Re: アップルを創った怪物―もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝その2 ― 2009年02月28日 10時02分20秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/02/27/4141049
アップルを創った怪物―もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝その2
の続き。
===
標題: Re: アップルを創った怪物―もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝その2
---
h.yamagataさんは、山形浩生さんですね。
http://cruel.org/jindex.html
の「各種の雑文」のところに、「amazon.co.jp のレビュー」としてリンクがあります。
個人的には、中村さんと山形さんの面白がり方の差に興味がありますね。
---
鈴木
===
標題: Re: アップルを創った怪物―もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝その2
---
えーっ、あれ、山形さんなの?
山形さんにしては、レベル、低いなあ。
アマゾンに書く程度のものだから、あんなもんってこと?
超好意的に解釈すれば、着想のハウツーを安直に求めそうな読者に、そんな
ものはないよと警告しているとも読めないことはないけど、それはだいぶ無理。^^;
--- ここから ---
そして天才の常として、自分がなぜそういう非凡な着想ができるのかがわかっ
ていない。このため、なんでも「見てたらできた」「考えたら思いついた」と
いった話しですべてがすんでしまう。
--- ここまで ---
これが、まさに知的生産における身体性の話でしょう。身体と脳の古い動物
的部分、無意識の部分に染み込んだことなんです。
だから、秘訣は言語化できない。
天才的な業績に、「直観でわかった」「なぜか知らないがこういうもんだ」
「突然アイデアが降ってきた」などなど、そういう話が多いのは、そのせいだ
と思うよ。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/07/14/3626100
将棋脳の解明へ1歩
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/01/03/4040523
心、脳、身体性
で、書いたように、脳科学のほうでは、たとえば将棋のプロの直観に科学のメ
スを入れようとしています。
「秘訣は言語化できない」について、もうちょっと。
20代から30代前半かな。おれ、仏教哲学にけっこう興味が出て、ちょっとは
勉強したんです。あくまで紙の上。実際に寺や山で修行したわけじゃない。^^;
で、密教。日本だと空海が日本に本格的に持ち込んで真言密教になりました。
密教は、言語化できない身体的な修行を重視します。言語化された修行では、
ほんとの叡智は得られないという考え方。
空海は密教の反対語として、顕教という言い方をします。言葉で伝えられな
い真理というものが厳然とある。それが密。言葉に頼る顕教では、言葉で伝え
られない真理には到達できないと、空海は考えるわけ。
この点で最澄と対立します。
あー、
http://ja.wikipedia.org/wiki/最澄
をみると、
--- ここから ---
813年11月、最澄が「理趣釈経」の借用を申し出たが、空海は「文章修行では
なく実践修行によって得られる」との見解を示して拒絶、以後交流は相容れな
かった。
--- ここまで ---
とありますね。
おれは、密教は潜在意識を鍛えることを重視、顕教は顕在意識を鍛えること
を重視と解釈しています。
片一方だけじゃ、どっちを取ってもだめで、両方バランスよく鍛えないと、
ほんとの叡智は得られないと考えています。
だから、本を読むだけじゃだめ。脳の新しい部分、顕在意識に入れるだけじ
ゃだめ。実践しなきゃ。手を動かして身体の中、脳の古い動物的な部分、無意
識にもしっかり入れなきゃと思っています。
言語化されているものを読むだけで、天才的な着想を得る秘訣が得られるな
んて、世の中、そんなに甘くないと思うわけです。
===
標題: Re: アップルを創った怪物―もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝その2
---
そうそう、鈴木さん、飲み会のセッティングありがとうございました。
久々にRingの人たちに会って、とても楽しかったです。弾さんとも久々に話
もできて、楽しかった。
相変わらずみんな元気な変態ですね。\(^O^)/
ネットワーク、物理学、数学、化学に詳しいのは、まあわかる。職業上必要
な人が多いから。
マンガやアニメに強いのもまあわかる。おれら、そういう文化的洗礼を受け
てきた世代だから。
でも、なんで、政治から経済から何から、世の中の変なことを知ってて、ま
た、変なガジェットをもってるかなあ。
まあ、変態という言葉で誤解を招くとすれば、オタクと言った方がいいのか。
どっちも同じか。\(^O^)/
あ、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/01/14/4056567
星崎憲夫、町田茂著、町田茂監修「基幹物理学」(てらぺいあ)
のコメントにある「こまつ」さんは、Ringの飲み会に来てくださった小松さん
ですね、きっと。化学の本を紹介してくれているから。
