渕一博―その人とコンピュータサイエンス ― 2010年05月13日 06時16分02秒
ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2010/05/06/5065468
洋書のAI(人工知能)本。「実用Common Lisp」のことも少し。
を書いたとき、第5世代コンピュータのことを思い出して、ちょっと調べたら、
第5世代コンピュータ計画のプロジェクトリーダーだった渕一博先生(故人)に
ついて書かれたこんな本が出てますね。当時の論文とその解説集、そして研究
者たちが回顧したもののようです。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4764903652/showshotcorne-22/
渕一博―その人とコンピュータサイエンス (単行本)
田中 穂積 (著), 太田 耕三 (著), 古川 康一 (著), 岡田 久雄 (著), 黒川
利明 (著)
近代科学社にある説明は、
http://direct.ips.co.jp/book/Template/Goods/go_BookstempKindai.cfm?GM_ID=KD0365&CM_ID=004300315&SPM_ID=1115&HN_NO=00430&PM_No=&PM_Class=
こんなものもありました。
http://www.ueda.info.waseda.ac.jp/fuchi-colloquium/programme.html
渕一博記念コロキウム
『論理と推論技術:四半世紀の展開』
さらに
http://www.ueda.info.waseda.ac.jp/fuchi-colloquium/programme.html
プログラム・講演概要・講演スライド
にある、スライドはどれも面白い。
とりわけ、
『帰納・発想論理プログラミングとスキルサイエンス』
古川 康一
『非数値並列計算の動向と展望』
中島 浩
『ゲノムと論理:論理推論はバイオインフォマティクスを超えられるか?』
小長谷 明彦
『21世紀のチューリングマシン ― 多様化した計算概念の統合』
上田 和紀
『制約に基づく言語処理から制約なしの言語処理へ』
松本 裕治
『分散制約推論:マルチエージェントシステムの基盤技術』 (スライド)
横尾 真
は、興味深かった。
http://www.ueda.info.waseda.ac.jp/lmntal/
LMNtal
http://www.ueda.info.waseda.ac.jp/~ueda/pub/LMNtal-cs.pdf
言語モデルLMNtal
http://sato-www.cs.titech.ac.jp/prism/
PRISM(PRograming In Statistical Modeling)
ところで、池田信夫がこんなのを書いていた。
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/1a529720d99d05f354e96d4b82a1b331
第5世代コンピュータ
スーパーコンピュータでも、ずっこけたことを書いていたが、これも同様。
「池田信夫のずっこけ第5世代コンピュータ論」ね。
ど素人向けのひどい解説を鵜呑みにし、乏しい技術理解力と歪んだ色眼鏡で
書いた代物だろう。
これに比べれば、
http://ja.wikipedia.org/wiki/第五世代コンピュータ
や
http://en.wikipedia.org/wiki/Fifth_generation_computer
のほうが、はるかに正確。
脱線するが、上記、ウィキペディアの第五世代コンピュータには、William
Zachmanの名前が出てくるね。MS(Microsoft)批判をしたために、MSから嫌がら
せをされた人だね。詳しくは、おれが昔まとめていた
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ms-cs.html
マイクロソフトの言論弾圧とやりすぎの事例
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ms-cs1.html#case-study-Zachmann
ウィリアム・ザックマン事件(1996/07/23記録)
をどうぞ。
さて、話を戻して、池田信夫のこんな断罪の仕方が許されるなら、史上最大
の浪費プロジェクトは、日本の経済学、経済学部に税金を投入してきたことだ
と断罪できる。
日本の経済学、経済学部が生み出したのは、
・深夜まで研究や学生の指導にあたっている理系の教授、助教授に比べ、ロク
に研究も指導もしてない教授、助教授
・大学では大した指導も講義もせず、大学に来ず遊んでいたり女の所にしけ込
んでいたりする教授、助教授
・講演や論文や学術書の執筆よりカモリーマン本の執筆や雑誌連載に熱心な教
授、助教授
・要は、(少なくともメディアに出てくるのは)出来の悪い教授、助教授
・出来の悪いエコノミスト・アナリスト・経済評論家
・入試科目に数学がないから経済学部を受験する学生(大学からすれば経営安
定、員数合わせを狙って入りやすくするために数学を入試科目からはずしてい
る)
・学校に来ずバイトや遊びに明け暮れて勉強しない学生
・そんな学生のなれの果てとして生まれるカモリーマンの群れ
池田信夫の書く
--- ここから ---
これほど高価な授業料を払ったにもかかわらず、最近の「日の丸検索エンジン」
の動きをみていると、その失敗の教訓は生かされていない。
--- ここまで ---
は、
「多額の税金と日本の失われた20年という高価な授業料を払ったにもかかわら
ず、最近の日本経済の動きをみていると、その失敗の教訓は生かされていない」
と言い換えられる。
野口悠紀雄や池田信夫などあの連中は、構造改革やイノベーションが必要と
いうが、バカを言うな。
まず構造改革やイノベーションが必要なのは、お前らの脳みその中身。そし
て、日本の経済学、それを取り巻くコミュニティ、ビジネス誌をはじめとした
カモリーマンビジネスだ。
関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2010/03/24/4966814
Shibuya.lisp テクニカルトーク #5その2
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/08/10/479111
第五世代コンピュータプロジェクトは死なず!\(^O^)/
上記「第五世代コンピュータプロジェクトは死なず!\(^O^)/」に書いて
いたリンクは、なくなってますね。
さすがにもうwww.icot.or.jpはないのね。
探すと、
