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Haskellによる並列・並行プログラミング2014年09月10日 09時08分41秒

ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 オライリー・ジャパンの矢野さん。献本、ありがとうございました。
 例によって、お礼と感想が遅くなって、申し訳ございません。

 その本とは、これ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4873116899/showshotcorne-22/
Haskellによる並列・並行プログラミング 大型本
Simon Marlow (著), 山下 伸夫 (翻訳), 山本 和彦 (翻訳), & 1 その他

 オライリー・ジャパンにある紹介。
http://www.oreilly.co.jp/books/9784873116891/
Haskellによる並列・並行プログラミング
Simon Marlow 著、山下 伸夫、山本 和彦、田中 英行 訳
2014年08月 発行

 おれ、普段Haskellでプログラムを書かないし、たまにこうやってHaskell本
を読んでも、3歩歩くと忘れるので、通読するのにも、なかなか時間がかかっ
た。
 Haskellで、並列や並行のプログラムを書くときに、どういう考えで、どう
いう技法を使って書けば、見通しのいいプログラムが書けるかを、300ページ
にわたって、解説している本。
 Haskellや並列・並行プログラミングの基礎知識がある人が前提。よって、
Haskellを全然知らない人、並列・並行プログラミングの基礎知識がない人に
は、つらいかもしれない。
 とはいえ、解説を読みながら、コードを見れば、きれいなコードだから、
Haskellも並列・並行プログラミングもなんとなくわかるよ、きっと。\(^O^)/
 他のプログラミング言語で、並列・並行プログラミングをやっている人が、
本書を読むと、こんなにきれいに書けるものなのかと、目から鱗だろう。

 目次をみて、分散プログラミングが、第2部の並行Haskellに入っているの
は、あれ?と思った。解説を読めば、なるほどとは思ったけれど。
 それにしても、Evalモナド、Parモナドなど、やっぱり、モナドが出るなあ。
 思わず、
「モナドは、Haskellのホームラン王です!」
と、つぶやいちゃった。
 いやいや、それ、「ナボナは、お菓子のホームラン王」だから。
 そうそう。福岡ソフトバンクホークスの王貞治会長が、現役時代に出た有名
なコマーシャル。詳しくは、
http://www.navona.co.jp/navonamonogatari/monogatari.html
お菓子のホームラン王 ナボナ物語
をどうぞ。

 MVarというのもあるし、STM(ソフトウェアトランザクショナルメモリ)もあ
るのね。
 Erlang的なメッセージパッシングによるActorモデルもある。
 びっくりしたのは、GPUを使ったコードもきれいに書けるのね。ランタイム
ルーチン、必死こいているんじゃないか。
 STMは、最近、注目度が高い。Clojureが最初からサポートしていたので有名
だが、こうやってHaskellにもあるし、ScalaにもScalaSTMがある。
https://nbronson.github.io/scala-stm/
ScalaSTM
 他の言語でもいろいろ実装されている。

 ふと思ったこと。
 本書に出てくるコードは、前述のいろんな技法を使って、並列・並行の様々
な問題をきれいに解いているが、こういうのは、すらすらっとは、なかなか書
けないよ。こういうきれいなコードが書けるようになるには、並列・並行の問
題について、深い洞察力と経験が必要だということ。
 自分が解決したいと思っている問題に適用して、実際にたくさん書いてみな
いと、なかなか体で理解できないだろうと思う。
 その足がかりを本書が提供してくれているわけ。読んだら書くべし!
 おれは、書かないから、原始人のままだけど。^^;

 翻訳は、山下伸夫、山本和彦という日本を代表するHaskellerなので、技術
的なことは信頼している。
 通読して思ったのは、第1部が並列Haskell, 第2部が並行Haskellと、はっ
きり2つに分けてあって、それぞれで戦略、アプローチ、使う技法が違う構成
が珍しいと思った。
 並列(Parallel)と並行(Concurrent)は、ほとんど同じものとして、一緒くた
に論じられることが多く、多くの解説書もそうなっている。
 中には、これを混同した挙句、Parallelを並行と訳し、Concurrentを並列と
訳した例もある。せっかく原書はいい本だったのに、この大間違いで日本語版
は、アウト。ま、自分で、読み替えればいいんだけど、知らないと大混乱しち
ゃうよね。
 その辺については、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/11/14/1908371
CTM/CTMCP/ガウディ本で気になった訳語
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/03/03/2686540
CTM/CTMCP/ガウディ本で気になった訳語その2
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/04/16/3127822
CTM/CTMCP/ガウディ本で気になった訳語その3
を参照。

 「Haskellによる並列・並行プログラミング」の 原書。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/1449335942/showshotcorne-22/
Parallel and Concurrent Programming in Haskell:
Techniques for Multicore and Multithreaded Programming
(英語) ペーパーバック
Simon Marlow (著)

