Modern Compiler Implementation In ML, ペゾルドのThe Annotated Turing ― 2009年02月23日 22時28分31秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
アマゾンで買ってくださった人がいて気づきましたが、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0521607647/showshotcorne-22/
Modern Compiler Implementation In ML (ペーパーバック)
Andrew W. Appel (著)
をいう本があるんですね。
MLでコンパイラを書く本は、なんか記憶があるなと思って自分のブログを検
索したら、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/02/29/2672473
注目のコンピュータサイエンス本
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/07/08/3615975
Lisp本ネタ
で紹介した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/052103311X/showshotcorne-22/
Compiling With Continuations (ペーパーバック)
Andrew W. Appel (著)
がそうですね。
しかも、著者は同じ人!
この「Modern Compiler Implementation In XXX」というのはシリーズ化さ
れているんですね。
XXXには、MLのほか、Java, Cが入ります。上記、「Modern Compiler
Implementation In ML」は、ペーパーバックですが、ハードカバーもあるし、
古い版であろう「Modern Compiler Implementation In XXX: Basic
Techniques」というのもあるので、もし、買われるならお間違いなきよう。
で、面白いのは、ここから。
中身検索で、Basic Techniquesが付かないin ML, in Java, in Cの目次をざ
っとみると、目次項目がまったく同じにみえる。しかも、ページ番号もほとん
ど同じ。
どういう作りなんだろう。本文はほとんど同じで、ポイントのところだけ、
各言語でソースコードの断片を載せているのだろうか。コピペによる量産なん
でしょうかね。
本家amazonで調べると、in MLはそこそこ高評価だけど、in Javaはぼろくそ
にいわれてますね。でも、他の人の意見を読むと、どうも、本書だけでプログ
ラムの初歩から学んでコンパイラが書けると思っている人が、これじゃ、コン
パイラが書けない、手取り足取り教えてくれないといって怒っているふうにも
読める。
著者のAndrew W. Appel先生のウェブは、
http://www.cs.princeton.edu/~appel/
です。
Concurrent C Minorは、著書から想像できる研究だけど、Voting Machines
ってことは、投票機の研究もやってるみたいね。
ちなみに、「Compiling With Continuations」は買ってますよ。ま、コレク
ションですから、ぺらぺらめくった程度で、読んだとはいえないけれど。
もう1つ、上記「注目のコンピュータサイエンス本」で名前を出したペゾル
ドさんの
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0470229055/showshotcorne-22/
The Annotated Turing: A Guided Tour Through Alan Turing's Historic
Paper on Computability and the Turing Machine (ペーパーバック)
C. Petzold (著)
が売れていました。
「注目のコンピュータサイエンス本」は、2008/02/29に書いたものだから、
「2008年5月出版予定だから、まだだいぶ先ですけど」などと書いているが、
もう出版されていたんだね。すっかり忘れていました。
本家amazonだと、大絶賛ですね。
http://www.amazon.com/exec/obidos/ASIN/0470229055/
をどうぞ。
ペゾルドさんのウェブは、
http://www.charlespetzold.com/
です。
買いたいけど、お金がなあ。
太郎ちゃん、早く給付金をくれ!\(^O^)/
---
アマゾンで買ってくださった人がいて気づきましたが、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0521607647/showshotcorne-22/
Modern Compiler Implementation In ML (ペーパーバック)
Andrew W. Appel (著)
をいう本があるんですね。
MLでコンパイラを書く本は、なんか記憶があるなと思って自分のブログを検
索したら、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/02/29/2672473
注目のコンピュータサイエンス本
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/07/08/3615975
Lisp本ネタ
で紹介した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/052103311X/showshotcorne-22/
Compiling With Continuations (ペーパーバック)
Andrew W. Appel (著)
がそうですね。
しかも、著者は同じ人!
