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ポアンカレ予想のDVDが出ます\(^O^)/とそのNHKスペシャルの本2010年04月02日 00時58分22秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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http://iiyu.asablo.jp/blog/2010/03/31/4985328
リーマン予想のDVDが出ます\(^O^)/
の関連。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003AM2U6M/showshotcorne-22/
ポアンカレ予想・100年の格闘 ~数学者はキノコ狩りの夢を見る~ [DVD]
を予約してくださった人がいて、気づきました。
 これ、NHKスペシャルでやったポアンカレ予想のDVD化。
 ポアンカレ予想に挑戦した数々の数学者と、解決したグリゴリ・ペレリマン
の物語でもある。
 グリゴリー・ペレルマンという表記もあるが、今回は、NHKの表記に従う。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003AM3BZG/showshotcorne-22/
リーマン予想・天才たちの150年の闘い ~素数の魔力に囚われた人々~ [DVD]
と同じく、発売予定日は2010年5月28日だそうです

 NHKにある番組の内容紹介は、
http://www.nhk.or.jp/special/onair/090309.html
100年の難問はなぜ解けたのか ~天才数学者 失踪の謎~
 ついでに、もう一度、リーマン予想の番組内容紹介は、
http://www.nhk.or.jp/special/onair/091115.html
魔性の難問 ~リーマン予想・天才たちの闘い~

 おれ、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2010/03/16/4950139
政治を数学で語ろう\(^O^)/
で名前を出した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140812826/showshotcorne-22/
NHKスペシャル 100年の難問はなぜ解けたのか―天才数学者の光と影 (単行本)
春日 真人 (著)
を買って読んだんです。
 番組の記憶が甦る。取材の裏側もあれこれ書いてある。それと数学的な説明
も簡単ながらある。
 番組の映像を写真にして使っているが、写真が小さいし、モノクロなので、
細部がよくわからない。そこはやはり、DVDを観るべき。
 あの番組をみたときの感想は、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/10/29/1877162
Re: ポアンカレ予想
で書いたが、やっぱり、一番印象的なのは、トポロジーじゃ解けず、時代遅れ
と思われていた微分幾何学で解けちゃったということ。
 トポロジーはポアンカレが切り開いた分野。当然、ポアンカレ予想は、トポ
ロジーの問題であり、トポロジーで解けるとみんな思った。
 まさか、数学の王様とも呼ばれ、数学の王者になったトポロジーに押しのけ
られ、もう時代遅れの古くさい微分幾何学なんかで解けるとは誰も思わなかっ
た。
 これですよね。ブレークスルーがよく起きるのは。あるいは、イノベーショ
ン。それも破壊的イノベーションが起きるのは。
 ペレリマンは、高校時代、数学と同等以上に物理がよくできたから、熱伝導
方程式(本書では、熱方程式といっている)に親しんでいた。それで、リッチフ
ロー方程式と形が似ているので、ここに解決のヒントがあると直感できた。
 こういう、専門タコツボを超えた複数のジャンルをまたがる知識と経験が、
ブレークスルー、イノベーション、破壊的イノベーションを起こすのも、よく
あること。
 「境界領域に新世界あり。周縁に新時代あり」ですね。
 お、いま、思いつきで書いたけど、
「境界領域に新世界あり。周縁に新時代あり」
は、なんかかっちょいいね。よし、おれの専売特許にしよう。\(^O^)/
 ってか、クリエイティブ・コモンズにしろよ。
 まあ、好きに使ってちょ。

 ベレリマンの証明は、微分幾何学や物理学の手法を駆使しているから、トポ
ロジーが専門の数学者にはちんぷんかんぷんで、トポロジストたちは、悔しい
やら情けないやらで、ひどく落ち込んだというのも、ドラマですね。
 いまでも、トポロジーで解けないのは、数学的に美しくないというので、ま
だトポロジーで解こうとしてる人もいるそうです。そういうもんなのでしょう
か。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2010/02/27/4910560
少女素数、リーマン予想、数学セミナー増刊「リーマン予想がわかる」
で感想を書いた
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002U22YZK/showshotcorne-22/
数学セミナー増刊 リーマン予想がわかる 2009年 11月号 [雑誌] (雑誌)
で、リーマン予想は解決したのは、数学者ではなく、量子コンピュータを駆使
した宇宙プログラマだという設定になっているのも、そういうことなんでしょ
うね。