http://www.jipdec.or.jp/archives/icot/
があったが、
http://www.jipdec.or.jp/ARCHIVE/HomePage-J.html
はないし、
--- ここから ---
1. AITEC は平成15年3月末日をもってクローズ(廃止)しました。
2. AITECの行っていた活動は、JIPDEC調査部の先端技術調査・普及グループ
(AITRG)に引き継がれましたが、 平成18年3月末日をもって終了しました。
--- ここまで ---
だし、
--- ここから ---
2006.9:★★★
「AITEC・ICOTアーカイブス」 DVD無料配布 受付終了
(在庫がなくなりましたので、配布は終了させていただきます。ありがとうご
ざいました。)
--- ここまで ---
だし、残念と思っていたら、
http://www.jipdec.or.jp/archives/icot/ARCHIVE/HomePage-J.html
第五世代コンピュータ博物館
第五世代コンピュータ プロジェクト アーカイブス
がありました。\(^O^)/
「第五世代コンピュータプロジェクトは死なず!\(^O^)/」のリンクも更
新しておきました。
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http://iiyu.asablo.jp/blog/2010/05/06/5065468
洋書のAI(人工知能)本。「実用Common Lisp」のことも少し。
を書いたとき、第5世代コンピュータのことを思い出して、ちょっと調べたら、
第5世代コンピュータ計画のプロジェクトリーダーだった渕一博先生(故人)に
ついて書かれたこんな本が出てますね。当時の論文とその解説集、そして研究
者たちが回顧したもののようです。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4764903652/showshotcorne-22/
渕一博―その人とコンピュータサイエンス (単行本)
田中 穂積 (著), 太田 耕三 (著), 古川 康一 (著), 岡田 久雄 (著), 黒川
利明 (著)
近代科学社にある説明は、
http://direct.ips.co.jp/book/Template/Goods/go_BookstempKindai.cfm?GM_ID=KD0365&CM_ID=004300315&SPM_ID=1115&HN_NO=00430&PM_No=&PM_Class=
こんなものもありました。
http://www.ueda.info.waseda.ac.jp/fuchi-colloquium/programme.html
渕一博記念コロキウム
『論理と推論技術:四半世紀の展開』
さらに
http://www.ueda.info.waseda.ac.jp/fuchi-colloquium/programme.html
プログラム・講演概要・講演スライド
にある、スライドはどれも面白い。
とりわけ、
『帰納・発想論理プログラミングとスキルサイエンス』
古川 康一
『非数値並列計算の動向と展望』
中島 浩
『ゲノムと論理:論理推論はバイオインフォマティクスを超えられるか?』
小長谷 明彦
『21世紀のチューリングマシン ― 多様化した計算概念の統合』
上田 和紀
『制約に基づく言語処理から制約なしの言語処理へ』
松本 裕治
『分散制約推論:マルチエージェントシステムの基盤技術』 (スライド)
横尾 真
は、興味深かった。
http://www.ueda.info.waseda.ac.jp/lmntal/
LMNtal
http://www.ueda.info.waseda.ac.jp/~ueda/pub/LMNtal-cs.pdf
言語モデルLMNtal
http://sato-www.cs.titech.ac.jp/prism/
PRISM(PRograming In Statistical Modeling)
ところで、池田信夫がこんなのを書いていた。
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/1a529720d99d05f354e96d4b82a1b331
第5世代コンピュータ
スーパーコンピュータでも、ずっこけたことを書いていたが、これも同様。
「池田信夫のずっこけ第5世代コンピュータ論」ね。
ど素人向けのひどい解説を鵜呑みにし、乏しい技術理解力と歪んだ色眼鏡で
書いた代物だろう。
これに比べれば、
http://ja.wikipedia.org/wiki/第五世代コンピュータ
や
http://en.wikipedia.org/wiki/Fifth_generation_computer
のほうが、はるかに正確。
脱線するが、上記、ウィキペディアの第五世代コンピュータには、William
Zachmanの名前が出てくるね。MS(Microsoft)批判をしたために、MSから嫌がら
せをされた人だね。詳しくは、おれが昔まとめていた
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ms-cs.html
マイクロソフトの言論弾圧とやりすぎの事例
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ms-cs1.html#case-study-Zachmann
ウィリアム・ザックマン事件(1996/07/23記録)
をどうぞ。
さて、話を戻して、池田信夫のこんな断罪の仕方が許されるなら、史上最大
の浪費プロジェクトは、日本の経済学、経済学部に税金を投入してきたことだ
と断罪できる。
日本の経済学、経済学部が生み出したのは、
・深夜まで研究や学生の指導にあたっている理系の教授、助教授に比べ、ロク
に研究も指導もしてない教授、助教授
・大学では大した指導も講義もせず、大学に来ず遊んでいたり女の所にしけ込
んでいたりする教授、助教授
・講演や論文や学術書の執筆よりカモリーマン本の執筆や雑誌連載に熱心な教
授、助教授
・要は、(少なくともメディアに出てくるのは)出来の悪い教授、助教授
・出来の悪いエコノミスト・アナリスト・経済評論家
・入試科目に数学がないから経済学部を受験する学生(大学からすれば経営安
定、員数合わせを狙って入りやすくするために数学を入試科目からはずしてい
る)
・学校に来ずバイトや遊びに明け暮れて勉強しない学生
・そんな学生のなれの果てとして生まれるカモリーマンの群れ
池田信夫の書く
--- ここから ---
これほど高価な授業料を払ったにもかかわらず、最近の「日の丸検索エンジン」
の動きをみていると、その失敗の教訓は生かされていない。
--- ここまで ---
は、
