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アマゾン、Kindleストアの分類、おかしいね。萌え系虚数・複素数、物理学、相対性理論、量子力学2012年10月28日 10時44分39秒

ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
 日本のアマゾンが、日本語版Kindleを出し、Kindleストアを始めたけど、中をみたら、まだまだだね。
 Kindleストアは、あわてて作ったのか、いろいろおかしい。
http://www.amazon.co.jp/s/ref=sr_nr_n_9?rh=n%3A2250738051%2Cn%3A%212250739051%2Cn%3A2275256051%2Cn%3A2291657051&bbn=2275256051&ie=UTF8&qid=1351356612&rnid=2275256051
Kindleストア > Kindle本 > コンピュータ・IT
をみても、しょぼい。
 しょぼいだけならまだしも、
http://www.amazon.co.jp/s/ref=sr_nr_n_2?rh=n%3A2250738051%2Cn%3A%212250739051%2Cn%3A2275256051%2Cn%3A2291657051%2Cn%3A2291769051&bbn=2291657051&ie=UTF8&qid=1351356492&rnid=2291657051
Kindleストア > Kindle本 > コンピュータ・IT > プログラミング
の、いま、人気第1位が、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0081MAM5W/showshotcorne-22/
人前で話すのがラクになる!5つの魔法 [Kindle版]
金光 サリィ (著)
って、どういうこと?
 人前で話すのがラクになるよう、自分をプログラグせよということ?
 第3位は、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B009XKLS86/showshotcorne-22/
iOSの [Kindle版]
神谷典孝 (著), 赤松正行 (著)
 タイトル「iOSの」って何?と思ったら、「iOSの教科書」の「教科書」を入れ忘れなのね。
 まあ、こんなもんかと思ったら、
http://www.amazon.co.jp/s/ref=sr_nr_n_7?rh=n%3A2250738051%2Cn%3A%212250739051%2Cn%3A2275256051%2Cn%3A2293263051&bbn=2275256051&ie=UTF8&qid=1351356612&rnid=2275256051
Kindleストア > Kindle本 > 科学・テクノロジー
に行くと、もっとすごかった。
 いま、人気の第1位、第2位は、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B009S3D2KK/showshotcorne-22/
人生がときめく片づけの魔法2: 2 [Kindle版]
近藤 麻理恵 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B008BCCFXY/showshotcorne-22/
人生がときめく片づけの魔法 [Kindle版]
近藤 麻理恵 (著)
 第3位は、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B009A25I8S/showshotcorne-22/
女医が教える 本当に気持ちのいいセックス [Kindle版]
宋 美玄 (著)

 これ、どこが、科学・テクノロジーなの?
 ばかー。第1位、第2位は、高度に発達した科学技術は、未開人には、魔法にしかみえないということだ。\(^O^)/
 じゃ、アマゾンのKindle本は、「魔法」とタイトルにあると、科学・テクノロジーに分類されるのかな。でも、「人前で話すのがラクになる!5つの魔法」は、プログラミングだったね。
 プログラミングも科学技術も、まあ、似たようなもんじゃ。\(^O^)/
 第3位のセックスは科学技術なの?
 情報省が、日本の科学離れを心配して、セックス本を科学・テクノロジーに分類するよう、アマゾンのコンピュータに進入して操作しました。\(^O^)/

関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2012/10/26/6612879
アマゾンKindle Paperwhite 3G、電子書籍制作サービスCAS-UB
http://iiyu.asablo.jp/blog/2012/01/31/6313608
勘違い童貞のイタすぎ発言、「女医が教える」の世界、ブルーバックスも

