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ピンボールのリトルウイングの藤田さんと飲んだ\(^O^)/2008年09月04日 06時49分42秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
 2008/08/29(土)の夜、世界一のピンボールゲームを作り続けているリトルウ
イングの藤田さんと飲んだ。
 リトルウイングのことは、これまで何度も書いているけど、たとえば、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/03/31/2897418
リトルウイングの新作ピンボールとピンボール昔話
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/07/03/3607522
リトルウイングから新Scheme\(^O^)/
をどうぞ。
 最初のトリスタンが1990年だから、すでに18年も斬新な新作を作り続け、世
界のファンを熱狂させ続けているんだから、驚異的。おれは、オリンピック4
大会連続金メダルの大偉業と言いたい。
 藤田さん、LLの
http://ll.jus.or.jp/2008/program/create
にあるように、100年後の言語を考える討論会にパネリストとして出るために、
上京することになった。
 そのチャンスに、飲みませんかというメールをもらった。
 クリスタルカリバーンの登録葉書でおれのことを知って、藤田さんから手紙
で最初連絡があったと思うんだけど、それがざっと15年ほど前のはず。それ以
来、手紙、グリーティングカード、メールでやり取りしてきたけど、会うのは
初めて。
 おれの中のヒーローの一人、しかも最近はイプシロンという新しいSchemeも
作っている藤田さんと会えるというので、有頂天。\(^O^)/
 イプシロンのことは、上記、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/07/03/3607522
リトルウイングから新Scheme\(^O^)/
を参照。

 藤田さん、調布にある電通大出身だそうで、久々に調布に来て、様変わりに
驚いていた。いま、調布は京王線を地下に通すことになっていて、駅も建て替
えているし、その工事ですごいことになっています。

 話はあれこれ尽きない。パネリストになったLLの話、プログラムの話、Lisp
の話、Schemeの話、昔のコンピュータゲームの話、Apple 2やMacintoshのゲー
ムの話、そしてピンボールの話。これは、リアルのピンボールとコンピュータ
上のピンボールと両方。

 もう、リアルのピンボールを作っているのは、スターン(Stern)1社だけな
んですってね。バリー(Bally)やゴットリーブ(Gottlieb)もないし。歴史の浅
いアメリカが生んだ、世界に誇る大変貴重な文化遺産だと思うんだけど、寂し
いですね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ウィリアムス_(ゲーム)
に少し話が載ってます。
http://news.livedoor.com/article/detail/3625036/
には、いまのスターンが載ってますね。
 スターンピンボールの公式サイトは、
http://www.sternpinball.com/
です。
 日本のゲーセン(ゲームセンター)からも姿を消してますよね。藤田さんの話
だと、以前はTAITOが代理店だったが、儲からないのでやめたから、ゲーセン
から消えたそうです。もし、あったら、それはゲーセンのオーナーがピンボー
ル大好きで個人的に輸入して置いているものだそうです。
 あれ?
http://allabout.co.jp/travel/amusementspot/closeup/CU20060122A/
熱く静かにピンボールのブーム再燃!
をみると、復活なんて書いてあるなあ。2006年の記事だからいまどうなの?

 好きな人はめちゃくちゃ好きで、いろんな台をコレクションしているそうで
す。しかも、ただ集めているだけじゃなくて、そういう人たちって、世界大会
で優勝するような腕前なんだって。
 東京ピンボールオーガニゼーションだったかな。TPO。
 あ、あったあった。
http://tpo-pinball.com/
をどうぞ。
 上記、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/03/31/2897418
リトルウイングの新作ピンボールとピンボール昔話
で書いた、
http://tpo-pinball.com/pinball%20machine/Bally.htm

http://tpo-pinball.com/tpo/memmach2.htm
には、「サッポロ」のことは載ってないね。おれがマルチボールプレイに興奮
した名機だったけど、日本のセガが作ったからなんでしょう。おれがデートに
遅れた「PLAYBOY」のことは載ってますね。Ballyのマシンだったんだ。いやあ、
勉強になるなあ。

 TPOのメンバーがやる超絶技巧をいくつか教えてもらいました。そんなこと
できるのかと思いましたね。藤田さんもできない技があるそうな。
 おれ、ピンボールは小学校の高学年から中学校のときに一番燃えましたが、
あのとき、自分なりに技を開拓したけれど、それにちゃんと名前があるのを知
ったのは、実は、リトルウイングのピンボールゲームのマニュアルを読んだと
きなんですよね。ありがたいことです。

 リアルのピンボールとコンピュータのピンボールの違いは、大いに盛り上が
りました。もちろん、おれが藤田さんに教えてもらうばっかり。
 臨場感の面で、コンピュータのピンボールがリアルのものより一番負けてい
ると思っているのが、金属のボールが跳ねて、ガラスにガチーンと当たる音。
「あれを再現しているコンピュータピンボールはないでしょう?」と訊いたら、
藤田さん「たしかにそうですね」と。
 それを言い出したら、振動が伝わってこないとか、ボディの木の温もりがな
いとか、揺らしたり、抱えたり、叩いたりといった技ができないなどと、いろ
いろ出てくるわけで、その辺は、臨場感やプレイの幅という意味では、やっぱ
りリアルにかなわないところはあるとのこと。
 でも、リトルウイングのピンボールソフトは、リアルさと共にリアルにない
ものも追及しているハイパーリアルな世界なので、それはそれでありなんです
けどね。

 おれ、リアルのピンボールは、あのフォルムが好きなんです。コンピュータ
の場合、元々平面だし、リアルでもパチンコも垂直面しか使わない。でも、ピ
ンボールは、得点を表示したり、いかにもアメリカ的イラストがあってライト
がチカチカ光ってる垂直に置かれたパネルと、手前に傾斜しつつも水平に置か
れたボールが跳ねまわるフィールドがある木のボディ。あれが好きなんです。
 藤田さんは、ピンボールは箱庭になった異次元空間だと言ってました。
 ある世界観が表現されて、ひとつの世界を築いているフィールド。そこはあ
ちこちをいくらでも上から見ることができるけれど、ガラスで仕切られていて、
見ることはできても決して触れることができない異世界。そこにすごく魅かれ
るそうです。
 そして、電気とメカの幸せな合体。ほんと、動きを見ているだけで陶然とし
てしまいますよね。