この「Modern Compiler Implementation In XXX」というのはシリーズ化さ
れているんですね。
XXXには、MLのほか、Java, Cが入ります。上記、「Modern Compiler
Implementation In ML」は、ペーパーバックですが、ハードカバーもあるし、
古い版であろう「Modern Compiler Implementation In XXX: Basic
Techniques」というのもあるので、もし、買われるならお間違いなきよう。
で、面白いのは、ここから。
中身検索で、Basic Techniquesが付かないin ML, in Java, in Cの目次をざ
っとみると、目次項目がまったく同じにみえる。しかも、ページ番号もほとん
ど同じ。
どういう作りなんだろう。本文はほとんど同じで、ポイントのところだけ、
各言語でソースコードの断片を載せているのだろうか。コピペによる量産なん
でしょうかね。
本家amazonで調べると、in MLはそこそこ高評価だけど、in Javaはぼろくそ
にいわれてますね。でも、他の人の意見を読むと、どうも、本書だけでプログ
ラムの初歩から学んでコンパイラが書けると思っている人が、これじゃ、コン
パイラが書けない、手取り足取り教えてくれないといって怒っているふうにも
読める。
著者のAndrew W. Appel先生のウェブは、
http://www.cs.princeton.edu/~appel/
です。
Concurrent C Minorは、著書から想像できる研究だけど、Voting Machines
ってことは、投票機の研究もやってるみたいね。
ちなみに、「Compiling With Continuations」は買ってますよ。ま、コレク
ションですから、ぺらぺらめくった程度で、読んだとはいえないけれど。
もう1つ、上記「注目のコンピュータサイエンス本」で名前を出したペゾル
ドさんの
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0470229055/showshotcorne-22/
The Annotated Turing: A Guided Tour Through Alan Turing's Historic
Paper on Computability and the Turing Machine (ペーパーバック)
C. Petzold (著)
が売れていました。
「注目のコンピュータサイエンス本」は、2008/02/29に書いたものだから、
「2008年5月出版予定だから、まだだいぶ先ですけど」などと書いているが、
もう出版されていたんだね。すっかり忘れていました。
本家amazonだと、大絶賛ですね。
http://www.amazon.com/exec/obidos/ASIN/0470229055/
をどうぞ。
ペゾルドさんのウェブは、
http://www.charlespetzold.com/
です。
買いたいけど、お金がなあ。
太郎ちゃん、早く給付金をくれ!\(^O^)/
グーグルが金を払ってブロガーに書かせていた ― 2009年02月23日 22時29分33秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
ブロガーに金を払ってあれこれ書かせる「Pay-Per-Post」というのを、本社
のGoogleが禁止しているにも関わらず、グーグル(Google日本法人)がやってた
という話が出ていました。
詳しくは、
http://slashdot.jp/it/09/02/22/0453251.shtml
Google日本のPageRank引き下げで問われる「Pay-Per-Post」の是非
をどうぞ。
いやあ、やっぱやってくれますね、グーグル。
これまでも、グーグルの問題のごく一部を
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/11/20/3965641
問題山積、Googleカレンダー、ストリートビュー、マイマップ、携帯の契約者
固有ID・個体識別番号
をはじめとする書き込みで紹介したけれど、まだまだいろいろやってくれそう
ですね。
スラドJの書き込み、
http://slashdot.jp/it/comments.pl?sid=438762&cid=1511521
あー
http://slashdot.jp/it/comments.pl?sid=438762&cid=1511648
Re:美谷広海氏のブログを読んでみましたが
http://slashdot.jp/it/comments.pl?sid=439979&cid=1518788
どう思われますかってそりゃ駄目だろ
は、同感しますね。
ほかも読んでいると、
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0804/25/news012.html
達人の仕事術:
Google 急上昇ワードを担当した新卒プロジェクトマネージャーの“Googleyな
仕事術”
という記事の話題が出てきますが、これ、典型的なマーケ屋が書いた文章ね。
鷹木創というライターが書いたことになってるけど、ペンネームっぽい名前だ
な。
こういうのだめなんだよね。スラドJの投稿に、こういうのをかっこいい紹
介のされ方と書いている人がいるけど、おれみたいにもうスレっからしになる
と、こういう紹介のされ方だと、紹介された人がかわいそうになあと思う。
もうね、もろに演出が臭すぎて腐臭がする作りなんです。たとえば、「1ピ
クセルをめぐってデザイナーと口論」なんて臭すぎるね。無理やり感があって、
記事全体も臭くてね。
マーケ屋って、引きがあるもの、パンピーがおっと一瞬でも思うものをほし
がるから、これ、事実だとしても、わざわざ見出しに出したり、こういう扱い
にするの。事実がなければ、これくらいはすぐ捏造するしね。
もし、マーケ屋にこういう紹介をされるチャンスがあったら、テキトーにホ
ラ吹いてやったほうが、ライターも喜ぶし、助かるだろうね。
腹を割ってとことん話し合おうといって、「温泉で二人で口論したら二人と
も湯あたりで病院に担ぎ込まれました。当時は、それくらいお互い気合いが入
っていました」とかね。どうせ、ほんとに担ぎ込まれた事実があるか、裏取り
しないから、無問題(爆)。