 数学もみてみた。まだ、数が少ない。いま、17冊。並んでいる本は、数学に関する本ばかり、けっこう、まともっぽい。
 注目は、オーム社お得意の萌え系解説書。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B009RO80YI/showshotcorne-22/
マンガでわかる虚数・複素数 [Kindle版]
相知 政司 (著), 石野 人衣 (著, イラスト), トレンド・プロ (著)
 紙は、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4274068234/showshotcorne-22/
マンガでわかる虚数・複素数 [単行本(ソフトカバー)]
相知 政司 (著), 石野 人衣 (イラスト), トレンド・プロ (その他)
 電子書籍は、たった100円(5%)しか安くなってない。アメリカは3割、4割安いのは当たり前だからなあ。
 ま、いずれ、これまで出ている「マンガでわかる」シリーズは、全部、電子化されるでしょう。その第1弾がこれなのかな。
 いま、ふと、電子書籍ならシリーズ全巻揃えても、置き場所、困らないなと思った。
 怖い、怖い。電子書籍は、これがあるから、つい、買いそう。
 しかも、Kindleなら、少なくともアメリカ版Kindleは、通信費はAmazon持ちで、世界中、どこにいてもネットですぐ買えたしね。怖い、怖い。

関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/12/30/4784089
オーム社、「マンガでわかる」シリーズ
http://iiyu.asablo.jp/blog/2010/07/27/5251183
Land of Lisp、英語版「マンガでわかる~」シリーズ、英語のオタク研究本
http://iiyu.asablo.jp/blog/2012/07/04/6500192
英語版「マンガでわかる~」シリーズその2

 物理学も、まともっぽい。人気第1位は、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B009CTXQT2/showshotcorne-22/
重力とは何か アインシュタインから超弦理論へ、宇宙の謎に迫る
(幻冬舎新書) [Kindle版]
大栗 博司 (著)
 この本のこと、ついでだから、ちょっと感想を書いておく。
 内容は非常にいいです。昔の物理学から、相対性理論、量子力学、素粒子物理学、超弦理論(超ひも理論)、最新の量子重力理論、それらが必須になった最先端の宇宙論まで、概観するには、もってこい。
 比喩もこれまでの類書で読んだことがない、オリジナルな比喩があったと記憶している。たとえば、162ページからの、アインシュタインの光量子仮説を、留置場とコインで説明する比喩。
 この手の高度に抽象的な話を、一般向けに説明するには、大なり小なり比喩が必要です。その善し悪しで、理解がずいぶん違う。いい比喩は、何度もいろんな人に使われて、生き延びます。
 144ページには、新発見。アインシュタインが、重力方程式(アインシュタイン方程式)に、宇宙項を追加したのは「生涯の不覚だった」と言ったという話。あれ、ジョージ・ガモフの作り話らしい。著者の大栗さんが属するカリフォルニア工科大学には、アインシュタインの資料を集めているプロジェクトがあり、そのディレクターによると、ガモフの自伝以外に、この言葉は出てこないそうです。
 180ページ。不確定性原理の説明。1つの量子状態に2つの物理量をもてないという意味の不確定性原理と、ハイゼンベルグの不確定性原理、つまり、観測の限界、量子限界の違いは知らなかった。そこから、小澤の不等式も出てくるのか。
 あれこれ読んでいても、おれ、何にもわかってなかったね。バカ丸出し。
 あ、それで、ボーアは、つまり、ハイゼンベルグの不確定性原理の先の世界があるというので、相補性を言い出したのかな。よー、わからん。
 ま、大天才ニールス・ボーアに、東洋哲学を教えたのは、おれとコンノ・ケンイチだがな。\(^O^)/

関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2012/04/25/6424842
ハイゼンベルグの不確定性原理、小澤の不等式の関連本