 物理計算どうやってるのか、いろいろ聞いたんですけど、企業秘密かもしれ
ないので書きません。\(^O^)/
 ただ、素直に力学の方程式を解くだけじゃ、リアルさは出ないそうです。
 ニュートン力学に忠実にやったボールの動きだと、「中村さんは、すぐ、こ
れリアルと違うと気づくと思う」と言われたが、プレイ中の人間が感じている
ものをコンピュータで再現するときには、チューニングが必要で、そこはプレ
イヤーとしての自分の感性でチューニングするそうです。
 もうついでだから、再ゲームのときの、「カツーン」というよく響く木の槌
で叩いたような音、あれ、どうやって出しているのか質問しました。
 藤田さんは、「いくつか種類があるけど、基本的にはソレノイドがついてい
て、それでヒッコリーの木を叩いてます」と教えてくれました。
 リトルウイングのピンボールでも、あの音をサンプリングしているけど、普
通のパソコンだとちゃんと出ないらしい。
 ガラスにボールがぶつかる音もそうだけど、リアルピンボールの臨場感満点
の音は、広いダイナミックレンジを要求されるから、パソコンだと難しいんで
しょうね。

 マック(Macintosh)版とWindows版の微妙な違いも聞きました。
 おれ、クリスタルカリバーンとルーニーラビリンスは、家に子供用に買った
LC520とかPerformaなどという、今となっては超古い68000系のMacintoshでプ
レイしまくったんです。後にWindows版が出て、プレイしてみたんだけど、な
んか、フィーリングが違うんです。
 そのことを訊いたら、極力同じにしているけど、MacintoshとWindows PCで
は、ディスプレイの色温度も違うし、サウンドも違うし、キーのスキャンスピ
ードも違う(Macintoshのほうが素早くスキャン可能)などということがあって、
微妙な違いはあるそうです。
 ということで、リトルウイングのピンボールは、Macintosh版を遊ぶのが本
筋でしょう。\(^O^)/
 たださ、ノートパソコンは気をつけてね。キーボード壊れるほど熱中してし
まうかもしれないから。おれ、LC520とかPerforma520で遊んでいたころは、予
備に昔のアップルキーボードを買ってましたからね。

 マーク・フリントさんも話題になりましたね。
 PC-9801シリーズで一世を風靡したピンンボール「ムーンボール(Moon Ball)」
の作者。プロフィールは、アメリカのなんとか州の人という話だったけど、な
んかそんな感じしないのね。日本人じゃないかというのが当時のムード。
 イザヤ・ベンダサンが山本七平だったみたいなもんだね。\(^O^)/
 脱線するけど、イザヤ・ベンダサンは、「いざや、便出さん」。すなわち、
ウンコするぞというシャレだった説が有力ですね。
 で、藤田さんに「マーク・フリントの正体、知ってます?」と訊きました。
でも、藤田さんも知らなかった。藤田説は、「ある会社に勤めていて(たとえ
ば大企業)、名前を出せない事情がある日本人じゃないか」でした。

 偽外国人?関連で藤田さんに話したこと。
 表に出してないけど、Apple 2のゲームソフトのこと、ちょっとjouwa/salon
には書いたんです。ひとつ、どうしてもまだ名前が出てこないゲームがあって
ね。
 調べていて、名前を思い出したゲームに、「スターブレイザー(Star Blazer)」
があった。これを作ったのが、トニー鈴木さん。
 おれ、最初、アメリカの日系人だと思っていた。そんなすごい日本人がいる
とは思ってないから。\(^O^)/
 でも、仙台だったかな。東北在住の日本人だというのでびっくり。すげえ、
日本人でApple 2のゲームで世界進出している人がいると思ってね。

 あれえ、検索したら、
http://www.gpara.com/contents/creator/bn_252.php
「大切なのは時代、世代に応じた感性」マーク・フリントさん
という記事がある。やはり、日本人かな。2006/12/11の記事だ。まだ、第一線
で活躍しているんだ。うれしいなあ。
 ネットを検索すると、ムーンボールで、キーボードが壊れたというのが都市
伝説などと書いているものもあるけど、都市伝説じゃなくて、ほんとだよ。
 おれ、自分のPC-9801Eのキーボード壊したもん。\(^O^)/
 管理工学研究所でもみんなプレイしまくって、壊してたもん。\(^O^)/
 たしか、ESCキーだったかな。初代9801に比べて、Eはコストダウンが進んで
キーボードもチャチになってましたからね。メモリも初代はパリティがついて
たけど、パリティなしになってたし。
 そうそう、ムーンボールで、上部のマッシュルームのバンパー(ほんとはジ
ェットバンパーというらしい)ところで無限ループになることがあった。一度、
そうなると、台を揺らすキーで揺らさないと落ちてこない。点数が上がりっぱ
なし。たしか点数は一回りしたら0からまた上がっていったと思うけど。それ
とも9999999などと、点数が貼りついたままだったかな。もう忘れた。
 あれ、コツがあって、何回か、意図的に無限ループにできたことがありまし
たけどね。
 で、藤田さんには、無限ループ回避はやってるのか訊いたら、やっぱりやっ
てるんですって。