「多額の税金と日本の失われた20年という高価な授業料を払ったにもかかわら
ず、最近の日本経済の動きをみていると、その失敗の教訓は生かされていない」
と言い換えられる。
野口悠紀雄や池田信夫などあの連中は、構造改革やイノベーションが必要と
いうが、バカを言うな。
まず構造改革やイノベーションが必要なのは、お前らの脳みその中身。そし
て、日本の経済学、それを取り巻くコミュニティ、ビジネス誌をはじめとした
カモリーマンビジネスだ。
関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2010/03/24/4966814
Shibuya.lisp テクニカルトーク #5その2
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/08/10/479111
第五世代コンピュータプロジェクトは死なず!\(^O^)/
上記「第五世代コンピュータプロジェクトは死なず!\(^O^)/」に書いて
いたリンクは、なくなってますね。
さすがにもうwww.icot.or.jpはないのね。
探すと、
http://www.jipdec.or.jp/archives/icot/
があったが、
http://www.jipdec.or.jp/ARCHIVE/HomePage-J.html
はないし、
--- ここから ---
1. AITEC は平成15年3月末日をもってクローズ(廃止)しました。
2. AITECの行っていた活動は、JIPDEC調査部の先端技術調査・普及グループ
(AITRG)に引き継がれましたが、 平成18年3月末日をもって終了しました。
--- ここまで ---
だし、
--- ここから ---
2006.9:★★★
「AITEC・ICOTアーカイブス」 DVD無料配布 受付終了
(在庫がなくなりましたので、配布は終了させていただきます。ありがとうご
ざいました。)
--- ここまで ---
だし、残念と思っていたら、
http://www.jipdec.or.jp/archives/icot/ARCHIVE/HomePage-J.html
第五世代コンピュータ博物館
第五世代コンピュータ プロジェクト アーカイブス
がありました。\(^O^)/
「第五世代コンピュータプロジェクトは死なず!\(^O^)/」のリンクも更
新しておきました。
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_ ホットコーナーの舞台裏 - 2010年05月28日 07時21分14秒
ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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オライリー・ジャパンの矢野さん、ありがとうございます。
送っ
---
オライリー・ジャパンの矢野さん、ありがとうございます。
送っ
_ ホットコーナーの舞台裏 - 2010年05月28日 07時21分17秒
ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
オライリー・ジャパンの矢野さん、ありがとうございます。
送っ
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オライリー・ジャパンの矢野さん、ありがとうございます。
送っ
_ ホットコーナーの舞台裏 - 2010年06月27日 22時01分53秒
ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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池田信夫の「ずっこけスパコン論」や「ずっこけ第5世代コンピュ
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池田信夫の「ずっこけスパコン論」や「ずっこけ第5世代コンピュ
_ ホットコーナーの舞台裏 - 2010年07月05日 08時58分22秒
ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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国立情報学研究所(NII)が、こんなことを始めたんですね。
http://webcat
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国立情報学研究所(NII)が、こんなことを始めたんですね。
http://webcat
_ ホットコーナーの舞台裏 - 2010年07月30日 06時27分10秒
ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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http://ymiwa.exblog.jp/13671352/
評論家さん、ウソはつかないで
池田信夫
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http://ymiwa.exblog.jp/13671352/
評論家さん、ウソはつかないで
池田信夫
_ ホットコーナーの舞台裏 - 2010年08月03日 05時08分33秒
ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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書いたつもりだったが、ないので、ちょっと古いけど。
http://www.itme
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書いたつもりだったが、ないので、ちょっと古いけど。
http://www.itme
_ ホットコーナーの舞台裏 - 2010年10月10日 01時17分00秒
ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2010/05/13/5083400
渕一博―その人とコンピュータサイ
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http://iiyu.asablo.jp/blog/2010/05/13/5083400
渕一博―その人とコンピュータサイ
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