 でね。ぼくが気になったのは、本文のイラスト。
 人物のスケッチがある。たとえば、アインシュタインの話が出たときには、アインシュタインの顔を、ささっと描いたイラストがある。それは、まあ、いい。
 しかし、ひどいイラストがあって、たとえば、相対論の説明に出てきた電車の絵のイラスト(66ページ、68ページ)。ほかには、132ページ、187ページのイラスト。
 これらの説明用イラストは、説明には必要十分なことを描いてあるが、見た瞬間、このイラスト、下手というより、もうね、線がプロの線とは思えない。
 音楽でいえば、曲としては、ああ、あの曲ねとわかるには必要十分な演奏だが、音そのものが、プロの出す音ではない。そういう感じ。
 なんだ、このイラストは。ひどいなあと思ったら、本文のイラストは、それなりに描けている人物スケッチも含め、著者の大栗さんが描いてました。^^;
 個人的に、この本で一番印象に残ったのは、イラストでした。^^;
 しかし、繰り返すが、内容は非常にいいです。
 しかししかし、何度も何度もいうが、幻冬舎の新書は、索引がない。光文社新書もそう。講談社ブルーバックスは、大昔から、当然のこととして、索引を付けている。つまり、これらの編集部、おそらく古い文系人間が編集者をやっているところは、人間のクズ集団と判断できる。
 索引がないのは、出版社、編集者、著者の恥。こんな本を出す出版社、編集者、著者はクズと心得よ。
 今回も、以前読んだこの本を紹介するのに、あれはどこに書いてあったかなど調べるのに、索引がないから苦労した。
 コンピュータで簡単に索引を作れる時代に、索引を付けないのは、本当に怠慢、手抜き、やっつけ仕事。
 そんな奴には、人間のクズとして、読者は、「索引をつけろ。このクズ野郎!」と呪詛の言葉を投げつけ、つばを吐きかけ、卵をぶつけよう。実際に少しは痛い目に遭わないと、こいつら、ほんと何もしないだろう。
 読者には、同じレベルの内容をもつ欲しい本が複数あって選ぶのに迷ったら、索引があるほうを選ぶことをやっていただきたい。そうやって、索引をつけないと、不買運動をされ、時にはテロにも遭う。それくらいにならないと、このバカ状況は、改善されないと思う。

 第2位は、高価な洋書。ソリトンの専門書。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000UG9HNK/showshotcorne-22/
The Direct Method in Soliton Theory
Cambridge Tracts in Mathematics) [Kindle版]
Ryogo Hirota (著), Atsushi Nagai (翻訳), Jon Nimmo (翻訳),
紙の本の価格:¥ 8,549
Kindle 価格: ¥ 7,373
OFF: ¥ 1,176 (14%)
Claire Gilson (翻訳)
フォーマット: Kindle版
ファイルサイズ: 2737 KB
紙の本の長さ: 212 ページ
出版社: Cambridge University Press (2004/8/16)

 紙との比較があるのが面白い。値段だけじゃなくて、ペース数もあるし、ファイルサイズもある。面白い。
 専門書は、大きくて厚いことが多いから、電子書籍だとずいぶんスペースの節約になる。ぼくも、プログラミングなどの専門書は、あれば、電子書籍を買う。ただし、XMDF, .bookといった日本ローカルな、死にそうなフォーマットは買わない。PDF, EPUB, Kindleの.mobiあたり。
 電子書籍を、ばりばり買っている話は、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2012/08/14/6540426
JavaScript第6版、JavaScriptリファレンス第6版、電子書籍大人買いの話
で書いた。

 さて、本書の説明を読むと、ソリトンの方程式を解くバイリニア(biliniear)、または広田の方法(Hirota's method)という手法があり、その解説書ですね。
 広田の方法を調べたら、
http://ja.wikipedia.org/wiki/広田の方法
 さっぱり、わからん。\(^O^)/
 でも、めげずに調べた。この手法の開発者、広田良吾さん、その人が書いた解説書がある。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/400005676X/showshotcorne-22/
直接法によるソリトンの数理 [単行本]
広田 良吾 (著)
 ああ、懐かしや。数式処理システムREDUCEの本もある。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4781905463/showshotcorne-22/
REDUCE入門―パソコンによる数式処理活用法
(Information & computing (33)) [単行本]
広田 良吾, 伊藤 雅明

 そして、大発見。
http://ja.wikipedia.org/wiki/広田良吾
を見よ。
--- ここから ---
1954年 九州大学理学部物理学科卒業
1956年 九州大学大学院理学研究科修士課程修了
--- ここまで ---
 もろに、情報省のスパイだ。\(^O^)/
 おっとろしいわ。世界を席巻した手法の開発者が、情報省のスパイとは。 どこにスパイがおるか、気が気じゃないね。