 ルーニーラビリンスができたときの話は、知的生産とは何かという、ここで
の最近のテーマ(笑)にとって、非常に示唆に富んだ話でした。
 リトルウイングの第1作は、トリスタン。これをカナダのパブリッシャーか
ら出した。売れて金も入ってきたそうです。でも売掛が相当に残ったまま、そ
の会社、倒産したんだって。おれが思うに、金持ってトンヅラするための偽装
倒産ですね。\(^O^)/
 それで、第2作のクリスタルカリバーンは、背水の陣だった。これが売れな
いと、もう会社を畳まないといけない。それくらい、もう、ほんとにせっぱつ
まったテンション上がりまくりのピンピンのギンギン状態で作ったそうです。
 それを聞いて「なるほど、そうだったのか」と思いました。
 プレイするとわかるけど、クリスタルカリバーンは、ほんとタイトでソリッ
ドで素晴らしい緊張感が味わえます。やはり、無意識のうちに作っていたとき
の作者の精神状態が作品に乗り移っているんですね。
 クリスタルカリバーンは大ヒット。なにせ、ニューヨークタイムズで絶賛さ
れたんだから、金メダル級の大快挙。
 会社も軌道に乗って、そして、第3作のルーニーラビリンス。
 おれ、このゲームをプレイして、リトルウイングはすごいと思いました。と
いうのは、大ヒットしたクリスタルカリバーンの路線を捨てていたから。ハイ
テンションじゃなくて、レイドバックしたゆるい路線。
 音楽の効果もあって、幼いころメリーゴーランドに乗ってうきうき楽しかっ
た、でも落ちたりしないかと、ちらと不安になる要素もあった、あの気分にな
る、嬉し懐かし楽しい路線。
 結果的にルーニーラビリンスは、クリスタルカリバーンより売れたそうです
が、フツーはさ、大ヒットしたんだから、クリスタルカリバーンのハイテンシ
ョン路線で柳の下の2匹目のドジョウを狙うでしょ。そうしなかったんです。
 なぜ、あそこで路線転換をしたのか。長年の疑問だったので、それを藤田さ
んに訊いたら、驚きの答。
 なんと、意図的なものではなかった。\(^O^)/
 クリスタルカリバーンの次をいつ出すか。パブリッシャーと相談したら、ア
メリカのコンピュータゲームのショーで出したいという話になって、2ヵ月く
らいで出さないといけなくなったそうな。
 それでルーニーラビリンスは、「泥のように働いて(藤田善勝談)」、実質1
ヵ月で作ったそうです。残り1ヵ月は、パッケージングなどいろいろあってシ
ョーに間に合わせたと。きっと、コールタールの海を泳ぐような時間だったん
でしょうね。
 でも、1ヵ月で作らないといけないのに、打ち合わせが終わって帰国した段
階では、どうしていいか、アイデアが全然ない。
 奥様と二人で、アイデアを出そうと、家でうんうん唸っても、どうしても出
てこない。それで、散歩に行こうと。歩いていると何か浮かぶかもしれないか
らと。
 これは正しいです。脳は環境を変えてやると喜びますし、散歩は深く考える
ときには、非常に有効な手段。ただ、考え事をして歩いているので、車に轢か
れたりする危険は増しますが。^^;
 おれも、考え事をしながら、傍目にはぼーっとして歩いていることが多いの
で、知り合いが目の前にいても気づかないし、自転車と激突しそうになったり
は、しょっちゅうです。^^;
 それで、散歩に出かけたのが深夜2時。この夫婦、どう考えても、不審者で
すわ。\(^O^)/
 アイデアが出ないまま、深夜の街を徘徊して、たどり着いたのが、近所の児
童公園。ベンチで二人で、どうしようどうしようと、唸っていた。
 そのとき、藤田さん。することがないから、そばにあった拳二つくらいの大
きさの石を拾ってきて地面に置いて、なにげに石の周りに渦巻きのようなもの
を、木の枝かなんかで、暇つぶしに描いた。
 それを見ていた奥様の玲子様。ピカーンと閃いた。奥様は美大出身。さすが
は芸術家、アーティスト。
 「それ、ラビリンス(迷宮)みたいね」
 この一言で、芸術の神、降臨。\(^O^)/
 玲子様、アーティストな上に教養があるから、
 いつから?
 今日よー。
 いいってば、それは。
 えっと、玲子様、分厚い教養をお持ちだから、ギリシア神話、クレタ島のミ
ノス文明のクノッソス宮殿やら迷宮伝説やらミノタウロスのことなど、とっく
にご存じ。それが、自分のあの一言で、噴き出してきた。
 それからは、夫婦二人で、マッハ15、ワープ9でアイデア出しまくり。ス
トーリー、画面デザイン、音楽などいろんなものが、一気にその一晩でできて
しまったそうな。\(^O^)/
 そのきっかけになった、あの石は、いまでも家にあるそうです。

中村:じゃ、大切に保管してるんですね。
藤田:いや、どこにあるかわからないです。
中村:おいおい。せっかく、いい話なのに。KYな奴だなあ(KY(空気読めないは
もう死語?))
藤田:でも、家のどこかにあります。
中村:じゃ、「大切に保管してあって、いまでもときどき、夫婦で眺めて、あ
のときのことを思い出して、二人の愛を、絆を確かめ合っています」というこ
とにしておきますね。
藤田:ぜひ、そうしてください。

 藤田さん、そうしませんでした。\(^O^)/
 お前、その底意地の悪さが偉い!\(^O^)/
 ほんとだよ。それが実話でも、ここで書く以上、そんな美談にしてたまるか
ってんだ。\(^O^)/

 まあ、なんだか、筒井康隆さんが「熊の木本線」を書いたときのエピソード
に似てますね。あれも、昼寝してうとうとしているときに、一気に全文が降り
てきたんですよね。あとは書き写すだけ。\(^O^)/

 さらに脱線しますが、藤田さんに会って数日後、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4270000600/showshotcorne-22/
考える脳 考えるコンピューター (単行本)
ジェフ・ホーキンス (著), サンドラ・ブレイクスリー (著), 伊藤 文英 (翻
訳)
がらみで、新宿ジュンク堂で、脳科学の学術的な本を探していたら、おれにも
芸術の神が降ってきて(笑)、偶然、目にとまったのが、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334975267/showshotcorne-22/
芸術の神様が降りてくる瞬間 (単行本(ソフトカバー))
茂木 健一郎 (著), 町田 康 (著), 金森 穣 (著), 山下 洋輔 (著), 立川 志
の輔 (著), 荒川 修作 (著)
 いやあ、なんてラッキーなんだと思って、すぐ買いました。まだ、山下さん
のところしか読んでないけれど、茂木さん、即興演奏とはどういう脳状態から
生まれるのか、熱心に山下さんに訊いています。そして、初めてジャムセッシ
ョンをやって、非常に興奮しています。

 さて、ここまでの話だけじゃ、なぜ、クリスタル・カリバーンのハイテンシ
ョン路線から、ルーニーラビリンスの嬉し懐かし楽しい路線になったのかはわ
かりませんね。
 では、その話。
 以上のように、アイデアが出るまでは苦しんだけれど、芸術の神が降臨して
アイデアが出たあとの物作りの段階では、クリスタルカリバーンの成功があっ
たので、精神が非常に高揚していたそうです。
 クリスタルカリバーンのときは、生きるか死ぬかと追い詰められた精神状態。
それとは全然違う、物作りの喜びに満ちた
「完全にランナーズ・ハイ状態(藤田善勝談)」\(^O^)/
 まあ、脳内麻薬出まくりですわ。それで、あんなに楽しい世界が構築できた
と。ここでもやはり、作っているときの精神状態が作品に深く投影されている
わけですね。

