気になった本(文系編) ― 2009年06月29日 08時47分58秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/06/28/4397127
気になった本
は、理系の本ばかりでしたが、実は、文系の本もいろいろ売れているんです。
文系というより、経済と政治関係かな。時期的に、選挙が近いせいかな。
まず、シビアそうな本。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4272330586/showshotcorne-22/
しのびよる破局―生体の悲鳴が聞こえるか (単行本)
辺見 庸 (著)
これ、辺見さんらしく、シビアな現実を直視する本のようですね。アマゾン
の素人評で知ったけれど、辺見さん、いま、手が不自由で携帯を使って書いて
いるのね。それでこれだけの本を書くのは、執念ですね。
辺見庸さんといえば、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4272330586/showshotcorne-22/
もの食う人びと (角川文庫) (文庫)
辺見 庸 (著)
が、話題沸騰のルポでしたね。
おれは、怖くて読めなかったけど。^^;
この根性なし。そんなんで、裁判員制度で裁判員に選ばれて、死体写真をみ
て、正常な判断ができるのか、お前。
いやーん。
関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/12/15/1030157
吉野次郎著「テレビはなぜインターネットが嫌いなのか」
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/06/03/4339627
金城哲夫、ウルトラQ、ウルトラマン、ウルトラセブン
次は、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4406052275/showshotcorne-22/
新自由主義の破局と決着―格差社会から21世紀恐慌へ (単行本)
二宮 厚美 (著)
これ、いま、読んでいる何冊かの1冊。おれ、この本、地下鉄で横の人が読
んでいて面白そうだったから、買ったの。読んでいた人は20代後半から30
代前半くらいの人。おれの妄想エンジンによれば、霞ヶ関に勤務する、いや財
務省に勤務する若手のばりばりのキャリアだ。\(^O^)/
そこでおれは、なんとしても読みたいと思ったわけ。本はカバーがかかって
いたが、超一流スパイであるおれは、すぐさま、スパイの技を使って、書名や
著者名を調べて、自分で買ってみた次第。
別途、これも感想を書くかもしれないが、まえがきや第1章の途中までなん
だけど、その部分だけでも、小泉・竹中の構造改革とは何だったか、きれいに
腑分けしてあり、いま、テレビや雑誌、論壇をにぎわす多くの議論、竹中平蔵、
金子勝をはじめ、よく聞く経済学者たちの言説がなぜだめなのかが解明してあ
る。
関連して、未読だが、これまで名前を出しておらず、格差社会や金融戦争も
ので話題になった本を以下、いくつか列挙。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167753502/showshotcorne-22/
超・格差社会アメリカの真実 (文春文庫) (文庫)
小林 由美 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087204898/showshotcorne-22/
資本主義崩壊の首謀者たち (集英社新書 489A) (新書)
広瀬 隆 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140813202/showshotcorne-22/
世界金融戦争―謀略うずまくウォール街〈上〉 (単行本)
広瀬 隆 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140813210/showshotcorne-22/
世界金融戦争―謀略うずまくウォール街〈下〉 (単行本)
広瀬 隆 (著)
広瀬隆は、陰謀論めいて嫌いな人は嫌いだろうが、おれは広瀬隆のたぐり寄
せ方がすごく面白いんだよね。
次は、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4063793524/showshotcorne-22/
現代プレミア (講談社MOOK) (ムック)
佐藤 優 (著, 編集)
の名前を出したせいなんだろうね。ちなみに、「現代プレミア」は、買ったも
のの九州には持って行きませんでした。^^;
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/404710177X/showshotcorne-22/
テロリズムの罠 左巻 新自由主義社会の行方 (角川oneテーマ21) (新書)
佐藤 優 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4047101788/showshotcorne-22/
テロリズムの罠 右巻 忍び寄るファシズムの魅力 (角川oneテーマ21) (新書)
佐藤 優 (著)
アマゾンの右巻の素人評に、
「新自由主義で中間団体が解体され、国民一人がアトム化されている日本の状
況において、、、、ファシズムが有効性を持つ思想として登場する可能性があ
る」
