大沢在昌著「狼花 新宿鮫IX」 ― 2006年11月17日 09時09分39秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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5年半ぶりか。やっと、来たぞ、新宿鮫。\(^O^)/
挟み込んであるチラシみたいなのには、ちゃんとシリーズ全作の紹介や主な
登場人物の紹介もあって、しばらく新宿鮫から離れていたもかつての作品を思
い出せるし、本作で初めて新宿鮫を知った人にも、新宿鮫ワールドや過去の作
品に興味ももたせる作りになっている。
ネタバレになるので、詳しくは書けないが、ナイジェリア人がああして、で
もって裏にいあるあいつがああして、それに女がこうして、で、ヤクザがこう
からんで、新宿鮫こと鮫島がしつこくしつこくしつこくあれこれ探って、藪が
ああなって、桜井がこうで、香田がああだこうだ。\(^O^)/
大沢在昌自身が大きな分岐点になる作品というだけあって、いやあ、そうい
うことになりましたか。
内容は読んでのお楽しみ。
おれ、新宿鮫は第1作から読んでいるが、第1作は、特に深い感銘はなかっ
た。
が、やっぱ、第2作の「毒猿」。これが強烈だった。いまでもシリーズで一
番好きな作品だろう。これ、アクション全開ながら、哀しい物語なんだよ。次
の「屍蘭」は打って変わって静かな物語ながら、深く怖い話。この2作で新宿
鮫にハマったといっていい。
途中も読ませる作品が続くが、前作の「風化水脈」は、新宿西口の深い歴史
とからめながらのストーリーテリングがよかった。
いま、新宿西口には、東京都庁や新宿高層ビル街がそそり立っているが、あ
そこはかつては広大な淀橋浄水場があった場所。そして、いまでも、新宿中央
公園の周辺やら大ガードから青梅街道沿いに行って右側の路地を入っていくと
古い家々があったりして、高層ビル街との対比が極端なので、歩き回るとなか
なか味わい深い。そういう歴史と新宿を舞台にした犯罪とがからんで、なかな
かよかった。
http://ja.wikipedia.org/wiki/淀橋浄水場
淀橋浄水場跡
http://www2s.biglobe.ne.jp/~stakers/arch/ftoyodo.html
淀橋浄水場跡
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334925189/showshotcorne-22/ref=nosim
狼花 新宿鮫IX (単行本)
大沢 在昌 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334726569/showshotcorne-22/ref=nosim
毒猿―新宿鮫〈2〉 (文庫)
大沢 在昌 (著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/433472857/showshotcorne-22/ref=nosim
屍蘭―新宿鮫〈3〉 (文庫)
大沢 在昌 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334074618/showshotcorne-22/ref=nosim
風化水脈―新宿鮫〈8〉 (新書)
大沢 在昌 (著)
「ところで、お前、読んでて気づかなかった?」
「何が?」
「冒頭で、中野区弥生町が出てくるだろ」
「うん」
「お前が東京に出てきて、最初に住んだところだよな」
「うん」
「最後のほうで、府中が出てくるだろう」
「うん」
「お前がいま住んでいるところだよな」
「それで?」
「お前、相変わらず鈍いなあ」
「えっ、なになに?」
「鮫島のダンナがお前を追ってるということだぜ。食いついたら決して離さな
い新宿鮫。そいつが監視、行確(行動確認)ばっちり。証拠集めばっちり。逮捕
まで時間の問題だな。お前、もう終わりだよ」
「いやーん。\(^O^)/」
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5年半ぶりか。やっと、来たぞ、新宿鮫。\(^O^)/
挟み込んであるチラシみたいなのには、ちゃんとシリーズ全作の紹介や主な
登場人物の紹介もあって、しばらく新宿鮫から離れていたもかつての作品を思
い出せるし、本作で初めて新宿鮫を知った人にも、新宿鮫ワールドや過去の作
品に興味ももたせる作りになっている。
ネタバレになるので、詳しくは書けないが、ナイジェリア人がああして、で
もって裏にいあるあいつがああして、それに女がこうして、で、ヤクザがこう
からんで、新宿鮫こと鮫島がしつこくしつこくしつこくあれこれ探って、藪が
ああなって、桜井がこうで、香田がああだこうだ。\(^O^)/
大沢在昌自身が大きな分岐点になる作品というだけあって、いやあ、そうい
うことになりましたか。
内容は読んでのお楽しみ。
おれ、新宿鮫は第1作から読んでいるが、第1作は、特に深い感銘はなかっ
た。
が、やっぱ、第2作の「毒猿」。これが強烈だった。いまでもシリーズで一