 「知的生産のコツって何ですか?」と訊きました。
 「極限まで自分を追い込む。ぼくらの場合、追いつめられたわけですが(苦
笑)。そこで、脳味噌が焼け焦げるくらい考える。それしかないでしょう」
 そこまでやって、やっと知的なものが、ひとかけら、零れ落ちてくる。
 安直ななんとか力を身につけようというビジネス書じゃ、そんな瞬間は決し
て訪れない。
 基本を黙々と鍛えて、一瞬のインスピレーションからビッグバンによって新
しい宇宙を創造する。
 そういうことですね。

 リトルウイングのハイパーリアルなピンボールワールド。ぜひ、みなさんも
楽しんでください。

http://www.littlewingpinball.com/contents/ja/index.html
リトルウイング
http://www.littlewingpinball.net/mediawiki-ja/index.php/Crystal_Caliburn_Features
クリスタルカリバーンの説明
http://www.littlewingpinball.net/mediawiki-ja/index.php/Loony_Labyrinth_Features
ルーニーラビリンスの説明
http://www.littlewingpinball.com/contents/ja/store.html
オンラインショップ

楠田(楠田卓也)さんの弟(楠田浩之)さんがワインのマンガに登場\(^O^)/2008年09月05日 06時08分04秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
 原稿を頼まれて、ほんとは書く時間がないが、いま、書かないと、雑誌がコ
ンビニからなくなるから書く。
 ある人に送ったメール。
--- ここから ---
 お久しぶりです。
 いまコンビニなどにあるビジネスジャンプというマンガ雑誌の2008/09/17号
(No.19)。表紙が悪魔みたいな女の子。
 それにワインを扱った「ソムリエール」という連載マンガがあります。
 今回、楠田さんの弟さん、楠田浩之さんの名前と顔の絵が出ていて、ニュー
ジーランドで作った「クスダ ピノ・ノワール」が紹介されています。マンガ
のあとにあるコラムでも、このワインが紹介されています。
 マンガで知りましたが、楠田さんのワイン、今年のロンドンで行われた
IWC2008という世界最大のワインコンテストで金メダルを取ったんですね。
 知ってました?

 すごーい。たとえば、
http://www.wine21.ne.jp/topics/0805/0528.html
をどうぞ。
 クスダワインというサイトもありますね。
http://www.kusudawines.com/japanese/index.htm
--- ここまで ---

 このメールを送った相手の人は、マンガのことは知らなかったが、もちろん、
「クスダ ピノ・ノワール」が金メダルを獲得したことを知っていた。
 おれは、酒は飲まないほうだし、ワインは、品種や御託があれこれ多すぎて、
面倒くさく、味もわからないので、赤はピノ・ノワール、白はリースリングし
か飲まないようになってしまい、要は、ワインの世界とは、さっぱり縁がない。

 先の文中、お兄さんのほうの楠田さんとは、楠田卓也さんのことである。以
下、楠田さんというと、お兄さんのほうだと思ってください。
 楠田さんは、日本酒の利き酒日本一にもなり、ワインにも精通し、ワインの
世界では超有名なロバート・M・パーカー・Jr.の「ボルドー」という本を訳し
たこともあり、日経BPから出た「世界ワイン大全」というワイン辞典も書いて
いた。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4900000175/showshotcorne-22/
ボルドー―1961年以後生産されたワインの決定版ガイド (単行本)
ロバート・M.,Jr. パーカー (著), 楠田 卓也 (翻訳)
 ほほぉ、いま、「ボルドー」の翻訳は第4版が出ているのね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4568430623/showshotcorne-22/
ボルドー第4版 ロバート・M・パーカーJr. 著 (単行本)
ロバート・M.パーカーJr. (著), アーネスト・シンガー (監修), オフィス宮
崎 (翻訳), 石垣 憲一 (翻訳)

 あ、楠田さん、アマゾンにレビュー書いている。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/456002751X/showshotcorne-22/
ヴォーヌ=ロマネの伝説 アンリ・ジャイエのワイン造り (単行本)
ジャッキー リゴー (著), Jacky Rigaux (原著), 立花 洋太 (翻訳), 立花 峰夫
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4388353167/showshotcorne-22/
自然派ワイン (単行本)
大橋 健一 (著)

 そんな楠田さんが、なぜか、おれが前に勤めていたソフトヴィジョンで働く
ことになって、いろいろおいしいところに連れて行ってもらったり、いい思い
をさせてもらった。
 そうそう、生きているうちにお礼を言っとかないと、おれもいつ死ぬかわか
らないから。\(^O^)/
 楠田さん、お世話になりました。ありがとうございました。
 楠田さんが、何度も、ハマりましょう、ハマりましょうと悪魔のささやきを
してくれたのに無視して、いまごろ言うのもなんだが、また、おいしいところ、
連れて行ってください。\(^O^)/

 弟さんは、富士通に以前勤めていたけれど、ワインに対する情熱冷めやらず、
たしか30歳過ぎてから、ドイツに留学してワイン醸造を学び、ニュージラン
ドに渡ってワインを造り始めたという、これまたとんでもない人。
 奥さんが、また、偉いんだ。何年も無収入になるのに、文句をいわず、なん
とかなるでしょうとやらせてしまったというね。
 この話、昔、JAL国際線のファーストクラスの機内誌で、JALカード会員にも
送られてくる「アゴラ」という雑誌に出ていた。そこで浩之さんが取り上げら
れていて、びっくりしたのだ。
 あ、あった。
http://www.kusudawines.com/japanese/media/index.htm

日本航空機内誌『Agora(アゴラ)』(日本航空文化事業センター)
「われら地球人」2003年8月号掲載
として、ありますね。
http://www.kusudawines.com/japanese/media/agora.pdf
です。
 えーっ、2003年8月号。もう5年も前のことなのか。せいぜい、3年前だと
思っていたが。じゃ、日本で楠田さんがニュージーランドで造ったワインの試
飲会したのはいつ? さっぱりわからん。
 もう、おれさまは時空を超越した存在になっておるな。\(^O^)/