問 「そういうこと」とは、どういうことか、10文字以内で説明せよ(答は
最後に)。

 番組を観たとき気づかず、本書で改めて知ったが、ペレリマンは、微分幾何
学の中でも、アレクサンドルフ空間という特殊分野の第一人者なんだそうです。
 これで、また、キャバ嬢を煙に巻く言葉を仕入れたぜ。\(^O^)/
 本書では、この分野の世界的権威として東北大学の塩谷隆教授が登場して、
アレクサンドルフ空間のことを説明しています。特異点を持った空間で、この
分野は、人によっては、数学のゲテモノというそうです。
 こういうの番組にあった?
 それと、筑波大学の山口孝男教授が出てきて、ペレリマンの人となりも語っ
ています。
 これも番組にあった?
 ゲテモノが、ブレークスルー、イノベーション、破壊的イノベーションを起
こすという話もよくある話で、示唆的ですよね。

 番組にあった記憶がないことが、まだある。
 スティーブン・スメール博士。モスクワでの会見が原因で、彼は、ソ連当局
(まだ冷戦時代)に連行された話は、あった?
 ウィリアム・サーストン博士。「サーストンの幾何化予想」の人。
 写真が出ているから、番組にはあったはずだが、記憶がないのが、葉っぱを
使って曲率の説明をしている話。

 本書には、サーストン博士の言葉でこういうのがある。
 「幼い頃は、自分のやりたいことをやって世界を体験し、色々なオモチャに触
れることが重要だと思います。大人が言葉にしたり説明できることは、子ども
が身をもって体験することに比べれば、極めて限られています。子どもに教え
込もうとするのは間違っています。質問に答えるのは大切ですが、細かいノウ
ハウ、例えば掛け算を教えるなんてことは重要ではありません」
 脳と身体性の話だし、勝間和代などのカモリーマン向けハウツーの世界がダ
メな理由だね。^^;
 もうひとつ、サーストン博士で考えさせられる話。
 サーストン博士は天才で、めちゃめちゃ証明ができる。葉層構造論という分
野で、次々と証明しまくった。そしたら、葉層構造論は、サーストンが全部一
人でやっちゃうから、この分野を研究しても自分のキャリアの先がないという
ので研究者がいなくなった。まだ、やらなけれいけないことがいっぱいある分
野だったのに。
 池に鯨が来たから、池の魚が押し出されたということですね。
 それで、サーストン博士は研究態度をがらりと変えた。もう、証明はしない。
アイデア、予想を出すだけ。それを他の人に証明してもらって、その人の業績
にしてもらう。
 みんなが求めていたのは、結果ではなく過程だったと。
 武部先生の本にも、数学者が理解するというのは、どういうことかというの
で、似た話が書いてありましたね。
 これも、最近、よく書いている、公式の暗記より、プロセスの理解ですね。
 上の検索窓に「公式 プロセス」を入れて、検索してみて。

関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2005/05/11/2473
女性専用車両とポアンカレ予想
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/08/19/1736166
ポアンカレ予想を解いた数学者
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/10/16/1856390
ポアンカレ予想
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/10/29/1877162
Re: ポアンカレ予想


 「つまり、そういうこと」

bit誌の連載「マルチパラダイム言語 TAO」が公開されている\(^O^)/2010年04月02日 01時03分01秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
 100万年ぶりに、
http://www.nue.org/nue/index.html
NUE
に行ったら、一番下の部分で、竹内郁雄さんが、かつてbit誌で連載していた
TAOの連載が公開されていることを発見。
 ちょー、懐かしいです。TAO/ELISの中身がよくわかって、Lisp好きは、当時、
みんな、食い入るように読んでいました。

http://www.nue.org/nue/tao/bitao/index.html
マルチパラダイム言語 TAO
竹内 郁雄

 TAOは、LispマシンELISで動く、鵺的なんでもありLispで、Lispの関数型、
Prologの論理型、Smalltalkのオブジェクト指向の3つのプログラミングパラ
ダイムの調和平均を取ったLispだという触れ込みでした。
 たしか、おれ、ACMのSIGPLANで論文をみて、いきなり東洋思想が出てきて、
こんなのありかと思った記憶がある。
 あー、あったあった。
Major publications

