipedia.org/wiki/シラバス
によると、シラバスって、言葉として変なのね。^^;
あとは、社会人の場合、体系的に学ぶ金と時間をどうひねり出すかだね。特
に時間ね。
お前がいうと、説得力ないもんな。なんとかしろよ、そのメタボな腹。
ほんとだよ。多摩川を歩いたり走ったりするといいつつ、やれ、寒い、暑い、
雨が降ったといっては、行かずにごろごろしてるもんね。最後は言うに事欠い
て、今日は天気がいいから寝てるだもんね。\(^O^)/
お前、数学とか物理とか、趣味でやり始めたでしょ。この手の世界は、体系
化が進んでいるし、いい教科書や参考書も多いから、時間さえあれば独学でき
るはずだけど、実際は、その時間をなかなか取ってないもんね。お前の本気度
のなさがよくわかるよ。
すみません。それでも亀のように少しずつ前進はしているのよ。
論理的思考力はどうする?
ほんとは小中高と国語と算数・数学をちゃんとやり直せば身に付く。算数・
数学だけじゃなくて国語が入っているところがミソ。でも、論理学者になるん
じゃなければ、楽しみながら囲碁か将棋をやってれば、いいんじゃないか。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/07/14/3626100
将棋脳の解明へ1歩
で書いたように、論理的思考と直感・直観と両方鍛えられるから。
あ、先崎さん、子供向けの入門だけじゃなくて、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4270001534/showshotcorne-22/
先崎学著「やりなおしの将棋 (岩波アクティブ新書)」
なんてのも書いてる。大人はこれか。\(^O^)/
囲碁は、紹介するといってずっと書いてない
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334034101/showshotcorne-22/
東大教養囲碁講座―ゼロからわかりやすく (光文社新書 309) (新書)
石倉 昇 (著), 梅沢 由香里 (著), 黒瀧 正憲 (著), 兵頭 俊夫 (著)
かな。おれでも、第3章くらいまではよくわかった。もう忘れたけど。\(^O^)/
読解力も体系的に身に付けるには、小中高と国語と算数・数学をちゃんとや
り直すことだと思うんだよね。国語だけじゃなくて算数・数学が入っているの
がミソ。
一般には、論理的思考力は理系的数学的世界で、読解力は文系的国語的世界
に思われてるでしょ。でも、実際に、数学をやり直していて思うけど、世間的
な理解より数学は感覚の世界、直感・直観の力が占める割合が大きい。逆に、
文学は、小説はもちろん、詩のような感覚的なものでも、ベースにしっかり理
論的なものがあると感じる。
スポーツ選手は、運動能力だけじゃなくて頭脳が大事、芸術家はセンスだけ
じゃなくて体力が大事というのに似てるね。
昔、王選手(王監督)が、「野球は体力・運動神経だと思われてるけど、体よ
りも頭が疲れる。頭を使えない選手は一流になれない」などといってたのを覚
えているし、たしか、ジャズ・ピアニストの秋吉敏子さんだったかな。「ピア
ニストは運動神経だ」などといってたのも覚えている。結局、人間の活動でい
いものは、脳と体、論理と直観の総合的なバランスがいいものなんだと思う。
で、読解力だけど、速読で月に何百冊も読むなんてのはどうでもいい。そう
いう知識を詰め込んだり、ポイントだけつかむというデータ処理的な本の読み
方は、今後、コンピュータに駆逐されていく世界だから。サヴァンやアスペル
ガーの人が本を大量に正確に記憶して瞬時に呼び出せるというのは、人間とし
ては驚異の能力であっても、本がどんどん電子テキスト化され、コンピュータ
で瞬時に検索できるようになってきたら、それだけじゃ、機械にかなわなくな
ってくる。囲碁や将棋のプロが抜群の記憶力で、過去の棋譜を覚えているのは、
対局中は過去の棋譜を調べてはいけないという(暗黙の)ルールがあるからなん
だよね。しかし、一般人の日常では、そんなルールは存在しない。いくらでも
コンピュータで調べていい。
人間に残されている読解力は、データ処理的な読解力ではなくて、文学的な
世界をも読み解ける読解力だと思ってる。俳句を1日で百首読みました(詠み
ましたではない!)なんていって、数を誇っても無意味でしょ。象徴的にいえ
ば、一首の俳句をどれだけ深く読み取って、豊かな世界を自分の中に構築でき
るか。世界観の豊かさにつながる、そういう読解力。
こういう真に読む力をつけるには、作者が、読者を飽きさせず楽に読めるよ
うにきっちりお膳立てしてくれているエンターテインメント作品ばかり読んで
てもだめ。読者は受身でいいから。
お膳立てされたディズニーランドのアトラクションが提供している「冒険」
と、自然の中に入って、一歩間違えると死につながるほんとの冒険とは、次元
が違うのと同じようなものだと。
だから、文学作品を読み解くのは難しいし、正解はないといっていいけど、
そういう読解力を身に付けるきっかけは、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/06/05/3562782
Re: 自分をグーグル化した情報サイボーグの末路その2
をはじめ、何度も紹介している
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480917047/showshotcorne-22/
梅田卓夫, 清水良典, 服部左右一, 松川由博編「高校生のための文章読本」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480917055/showshotcorne-22/
梅田卓夫, 清水良典, 服部左右一, 松川由博編「高校生のための批評入門」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480917098/showshotcorne-22/
梅田卓夫, 清水良典, 服部左右一, 松川由博編「高校生のための小説案内」
あたりが、手ごろじゃないかなと。
直感・直観を身に付けるには、これはもう、本物を数多く浴びるしかない。
音楽、絵画、詩、小説、演劇、映画、書、さらにいえば数学だって物理だって
スポーツや囲碁・将棋だってそうだし、ジャンルを問わないけど。
その意味では、日本は豊かで恵まれてるよね。本物を浴びたいと思っても、
できない暮らしをしている人がいる国は、世界にいっぱいあるもん。
あれこれ書いたけど、いわば、いずれ、地球温暖化で干上がる湖に向って、