 お兄さんの楠田さんは、ソフトヴィジョンにいたとき、スキーの事故で頭を
何十針も縫う大けがをして、頭を強く打ったせいで、一時、味覚・嗅覚がなく
なった。あの超絶の味覚・嗅覚がやられたのだから、楠田さんにとっては人生
が真っ暗になった時期だっただろう。懸命にリハビリをやっていたことを思い
出す。
 なかなか戻らないといっていたが、いま、完全に戻ったのかなぁ。
 もう何年も会ってない。元気にしているのかな。
 ああ、いま、「アカデミー・デュ・ヴァン」というワインスクールの先生を
やっているんだ。
http://www.adv.gr.jp/curriculum/lecturer/index_t.shtml
アカデミー・デュ・ヴァン 東京校講師
 大阪校でも名古屋特設クラスでもやってるね。あちこち飛び回ってるなあ。
 アマトゥール・デュ・ヴァンというサイトで連載もやってるね。
http://jp.adv.gr.jp/amtrdv/?page_id=34
連載陣紹介
 最新の書き込みが
http://jp.adv.gr.jp/amtrdv/?p=70#more-70
「目隠し試飲に強くなるコツ」 No.1
7 月 18日, 2008
だから、元気そうだね。よかったよかった。

 先のアゴラの記事で、弟さんは、「語学も化学も真剣にやろうと思えばでき
るものですよ(笑)」などと笑いながら語っているが、いまだから笑って語れる
だけで、そう簡単な話ではない。
 ほんとに血のにじむような、ものすごい努力をしてきている。
 この兄弟がテイスティングをやってるところは、人間の舌はそんなレベルで
考えることができるのか、そう、舌が記憶し、舌が考えているとでも言いたい
くらいの異次元の世界。最初、言ってることの次元が違いすぎて、冗談を言っ
てふざけているのかと思ったくらい。
 そんな味覚・嗅覚を作る努力は、半端ではない。しかし、学問に王道なしと
同じで、特別に楽でいい方法があるわけではない。
 味覚・嗅覚を作るのは、感覚だけでない。楠田さんが、ちょっと飲みません
かと誘ってくれてワインのあるレストランに行ったことが何度かあるが、その
場で細かく記録をつけていた。
 最初はHPの100LXくらい使っていたのかな。その後、東芝のリブレットを使
ったり、とにかく、その場で、ワインの品種、産地、製造年、何と合わせて食
べたかはおろか、温度、湿度はじめいろんなことを記録していた。そして、そ
のワインや食事に自分がどう感じたかを記録していた。
 これが、先に述べた事故のリハビリに役立ったはず。事故前と事故後は、赤
く見えていたものが黄色く見えるという具合に、味覚・嗅覚の感覚が変わって
いて、その補正をやらないといけない。そのときに役立ったろうと思っている。

 楠田兄弟もそうだが、一流の人は、情熱と努力が並外れている。そして、決
して安易なところには行かない。本筋の基本的なところをじっくり粘り強く鍛
えていく。ほんとに基本的なことを、毎日毎日、飽きもせず積み重ねていく。
好きだから飽きずにできるし、好きだから情熱も生まれてくる。そこまで好き
になれるから、一流になれる。
 おれを含めて凡人は、なかなかそうはいかない。
 かといって、最近、何度も書くが、いま、勝間和代に代表される安直ビジネ
ス本、成功本を何冊読んでもだめ。
 結局、人生、そういうことなの。

クヌース「The Art of Computer Programming」分冊のこと2008年09月07日 08時26分31秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/04/3741466
Re: Jon Kleinberg, Eva Tardos著「アルゴリズムデザイン」
で書いたクヌースの「The Art of Computer Programming」のこと。
 これ、日本語だと昔サイエンス社から出ていたけど、いま、新訳でアスキー
から出てますよね。

2012/10/24 注:
 以下の記述には勘違いがある。詳しくは、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2012/10/24/6610906
続、クヌース「The Art of Computer Programming」分冊のこと
を参照。

 で、最近出ている分冊(Fascicle)のこと。
 原書にあって、日本語版が出ていないのがある。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756147127/showshotcorne-22/
The Art of Computer Programming Volume 1,Fascicle 1:MMIX―A RISC
Computer for the New Millennium日本語版 (Ascii Addison Wesley
programming series) (単行本)
ドナルド・E. クヌース (著), Donald E. Knuth (原著), 有澤 誠 (翻訳), 青
木 孝 (翻訳), 和田 英一 (翻訳)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756148204/showshotcorne-22/
The Art of Computer Programming,Volume 4, Fascicle 2: Generating All
Tuples and Permutations[日本語版] (アスキー・アジソンウェスレイシリー
ズ) (大型本)
Donald E. Knuth (著), 有澤 誠 (翻訳), 和田 英一 (翻訳)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756151299/showshotcorne-22/
The Art of Computer Programming,Volume 4, Fascicle 3: Generating All
Combinations and Partitions【日本語版】 (ASCII Addison Wesley
Programming Se) (ASCII Addison Wesley Programming Se) (大型本)
Donald E. Knuth (著), 和田 英一(監訳) (翻訳), 有澤 誠(監訳) (翻訳)
と、Fascicleの1から3はあるのに、翻訳がないものがある。
 それが、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0321534964/showshotcorne-22/
The Art of Computer Programming, Fascicle 0: Introduction to
Combinatorial Algorithms and Boolean Functions (Art of Computer
Programming) (ペーパーバック)
Donald E. Knuth (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0321335708/showshotcorne-22/
Art of Computer Programming, Volume 4, Fascicle 4,The: Generating All
Trees--History of Combinatorial Generation (Art of Computer
Programming) (Paperback)
by Donald E. Knuth (Author)
の2つ。
 つまり、第0巻と第4巻の日本語版がない。翻訳が遅れているんだろうけど、
なんか、気持ち悪い。早く揃えてくれ。おれ、買うから。

 なお、本シリーズの正誤表は、
http://www.ascii.co.jp/books/support/search.cgi?query=the+art+of&max=10&sort=date.late
に行って、「The art of」で検索すると出てきます。商品紹介ページからリン
クがないからわかりにくいよね。
http://www.ascii.co.jp/books/support/4-7561-4411-X/errata/
第1巻の正誤表
http://www.ascii.co.jp/books/support/4-7561-4543-4/errata/
第2巻の正誤表
http://www.ascii.co.jp/books/support/4-7561-4614-7/errata/
第3巻の正誤表
 分冊(Fascicle)の正誤表は見つけられなかった。

週刊東洋経済、不確実性の経済学入門2008年09月07日 08時27分53秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
 週刊東洋経済2008/09/06号の特集は、不確実性の経済学入門。
 同じときに棚にあった週刊エコノミスト2008/09/09号の特集は、危機の経済
学。

http://www.toyokeizai.co.jp/mag/toyo/2008/0906/index.html
週刊東洋経済2008/09/06号の目次
http://www.mainichi.co.jp/syuppan/economist/news/20080829-201347.html
週刊エコノミスト2008/09/09号の目次