97 I. Takeuchi, H.G. Okuno, and N. Osato: "TAO - A harmonic mean of
Lisp, Prolog and Smalltalk", SIGPLAN Notices, Vol.18, No.7 (1983), ACM.
にありますね。
 これこれ。ちゃんと、harmonic meanと書いてあるでしょ。調和平均。
 算術平均じゃなくて、ちゃんと3つのパラダイムの調和・融合ができている
というシャレなんです。

 あ、こんなのもある。
http://www.dreamsongs.com/NewFiles/Hopl2.pdf
The Evolution of Lisp
 あ、日本語訳がある。
http://www010.upp.so-net.ne.jp/okshirai/HOPL2-Uncut-j.txt
Lispの進化

 TAOが出てきた背景がわかると思います。

関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2005/11/17/145926
Lisp特別イベント
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/06/29/1613199
Gauche Night
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/03/23/2813545
日本のLispマシン
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/10/22/3837328
最近の雑誌から
http://iiyu.asablo.jp/blog/2010/02/19/4890951
Lispの神様 竹内郁雄教授の最終講義。「初めての人のためのLISP 増補改訂版」

テルモの生命科学DOKIDOKI研究室2010年04月02日 01時24分18秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 テルモ科学技術振興財団が生命科学DOKIDOKI研究室というサイトをやってる
んですね。
 中高生が生命科学に親しむためのサイト。
 中高生向けということは、社会人、特に文系社会人にもぴったりということ。
 これ、岩波ジュニア新書が中高生向けといいながら、実は、社会人によく読
まれているのと一緒。

http://www.terumozaidan.or.jp/labo/
生命科学DOKIDOKI研究室

 ミドリムシでクッキーやベーグル作るんだね。
http://www.terumozaidan.or.jp/labo/technology/04/index.html
ミドリムシクッキーを食べたことがありますか?
 食べてみたーい。

 東北大学大学院歯学研究科 大隅典子教授のインタビューがある。
http://www.terumozaidan.or.jp/labo/interview/04/index.html
第4回 脳の発生の探求から、心の病の予防・治療までも視野に
東北大学大学院医学系研究科 大隅典子 教授

 大隅先生のお薦めは、
脳科学者たちが読み解く脳のしくみ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822284182/showshotcorne-22/
脳科学者たちが読み解く脳のしくみ 3ポンドの謎 (単行本)
シャノン・モフェット (著), 藤井 留美 (翻訳)
 おれが買おうと思っていた本と同じだ。
 と思ったら、あれれ? おれが狙っている本とは、表紙が違う。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492800816/showshotcorne-22/
最新脳科学で読み解く 脳のしくみ (単行本(ソフトカバー))
サンドラ・アーモット(Sandra Aamodt) (著), サム・ワン(Sam Wang) (著),
三橋智子(みつはし ともこ) (翻訳)
のことだと勘違いしていた。
 なるほど。両方買えというセレンディピティか(爆)。
 もう、毎日、朝から晩までセレンディピティやわ。

関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2010/03/30/4983278
カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第1巻 細胞生物学 (ブルーバックス)

iPadとウォズのインタビュー2010年04月02日 05時09分35秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
 「iPadがすべてを変える」という特集が話題の
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003BW214C/showshotcorne-22/
Newsweek ( ニューズウィーク日本版 ) 2010年 4/7号
 個人的には、ウォズ(ジョブズとともにAppleを創業したウォズニアック)の
インタビューがウォズらしくて傑作。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2010/02/19/4890972
iPadのこと。iPhoneプログラミング本の続きも少し
で話題にした、iPhoneのマルチタスク問題も関連あり。
 解決策は、ウォズらしい実戦的なやり方だね。だから、iPadも。。。という
ことなのね。
 同じ傾向の号は、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002UTONES/showshotcorne-22/
Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2009年 11/18号
で、特集は、「本と雑誌と新聞の未来」。

 お、翻訳して掲載している人がいるね。
http://maclalala2.wordpress.com/2010/03/31/

関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/12/25/4026151
アップルを創った怪物―もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/02/27/4141049
アップルを創った怪物―もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝その2

 ひぃぃ。もう1年以上前か。
 それに、今年だってもう4月だし。
 おっとろしかこつばい、鮎原さん。