 原書、Kindle版。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00DWJ1BIG/showshotcorne-22/
Parallel and Concurrent Programming in Haskell:
Techniques for Multicore and Multithreaded Programming [Kindle版]
Simon Marlow (著)
紙の本の価格: ¥ 5,008
Kindle 価格: ¥ 2,341
OFF: ¥ 2,667 (53%)

 O'Reilly Mediaにある紹介。
http://shop.oreilly.com/product/0636920026365.do
Parallel and Concurrent Programming in Haskell
Techniques for Multicore and Multithreaded Programming
By Simon Marlow

 オンラインのHTML版は読めますね。
http://chimera.labs.oreilly.com/books/1230000000929/index.html
Parallel and Concurrent Programming in Haskell
Simon Marlow

 おお、勉強会がある。
http://partake.in/events/b3f4f0f2-8c0a-47c9-b253-b6bd691a45f0
第1回 「Haskellによる並列・並行プログラミング」読書会
「Haskellによる並列・並行プログラミング」を読む会です.
ハッシュタグは #heyhey_haskell
自由席 定員 40
申込期間 2014年9月21日(日) 13:00まで

 原書の感想がある。
http://maoe.hatenadiary.jp/entry/2013/07/27/024257
Haskellでの並列・並行プログラミングの今:
Parallel and Concurrent Programming in Haskell
2013-07-27

 ああ、なんと、山本和彦君、その人の感想がある。
http://d.hatena.ne.jp/kazu-yamamoto/20140110/1389326889
書評: Parallel and Concurrent Programming in Haskell
2014-01-10

 次の連載は、60回近く連載されていて、並列・並行ネタが多い。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060915/248215/
本物のプログラマはHaskellを使う
2013/08/07
日経ソフトウエア

 こんな論文があった。2007年だ。
http://ir.c.chuo-u.ac.jp/repository/search/item/md/rsc/p/3100/
実行時プロファイルを用いたHaskell向け自動並列化に関する研究
Automatic Parallelization for Haskell using Runtime Profiling
青江光敏 AOE Mitsutoshi
本文を見る(PDFファイル)(PDF 0.11MB)
発行日
2007年07月01日

 FacebookがHaskellで開発したHaxlというものがあった。
http://www.infoq.com/jp/news/2014/06/haxl
Haxl - Haskellを使った暗黙的な並列データアクセス
作者: Roopesh Shenoy , 翻訳者 吉田 英人 投稿日 2014年6月19日

https://code.facebook.com/posts/302060973291128/open-sourcing-haxl-a-library-for-haskell/
Open-sourcing Haxl, a library for Haskell

 関連書。これまで紹介したことがある。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4274068854/showshotcorne-22/
すごいHaskellたのしく学ぼう! [単行本(ソフトカバー)]
Miran Lipovaca (著), 田中 英行 (翻訳), 村主 崇行 (翻訳)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4873114233/showshotcorne-22/
Real World Haskell―実戦で学ぶ関数型言語プログラミング (大型本)
Bryan O'Sullivan (著), John Goerzen (著), Don Stewart (著),
山下 伸夫 (翻訳), 伊東 勝利 (翻訳),
株式会社タイムインターメディア (翻訳)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4274067815/showshotcorne-22/
プログラミングHaskell 単行本(ソフトカバー)
Graham Hutton (著), 山本 和彦 (翻訳)

 次は、紹介してなかった。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/427406896X/showshotcorne-22/
関数プログラミング入門 ―Haskellで学ぶ原理と技法―
単行本(ソフトカバー)
Richard Bird (著), 山下伸夫 (翻訳)

 原書は、IFPH(Introduction to Functional Programming using Haskell)と
いうんだ。
http://ifph.sampou.org/
IFPH 『関数プログラミング入門』

関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2012/08/23/6551593
すごいHaskellたのしく学ぼう!
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/10/23/4649004
Real World Haskell―実戦で学ぶ関数型言語プログラミング
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/12/01/4731394
Graham Hutton著、山本和彦訳「プログラミングHaskell」

http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/11/14/1908371
CTM/CTMCP/ガウディ本で気になった訳語
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/03/03/2686540
CTM/CTMCP/ガウディ本で気になった訳語その2
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/04/16/3127822
CTM/CTMCP/ガウディ本で気になった訳語その3
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/01/02/2541270
Erlang, Oz/Mozart, Prolog, 単一化
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/01/02/2541305
Oz/Mozart, CTMの補足

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Haskellによる並列・並行プログラミ

_ ホットコーナーの舞台裏 - 2015年02月02日 10時19分16秒

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http://iiyu.asablo.jp/blog/2014/11/06/7484259
オライリー・ジャパンは、データサ

_ ホットコーナーの舞台裏 - 2015年02月10日 11時00分01秒

ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 やっぱ、こういう会社、日本にもあるんですね。
http://itpro.nikkeibp.co

_ ホットコーナーの舞台裏 - 2015年09月18日 11時07分21秒

ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 筒井康隆自ら、最高傑作、おそらく最後の長編という「モナドの領