と、本文を引用しているが、このアトム化というのは、おれがいう、人々が極
限まで解体されて自由に操られている
「動物化したポストモダンより、もっと知能の退化が進んだ、昆虫化(群体化
した昆虫のイメージ)したポストモダン、どころか、もはや生命でもなく、砂
や粉が集まった世界、すなわち粉体化したポストモダン、どころか、原子レベ
ルにまで解体されて操られてしまうボース・ アインシュタイン凝縮体(BEC)化
したポストモダン」と同じ意味だろう。
解体すると、不安による操作、すなわち、論理より感情、情動による操作が
やりやすいんです。
不安心理につけ込んで、こうやれば年収が増える、スキルが上がると煽る、
勝間和代、神田昌典、中谷彰宏などの、マーケティングテクニックを駆使して
売りまくる、中身がない安直ビジネス本の世界がウケているのもそうなんです。
基礎から鍛えてない奴が、そんなことやっても、下の階級で少し上に上がれ
るかどうか。もっとはっきり誇張して書けば、奴隷階級の中で、中の下から中
の上の奴隷になれるかどうかというレベルのことをやってるのにね。
当然、そんな小手先のノウハウでは上の階級には行けないので、また彼らの
本を買うわけ。ほんといいカモですよね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480064605/showshotcorne-22/
サブリミナル・インパクト―情動と潜在認知の現代 (ちくま新書) (新書)
下條 信輔 (著)
にあるように、ニューロ・マーケティングやら、ワンフレーズや郵政民営化一
本槍で大衆の情動に訴えて選挙に大勝した小泉純一郎政権の話やらにつながる
んですよね。そして、ファシズムにもつながると。
未読だが、佐藤優が言いたいのはそういうことなのかなと。
20年前に電脳騒乱節で、バブル崩壊後に閉塞感からテロの時代が来るぞなど
といって、2・26事件のことを書いたが、20年経って、ここでも一回りした
感じがあるね。AI(人工知能)の手法も一回りして、また注目され、今度は研究
室から出て実用になってるもんね。テロも今度は研究室から出て実際に起こる
のかな。秋葉原の無差別殺人がそうだったのかな。厚生省次官経験者を殺した
のが、そうだったのかな。
関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/06/22/4384906
ノンフィクションの逆襲。佐藤優責任編集「現代プレミア」
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/06/05/4343420
西アフリカのモシ族の太鼓言葉。言語と音楽。サブリミナル・インパクト
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/03/09/4164002
下條信輔著「サブリミナル・インパクト―情動と潜在認知の現代 (ちくま新書)」
次は、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4862381324/showshotcorne-22/
人でなしの経済理論-トレードオフの経済学 (単行本)
ハロルド・ウィンター (著), 山形浩生 (翻訳)
すでに、名前を出して買うと書きましたが、実際に買って読みました。
感想は別途書くかもだけど、簡単にいうと、日本で付けた「人でなしの経済
理論」というタイトルから連想されれるひどい話じゃなくて、社会的効用の面
から考えた場合、経済学ではどう世の中を捉えるかという、すごく真面目な本。
誠実な書き方がしてある。
関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/04/10/4235156
人でなしの経済理論-トレードオフの経済学
次は、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/488380917X/showshotcorne-22/
バカヤロー経済学 (晋遊舎新書 5) (新書)
竹内 薫 (著)
これ、ファンである竹内薫さんの文系もの。竹内さんが小学生になって、経
済学のこと、というか、政治経済の仕組み、それも官僚・中でも財務省が牛耳
る日本の裏の仕組みを教えてもらう趣向。
先生は匿名になっているが、高橋洋一です。でも、彼、盗みで捕まったから、
名前を出さずに出版することになったようです。
おれも、これ、買って読みました。感想は別途書くかもだが、とても面白い。
財務省、やることはバカヤローだが、頭はバカヤローどころか優秀な連中が
多いので、怖いねという話もある。
公共事業と為替のところで出てくる、エコノミストのリチャード・クーの話
は、爆笑したなあ。
九州に持って行ったのは、これと、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4094083995/showshotcorne-22/
山下洋輔の文字化け日記 (小学館文庫 や 10-1) (文庫)
山下 洋輔 (著)
の2冊。
なお、文字化け日記には、九大の荒木先生が出てきます。
関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/04/01/4218939
高橋洋一、やられましたね。^^;
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/06/03/4339624
題名のない音楽会「山下洋輔大特集」など6月、7月は怒濤の洋輔祭!
