Google
ブログ(iiyu.asablo.jpの検索)
ホットコーナー内の検索
 でもASAHIネット(asahi-net.or.jp)全体の検索です。
 検索したい言葉のあとに、空白で区切ってki4s-nkmrを入れるといいかも。
 例 中村(show) ki4s-nkmr

ウェブ全体の検索

門司港レトロ観光線、門司赤煉瓦プレイス、門司の河童伝説など2009年03月15日 01時38分22秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/03/14/4180605
ゆるキャラまつりinもじ
関連として、改めて。

 鈴木さんが
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/02/28/4144547
Re: アップルを創った怪物―もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝その2
で紹介してくださってますが、門司港でSLが復活です。門司港レトロ観光線
(やまぎんレトロライン)という短い路線ですが。
http://www.heichiku.net/p/modules/news/article.php?storyid=184
http://www.retro-mojiko.jp/pdf/train_news20090130.pdf
http://www.heichiku.net/p/modules/news/article.php?storyid=186
をどうぞ。
 関門海峡めかり駅は、関門トンネルの人道トンネルの入り口のそばだから、
人道トンネルを20分くらい歩くと下関に行けます。つまり、関門海峡の海底
を歩いて、九州から本州に行けるんです。
 時間があったら、下関側は火の山の麓だから、火の山ロープウェイに乗って
山頂に行くと、関門海峡が見渡せます。
 関門海峡は、古くは源平の壇ノ浦の合戦、巌流佐々木小次郎対宮本武蔵の巌
流島の決戦、幕末の4ヵ国連合艦隊対長州軍など、歴史の舞台です。いまもあ
るのかな。火の山には、昔は、砲台の跡などがありました。
 もっと時間があれば、バスかタクシーで、唐戸市場に移動して、ふくやら新
鮮な魚を食ったりして、唐戸から出ている海峡連絡船で、門司港レトロに戻る
のもお薦め。
 もっと時間があったら、海響館という下関水族館に行ってから、連絡船とい
うパターンがお薦め。海響館のことは何度か書いている。たとえば、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/05/28/383271
海響館、いいわあ
をどうぞ。
 ほかは、上の検索窓で「海響館」ね。

 ま、ゆるキャラまつりは大里地区の門司駅で、レトロ鉄道は、門司港地区の
門司港駅だけどね。
 おれの実家がそばにあった門司駅の雰囲気は、建て替えられたから、こんな
感じ
http://homepage2.nifty.com/kitaqare/tenm03.htm
北九州点描 大里 門司区
 この写真は2005年だから、もう、この辺り、サッポロビール門司工場跡地は、
門司赤煉瓦プレイスや門司麦酒煉瓦館になっています。

http://mojirenga.navitown.com/index.html
門司赤煉瓦プレイス
http://mojibeer-mm.jp/
門司麦酒煉瓦館

 これについては、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/08/20/3700482
門司赤煉瓦プレイス、門司麦酒煉瓦館、赤煉瓦ホールなど
で書いています。
 そこに書いてある母の一周忌にピアノを弾いてもらう話。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/10/29/3854343
北九州ネタ
で、母の一周忌で北九州に帰ったことを書いているから、書いていたかと思っ
たけど、書いてないね。
 いろんな曲を弾いてもらいました。
 弾いてくださった先生は、おれが小学校1年のときに一緒にピアノを習った
女性です。45年ぶりくらいに会いました。街で会ってもわからんわ。\(^O^)/
 おれはすぐやめたけど、彼女は、ちゃんとピアノを続けてピアニストになり、
ピアノの先生として多くの生徒たちも育て、おれの姪もこの先生に習い、ピア
ノの先生になり、いま、ハープをプロとして弾いたりしています。
 ひぇぇ、ヴァイオリンの村上ふみさん。ブログもってて、いろいろご出演で
すね。いいこっちゃ、いいこっちゃ。がんばれー。
http://snowsteps.fc2web.com/
村上ふみ公式サイト

 昨夜のアド街ック天国で、なぜか、久留米をやっていた
http://www.tv-tokyo.co.jp/adomachi/090314/index.html

 番組の最後で、筑後川の河童伝説の話になって、シーナ&ロケッツの鮎川誠
さんが北九州の河童は空を飛ぶとか言い出して、大積(おおつみ)海岸うんぬん
と言ってる最中で番組終了。
 調べたら、やっぱり、門司の大積海岸なんだ。で、天疫神社という河童の神
社もある。平家のつながりなのか。そうか、男(武士)は平家蟹になり、女(女
官)は河童になったという説もあるのか。
 門司港の山側には、きっと壇ノ浦で敗れた平家の落ち武者の隠れ里だったん
だろうなあと思われるところもあるんですよね。
 生まれて50年。初めて知った。いや、子供のころ、そんな話聞いたかもしれ
ないが。
 とにかくリンクだけ。
http://odekake.jalan.net/reporter/burarifurarihyokkorimattari/album/0000018123
河童伝説 天疫神社
http://odekake.jalan.net/reporter/burarifurarihyokkorimattari/photo/000000151224
河童の像
http://homepage2.nifty.com/kitaqare/tenm04.htm
北九州点描 大積 門司区
http://www16.ocn.ne.jp/~tabibito/
門司の名所・旧跡

