日経サイエンス2008年10月号、戸塚洋二先生追悼特集、その他 ― 2008年08月29日 09時49分31秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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日経サイエンス2008年10月号は、スーパーカミオカンデの戸塚洋二先生の追
悼特集でした。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001DT22G2/showshotcorne-22/
日経サイエンス2008年10月号
10月号の目次は、
http://www.nikkei-science.com/item.php?did=55810
をどうぞ。
いま、
http://www.nikkei-science.com/
日経サイエンス
に行くと、トップページに編集部からの追悼文がありますね。
日経サイエンスは、今年の4月号から、半年にわたって、カミオカンデ、ス
ーパーカミオンデを巡る戸塚先生を中心とした連載をやってきましたが、戸塚
先生は最後の入院の前日(2008/07/01)まで、この連載に協力なさったそうです。
恩師の小柴昌俊先生や日立の外村彰さんなど、錚々たる方々の追悼文もあり
ます。奥さまの文章もあります。
小柴先生の追悼文に「あと18ヵ月生きていてくれたら」とあったように、戸
塚先生、ノーベル賞間違いなしといわれていただけに、残念ですね。
外村さんも早くノーベル賞取ってほしいね。
次に注目したのは、
http://www.nikkei-science.com/page/magazine/0810/200810_022.html
自己組織化する量子宇宙
J. アンビョルン(ニールス・ボーア研究所)/J. ユルキウェイッツ(ヤギェ
ウォ大学)/R. ロル(ユトレヒト大学)
です。
これ、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/03/05/1230474
因果的ダイナミック単体分割(CDT)
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/04/11/1389249
橋元淳一郎著「時間はどこで生まれるのか」
で、名前を出した、そこでは、因果的ダイナミック単体分割(CDT)となってい
たけど、今回は、因果的動的単体分割という名前で出ている理論の解説です。
日経サイエンス2007年4月の冒頭ニュース欄に「時空は小さな三角形の集ま
り?」という小さな記事が出てから、1年半経って解説記事が出ました。
因果律を入れると自然になめらかな4次元時空が出てくるそうな。なんか、
すごいね。
なめらか? イタリアンジェラートみたいなものか。
いやいや、あのびよーんと伸びるトルコアイスじぇね?\(^O^)/
で、この理論によると、時空はフラクタルな世界。ミクロでみても、時空は
泡立っていない。
ハウスドルフ次元、スペクトル次元などの言葉の説明もあります。
ハウスドルフ次元は、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/08/21/3701716
へんな数式美術館
で紹介した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4774135569/showshotcorne-22/
へんな数式美術館 ~世界を表すミョーな数式の数々~ (知りたい!サイエンス36)
(単行本(ソフトカバー))
竹内 薫 (著)
にも出てきますね。
この理論が正しければ、我々の宇宙にワームホールがある可能性はなさそう
ですね。^^;
http://www.nikkei-science.com/page/magazine/0810/200810_052.html
ルービックキューブを超えて
群論パズルを楽しむ
I. クリッツ(ミシガン大学)/P. シーゲル(ペンシルベニア州立大学)
も、へえと思った。
DOS時代、KI-ShellやKI-schemeを作った管理工学研究所からの先輩、ぼくが
敬愛するプログラマである石野恵一郎さんは、日本にルービックキューブが入
ってきたとき、週刊読売に取材を受けて記事になってるんです。
管理工学研究所の人は、当然、ゲームやパズルが好きな人が多かった。よっ
て、ルービックキューブはすぐ入ってきた。
で、みんなが、あれこれ試行錯誤している中、石野さんは、一目見て、群論
で解けるといって、しこしこ、紙で解いてみせた。それがどういうわけか、週
刊読売の記者に伝わって取材が来たという次第。
面白いのは、ここから。
紙の上でこうやれば解けると、数学的な解法は示せるんだけど、記者はそん
なのわからないから、実際にルービックキューブでやってみせてくれという。
石野さん、そんなに手早くクルクル回して素早く解くなんてことができなかっ
た。
記者は落胆したらしい。\(^O^)/
おれの場合は、あのブームは大学時代。ルービックキューブを借りて一晩で
完成させて、次の日、学校に持って行ったら、みんなが尊敬してくれた。
「正ちゃん、どうやったの?」
「バラして、組み立て直した」
みんなが軽蔑してくれた。\(^O^)/
記事には、ルービックキューブより難しい、群論を使ったパズルが載ってい
ます。上記リンクからも参照可能。
驚いたのは、茂木健一郎と愉しむ科学のクオリア。
「地震から命を守るには/ゲスト:目黒公郎(東京大学)」というもの。
目黒さんは、東大の生産技術研究所都市基盤安全工学国際研究センター長。
いまの地震のときの防災対策って、
「オリンピックのプレッシャーなんて、斎藤先生のプレッシャーに比べたら、
屁の突っ張りにもなりません(Copyright (c) 北京オリンピック柔道金メダリ
