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ヤクザに学ぶ組織論2006年11月26日 20時47分57秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 大沢在昌著「狼花 新宿鮫IX」では、暴対法(暴力団対策法)やら広域暴力団
が全国を組織化していく話が語られるが、「狼花」の副読本(笑)として、山平
重樹著「ヤクザに学ぶ組織論 」はどうか。

 反社会勢力のヤクザをほめると怒り出す人がいるだろうが、それでも本書を
読むと、さすが、一流の親分は考えが一流だということがわかる。
 ヤクザは、最強・最凶の裁定取引者だもんね。世の中の歪みを金にするのが、
抜群にうまい。それを可能にしているヤクザの組織は一体どういう組織なのか。
 情報収集にかける執念もすごい。ヤクザは頭が悪いとやってけないといわれ
るのがわかるね。
 オビの文句がいいよね。
 「超合金」システムのつくり方
だもんね。
 筑摩書房から出ているのが、なんかうれしい。前の会社は浅草橋にあって、
会社は筑摩書房がある蔵前のすぐそば。よく筑摩書房の前を通っていたし、あ
の辺の喫茶店にいると著者と編集者とおぼしき人の打ち合わせ?に遭遇したり
してね。
 似た話だと、バンダイがあるから、社員らしき人が、ガンダムの話などして
いることもあったし、任天堂の東京支店も近いから、それらしい話が聞こえて
きたりね。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334925189/showshotcorne-22/ref=nosim
大沢在昌著「狼花 新宿鮫IX」

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480062556/showshotcorne-22/ref=nosim
山平重樹著「ヤクザに学ぶ組織論 (新書) 」

データや統計の罠と監視社会2006年11月26日 20時48分25秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 この前、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/11/07/690490
伸びない典型
で、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4872902343/showshotcorne-22/
アメリカの高校生が学ぶ経済学 原理から実践へ [単行本]
ゲーリーE.クレイトン (著), 大和総研教育事業部 (著), 大和証券商品企画部 (翻訳)
のことを紹介し、「GDPがサンプリング技術を用いることでどんな問題が起こっているか」とか、
--- ここから ---
 経済学で使う統計の数字については、常に疑いをもって吟味することを教え
ているのにも感心する。いま、挙げたGDPもそうだが、たとえば失業率には何
がカウントされ、何がカウントされていないかを解説してあり、演習問題のク
リティカル・シンキングでは、「雇用統計はなぜミスリーディングなのか」と
いう設問がある。
--- ここまで ---
などと書いた。その参考になる本の紹介。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087203603/showshotcorne-22/ref=nosim
田村秀著「データの罠―世論はこうしてつくられる (新書) 」

 視聴率、内閣支持率、経済の各種統計やらなんとかランキングやら、データ
があふれているが、それらは本当に信用できるのか。本書は、それをさまざま
に検証してみせてくれる。
 オビにある「知らないうちにあなたの意見も操作されている!!」は、言いえ
て妙。
 町おこしで、わが町はXX日本一などというのがあるが、あれ、怪しいんだ
ね。テレゴングは世論調査ではないとかね。インターネットの調査なんてのも、
調査の名に値しないことがわかるし、経済波及効果なんてほとんどでっち上げ
みたいなもんなのね。
 小泉改革のときに、政府が出した数字なども、相当に怪しかったことがわか
る。それをムードで押し切っちゃってさ。後押ししたのは、日本ジャーナリズ
ムのガン、ギルドといわれている記者クラブにたむろして官公庁や企業の大本
営発表を垂れ流す脳みそパーのテレビ屋と新聞だもんね。
 読むといろいろ面白いというか、役所も企業もマスコミもみんな、バレなき
ゃいいだろうな、いい加減でギリギリスレスレのことやってるんだね。
 逆にいうと、まともな調査がいかに大変か。やれ個人情報保護だなどといわ
れる現在、まともなデータを採集するのが大変になっているかもよくわかる。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/433403375X/showshotcorne-22/ref=nosim
門倉貴史著「統計数字を疑う なぜ実感とズレるのか? (新書) 」

 あれ、いま、アマゾンのデータをみると、本書の著者は、門倉貴史なのに、
岡本裕一郎になっている。間違ってるね。アマゾンのデータも疑わないとね。
\(^O^)/
 冒頭、交通事故死亡者数激減の種明かしから読者を引きつけて、離さない。
 ここでも、経済波及効果の発表が、シンクタンクが自社の名前を売るための、
広告、営業用アドバルーンでしかないことが暴露されている。
 平均など統計の初歩の初歩から説き起こし、通説や統計の裏側を垣間見せて
くれる。
 おれ的には、第4章の「もう統計にだまされない 統計のクセ、バイアスを
理解する」が本書の白眉。消費者物価指数(CPI)には上方バイアスがあって、
どれくらいバイアスがあるか、推定する話。なるほど、そうやって検証するの
かと、蒙を啓かれる思いだった。もう忘れたけど。\(^O^)/
 これには、日銀もまんまと引っかかったように書いてあるね。
 地下経済の話もあるが、これはおれのほうが詳しい。
 おれの元には、全国1万人のクラブホステスや風俗のお姉さんたちから、日
々情報が入ってきているからな。
 お前、ヤクザか。\(^O^)/