進め、進めと言ってるような本がベストセラーになってあちこちから同工異曲
の本が出て、出版業界もビジネス本の救世主扱いで乗っかってるけど、おれに
言わせると、そういう現象の総体がアホで、どこが知的生産なんだと思うのね。
人間のバカさを露呈している現象にみえるのね。そういうことばっかりやって
ると、もっと早く機械に追い越されちゃうぞと。
でも、コンピュータに文学がわからないのはいいとして、数学はそれこそお
前の好きなLispで書いた数式処理ソフトや定理証明ソフトやFORTRANで書いた
方程式を数値解析で解くソフトは昔からあるじゃん。
いや、それでできてるのは、決まったパターンだけ。コンピュータのソフト
が新しい数学を発見・創造することはないし。コンピュータに絵を描かせたり、
作曲させたり(楽譜ソフトじゃなくて曲を創るということ)、小説を書かせたり
といった試みは昔からあるけど、達成できたのはごくわずかな領域でしょ。AI
(人工知能)が達成したのもごくわずかな領域。
そうはいっても、そのわずかな領域でも、ネットワークやハード・ソフトの
進化でコンピュータの処理が全世界的に展開できるようになると、大きな変化
が起きそうでしょ。
それはそう。すでに起き始めている。たとえば、全世界のネット上にあるデ
ータをかき集めて処理しているGoogleがいい例だけど、自然言語処理は、人類
史上ありえないほど大量のコーパスを使って解析ができるようになった。いわ
ば全人類の記憶を使って何かできないかとやってるわけだから、コンピュータ
が大きな成果を上げる可能性は十分ある。
結局、人間に残っている知的な部分はメタ思考の部分?
当分はそこは残りそうだよね。コンピュータは、形式論理で動いているから、
ゲーデルの不完全性定理やチューリングマシンの停止問題から考えると、枠を
飛び越えるような飛躍がないよね。それがないなら、自律的、能動的に美の探
究や真理の発見ができるとは思えないし。
メタ思考ができるためには、意識がないとね。コンピュータやロボットはま
だ意識を持ってないから、自己認識ができないし、厳しい内観もできない。そ
ういうものや直観がないと知的生産、新しいものが創造できないもの。そんな
こんなでサヴァンやアスペルガーといった人たちを研究することは、脳や心の
研究、人間性とは何か、機械と人間の違いとは何かを考えることにもつながっ
ているわけ。
なんか、やっと最初の話題に戻ってきたね。\(^O^)/
だからお前は甘いんだよ。すぐ脇道に脱線するぞ。こうやって、脳のことを
書いていると、あ、こんな本を買ってくださった人がいた。なんという偶然。
ラッキー。\(^O^)/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4270000600/showshotcorne-22/
考える脳 考えるコンピューター (単行本)
ジェフ・ホーキンス (著), サンドラ・ブレイクスリー (著), 伊藤 文英 (翻
訳)
ジェフ・ホーキンスは、PDAのPalm Pilotを作った人ですね。こういう研究
をやりたいために金儲けしたのか。偉いなあ。素人評にある「特異点」の話は、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/07/31/1690683
NHK「50年後の未来」、レイ・カーツワイル「加速するテクノロジー」
で紹介したことですね。
安直ビジネス本やらで勉強している気になってると簡単にコンピュータに追
い越されちゃうよってな意識は大昔からずっとあったけど、1年前のこのころ
にも書いているのね。徳田先生のいう制度の話も、今回、書いた制度のことと
つながってるし。
それでお前、勝間和代みたいな出来の悪いのがベストセラーになって持て囃
されてカチンと来たのか。
なるほどねえ。日記として読み直すと面白いね。ってな内省、内観がコンピ
ュータにはまだできない。\(^O^)/
ジェフ・ホーキンスの本には、甘利先生の推薦の言葉まである。こりゃ、読
まないとまずいか。^^;
甘利先生のことは
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/12/19/2520496
統計科学のフロンティア
でちょっと書いたが、甘利先生といえば、おれ、以前から気になっているけど、
読むまでには至ってないのが、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4130643061/showshotcorne-22/
シリーズ脳科学6 精神の脳科学 (シリーズ脳科学 (6)) (単行本)
加藤 忠史 (編集), 甘利 俊一 (監修)
をはじめとする、シリーズ脳科学。
シリーズ全体は、
http://www.utp.or.jp/series/brain.html
シリーズ脳科学[全6巻]
をどうぞ。
この中で、やはり、「第1巻 脳の計算論」、「第3巻 言語と思考を生む脳」
が気になるんだけど、未刊なんですよね。
この路線で気になっているのが、さっきのは東大の出版だけど、こっちは京
大の出版で、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4876988307/showshotcorne-22/
脳の情報表現を見る (学術選書 30 心の宇宙 6) (単行本)
櫻井 芳雄 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/487698834X/showshotcorne-22/
脳科学のテーブル (学術選書 34) (単行本)
外山 敬介 (編さん)
目次などは、
http://www.kyoto-up.or.jp/book.php?isbn=9784876988303
学術選書030 心の宇宙6
脳の情報表現を見る
櫻井 芳雄
http://www.kyoto-up.or.jp/book.php?isbn=9784876988341
学術選書034
脳科学のテーブル
外山敬介・甘利俊一・篠本滋 編/神経回路学会 監修
をどうぞ。
京大の学術選書には、小さいお子様をお持ちのご家庭には、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4876988021/showshotcorne-22/
子どもの脳を育てる栄養学 (学術選書) (単行本)
中川 八郎 (著), 葛西 奈津子 (著
なんてのもあります。目次は、
http://www.kyoto-up.or.jp/book.php?isbn=9784876988020
学術選書002