スト石井慧)」\(^O^)/
というくらい、屁の突っ張りにもならないのね。
阪神淡路大震災の詳細な調査でわかったことだそうです。
ああいう、ものすごい地震が来たら、火を消して逃げるなどという暇がない。
もう即死がほとんど。
それとこの前の四川大地震。あれ、手抜き工事だからあんなに死者が出たと
いう報道を、マスコミは盛んにやりましたが、大嘘だって。
ああいう激烈な地震の場合、手抜き工事うんぬんとは次元が違うと。ああい
うのが来ると、日本でも軽く数万人の死者は出る。政府中央防災会議が発表し
たもので、四川の1/4の規模でも、大阪平野の被害想定だと、4万3000人死にま
すね。^^;
首都直下型、東海など一連の地震被害による犠牲者は8万人規模、経済的損
失は200兆円から300兆円だそうです。
ともかく、いまの対策は、間違いだらけの防災対策ってことですね。じゃ、
どうすればいいかというのは、自分で確かめてください。
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日経サイエンス2008年10月号は、スーパーカミオカンデの戸塚洋二先生の追
悼特集でした。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001DT22G2/showshotcorne-22/
日経サイエンス2008年10月号
10月号の目次は、
http://www.nikkei-science.com/item.php?did=55810
をどうぞ。
いま、
http://www.nikkei-science.com/
日経サイエンス
に行くと、トップページに編集部からの追悼文がありますね。
日経サイエンスは、今年の4月号から、半年にわたって、カミオカンデ、ス
ーパーカミオンデを巡る戸塚先生を中心とした連載をやってきましたが、戸塚
先生は最後の入院の前日(2008/07/01)まで、この連載に協力なさったそうです。
恩師の小柴昌俊先生や日立の外村彰さんなど、錚々たる方々の追悼文もあり
ます。奥さまの文章もあります。
小柴先生の追悼文に「あと18ヵ月生きていてくれたら」とあったように、戸
塚先生、ノーベル賞間違いなしといわれていただけに、残念ですね。
外村さんも早くノーベル賞取ってほしいね。
次に注目したのは、
http://www.nikkei-science.com/page/magazine/0810/200810_022.html
自己組織化する量子宇宙
J. アンビョルン(ニールス・ボーア研究所)/J. ユルキウェイッツ(ヤギェ
ウォ大学)/R. ロル(ユトレヒト大学)
です。
これ、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/03/05/1230474
因果的ダイナミック単体分割(CDT)
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/04/11/1389249
橋元淳一郎著「時間はどこで生まれるのか」
で、名前を出した、そこでは、因果的ダイナミック単体分割(CDT)となってい
たけど、今回は、因果的動的単体分割という名前で出ている理論の解説です。
日経サイエンス2007年4月の冒頭ニュース欄に「時空は小さな三角形の集ま
り?」という小さな記事が出てから、1年半経って解説記事が出ました。
因果律を入れると自然になめらかな4次元時空が出てくるそうな。なんか、
すごいね。
なめらか? イタリアンジェラートみたいなものか。
いやいや、あのびよーんと伸びるトルコアイスじぇね?\(^O^)/
で、この理論によると、時空はフラクタルな世界。ミクロでみても、時空は
泡立っていない。
ハウスドルフ次元、スペクトル次元などの言葉の説明もあります。
ハウスドルフ次元は、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/08/21/3701716
へんな数式美術館
で紹介した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4774135569/showshotcorne-22/
へんな数式美術館 ~世界を表すミョーな数式の数々~ (知りたい!サイエンス36)
(単行本(ソフトカバー))
竹内 薫 (著)
にも出てきますね。
この理論が正しければ、我々の宇宙にワームホールがある可能性はなさそう
ですね。^^;
http://www.nikkei-science.com/page/magazine/0810/200810_052.html
ルービックキューブを超えて
群論パズルを楽しむ
I. クリッツ(ミシガン大学)/P. シーゲル(ペンシルベニア州立大学)
も、へえと思った。
DOS時代、KI-ShellやKI-schemeを作った管理工学研究所からの先輩、ぼくが
敬愛するプログラマである石野恵一郎さんは、日本にルービックキューブが入
ってきたとき、週刊読売に取材を受けて記事になってるんです。
管理工学研究所の人は、当然、ゲームやパズルが好きな人が多かった。よっ
て、ルービックキューブはすぐ入ってきた。
で、みんなが、あれこれ試行錯誤している中、石野さんは、一目見て、群論
で解けるといって、しこしこ、紙で解いてみせた。それがどういうわけか、週
刊読売の記者に伝わって取材が来たという次第。
面白いのは、ここから。
紙の上でこうやれば解けると、数学的な解法は示せるんだけど、記者はそん
なのわからないから、実際にルービックキューブでやってみせてくれという。
石野さん、そんなに手早くクルクル回して素早く解くなんてことができなかっ
た。
記者は落胆したらしい。\(^O^)/
おれの場合は、あのブームは大学時代。ルービックキューブを借りて一晩で