じゃ、おれのアフィリエイトに変えておくわ。\(^O^)/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4838308272/showshotcorne-22/
化学―物質の世界を正しく理解するために (単行本(ソフトカバー))
重松 栄一 (著), 安部 明広
このあと、今週は、一仕事片付けないといけないので、なかなか書けないと
思います。
中村(show)
===
標題: Re: アップルを創った怪物―もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝その2
---
本件、アサブロの方にもコメントついてましたね。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/02/27/4141049#c4141353
飲み会、こちらこそどうもありがとうございました。またやりましょう。
ところで、飲み会のときに話を出した”門司港レトロ観光線”の件は下記にあります。
http://www.heichiku.net/p/modules/news/article.php?storyid=184
http://www.retro-mojiko.jp/pdf/train_news20090130.pdf
http://www.heichiku.net/p/modules/news/article.php?storyid=186
お暇なときにでも、どうぞ。
---
鈴木
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/02/27/4141049
アップルを創った怪物―もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝その2
の続き。
===
標題: Re: アップルを創った怪物―もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝その2
---
h.yamagataさんは、山形浩生さんですね。
http://cruel.org/jindex.html
の「各種の雑文」のところに、「amazon.co.jp のレビュー」としてリンクがあります。
個人的には、中村さんと山形さんの面白がり方の差に興味がありますね。
---
鈴木
===
標題: Re: アップルを創った怪物―もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝その2
---
えーっ、あれ、山形さんなの?
山形さんにしては、レベル、低いなあ。
アマゾンに書く程度のものだから、あんなもんってこと?
超好意的に解釈すれば、着想のハウツーを安直に求めそうな読者に、そんな
ものはないよと警告しているとも読めないことはないけど、それはだいぶ無理。^^;
--- ここから ---
そして天才の常として、自分がなぜそういう非凡な着想ができるのかがわかっ
ていない。このため、なんでも「見てたらできた」「考えたら思いついた」と
いった話しですべてがすんでしまう。
--- ここまで ---
これが、まさに知的生産における身体性の話でしょう。身体と脳の古い動物
的部分、無意識の部分に染み込んだことなんです。
だから、秘訣は言語化できない。
天才的な業績に、「直観でわかった」「なぜか知らないがこういうもんだ」
「突然アイデアが降ってきた」などなど、そういう話が多いのは、そのせいだ
と思うよ。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/07/14/3626100
将棋脳の解明へ1歩
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/01/03/4040523
心、脳、身体性
で、書いたように、脳科学のほうでは、たとえば将棋のプロの直観に科学のメ
スを入れようとしています。
「秘訣は言語化できない」について、もうちょっと。
20代から30代前半かな。おれ、仏教哲学にけっこう興味が出て、ちょっとは
勉強したんです。あくまで紙の上。実際に寺や山で修行したわけじゃない。^^;
で、密教。日本だと空海が日本に本格的に持ち込んで真言密教になりました。
密教は、言語化できない身体的な修行を重視します。言語化された修行では、
ほんとの叡智は得られないという考え方。
空海は密教の反対語として、顕教という言い方をします。言葉で伝えられな
い真理というものが厳然とある。それが密。言葉に頼る顕教では、言葉で伝え
られない真理には到達できないと、空海は考えるわけ。
この点で最澄と対立します。
あー、
http://ja.wikipedia.org/wiki/最澄
をみると、
--- ここから ---
813年11月、最澄が「理趣釈経」の借用を申し出たが、空海は「文章修行では
なく実践修行によって得られる」との見解を示して拒絶、以後交流は相容れな
かった。
--- ここまで ---
とありますね。
おれは、密教は潜在意識を鍛えることを重視、顕教は顕在意識を鍛えること
を重視と解釈しています。
片一方だけじゃ、どっちを取ってもだめで、両方バランスよく鍛えないと、
ほんとの叡智は得られないと考えています。
だから、本を読むだけじゃだめ。脳の新しい部分、顕在意識に入れるだけじ
ゃだめ。実践しなきゃ。手を動かして身体の中、脳の古い動物的な部分、無意
識にもしっかり入れなきゃと思っています。
言語化されているものを読むだけで、天才的な着想を得る秘訣が得られるな
んて、世の中、そんなに甘くないと思うわけです。
===