子どもの脳を育てる栄養学
中川八郎・葛西奈津子 著
をどうぞ。
ただし、結果に責任をもつわけではありません。\(^O^)/
年頃のお嬢さんがいて、ダイエットに励んでいる場合、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/09/14/523175
鷺一雄著「また、「あるある」にダマされた」
で紹介した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061327801/showshotcorne-22/
頭がよくなる栄養学―情報栄養学のすすめ (ブルーバックス) (新書)
中川 八郎 (著)
が役に立つかも。
先週ね、府中のイタ飯屋で昼飯食ってたら、隣の隣のテーブルに家族がいて、
女の子が、太るから食べないと言ってるのが聞こえてきた。そしたら、お母さ
ん、偉かったねえ。
「太るなんて、まだ気にしなくていいの。20歳くらいになってから気にしな
さい。それまではしっかり食べて太っていいの」と、ピシャリ。\(^O^)/
その家族が帰るときにみたら、なんとその女の子。まだ、小学校1年生くら
いなの。そんなころから、太ること気にしているのかと、びっくり。解体され
てBEC化されそうなのを、お母さんが、かろうじて守ったという図式ですね。
あ、小学校1年生くらいの女の子の話といえば、たまさん合宿では話したけ
ど、スーパーで遭遇した別のネタがあるけど、それはまたいつか。
脳には栄養以外に五感を使って刺激を与えるのも重要で、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/02/16/1188058
図工とゆとり教育と社会の残酷さの話
もいいこと書いてるなあ、おれ。\(^O^)/
うちの子の場合、ダウン症で知的障碍があることがわかっていたから、本な
どから知識を得て、自らの心を育てるということがほぼ無理。そこで妻がやっ
たことは、さすがは母はすごいと思いましたね。
専門家の先生からも、いろんな刺激を与えてあげてくださいとはアドバイス
は受けていたけど、妻がやったのは、ずっと話しかけること。言葉なんかわか
るわけがない生まれて間もないころから、日常を実況中継するかのごとく、
「これがスープンだよ」「今日は天気がいいね」「部屋の掃除をするね」「バ
バナだよ。黄色いよ。おいしいよ」からなんから、いろんな言葉をかけていた。
そして、機会を逃さず、冷たいもの、温かいものに触らせたり、猫や犬に触
らせたり、草花の匂いをかがせたり、あれこれ口に入れてなめさせたり。大げ
さにいえば、ヘレン・ケラーとサリヴァン先生。\(^O^)/
妻のあの努力・献身にはほんと頭が下がる思いだったし、感謝しています。
口に出さないから、おれ、怒られっぱなしだったけどね。^^;
言うは易し。横山やすし。\(^O^)/
母は強し。西川きよし。\(^O^)/
コメント
_ time ― 2008年07月19日 06時44分50秒
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_ ホットコーナーの舞台裏 - 2008年07月23日 05時58分37秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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イチイチ分けてコメントするのが、面倒くさいので、まとめて
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イチイチ分けてコメントするのが、面倒くさいので、まとめて
_ ホットコーナーの舞台裏 - 2008年09月01日 09時35分38秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/07/18/3633510
ICT業界とアスペルガー障害
で
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http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/07/18/3633510
ICT業界とアスペルガー障害
で
_ ホットコーナーの舞台裏 - 2008年09月02日 06時02分48秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/08/30/3723153
「スペル修正プログラムはどう
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http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/08/30/3723153
「スペル修正プログラムはどう
_ ホットコーナーの舞台裏 - 2008年12月16日 01時18分28秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
さっき、たまたま、NHK教育にチャンネルを合わせたら、赤ちゃ
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さっき、たまたま、NHK教育にチャンネルを合わせたら、赤ちゃ
_ ホットコーナーの舞台裏 - 2009年03月09日 23時00分39秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/07/18/3633510
ICT業界とアスペルガー障害
で
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http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/07/18/3633510
ICT業界とアスペルガー障害
で
_ ホットコーナーの舞台裏 - 2009年07月11日 21時31分49秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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いま(2009/07/11 20:00)、NHK総合の「追跡! A to Z」という番組で、脳の
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いま(2009/07/11 20:00)、NHK総合の「追跡! A to Z」という番組で、脳の