番好きな作品だろう。これ、アクション全開ながら、哀しい物語なんだよ。次
の「屍蘭」は打って変わって静かな物語ながら、深く怖い話。この2作で新宿
鮫にハマったといっていい。
途中も読ませる作品が続くが、前作の「風化水脈」は、新宿西口の深い歴史
とからめながらのストーリーテリングがよかった。
いま、新宿西口には、東京都庁や新宿高層ビル街がそそり立っているが、あ
そこはかつては広大な淀橋浄水場があった場所。そして、いまでも、新宿中央
公園の周辺やら大ガードから青梅街道沿いに行って右側の路地を入っていくと
古い家々があったりして、高層ビル街との対比が極端なので、歩き回るとなか
なか味わい深い。そういう歴史と新宿を舞台にした犯罪とがからんで、なかな
かよかった。
http://ja.wikipedia.org/wiki/淀橋浄水場
淀橋浄水場跡
http://www2s.biglobe.ne.jp/~stakers/arch/ftoyodo.html
淀橋浄水場跡
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334925189/showshotcorne-22/ref=nosim
狼花 新宿鮫IX (単行本)
大沢 在昌 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334726569/showshotcorne-22/ref=nosim
毒猿―新宿鮫〈2〉 (文庫)
大沢 在昌 (著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/433472857/showshotcorne-22/ref=nosim
屍蘭―新宿鮫〈3〉 (文庫)
大沢 在昌 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334074618/showshotcorne-22/ref=nosim
風化水脈―新宿鮫〈8〉 (新書)
大沢 在昌 (著)
「ところで、お前、読んでて気づかなかった?」
「何が?」
「冒頭で、中野区弥生町が出てくるだろ」
「うん」
「お前が東京に出てきて、最初に住んだところだよな」
「うん」
「最後のほうで、府中が出てくるだろう」
「うん」
「お前がいま住んでいるところだよな」
「それで?」
「お前、相変わらず鈍いなあ」
「えっ、なになに?」
「鮫島のダンナがお前を追ってるということだぜ。食いついたら決して離さな
い新宿鮫。そいつが監視、行確(行動確認)ばっちり。証拠集めばっちり。逮捕
まで時間の問題だな。お前、もう終わりだよ」
「いやーん。\(^O^)/」
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_ ホットコーナーの舞台裏 - 2011年01月13日 06時05分52秒
ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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これは、ブルーバックスらしいと思う。
やつらの斜め上を行けな
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これは、ブルーバックスらしいと思う。
やつらの斜め上を行けな
_ ホットコーナーの舞台裏 - 2013年03月29日 10時59分38秒
ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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http://iiyu.asablo.jp/blog/2013/03/28/6760327
お気楽クラウドPogoplug(ポゴプラグ),
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http://iiyu.asablo.jp/blog/2013/03/28/6760327
お気楽クラウドPogoplug(ポゴプラグ),
_ ホットコーナー - 2019年11月28日 01時36分51秒
ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のブログサービス、アサブロ(https://asahi-net.jp/asablo/ )を使っています。
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ファン待望、8年ぶりの新宿鮫新作。すぐ、ベストセラー1位。
おれも、この前
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ファン待望、8年ぶりの新宿鮫新作。すぐ、ベストセラー1位。
おれも、この前
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