完成させて、次の日、学校に持って行ったら、みんなが尊敬してくれた。
「正ちゃん、どうやったの?」
「バラして、組み立て直した」
みんなが軽蔑してくれた。\(^O^)/
記事には、ルービックキューブより難しい、群論を使ったパズルが載ってい
ます。上記リンクからも参照可能。
驚いたのは、茂木健一郎と愉しむ科学のクオリア。
「地震から命を守るには/ゲスト:目黒公郎(東京大学)」というもの。
目黒さんは、東大の生産技術研究所都市基盤安全工学国際研究センター長。
いまの地震のときの防災対策って、
「オリンピックのプレッシャーなんて、斎藤先生のプレッシャーに比べたら、
屁の突っ張りにもなりません(Copyright (c) 北京オリンピック柔道金メダリ
スト石井慧)」\(^O^)/
というくらい、屁の突っ張りにもならないのね。
阪神淡路大震災の詳細な調査でわかったことだそうです。
ああいう、ものすごい地震が来たら、火を消して逃げるなどという暇がない。
もう即死がほとんど。
それとこの前の四川大地震。あれ、手抜き工事だからあんなに死者が出たと
いう報道を、マスコミは盛んにやりましたが、大嘘だって。
ああいう激烈な地震の場合、手抜き工事うんぬんとは次元が違うと。ああい
うのが来ると、日本でも軽く数万人の死者は出る。政府中央防災会議が発表し
たもので、四川の1/4の規模でも、大阪平野の被害想定だと、4万3000人死にま
すね。^^;
首都直下型、東海など一連の地震被害による犠牲者は8万人規模、経済的損
失は200兆円から300兆円だそうです。
ともかく、いまの対策は、間違いだらけの防災対策ってことですね。じゃ、
どうすればいいかというのは、自分で確かめてください。
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_ ホットコーナーの舞台裏 - 2008年08月30日 16時58分21秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/08/29/3716738
日経サイエンス2008年10月号、戸塚
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/08/29/3716738
日経サイエンス2008年10月号、戸塚
_ ホットコーナーの舞台裏 - 2009年03月22日 23時49分38秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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ノーベル物理学賞を受賞した南部陽一郎先生の講演や雑誌論文
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ノーベル物理学賞を受賞した南部陽一郎先生の講演や雑誌論文
_ ホットコーナーの舞台裏 - 2010年03月18日 02時35分45秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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竹内郁雄さんのこともよく書くので、竹内だけでは、おれ自身
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竹内郁雄さんのこともよく書くので、竹内だけでは、おれ自身
_ ホットコーナーの舞台裏 - 2010年07月09日 05時43分25秒
標題: 宇宙の未解明問題、サイクリック宇宙論、質量はどのように生まれるのか
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ブルーバックスの新刊で、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062576872/showshotcorne-22/
宇宙の未解明問題
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ブルーバックスの新刊で、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062576872/showshotcorne-22/
宇宙の未解明問題
_ ホットコーナーの舞台裏 - 2010年10月13日 05時22分12秒
ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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http://iiyu.asablo.jp/blog/2010/09/09/5339111
カオスとアクシデントを操る数学、
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http://iiyu.asablo.jp/blog/2010/09/09/5339111
カオスとアクシデントを操る数学、
_ ホットコーナーの舞台裏 - 2015年10月09日 11時04分21秒
ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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最初に言っておくが、おれ、耳がほんとに悪くなって、
ノーベル物
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最初に言っておくが、おれ、耳がほんとに悪くなって、
ノーベル物
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