_ ホットコーナーの舞台裏 - 2009年08月10日 12時31分44秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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ハインラインの傑作タイムトラベルSF、「夏への扉」が新訳で出
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ハインラインの傑作タイムトラベルSF、「夏への扉」が新訳で出
_ ホットコーナーの舞台裏 - 2009年08月20日 03時38分00秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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忙しくて、目を離している間に、将棋の王位戦七番勝負。
挑
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忙しくて、目を離している間に、将棋の王位戦七番勝負。
挑
_ ホットコーナーの舞台裏 - 2009年09月15日 02時21分48秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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PHPからPHPサイエンス・ワールド新書というのが創刊されますね
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PHPからPHPサイエンス・ワールド新書というのが創刊されますね
_ ホットコーナーの舞台裏 - 2009年11月07日 06時25分01秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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東大の先端科学技術研究センターとソフトバンクモバイルがや
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東大の先端科学技術研究センターとソフトバンクモバイルがや
_ ホットコーナーの舞台裏 - 2009年11月22日 05時30分36秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/10/23/4649004
Real World Haskell―実戦で学ぶ関
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http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/10/23/4649004
Real World Haskell―実戦で学ぶ関
_ ホットコーナーの舞台裏 - 2009年12月10日 09時21分21秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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以下が以前売れていました。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/406
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以下が以前売れていました。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/406
_ ホットコーナーの舞台裏 - 2010年03月08日 08時23分25秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4623057070/showshotcorne-22/
はじめてみ
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http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4623057070/showshotcorne-22/
はじめてみ
_ ホットコーナーの舞台裏 - 2010年03月12日 04時07分32秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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時間がないのと、花粉症が始まって頭使いたくないのとで、本
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時間がないのと、花粉症が始まって頭使いたくないのとで、本
_ ホットコーナーの舞台裏 - 2011年03月23日 09時53分12秒
ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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ベさんが、Twitterで流していた。
http://twitter.com/#!/SnakeHole/statuses/503259
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ベさんが、Twitterで流していた。
http://twitter.com/#!/SnakeHole/statuses/503259
_ ホットコーナーの舞台裏 - 2011年06月28日 05時09分25秒
ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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こんなトラブルがあったのか。全然、知らんわ。
http://www.cyzowoman.c
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こんなトラブルがあったのか。全然、知らんわ。
http://www.cyzowoman.c
最近はアメリカのドラマではアスペルガーが流行なのかドラマDr. Houseの主人公もアスペルガーっぽい描かれ方をしてます。