 ざっと見比べて、週刊東洋経済を買う。週刊エコノミストの経済学は昔なが
らの話。いわば文系の世界。週刊東洋経済のは最近の経済学。いわば少し理系
の世界。
 まだ読んでないけど、面白そうな本がいくつか。すでに紹介したものもある。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334032672/showshotcorne-22/
高安秀樹著「経済物理学の発見」
は、これまでも
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/12/07/985911
ブラック・ショールズの公式
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/11/26/970676
データや統計の罠と監視社会
などで言及。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822283100/showshotcorne-22/
ブルース・シュナイアー著, 井口耕二訳「セキュリティはなぜやぶられたのか」
は、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/06/06/1559098
「セキュリティはなぜやぶられたのか」「暗号解読」
で言及。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334033547/showshotcorne-22/
友野典男著「行動経済学 経済は「感情」で動いている」
は、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/07/23/1674171
「投信バブルは崩壊する!」「行動経済学」「実験経済学入門」
で言及。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492654178/showshotcorne-22/
禁断の市場 フラクタルでみるリスクとリターン (単行本)
ベノワ・B・マンデルブロ (著), リチャード・L・ハドソン (著), 高安 秀樹
(翻訳), 雨宮 絵理 (翻訳), 高安 美佐子 (翻訳), 冨永 義治 (翻訳), 山崎
和子 (翻訳)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4320005724/showshotcorne-22/
進化経済学ハンドブック (単行本)
進化経済学会 (編集)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4820118935/showshotcorne-22/
神経経済学入門―不確実な状況で脳はどう意思決定するのか (単行本)
ポール W.グリムシャー (著), 宮下 英三 (翻訳)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4489020368/showshotcorne-22/
入門ベイズ統計―意思決定の理論と発展 (単行本)
松原 望 (著)

 ベイズ関連は、ほかにもいろいろあるし、この本が一番新しいから選ばれて
いる気がする。
 おれにとっては、統計はどうでもよくて(笑)、ベイズといえば、なんといっ
てもベイジアンネットワークですね。この辺は、AIの守備範囲。

 三木雄信という人がiPhoneの話で、遺伝プログラミングのことを書いている。
 「複雑系科学からの経済学へのアプローチとして「遺伝プログラミング」と
いう手法がある」
 なんか、違和感あるね。遺伝プログラミングは、AI(人工知能)研究から出て
きたから。

大分トリニータナビスコ決勝進出。シャムスカ監督じゃない?2008年09月07日 23時06分28秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のkick/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
 NHKのスポーツニュース見ていたら、大分トリニータが名古屋グランパスエイ
トを1-0で破って初のナビスコカップ決勝進出とやっていた。
 そこまでいいんだけど、下川誠吾監督が決勝への意気込みを語っていた。
 下川監督?
 大分を突然強くしたシャムスカ・マジックといわれるシャムスカ監督じゃな
い? いつ監督交代があったのか。
 ネット探し回りました。
 でも、監督交代の記事はない。
 どうも、NHKのテロップが間違っていたと思います。それともおれの見間違
い?

http://www.oita-trinita.co.jp/2007_player.html
大分のスタッフ・選手
をみると、下川誠吾はGKですね。この試合でも好セーブ連発だったとか。
 それにしても、シャムスカ監督はほんと素晴らしいね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ペリクレス・シャムスカ
に書いてある、
「2004年には2部チームであるサント・アンドレを率いて、名門フラメンゴを
破ってブラジル杯優勝に導いた」
「大分行きを決めたのは、彼の知り合い(元大分の通訳。シャムスカ就任時に
大分に復帰)から大分の苦境を聞かされていて、自分の力が必要なチームだな
と思ったから」
「逆に選手の激しい入れ替わりや、チーム自体がマスコミに騒がれることが好
きではなく、ブラジルの強豪の大半やポルトガル代表、果てはブラジル代表の
オファーをことごとく断ってきたという過去もそこにある。大分とも2009年ま
での長期の契約を結んだ」
などを読んで、ますますシャムスカ監督ファンになりました。
 大分とは2009年まで。そしてブラジル代表監督になるんでしょうね。
 公式ブログがあります。
http://www.chamusca.jp/
ペリクレス・シャムスカ公式ブログ

http://www.chamusca.jp/project.html
社会貢献プロジェクト
もやってるし、大分の地元の店に行き、地元の人たちと交流する様子も出て
いますね。

 今日は疲れた。雷怖かった。もう寝ます。

ムットーニ2008年09月08日 08時51分59秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/04/3741480
ピンボールのリトルウイングの藤田さんと飲んだ\(^O^)/
についた
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/04/3741480#c3743884
フルサーワさんのコメント
で、初めてムットーニなるものを知りました。

 こりゃ、また、すごい世界ですね。

http://www.muttoni.net/
ムットーニ公式サイト

http://ja.wikipedia.org/wiki/ムットーニ

 武藤政彦氏が作った独自の世界なんですね。ムットーニというイタリア風の
ネーミングがいいですね。
 たしかに、写真か何かでどこかで観たことがある気はするけど、実物は観た
ことないですね。

Re: ピンボールのリトルウイングの藤田さんと飲んだ\(^O^)/2008年09月08日 08時52分45秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。

http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/04/3741480
ピンボールのリトルウイングの藤田さんと飲んだ\(^O^)/
の続き。

===
標題: Re: ピンボールのリトルウイングの藤田さんと飲んだ\(^O^)/
---
> まあ、なんだか、筒井康隆さんが「熊の木本線」を書いたときのエピソード
>に似てますね。あれも、昼寝してうとうとしているときに、一気に全文が降り
>てきたんですよね。あとは書き写すだけ。\(^O^)/

素人プログラマでもそんな瞬間はあるわけで。普通にコリコリ
やってたら、普通のものしかできないけど、ピピピーンときた
ときはエバれるものができたりするの。日ごろから仕事するふ
りしてunixの関数解説書とか読んでたからなあ。おい、それも
仕事のうちじゃねえのか。
中学生の頃は、夢の中でデバッグ。起きてすぐに直したら正解
ということもありましたね。あのころは、6809脳内アセンブル
してたもんなあ。暴走したらすぐリセットしてまた書くの。