標題: Re: アップルを創った怪物―もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝その2
---
そうそう、鈴木さん、飲み会のセッティングありがとうございました。
久々にRingの人たちに会って、とても楽しかったです。弾さんとも久々に話
もできて、楽しかった。
相変わらずみんな元気な変態ですね。\(^O^)/
ネットワーク、物理学、数学、化学に詳しいのは、まあわかる。職業上必要
な人が多いから。
マンガやアニメに強いのもまあわかる。おれら、そういう文化的洗礼を受け
てきた世代だから。
でも、なんで、政治から経済から何から、世の中の変なことを知ってて、ま
た、変なガジェットをもってるかなあ。
まあ、変態という言葉で誤解を招くとすれば、オタクと言った方がいいのか。
どっちも同じか。\(^O^)/
あ、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/01/14/4056567
星崎憲夫、町田茂著、町田茂監修「基幹物理学」(てらぺいあ)
のコメントにある「こまつ」さんは、Ringの飲み会に来てくださった小松さん
ですね、きっと。化学の本を紹介してくれているから。
じゃ、おれのアフィリエイトに変えておくわ。\(^O^)/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4838308272/showshotcorne-22/
化学―物質の世界を正しく理解するために (単行本(ソフトカバー))
重松 栄一 (著), 安部 明広
このあと、今週は、一仕事片付けないといけないので、なかなか書けないと
思います。
中村(show)
===
標題: Re: アップルを創った怪物―もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝その2
---
本件、アサブロの方にもコメントついてましたね。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/02/27/4141049#c4141353
飲み会、こちらこそどうもありがとうございました。またやりましょう。
ところで、飲み会のときに話を出した”門司港レトロ観光線”の件は下記にあります。
http://www.heichiku.net/p/modules/news/article.php?storyid=184
http://www.retro-mojiko.jp/pdf/train_news20090130.pdf
http://www.heichiku.net/p/modules/news/article.php?storyid=186
お暇なときにでも、どうぞ。
---
鈴木
Re: バッハポッド!\(^O^)/ ― 2009年02月28日 10時40分25秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
もう、時間がなくなってきたけど、あまりの衝撃なので、これだけは。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/02/26/4140061
バッハポッド!\(^O^)/
のコメントに、terryさんが、
--- ここから ---
バッハの偽作(バッハ作と言われてきたが、実は違うと判明)の有名例。
--- ここまで ---
として、挙げてくださった2曲。メヌエット、フルートソナタ シチリアーノ。
誰でも知ってる曲じゃないですか。
えーっ、これ、バッハ作じゃないの?
ほんとにほんとなの? ちょーびっくりなんだけど。
嘘~~~~~~~~~~~~~。恥ずかしながら人生50年、初めて知った衝
撃の事実。
おっとろしかこつばい、鮎原さん。
鮎原さん、いいってば。お前、そのフレーズ、きっと、ゲシュタルト崩壊を
起こすと、出るんだな。
この2曲は、偽作といっても、バッハ全集からは外してほしくないわ。偽作
騒動の諸々も含めてバッハなんだから、
じゃあさ、ほんとの作者って誰?
どっちも名曲だからな。かなり、才能がないとできない芸当だな。
人類の歴史にこういう形で介入したがるのは、やはり。
やはり。
やはり。
情報省!\(^O^)/
---
もう、時間がなくなってきたけど、あまりの衝撃なので、これだけは。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/02/26/4140061
バッハポッド!\(^O^)/
のコメントに、terryさんが、
--- ここから ---
バッハの偽作(バッハ作と言われてきたが、実は違うと判明)の有名例。
--- ここまで ---
として、挙げてくださった2曲。メヌエット、フルートソナタ シチリアーノ。
誰でも知ってる曲じゃないですか。
えーっ、これ、バッハ作じゃないの?
ほんとにほんとなの? ちょーびっくりなんだけど。
嘘~~~~~~~~~~~~~。恥ずかしながら人生50年、初めて知った衝
撃の事実。
おっとろしかこつばい、鮎原さん。
鮎原さん、いいってば。お前、そのフレーズ、きっと、ゲシュタルト崩壊を
起こすと、出るんだな。
この2曲は、偽作といっても、バッハ全集からは外してほしくないわ。偽作
騒動の諸々も含めてバッハなんだから、
じゃあさ、ほんとの作者って誰?
どっちも名曲だからな。かなり、才能がないとできない芸当だな。
人類の歴史にこういう形で介入したがるのは、やはり。
やはり。
やはり。
情報省!\(^O^)/
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