 ああ、白野江植物園は、高校の先輩のなにさんだっけ。名前が出てこないけ
ど、そこが経営してたんですよね。懐かしいなあ。

日経サイエンス2009年4月号進化論大特集、病気の起源、驚異の昆虫2009年03月15日 01時40分05秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
 一気に書けって感じで、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140812567/showshotcorne-22/
迷惑な進化―病気の遺伝子はどこから来たのか (単行本)
シャロン モアレム (著), ジョナサン プリンス (著), Sharon Moalem (原著),
Jonathan Prince (原著), 矢野 真千子 (翻訳)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4121018605/showshotcorne-22/
昆虫―驚異の微小脳 (中公新書) (新書)
水波 誠 (著)
が売れていたので、書いちゃう。

 まず、「迷惑な進化」の関連。
 ダーウィンの「種の起源」が出版されてから今年が150周年だそうで、それ
で日経サイエンス2009年4月号は、1冊丸ごと進化論の大特集です。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001RQ13CU/showshotcorne-22/
日経サイエンス2009年4月号
 目次は、
http://www.nikkei-science.com/item.php?did=55904
をどうぞ。
http://www.nikkei-science.com/page/magazine/0904/200904_050.html
特集:進化する進化論 解剖学
この古き身体 人がしゃっくりに悩むわけ
N. H. シュービン(シカゴ大学)
http://www.nikkei-science.com/page/magazine/0904/200904_056.html
特集:進化する進化論 ダーウィン医学
人間の由来と病気
高畑尚之(総合研究大学院大学)
が、人体の進化と病気の起源に関する話です。
 人間の多くの病気は、進化の産物なんだって。進化は、つぎはぎだらけ。だ
から、最初からきれいなデザインになってるわけじゃない。そこが病気になる
原因になっていると。
 ヘルニアやしゃっくりもそうだし、おれ、全然知らなかったけど、日本人は
牛乳をコップ1杯以上飲むと、お腹をこわす人が多いでしょ(乳糖不耐性下痢
症)。これは、乳糖(ラクトース)を分解する酵素の遺伝子LCTのせいだそうです。
赤ちゃんのころは、この遺伝子が発現しているから、乳糖を分解できるけど、
大人になるにつれ、LCTが発現しないようになるんだって。ところが北アフリ
カ、ヨーロッパや中近東など、酪農文化が発達している地域の人たちは、大人
になってもLCTが発現していて、乳糖を分解できるから、お腹をこわさないん
だって。
 乳糖不耐性になるのが祖先型で、乳糖を分解できるのがあとから進化したタ
イプであることがわかっているそうです。
 同趣旨の本だと思うけれど、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/433403358X/showshotcorne-22/
人体 失敗の進化史 (光文社新書) (新書)
遠藤 秀紀 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/406257537X/showshotcorne-22/
「退化」の進化学 (ブル-バックス) (新書)
犬塚 則久 (著)
というのもありますね。

 最初からきれいなデザインになってないということは、最近流行?のインテ
リジェント・デザイン説への反論になってると思うけどね。
 公立学校で進化論を教えるなとか、インテリジェント・デザインなどの反科
学的な宗教勢力のプロパガンダ、政治力の行使がいまだに続いているのがよく
わかるのが、
http://www.nikkei-science.com/page/magazine/0904/200904_098.html
特集:進化する進化論 米国事情
創造説のナンセンスな変異
G. ブランチ/E. C. スコット(全米科学教育センター)
 アメリカって、こういう面ではひどいね。宗教の仮面をかぶって、わざとま
ともな知識を教えないことで、無知蒙昧の状態にとどめて、貧困層を貧困のま
ま、富裕層はますます富むようにしている政治的な動きに思えるね。