次は、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887596995/showshotcorne-22/
不透明な時代を見抜く「統計思考力」
神永 正博 (著)
すでに、名前を出して買うと書きましたが、実際に買って読みました。
感想は別途書くかもだけど、簡単にいうと、この手のビジネス書にあるまじ
き(笑)、文系向けなんだけど、身近なことに題材を取った、わかりやすく、ち
ゃんとした確率・統計の解説書です。
いいデータを取ること、元データに当たること、そして正しくデータを分析
することがいかに大事かを、その手法の丁寧な解説とともに、こんこんと説い
てあります。
九大の講義で話すネタで、ソフトウェア開発の見積もりやプロジェクト管理
の話があるので、ちょっと勉強し直していたんだけど、見積もりやプロジェク
ト管理を確率・統計的に捉えるアプローチは当然あります。本書を読んでいて、
その辺のことも思い出しました。
関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/04/23/4260454
神永正博著「不透明な時代を見抜く「統計思考力」」
次は、もろに選挙の争点の1つになっているからでしょう。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4166606980/showshotcorne-22/
世襲議員のからくり (文春新書) (新書)
上杉 隆 (著)
上杉隆は、以前、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344980883/showshotcorne-22/
ジャーナリズム崩壊 (幻冬舎新書 う 2-1) (新書)
上杉 隆 (著)
を紹介していますね。
関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/10/22/3837328
最近の雑誌から
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/10/23/3839754
Re: 最近の雑誌から
これまで料理の本はいろいろ売れているんですが、それは別途やるとして、
へぇぇと思ったのが、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4885081742/showshotcorne-22/
新ファッションビジネス基礎用語辞典 (単行本)
バンタンコミュニケーションズ (編集)
おれんところで、ファッション関係の本が売れるとは。
この前、間違って、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/06/28/4397127
気になった本
に入れちゃったけど、これまでで、やっぱ、びっくりしたのは、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4500006567/showshotcorne-22/
ウパニシャッド―翻訳および解説 (単行本)
湯田 豊 (著)
ですね。
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/06/28/4397127
気になった本
は、理系の本ばかりでしたが、実は、文系の本もいろいろ売れているんです。
文系というより、経済と政治関係かな。時期的に、選挙が近いせいかな。
まず、シビアそうな本。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4272330586/showshotcorne-22/
しのびよる破局―生体の悲鳴が聞こえるか (単行本)
辺見 庸 (著)
これ、辺見さんらしく、シビアな現実を直視する本のようですね。アマゾン
の素人評で知ったけれど、辺見さん、いま、手が不自由で携帯を使って書いて
いるのね。それでこれだけの本を書くのは、執念ですね。
辺見庸さんといえば、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4272330586/showshotcorne-22/
もの食う人びと (角川文庫) (文庫)
辺見 庸 (著)
が、話題沸騰のルポでしたね。
おれは、怖くて読めなかったけど。^^;
この根性なし。そんなんで、裁判員制度で裁判員に選ばれて、死体写真をみ
て、正常な判断ができるのか、お前。
いやーん。
関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/12/15/1030157
吉野次郎著「テレビはなぜインターネットが嫌いなのか」
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/06/03/4339627
金城哲夫、ウルトラQ、ウルトラマン、ウルトラセブン
次は、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4406052275/showshotcorne-22/
新自由主義の破局と決着―格差社会から21世紀恐慌へ (単行本)
二宮 厚美 (著)
これ、いま、読んでいる何冊かの1冊。おれ、この本、地下鉄で横の人が読
んでいて面白そうだったから、買ったの。読んでいた人は20代後半から30
代前半くらいの人。おれの妄想エンジンによれば、霞ヶ関に勤務する、いや財
務省に勤務する若手のばりばりのキャリアだ。\(^O^)/
そこでおれは、なんとしても読みたいと思ったわけ。本はカバーがかかって
いたが、超一流スパイであるおれは、すぐさま、スパイの技を使って、書名や
著者名を調べて、自分で買ってみた次第。