 REDUCEは、Lispで書いた数式処理システム。Standard LispというLispで書いてある。昔の代表的なもう一つの数式処理システムMacsymaもLisp。こちらは、MacLispで書いてある。
 あ、知らなかった。REDUCEは、オープンソースになってますね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/REDUCE_(数式処理システム)
http://yang.amp.i.kyoto-u.ac.jp/~yyama/FreeBSD/math/reduce-j.html
REDUCE
 Macsymaは、Common Lispで書き直されて、Maximaになっている。Maximaのことは、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/01/19/1123372
Maxima、すげえじゃん
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/01/20/1126597
Maxima, BCPL, Algol, APL, SNOBOL
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/01/26/1138367
Maxima, KNOPPIX/Math, R, Octaveその他
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/03/28/1350929
横田博史著「はじめてのMaxima」
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/04/04/1368395
竹内薫さんのMaxima本
を参照。いずれも、5年半以上も前に書いたものだ。
 ほんとに、時の流れは、いやになるよ。

 いま、第5位になっている、次は、面白そうだ。
 注文したKindle Paperwhiteが来たら、最初に読む日本語の本は、これにしようかな。でも、届くのは、まだ1ヵ月くらい先かな。そんなに待てんときは、紙で読もう。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B009GXM2X0/showshotcorne-22/
量子力学の哲学 非実在性・非局所性・粒子と波の二重性
(講談社現代新書) [Kindle版]
森田 邦久 (著)
 紙は、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062881225/showshotcorne-22/
量子力学の哲学――非実在性・非局所性・粒子と波の二重性
(講談社現代新書) [新書]
森田 邦久 (著)

 量子力学つながりで、この前、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2012/09/30/6588054
神永正博「「超」入門 微分積分」、古澤明「「シュレーディンガーの猫」のパラドックスが解けた!」
で名前を出した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062577852/showshotcorne-22/
「シュレーディンガーの猫」のパラドックスが解けた!
(ブルーバックス) [新書]
古澤 明 (著)
を読んだ。
 すごいわ、これ。実験で、ほんとにこんな現象を作り出すことができ、現象を実際に確認できるんだね。話は、多くの量子力学の一般向け入門で何度も読んだが、たとえば、前述の「重力とは何か」にも出てくるが、実際に自分たちが実験でやってみせている詳しい解説は、これが初めて。
 こんな現象とは、量子重ね合わせ状態のこと。
 「シュレーディンガーの猫」は、猫が生きている状態と死んでいる状態が同時に重ね合わさっている存在している状態。
 シュレーディンガーは、シュレーディンガー方程式(波動方程式)、波動関数によって量子力学を使える学問にした大天才だが、本人は、アインシュタインと同様、量子力学が示唆することを信じてない、信じたくなかったみたい。
 量子力学によれば、この宇宙は、確率的なものでしかないし、我々がもっている日常の常識を破壊する摩訶不思議な現象がある。

 そんな変なことが起きてたまるか。たとえば、猫が生きている状態と死んでいる状態が同時に存在するなんて、あってたまるか。おかしいだろうといって、提出したのが、「シュレーディンガーの猫」というパラドックス。
 でも、実際は、そういう状態がある。猫のような、我々の生活レベルほどモノが大きくなると、その現象は観察できないが、ミクロの世界ではそれが起きている。マクロの世界になると、いろいろとその現象を壊す要因があって、観察されてないだけで、将来、阻害要因を取り払えれば、原理的には、猫のような大きなモノについても、ほんとに生きてる状態と死んでいる状態を重ね合わせることができるかもしれない。
 もちろん、我が、おとめ座銀河団の科学では、そんなの当たり前。\(^O^)/
 ってなわけで、古澤さんは、この量子重ね合わせ現象を、光を使う量子光学の技術によって、実現している。その数学的な解説は、ブルーバックスだから思い切り簡略して感触だけ伝わるように書いてあるが、実際に観測した結果のグラフがたくさん出てくる。実験装置はどうなっているかも解説してある。
 スクイーズ状態とか、光子抜き取りとか、そんなことができるんだね。