 ところで、本書でもGDPが当然のように出てきて、GDPがわかるには数ヵ月か
かるからうんぬんという話があるのだが、いっつも不思議なのは、GDPがそん
なに重要な数字だったら、どうして日本の経済学者やアナリストの連中は、リ
アルタイムGDP計画をぶち上げないの? 現在の日本の国力や技術水準は、十
分そういうホラ話のようなものも、射程に入れられる水準だと思うのだが。
 構想力や突破力がある人間がいない? それとももうやってる? 地球シミ
ュレータを泣かせるほどのことをやってそうにないし、日本の経済学の連中、
知的怠慢だなと思うこと多し。
 現在のGDPは大雑把なマクロの数字だが、リアルタイムGDP計画で観測精度が
上がって、非常に細かい時間間隔でみられると、いろんなことがわかるんじゃ
ないか。
 以前紹介した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334032672/showshotcorne-22/ref=nosim
高安秀樹著「経済物理学の発見」
なんて、まさにそう。
 為替のこと、従来、経済学の連中が、大雑把にしかやってなかったのを、コ
ンピュータがびっちり記録しているからティック単位で調べたら、なんと、出
てきたのは冪(べき)分布。理論が仮定している正規分布じゃないから、ブラッ
ク・ショールズとかの理論全部アウトかって話ですよね。

2006/12/07 中村注:訂正があります。詳しくは、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/12/07/985911
をごらんください。

 おれは、ブラック・ショールズ式には、方角のわからない世界で北極星を示
した価値を大いに認めている。真の北とは、ずれていても、右も左もわからな
い世界で、こっちが北だと示したんだから、すごいことだと思っている。
 フィッシャー・ブラックに関する本は、1つは去年か今年の初めに読んで、
1つはまだ積んだままのがあるが、いつか紹介できることがあるかも。
 関連した話題としては、世界は6ホップなどというスモール・ワールド・ネ
ットワークや、べき分布など、バラバシが創始者とされる新しい学問であるネ
ットワーク理論があるが、いつかまとめて紹介できれば。

 おれ、直感的な感覚でいうと、経済の世界って、物理学でいうプランク定数
が異常に大きい、あるいは重力が異常に大きかったり、光速が異常に小さい世
界じゃないかという感じがあるのね。
 だから、相対論効果や量子効果が日常的に起きている世界にみえるんだよね。
 経済学では一般均衡など均衡、均衡というけど、為替や株のティックの動き
をみてても、量子ゆらぎの感じがして、本質的に均衡なんかしてないと思える
んだけどね。動きはフラクタルだし。
 複雑系経済学が一時ブームだったのもなんとなく納得できる。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334033555/showshotcorne-22/ref=nosim
岡嶋裕史著「数式を使わないデータマイニング入門 隠れた法則を発見する
(新書) 」

 世の中にある、いろんなことから意味・法則・知を発掘・発見するのが、デ
ータマイニング。おれの仕事の範囲では、テキスト・マイニングが多いが。ゲ
ノムの解析も特殊なテキスト・マイニングといえるから。
 前半は、データマイニングとはどういうことをやっているのか、どういう手
法があるのか、平易な解説。もう忘れたけど。\(^O^)/
 後半にある監視社会の話は、Web2.0の暗黒面につながる話。まさに、イケイ
ケどんどんの煽り屋である梅田望夫が「ウェブ進化論」で切り捨てた部分。お
れとしては、本書は後半が面白かった。
 Lispセミナーの2日目は、数理システムのユーザ会との合同イベントだった
が、その発表の予稿集をみたり、学生の発表をみると、ほんと、ブログから何
からあらゆることをマイニングし、分析しまくれる時代になったことがよくわ
かる。
 現在出現している監視社会は、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150400083/showshotcorne-22/ref=nosim
ジョージ・オーウェル著, 新庄哲夫訳「1984年 (文庫)」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167181010/showshotcorne-22/ref=nosim
筒井康隆著「48億の妄想 (文庫) 」
に描かれるような、中央集権的な強大な権力が露骨な支配を押しつける社会で
はなく、もっとソフトでインテリジェントで、支配される側がむしろ喜んで支
配されたがる監視社会なのだね。
 無料、便利だからというので、無自覚に、アマゾンや楽天などネットショッ
プで買ったり、Gmailのようなサーバ側にメールを置いておく無料メールを使
ったり、ブログ書いたり、ミクシィのようなSNSで日記をおきらくに書いてる
が、そういうもの全部、スキャンされ、マイニングされ、分析されまくってる。
 ミクシィにはっている学生には、「なぜ、無料なのか考えたことある? 
SNSは知り合いの紹介だから安全? あぬなー、おんどれ」などと、いうんだ
けど、ピンとこないみたい。リテラシーが低いんだね。この辺、ほかにも言い
たいことがあるけど、今日はこれくらい。
 Web2.0の特徴の1つとして、CGM(Consumer Generated Media)があって、消
費者の自由な意見が交わされるから、メーカや政府などによる支配を弱め、民
主的でいいなどという解説をみるが、そんなのは単細胞、視野狭窄のノーテン
キな珍左翼ね。
 システム・制度・権力側は、消費者側より圧倒的なリソースがあるし、頭が
いいよ。だから、消費者の行動や意見などもどんどんスキャンし、マイニング
し、分析しちゃってるわけ。
 そして、その事実が広く知られないように、利害を共有するテレビに代表さ
れるメディアとともにうまくコントロールをかけているわけ。
 メディアは広告に依存する以上、スキャンし、マイニングし、分析島倉千代
子じゃないとやってけないからね。

http://e-words.jp/w/CGM.html
CGM

 筒井康隆「パプリカ」的世界だと、夢も監視される。人類に残された唯一の
安息地たる夢すらも科学技術が監視の網にかけてしまう。乾が科学技術の暴走
だとしてDCミニに反発するのも、ある意味、正しいね。
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