こういうのみて、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/02/20/4130294
[キャリアアップ(命)男]のイタ~い言行録
に出てくるような連中は、あこがれるんだろうねえ。
でも、なんとか試験を掻い潜って入社しても、そこで初めて厳しい現実を知
って、また、別の自分探しを始めるんだよね。
おれ、あちこちの宗教を渡り歩いてる人を、中学生のころから何度も見たこ
とがあるんだけど、同じパターンなんだよね。それじゃ、救われないと思うん
だけど、言ってもわからないし、痛い目に遭っても、またしばらくすると同じ
目に遭うからね。頭でわかってても、身体がいうこときかないんだろうね、き
っと。
去年(2008年3月)の東大の情報科学系の卒業生は、7, 8人、グーグルに行っ
たそうで、それを萩谷昌己先生が嘆いていたらしいと風の便りの噂のメールで、
以前、知りましたが、こういう持ち上げられ方してると、ますますまずい気が
するなあ。
ところで、おれ、グーグルのトップページが変わったことも、ずっと気づか
なかったし、この急上昇キーワードって、最近まで知らなかったんです。
なぜかというと、ブラウザはOperaを使っているから、グーグルのトップペ
ージをみることがまずない。Operaの右上には、Google, Yahoo!, Amazon,
InfoSeekなど好きなサーチエンジンで検索できるコンボボックスがついていて、
そこを使った検索しかしないから。
だから、スラドJで、みんな、昔のトップページのほうがよかったとかいう
けど、さっぱり話が通じませんでした。^^;
---
ブロガーに金を払ってあれこれ書かせる「Pay-Per-Post」というのを、本社
のGoogleが禁止しているにも関わらず、グーグル(Google日本法人)がやってた
という話が出ていました。
詳しくは、
http://slashdot.jp/it/09/02/22/0453251.shtml
Google日本のPageRank引き下げで問われる「Pay-Per-Post」の是非
をどうぞ。
いやあ、やっぱやってくれますね、グーグル。
これまでも、グーグルの問題のごく一部を
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/11/20/3965641
問題山積、Googleカレンダー、ストリートビュー、マイマップ、携帯の契約者
固有ID・個体識別番号
をはじめとする書き込みで紹介したけれど、まだまだいろいろやってくれそう
ですね。
スラドJの書き込み、
http://slashdot.jp/it/comments.pl?sid=438762&cid=1511521
あー
http://slashdot.jp/it/comments.pl?sid=438762&cid=1511648
Re:美谷広海氏のブログを読んでみましたが
http://slashdot.jp/it/comments.pl?sid=439979&cid=1518788
どう思われますかってそりゃ駄目だろ
は、同感しますね。
ほかも読んでいると、
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0804/25/news012.html
達人の仕事術:
Google 急上昇ワードを担当した新卒プロジェクトマネージャーの“Googleyな
仕事術”
という記事の話題が出てきますが、これ、典型的なマーケ屋が書いた文章ね。
鷹木創というライターが書いたことになってるけど、ペンネームっぽい名前だ
な。
こういうのだめなんだよね。スラドJの投稿に、こういうのをかっこいい紹
介のされ方と書いている人がいるけど、おれみたいにもうスレっからしになる
と、こういう紹介のされ方だと、紹介された人がかわいそうになあと思う。
もうね、もろに演出が臭すぎて腐臭がする作りなんです。たとえば、「1ピ
クセルをめぐってデザイナーと口論」なんて臭すぎるね。無理やり感があって、
記事全体も臭くてね。
マーケ屋って、引きがあるもの、パンピーがおっと一瞬でも思うものをほし
がるから、これ、事実だとしても、わざわざ見出しに出したり、こういう扱い
にするの。事実がなければ、これくらいはすぐ捏造するしね。
もし、マーケ屋にこういう紹介をされるチャンスがあったら、テキトーにホ
ラ吹いてやったほうが、ライターも喜ぶし、助かるだろうね。
腹を割ってとことん話し合おうといって、「温泉で二人で口論したら二人と
も湯あたりで病院に担ぎ込まれました。当時は、それくらいお互い気合いが入
っていました」とかね。どうせ、ほんとに担ぎ込まれた事実があるか、裏取り
しないから、無問題(爆)。
こういうのみて、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/02/20/4130294
[キャリアアップ(命)男]のイタ~い言行録
に出てくるような連中は、あこがれるんだろうねえ。
でも、なんとか試験を掻い潜って入社しても、そこで初めて厳しい現実を知
って、また、別の自分探しを始めるんだよね。
おれ、あちこちの宗教を渡り歩いてる人を、中学生のころから何度も見たこ
とがあるんだけど、同じパターンなんだよね。それじゃ、救われないと思うん
だけど、言ってもわからないし、痛い目に遭っても、またしばらくすると同じ
目に遭うからね。頭でわかってても、身体がいうこときかないんだろうね、き
っと。
去年(2008年3月)の東大の情報科学系の卒業生は、7, 8人、グーグルに行っ
たそうで、それを萩谷昌己先生が嘆いていたらしいと風の便りの噂のメールで、
以前、知りましたが、こういう持ち上げられ方してると、ますますまずい気が
するなあ。
ところで、おれ、グーグルのトップページが変わったことも、ずっと気づか
なかったし、この急上昇キーワードって、最近まで知らなかったんです。
なぜかというと、ブラウザはOperaを使っているから、グーグルのトップペ
ージをみることがまずない。Operaの右上には、Google, Yahoo!, Amazon,
InfoSeekなど好きなサーチエンジンで検索できるコンボボックスがついていて、
そこを使った検索しかしないから。
だから、スラドJで、みんな、昔のトップページのほうがよかったとかいう
けど、さっぱり話が通じませんでした。^^;
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