 アインシュタインも、生涯、量子力学を認めなかった。
 ニュートン力学をぶっ飛ばして、人類の世界観を全くの別次元に放り込んだ、大大大天才アインシュタインでさえ、「神はサイコロは振らない」という、決定論的世界観から抜け出すことができなかった。
 人間の業ですなあ。
 量子力学の矛盾、おかしさ、不完全さを証明するために、アインシュタインたちが提出したERPパラドックス。「こんな変な現象が起きてたまるか、この野郎」と出した話だったのに、ERPパラドックスの研究を深めることで、量子の世界の理解が進み、ついには変な現象は実際に起きることがわかってしまったこと。
 ERPパラドックス以前から、アインシュタインは量子力学を攻撃し続けたけど、結局、自分が大嫌いな量子力学の発展に大きく貢献したのは、皮肉ですなあ。
 もちろん、アインシュタインをけしかけて、量子力学が発展するように仕向け、波動関数を操作したのは、情報省です。\(^O^)/

 上記、「「シュレーディンガーの猫」のパラドックスが解けた! 」を読むなら、ぜひ、前著2つもどうぞ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062576481/showshotcorne-22/
量子テレポーテーション
―瞬間移動は可能なのか? (ブルーバックス) [新書]
古澤 明 (著)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062577151/showshotcorne-22/
量子もつれとは何か
―「不確定性原理」と複数の量子を扱う量子力学 (ブルーバックス) [新書]
古澤 明 (著)

 古澤明の量子3部作は、理論的な話だけではなく、実際に、実験でいろいろ試しているところが、素晴らしい。

 初期宇宙の誕生の秘密を明かす、インフレーション理論の佐藤勝彦先生の本は、これまでも紹介しているが、Kindle版も出ているね。
 いま、第6位、第7位にランクされている。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0089H28ZG/showshotcorne-22/
「相対性理論」を楽しむ本 よくわかるアインシュタインの不思議な世界
(PHP文庫) [Kindle版]
佐藤 勝彦 (監修)
 紙は、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569572162/showshotcorne-22/
「相対性理論」を楽しむ本―よくわかるアインシュタインの不思議な世界
(PHP文庫) [文庫]
佐藤 勝彦 (監修)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0089H281U/showshotcorne-22/
「量子論」を楽しむ本
ミクロの世界から宇宙まで最先端物理学が図解でわかる! (PHP文庫)
[Kindle版]
佐藤 勝彦 (著)
 紙は、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569573908/showshotcorne-22/
「量子論」を楽しむ本
―ミクロの世界から宇宙まで最先端物理学が図解でわかる!
(PHP文庫) [文庫]
佐藤 勝彦 (監修)

関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/12/19/6249931
タイムマシンがみるみるわかる本ほか、PHP文庫の佐藤勝彦本。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/01/21/5644167
新 目で楽しむ量子力学の本、見て楽しむ量子物理学の世界
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/12/12/6240592
萌えて習得!量子力学、都筑さんの名著をマンガで読むブルーバックスほか

 さて、これくらいまでは、物理学のジャンルもまともにみえたが、第8位からが変。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B009MAI3LC/showshotcorne-22/
出雲鉄と安来節 [Kindle版]
田畑 修一郎 (著)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B009LSIYEQ/showshotcorne-22/
土地兼併の罪悪 [Kindle版]
田中 正造 (著)

 なんか、物理学とは、関係なさそうなタイトル。
 同じ表紙イメージの本に、物理学者かつ名エッセイストの寺田寅彦が書いた本や、かつて、原子の構造として長岡モデルを提案した長岡半太郎が書いた本があるから、それで、上記は物理学扱いになったのかな。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B009AJ80XG/showshotcorne-22/
比較言語学における統計的研究法の可能性について [Kindle版]
寺田 寅彦 (著)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B009M8UH40/showshotcorne-22/
物理学革新の一つの尖端 [Kindle版]
長岡 半太郎 (著)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B009M8TP4I/showshotcorne-22/
プランク先生の憶い出 [Kindle版]
長岡 半太郎 (著)