別途、これも感想を書くかもしれないが、まえがきや第1章の途中までなん
だけど、その部分だけでも、小泉・竹中の構造改革とは何だったか、きれいに
腑分けしてあり、いま、テレビや雑誌、論壇をにぎわす多くの議論、竹中平蔵、
金子勝をはじめ、よく聞く経済学者たちの言説がなぜだめなのかが解明してあ
る。
関連して、未読だが、これまで名前を出しておらず、格差社会や金融戦争も
ので話題になった本を以下、いくつか列挙。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167753502/showshotcorne-22/
超・格差社会アメリカの真実 (文春文庫) (文庫)
小林 由美 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087204898/showshotcorne-22/
資本主義崩壊の首謀者たち (集英社新書 489A) (新書)
広瀬 隆 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140813202/showshotcorne-22/
世界金融戦争―謀略うずまくウォール街〈上〉 (単行本)
広瀬 隆 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140813210/showshotcorne-22/
世界金融戦争―謀略うずまくウォール街〈下〉 (単行本)
広瀬 隆 (著)
広瀬隆は、陰謀論めいて嫌いな人は嫌いだろうが、おれは広瀬隆のたぐり寄
せ方がすごく面白いんだよね。
次は、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4063793524/showshotcorne-22/
現代プレミア (講談社MOOK) (ムック)
佐藤 優 (著, 編集)
の名前を出したせいなんだろうね。ちなみに、「現代プレミア」は、買ったも
のの九州には持って行きませんでした。^^;
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/404710177X/showshotcorne-22/
テロリズムの罠 左巻 新自由主義社会の行方 (角川oneテーマ21) (新書)
佐藤 優 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4047101788/showshotcorne-22/
テロリズムの罠 右巻 忍び寄るファシズムの魅力 (角川oneテーマ21) (新書)
佐藤 優 (著)
アマゾンの右巻の素人評に、
「新自由主義で中間団体が解体され、国民一人がアトム化されている日本の状
況において、、、、ファシズムが有効性を持つ思想として登場する可能性があ
る」
と、本文を引用しているが、このアトム化というのは、おれがいう、人々が極
限まで解体されて自由に操られている
「動物化したポストモダンより、もっと知能の退化が進んだ、昆虫化(群体化
した昆虫のイメージ)したポストモダン、どころか、もはや生命でもなく、砂
や粉が集まった世界、すなわち粉体化したポストモダン、どころか、原子レベ
ルにまで解体されて操られてしまうボース・ アインシュタイン凝縮体(BEC)化
したポストモダン」と同じ意味だろう。
解体すると、不安による操作、すなわち、論理より感情、情動による操作が
やりやすいんです。
不安心理につけ込んで、こうやれば年収が増える、スキルが上がると煽る、
勝間和代、神田昌典、中谷彰宏などの、マーケティングテクニックを駆使して
売りまくる、中身がない安直ビジネス本の世界がウケているのもそうなんです。
基礎から鍛えてない奴が、そんなことやっても、下の階級で少し上に上がれ
るかどうか。もっとはっきり誇張して書けば、奴隷階級の中で、中の下から中
の上の奴隷になれるかどうかというレベルのことをやってるのにね。
当然、そんな小手先のノウハウでは上の階級には行けないので、また彼らの
本を買うわけ。ほんといいカモですよね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480064605/showshotcorne-22/
サブリミナル・インパクト―情動と潜在認知の現代 (ちくま新書) (新書)
下條 信輔 (著)
にあるように、ニューロ・マーケティングやら、ワンフレーズや郵政民営化一
本槍で大衆の情動に訴えて選挙に大勝した小泉純一郎政権の話やらにつながる
んですよね。そして、ファシズムにもつながると。
未読だが、佐藤優が言いたいのはそういうことなのかなと。
20年前に電脳騒乱節で、バブル崩壊後に閉塞感からテロの時代が来るぞなど
といって、2・26事件のことを書いたが、20年経って、ここでも一回りした
感じがあるね。AI(人工知能)の手法も一回りして、また注目され、今度は研究
室から出て実用になってるもんね。テロも今度は研究室から出て実際に起こる
のかな。秋葉原の無差別殺人がそうだったのかな。厚生省次官経験者を殺した
のが、そうだったのかな。
関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/06/22/4384906
ノンフィクションの逆襲。佐藤優責任編集「現代プレミア」
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/06/05/4343420
西アフリカのモシ族の太鼓言葉。言語と音楽。サブリミナル・インパクト
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/03/09/4164002
下條信輔著「サブリミナル・インパクト―情動と潜在認知の現代 (ちくま新書)」