ピンボールはリアル台を見つけるとよくプレイするんですが、
メンテナンスがもう難しいらしくて、電源が入っていない台が
多くて泣けてくる。そもそも最近のゲーセンにピンボールない
もんなあ。むかしは、新宿にピンボールフロアのあるゲーセン
あったのになあ。

--
つばめどん

===
標題: Re: ピンボールのリトルウイングの藤田さんと飲んだ\(^O^)/
---
>中学生の頃は、夢の中でデバッグ。起きてすぐに直したら正解ということも
ありましたね。

 おれは、中学生どころかいまでもそう。
 昔、ザベあたりにそういう文章も書いた。
 無意識の力をけっこう信じていてというか、実際に助かったことが何度もあ
る。
 バグの原因がわからなくて、でも、しこたま考えたあとは、もう風呂入って
寝る。そしたら、朝、もう答が出ていることがしばしば。
 たぶん、森の小人がやってくるんだと思う。\(^O^)/

>ピンボールはリアル台を見つけるとよくプレイするんですが、メンテナンス
がもう難しいらしくて、

 メンテができる人がいないのが、また、泣き所。
 お、あったなどと思って金を入れたら、フリッパーが動かないなんてことが
あって、頭来ますよね。

中村(show)

===
標題: Re: ピンボールのリトルウイングの藤田さんと飲んだ\(^O^)/
---
もう、金を入れるまでもなく、こりゃダメだろうなという
レベルの台が大部分で、困ったちゃん。ワンアップの音が
あんな風に生成されているとは知らなかったけど、起動音
だけでも聞きたいもんだねえ。

最近のゲーセンはネットワーク通信を使った巨大なゲーム
筐体だとか、クレーンゲームの類が多くて、暇つぶしに
100円なんてゲームも少なくなっているわ。しかたないか
ら、ネットワーク麻雀のカードだけは作ったけど、たまに
しかプレイしないからランクアップしないしない。

かといって、パチンコの類は怖くってねえ。数年前の元日
に時間調整ではいったら、23箱とか出た。それだけ出るっ
てことは、それだけ飲み込むこともないとギャンブルとし
ては成立しないわけで、負けるときはあきらめないと財布
の中身、預金残高、サラ金の与信残高、闇金の…という順
番でなくなっていくのだ。パチンコが原因で横領だとか、
それが原因で馘首なんてのは、めずらしいニュースじゃな
くなってしまったものね。

需要があれば、ピンボール修理職人とか、製造者が食って
いけるようになるんだろうけど、厳しいねえ。バブル期に
出たマルチボールで盤面がてんやわんやになるような台が
もう一度やってみたいねえ。景気がいい。おもしろさはと
もかく。

--
つばめどん

Re: ウェザー・リポート「フォアキャスト:トゥモロウ」2008年09月08日 08時54分07秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/08/25/3709674
ウェザー・リポート「フォアキャスト:トゥモロウ」
の続き。
 上記で書いたように、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000HEWGPG/showshotcorne-22/
Forecast: Tomorrow [Best of] [Box set] [Enhanced] [Import] [from US]
Weather Report (アーティスト)
を買った。
 ぶるさんが、ウェザー・リポートを持ってない人は、これで揃えるのも悪く
ないといってたのも道理。とてもいい。
 ただ、スタジオ録音だと、おれの好きな時期、このボックスでいえば、ディ
スク2に相当する部分、この時期のいい曲が抜けている。
 「A Remark You Made」(バラードの名曲)や「Teen Town」(ジャコのベース
が大活躍)が入ってないのが大いに不満。
 などと思ってたら、1978年9月28日、ドイツのオッフェンバッハでのライブ
DVDがすごい。
 もう、好きな曲、全部、入っている。不満解消。\(^O^)/
 いやあ、よく4人でこれだけの音世界を作るよね。30年前のことなのに、い
ま、聴いてもすさまじい。
 本作には分厚い小冊子が付いているが、このドイツのライブの模様は、ドラ
ムのピーター・アースキンが思い出を書いている。
 ベースのジャコが死に、キーボードで作編曲のジョー・サヴィヌルも先ごろ
亡くなったし、聴いていて感慨深い。

 この4人、どの人も一騎当千の兵だが、改めて聴いて、ウェイン・ショータ
ーは、やはり素晴らしいなあ。たった一人で吹きまくる「Thanks For The
Memory」は、圧巻。
 ザヴィヌルは、キーボードをとっかえひっかえ、左右の手でいろんなパター
ンを弾きまくってますね。あれで音の厚みを支えているんだね。
 アコースティックピアノを弾かせてもめちゃくちゃうまいですね。知らなか
った。いつもエレクトリックピアノやシンセなど電気・電子系のキーボードだ
し、ソロも派手なアドリブやらないし、コンポーザー・アレンジャーとしては
抜きんでた力はあっても、ソリストとしては大したことないのかと思っていた
ら、とんでもない誤解だった。普段はバンドのアンサンブルを考えて、抑えて
いるのね。
 ピーター・アースキンは上半身裸だし。お前は、カール・パーマー(*1)か。\(^O^)/
 ジャコ・パストリアスも最後は上半身裸。ジャコといえば、「Delores」
「Portrait Of Tracy」「Third Stone From The Sun」の3曲は、ジャコ一人
でやっていますが、これがすさまじい。ジャコのファンはおろか、ベース小僧
はみんな泣くでしょう。
 最後にジャコが、ベースを仰向けにステージに置いて、琴のように弾くんで
す。ハーモニクスを駆使して。
 そのとき、ペースにピンスポットが当たっているんですが、最後にハーモニ
クスの響きを残したまま、ジャコが闇に消えていきます。
 おれ、思わず、正座して拝みました。\(^O^)/

 映像を観て初めて気づいたこともあった。
 「Teen Town」はベースがテーマを取りますが、ジャコのベースにかぶせて
ある音は、エフェクタで出しているか、何かのマシンでシンクロしてシンセの
音をかぶせてあるのかと、漠然とそう思っていました。30年間。\(^O^)/
 このDVDを観ると、そうじゃないね。なんと、ザヴィヌルが手でシンセを弾
いて、ジャコとユニゾンやってるんですね。
 いやあ、長生きしてよかった。これであの世に行ったとき、「お前ら、知っ
てるか。「Teen Town」はな」などと説教垂れることができます。\(^O^)/