 ちなみに、このシリーズ、値段は0円、つまり、無料です。なぜなら、
--- ここから ---
このコンテンツは日本国内ではパブリックドメインの作品です。印刷版からデ
ジタル版への変換はボランティアによって行われたものです。
--- ここまで ---
という理由。
 青空文庫のようなところがやったコンテンツなんでしょうかね。
 ボランティアでやった、文化遺産を後世に残すという尊い仕事が、アマゾンのシステムに載るのは大きいね。配布や検索の強力なインフラだもん。ボランティアで電子化した人たちも読者も助かる、Win-Winだね。
 アマゾン、偉い!
 こういう貴重な無料コンテンツで人が来て、有料コンテンツを買ってくれれば、アマゾンとしても言うことナス、キュウリがパパ。\(^O^)/

コメント

_ dosei-san ― 2013年01月28日 21時00分23秒

Kindleは理工書少なすぎると思ってググってきました。上陸後数ヶ月たったというのに品揃えは片田舎の書店レベルだ。数式が大量に出てくるような日本語の本は皆無で、科学・テクノロジーのカテでもこの記事で言及されているようなものから、Kindleハウツー本、IT、原発問題、啓蒙書の類しか見当たらぬ、、、
しかも洋書であっても数式や図が致命的に見辛いのはアメリカ版しかなかった頃と同じ。ググると阿鼻叫喚で日本版発売前の情報がちらちらヒットしますがなぜ改善されないのか。ibooksなどは洋書ですら理工書は皆無だった。数学セミナーの巻頭言にもタブレットが数学を変えるとか書いてあったが、こんな状況では大言壮語も甚だしい。文章だけの本にとってはKindleも悪くないが、数式が大量に出てくる理工書や論文などを読むにはまだまだ遅れているといわざるをえない。しかも余白でコメント機能はあるが、数式や図などを自力で書き込むことすらできないのは使い物にならない。デジタルコメントなら面積はほぼ無限大だというのに。自著を出版するためだけにTeXを開発したKnuthのような人物はいないのか!?
当方iPhoneで利用しておりますが、背景色を白以外に設定すると数式やグラフの背景が透過処理されておらずに周りだけ白くなる!文章中の数学記号などがとても読みづらい。Wikipediaなどは既にこういう環境がかなり整備されているのでそのような記事も多い。
最近は軌道エレベーター本がトップになってますが物理学的に数式を用いて真剣に議論していなかった。数学書であれば、ほかにもちらほらみられますが、何れにしてもKindleで数式が大量にでてくるような科学をするには、こういうソフトウェア面での環境が整備されていく必要がある。たとえば他のiPhoneアプリで計算して結果をKindleのノートにコピペできるなどは便利だろう。ゆくゆくは全てKindle内部で完結できるようにしたい。こういう環境が整備されることによってゆくゆくは日本そして世界の科学力が向上していくはずだ。

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_ ホットコーナーの舞台裏 - 2012年10月29日 04時48分36秒

ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
 お買い上げありがとうございます。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B

_ ホットコーナーの舞台裏 - 2012年12月29日 10時38分34秒

ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
 どう考えても、こいつら、スパイだよね。\(^O^)/

http://iiyu.asablo.j

_ ホットコーナーの舞台裏 - 2013年03月05日 05時28分59秒

ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
 大栗博司さんの新刊がありますね。非常によさげ。
http://www.amazon.co.

_ ホットコーナーの舞台裏 - 2013年03月20日 06時15分46秒

ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
 お買い上げありがとうございます。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4

_ ホットコーナーの舞台裏 - 2013年04月04日 10時25分06秒

ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2013/03/20/6752071
量子情報科学入門、双対性、量子も

_ ホットコーナーの舞台裏 - 2013年07月25日 05時19分56秒

ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
 この前、テレビのニュースで、ニュートリノのことをやっていて、

_ ホットコーナーの舞台裏 - 2013年09月25日 10時13分44秒

ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
 NHKスペシャルの「神の数式」。理論物理学の世界でしたね。
http://ww

_ ホットコーナー - 2016年07月27日 10時14分35秒

ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonから。
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