 人間の起源と歴史についてイラストで解説してあるのが、
http://www.nikkei-science.com/page/magazine/0904/200904_046.html
特集:進化する進化論 系統樹
人類の系図
K. ウォン(SCIENTIFIC AMERICAN編集部)
イラスト:V. ディーク
 そして、未来の人間がどうなるかのさまざま予測が書いてあるのが、
http://www.nikkei-science.com/page/magazine/0904/200904_064.html
特集:進化する進化論 進化の未来
加速する人類進化 未来のホモ・サピエンスは?
P. ウォード(ワシントン大学)
 関連した新書としては、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061498053/showshotcorne-22/
人類進化の700万年―書き換えられる「ヒトの起源」 (講談社現代新書) (新書)
三井 誠 (著)
がありますね。

 前述のようにアメリカではいまだに進化論に対して根強い政治的攻撃があり
ますが、日本で、進化論がすんなり受け入れられたのはなぜかという話と、い
ろんな系統樹や分類学の話題が出ているのが、連載「茂木健一郎と愉しむ科学
のクオリア」の「世界を束ねる進化の系統樹/三中信宏(農業環境技術研究所)

 三中(みなか)さん、進化生物学が専門で、系統樹コレクターです。
 分類学と系統学の違いの話も興味深い。世界をどうモデル化するかという意
味では、ソフトウェアの世界と同じ。コンピュータのソフトは、現実世界をな
んとかモデル化してコンピュータでいろいろいじくる手段を提供しているわけ
で、分類学、系統学の話は、オブジェクト指向的な考え方、もっといえば、オ
ントロジーの世界とつながっていますね。生命科学も、遺伝子のオントロジー
を作ったり、その辺で、いろいろ苦労しているもんね。
 ダーウィンは、「ビッグブック」(ビッグ・スピーシーズ・ブック)と呼ばれ
る「種の起源」の元になる本を書いているそうです。それを「種の起源」と対
比させていくと、「種の起源」が「ビッグブック」の要約版であることがわか
るそうです。
 三中さんの本は、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061498495/showshotcorne-22/
系統樹思考の世界 (講談社現代新書) (新書)
三中 信宏 (著)
がありますね。
 おれ、「種の起源」なんて読んでないけど、岩波が定番でしょうね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4003391241/showshotcorne-22/
種の起原〈上〉 (岩波文庫) (文庫)
チャールズ ダーウィン (著), 八杉 龍一 (翻訳)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/400339125X/showshotcorne-22/
種の起原〈下〉 (岩波文庫) (文庫)
チャールズ ダーウィン (著), 八杉 龍一 (翻訳)

 上下合わせて、850ページでしょ。これで要約だというんだから、「ビッグ・
ブック」というのはどれほどすごいんでしょうか。^^;
 三中さんによれば、ほんとにすごいらしいです。ダーウィンが進化論を思い
ついてから、「種の起源」を出版するまでの雌伏の20年間にこんなすごいこと
をやっていたんだと。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4487761662/showshotcorne-22/
新版・図説 種の起源 (単行本)
チャールズ ダーウィン (著), リャード リーキー (編集), Charles Darwin
(原著), Richard Leakey (原著), 吉岡 晶子 (翻訳)
の素人評。
 水幡正蔵 "sayonara1859" さんは、「「種」を定義しない『種の起源』は根
源的に誤り!」と書いてるけど、これに関連したことでいえば、三中さんは、
豪快なことを述べています。
 種はあるのか。認知的な問題(これが深い問題。哲学的な問題)があるから、
完全な「種」の概念は得られないというのが、三中さんの考え。
--- ここから ---
茂木 亜種というのは、生物学的な定義はできるんですか。
三中 いえ、何しろ「種」自体が定義できませんからね。私がよく言うのは、
 「種というのは幻想です。亜種に至っては妄想ですと」(笑)。
茂木 種というものの存在が認知的だといわれると、経験的には納得します。
(以下、略)
--- ここまで ---

 広告もダーウィンにちなんだものが入っています。
 ダーウィンの研究と家族、特に早世した長女アニーの影響を追った本が、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4891731109/showshotcorne-22/
ダーウィンと家族の絆―長女アニーとその早すぎる死が進化論を生んだ(単行本)
ランドル ケインズ(著), Randal Keynes(原著), 渡辺 政隆(翻訳), 松下 展子(翻訳)
 まえがきや目次などは、白日社のサイトにあります。
http://www.hakujitsusha.co.jp/hakujitsusha/4-89173-110-9.html
ダーウィンと家族の絆―長女アニーとその早すぎる死が進化論を生んだ
をどうぞ。
 「種の起源」の解説書は、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4759811702/showshotcorne-22/
ダーウィン『種の起源』を読む (単行本)
北村 雄一 (著)
 目次などは、化学同人社のサイトにあります。
http://www.kagakudojin.co.jp/library/ISBN978-4-7598-1170-4.htm
をどうぞ。
 著者のサポートページは、
http://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili/rireki/syuno-kigen-yomu.html
をどうぞ。