次は、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4862381324/showshotcorne-22/
人でなしの経済理論-トレードオフの経済学 (単行本)
ハロルド・ウィンター (著), 山形浩生 (翻訳)
すでに、名前を出して買うと書きましたが、実際に買って読みました。
感想は別途書くかもだけど、簡単にいうと、日本で付けた「人でなしの経済
理論」というタイトルから連想されれるひどい話じゃなくて、社会的効用の面
から考えた場合、経済学ではどう世の中を捉えるかという、すごく真面目な本。
誠実な書き方がしてある。
関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/04/10/4235156
人でなしの経済理論-トレードオフの経済学
次は、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/488380917X/showshotcorne-22/
バカヤロー経済学 (晋遊舎新書 5) (新書)
竹内 薫 (著)
これ、ファンである竹内薫さんの文系もの。竹内さんが小学生になって、経
済学のこと、というか、政治経済の仕組み、それも官僚・中でも財務省が牛耳
る日本の裏の仕組みを教えてもらう趣向。
先生は匿名になっているが、高橋洋一です。でも、彼、盗みで捕まったから、
名前を出さずに出版することになったようです。
おれも、これ、買って読みました。感想は別途書くかもだが、とても面白い。
財務省、やることはバカヤローだが、頭はバカヤローどころか優秀な連中が
多いので、怖いねという話もある。
公共事業と為替のところで出てくる、エコノミストのリチャード・クーの話
は、爆笑したなあ。
九州に持って行ったのは、これと、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4094083995/showshotcorne-22/
山下洋輔の文字化け日記 (小学館文庫 や 10-1) (文庫)
山下 洋輔 (著)
の2冊。
なお、文字化け日記には、九大の荒木先生が出てきます。
関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/04/01/4218939
高橋洋一、やられましたね。^^;
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/06/03/4339624
題名のない音楽会「山下洋輔大特集」など6月、7月は怒濤の洋輔祭!
次は、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887596995/showshotcorne-22/
不透明な時代を見抜く「統計思考力」
神永 正博 (著)
すでに、名前を出して買うと書きましたが、実際に買って読みました。
感想は別途書くかもだけど、簡単にいうと、この手のビジネス書にあるまじ
き(笑)、文系向けなんだけど、身近なことに題材を取った、わかりやすく、ち
ゃんとした確率・統計の解説書です。
いいデータを取ること、元データに当たること、そして正しくデータを分析
することがいかに大事かを、その手法の丁寧な解説とともに、こんこんと説い
てあります。
九大の講義で話すネタで、ソフトウェア開発の見積もりやプロジェクト管理
の話があるので、ちょっと勉強し直していたんだけど、見積もりやプロジェク
ト管理を確率・統計的に捉えるアプローチは当然あります。本書を読んでいて、
その辺のことも思い出しました。
関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/04/23/4260454
神永正博著「不透明な時代を見抜く「統計思考力」」
次は、もろに選挙の争点の1つになっているからでしょう。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4166606980/showshotcorne-22/
世襲議員のからくり (文春新書) (新書)
上杉 隆 (著)
上杉隆は、以前、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344980883/showshotcorne-22/
ジャーナリズム崩壊 (幻冬舎新書 う 2-1) (新書)
上杉 隆 (著)
を紹介していますね。
関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/10/22/3837328
最近の雑誌から
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/10/23/3839754
Re: 最近の雑誌から
これまで料理の本はいろいろ売れているんですが、それは別途やるとして、
へぇぇと思ったのが、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4885081742/showshotcorne-22/
新ファッションビジネス基礎用語辞典 (単行本)
バンタンコミュニケーションズ (編集)
おれんところで、ファッション関係の本が売れるとは。
この前、間違って、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/06/28/4397127
気になった本
に入れちゃったけど、これまでで、やっぱ、びっくりしたのは、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4500006567/showshotcorne-22/
ウパニシャッド―翻訳および解説 (単行本)
湯田 豊 (著)
ですね。
最近のコメント