 福岡公演が大学時代にあって、聴きに行った気がする。
 九電記念体育館だったかな?
 メンバーは、この4人に、パーカッションの人がいたような記憶がある。
 もし、いたとすれば、あの素手でシンバル叩きまくる人。ボンゴのチューニ
ングが非常に高い硬い感じになってた記憶がある人。スタジオ録音にも参加し
てた人。
 誰かなと思って、ブックレット、よく見たら、どうも、ロバート・トーマス・
Jrのような気がする。
 このブックレットは、これまでウェザー・リポートに参加した人のことも全
部出ているので、そういう資料としてもいいですね。

*1
 プログレッシグ・ロック・グループEL&Pのドラム。おれの記憶では、ライブ
の最後では必ず上半身裸になる。

たけしのコマネチ大学DVD2008年09月09日 09時53分08秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
 買ってくださった人がいて、初めて知りました。
 フジテレビの深夜にやってる「たけしのコマ大学数学科」のDVDがあるんで
すね。
 おれ、あの番組は数回見ただけ。竹内さんが出てるなあと思ったのと、眠い
のと、問題難しすぎると思った記憶がある。録画してまで見る元気なかった。
 あの番組、たけしが趣味で数学やってみたら面白くて、それでできた番組な
んでしょう?
 以前も書いたけれど、数学って趣味としてはめちゃくちゃ安く上がる趣味。\(^O^)/
 道具は紙と鉛筆だし(笑)、ゴルフみたいにクラブを揃えたり練習場やコース
に通う金があったら、ジュンク堂みたいなでかい本屋にある数学の本だって、
棚にあるのを全部買ったってお釣りがたっぷり来るでしょう。
 その上、脳トレ好きな人向け宣伝としては、脳も活性化するという役得もあ
るしね。おれは妄想のほうが活性化したけど(泣)。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0012RE4OS/showshotcorne-22/
たけしのコマ大数学科 DVDBOX 1
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0017P2532/showshotcorne-22/
たけしのコマ大数学科 DVD-BOX 第2期

 「ジーワン、ジーワン、ジーワン」。
 ああ、またセミの声が聞こえてきそう。\(^O^)/
 だめだめ、数学はひと段落。いま、金を使うのはAIと宇宙方面。\(^O^)/

将棋ソフト「激指」シリーズのサポートページ、村山聖九段、銀河戦2008年09月09日 09時53分35秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
 新しいマシンにやっと「激指 定跡道場」をインストールしてプレイしたら、
ぼろぼろ落ちる(ハングしまくり)。
 そうだった、バージョン1.0は腐ってた。アップデータをインストールしな
いといけなかったと思いだしたが、どこにあったか思い出せん。
 毎コミ(毎日コミュニケーションズ)のゲームのページ
http://soft.mycom.co.jp/
に行っても、すぐにはわからん。
 どげんなっとるとかいな。サイトの作りが腐っとる。\(^O^)/
 ってなわけで、探しまくった。やっと2chの掲示板の書き込みから、なんと
かたどり着き、後は類推。サンキュー、2ch。
 以下、忘れないようにメモ。
 サポートページに行くと、「Download アップデート」という項目があるので、
それをクリックすると、最新修正版がダウンロードできます。

http://soft.mycom.co.jp/gekisashi_joseki/
「激指 定跡道場」サポートページ
http://soft.mycom.co.jp/gekisashi7/
「激指7」サポートページ
http://soft.mycom.co.jp/gekisashi6/
「激指6」サポートページ
http://soft.mycom.co.jp/gekisashi5/
「激指5」サポートページ
http://soft.mycom.co.jp/gekisashi4/
「激指4」サポートページ
http://soft.mycom.co.jp/gekisashi3/
「激指3」サポートページ
http://soft.mycom.co.jp/gekisashi2/
「激指2」サポートページ
http://soft.mycom.co.jp/gekisashi/
「激指」サポートページ

2011/09/07 追記:
 他のバージョンのサポートページは、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/09/07/6090871
マイコミ(毎日コミュニケーションズ)のサイトは、相変わらず腐っている
を参照。

 将棋といえば、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/08/25/3709654
将棋ネタ
で紹介した村山聖九段の没後10年特別番組番組。泣きました。時間があれば、
書くかも。
 羽生王座に木村一基八段が挑戦している将棋の王座戦第1局。解説会、将棋
会館に行きました。渡辺竜王が解説。
 生渡辺竜王、初めて見た。しゃべるし、動くね。\(^O^)/
 おいおい、ロボットじゃないんだから。
 いや、それくらい感激したということ。
 爆笑解説でした。腕を上げたな、笑いの。
 将棋の腕は?
 いや、えらい弱気だった。羽生さんが竜王戦の挑戦者(挑戦者決定戦を、こ
れまた木村一基八段と争っていて、いま一勝一敗。次で決まる)になったらも
うだめだみたいな気分。三味線かもしれないけど。
 ほかにも、面白い話いっぱいだった。
 はい、感想戦の途中ですが、お時間となりました。\(^O^)/

 囲碁・将棋チャンネルの将棋の銀河戦。決勝トーナメントも佳境に入ってき
ましたが、銀河という称号もすごいよね。前回優勝は渡辺竜王なので、銀河戦
のときは、渡辺銀河と呼ばれています。
 銀河だぜ、銀河。渡辺銀河ってどこにあるんだ。メシエカタログにもNGCの
カタログにも載ってない。\(^O^)/
 M78星雲ならウルトラマンの一族だろうけど。

 あ、NGCって、New General Catalogなんだ。New Galaxy Catalogだと思って
いた。
http://ja.wikipedia.org/wiki/メシエ天体
http://ja.wikipedia.org/wiki/ニュージェネラルカタログ

 「ということで、銀河戦決勝に進まれることになった中村正三郎7冠、決勝
戦への抱負をお願いします」(←勝った棋士には、こういうインタビューがあ
る。妄想だからちゃっかり7冠)
 「おとめ座銀河団代表として、ぜひとも銀河は取りたい。取って天の川銀河
を征服します」
 わけがわからん。

 逆にさ、実在の銀河と同じ名前の棋士がいたら、いいよな。
 天の川九段がいて、銀河戦に優勝したら、天の川銀河。\(^O^)/
 アンドロメダ九段なら、アンドロメダ銀河。\(^O^)/
 やっぱ、中村銀河、渡辺銀河、羽生銀河なんかより、はるかに座りがいい。
 将棋連盟は話題作りのために、プロレスを見習って、アンドロメダという謎
の覆面棋士を用意すべきですね。\(^O^)/