 あと、この号の日経サイエンスで特に面白かったのが、冒頭のNEWS SCAN欄
にある「不滅の量子効果」。
http://www.nikkei-science.com/topics/bn0904_1.html#1
に全文がありますね。
 量子もつれ状態の光子の片方を照射して、反射光の中から量子もつれ状態
の光子だけを選び出す量子照明が実用化されれば、レーダーやX線装置、光通
信、顕微鏡の感度をいまより100万倍も上げられるというのもすごいけど、量
子照明の実力を完全に引き出すには、すべての量子もつれが破壊される必要が
あるというのが、とても不思議な話ですね。
 量子の世界は、人間の常識や直観にそぐわない不思議に満ちてますね。
 このロイド先生は、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/05/11/3501288
「書く」ことへの欲求
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/03/01/2677368
多世界解釈、量子コンピュータ、日経サイエンス2008年04月号
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/08/21/3701716
へんな数式美術館その2
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/02/07/2607997
Java版Prologリンク集、Prolog、オントロジーなどのチュートリアル集
で名前を出した
http://www.nikkei-bookdirect.com/science/page/magazine/0502/space.html
S. ロイド/Y. J. エン「計算する時空 量子情報科学から見た宇宙」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4152088729/showshotcorne-22/
セス・ロイド著, 水谷淳訳「宇宙をプログラムする宇宙―いかにして「計算す
る宇宙」は複雑な世界を創ったか?」
のロイド先生です。
 さっき、世界をコンピュータのソフトは、現実のモデル化をやってうんぬん
と書きましたが、非常に限定的なモデル化をやってることは、みんな、知って
ると思います。だから、現実、そのものじゃない。
 ところがですね。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/02/14/2626434
GRAPE本、杉本大一郎著「手作りスーパーコンピュータへの挑戦」と「シミュ
レーション天文学」
で書いたように、杉本大一郎さんなんか、現実丸ごとシミュレーションしよう
と本気で思ってる。\(^O^)/
 で、ロイド先生。この人が量子コンピュータを研究しているのはなぜか。
 我々の宇宙は、量子の法則によって支配されている量子宇宙である。
 宇宙規模の量子コンピュータがあれば、宇宙そのものをシミュレートできる。
 この汎用量子シミュレータでシミュレートされた宇宙は、我々には現実と区
別できない。
 逆に、いま我々が住む宇宙を、量子計算をしている汎用量子シミュレータと
みなすことも可能。
 宇宙の始まりがどうだったのかと、超ひも理論(超弦理論)などであれこれや
っているが、量子コンピュータを作って、宇宙そのものを作ってしまうほうが
話が早い。\(^O^)/
 だから、量子コンピュータを研究しているんだ。\(^O^)/
 大体、こういう話を「宇宙をプログラムする宇宙」で述べています。
 すごいねえ。
 「汎用量子シミュレータでシミュレートされた宇宙は、現実と区別できない」
を真似れば、「理論武装した狂人は、天才と区別できない」\(^O^)/
 おっとろしかこつばい、鮎原さん。

 それと、最後のほうのTREND欄にある「三変化する深海魚を再発見」。
 不思議な深海魚として知られていた魚の、数十年にわたる謎がやっと解けた
そうです。
 その深海魚は、リボンイワシ、ソコクジラウオ、クジラウオ。従来、これは
科が違う3つの別の深海魚に分類されていたけれど、実は同じ魚だったと。
 子供のころがリボンイワシ。大人のオスがソコクジラウオ、大人のメスがク
ジラウオ。メスが異常にでかい。自然界は、やっぱり子供を作れるメスこそ偉
いのね。
 写真も載っているけれど、とても同じ種類の魚とは思えないほど、全然、違
う。大きさも違うし、長い尾があったりなかったり、ウロコがあったりなかっ
たり。
 これ、元々はミトコンドリアDNA解析をした日本人研究者、千葉県中央博物
館の宮正樹(みや・まさき)上席研究員の発見なんだけど、決定的な証拠となる
写真を撮ってなかったこともあって、2003年に論文発表したけれど、全然信じ
てもらえなかった。
 なかなか採取できない深海魚だから、世界中に呼びかけて、やっとこ34個の
サンプルが集まって、それでDNA解析をして決定的なものになったそうです。
 それでやっとこの分野の大御所たちも納得してくれて、今年になって共同で
発表したら、大反響で、海外メディアが報じたそうです。

 長くなったし、もう時間がないので、「昆虫―驚異の微小脳」の関連は、ま
たいつかね。