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Re: サンクコスト効果2008年01月04日 19時05分01秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。

http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/12/27/2531909
サンクコスト効果
の続き。
---
読まずにコメントするのも卑怯なので、買ってからコメント。
と思ったら、先々週号だから、普通の本屋にはもう売ってない
のね。年末に入手して、読んでから、コメントしたいと思いま
す。三省堂の本店は過去5週分は在庫があるはずだから。
大学生のころは東洋経済派だったんだけど、併読期を挟んで、
すっかりダイヤモンド派になっちゃったものなあ。立ち読みし
ようにも本屋がない。スーパーの雑誌コーナーには東洋経済は
おいてないものなあ。ダイヤモンドもないけど。

--
つばめどん

===
標題: Re: サンクコスト効果
---
買うだけは買った。読むのはこれから。
よほど評判がよかったのか、ここで宣伝した効果が
あったのか、過去5週在庫店でもこの号だけが売り切
れ続出。まあ、手に入れましたけどね。

--
つばめどん

===
標題: Re: サンクコスト効果
---
読みました読みました。いわゆる「コンコルドの誤謬」というヤツですね。
経済学とは、人間は儲かると思う方法を選択するという、ある意味ではわか
りやすい学問なわけです。
これまでにいくら投資をしたかを投資判断の材料としてはいけない、という
のがコンコルドの誤謬(サンクコスト効果)でありますから、周波数帯取得
のために要した費用の大きさを今後の設備投資の判断材料としてはいけない
のです。利益を過大に見積もって周波数帯を購入してしまったことが判明し
たとしても、その金額を回収できるかどうかではなく、今後追加投資を行っ
た場合にその投資を上回る収入が確保できるかどうかで現時点の追加投資は
判断されるべきである、ということです。スイミングクラブの例、革靴の例
は誤った判断をしてしまった例であり、携帯電話の例は(現時点における)
正しい判断をした例ということでしかありません。
競争的な通常の市場において、過大な投資をしたからといって、それを料金
に転嫁することはできません。非合理的な価格決定がなされる場合、たとえ
ば談合が行われれば話は別ですが、それは競争的な市場とは呼びません。市
場においては、価格は限界費用(生産量をわずかだけ増加させたときに増加
する費用)と限界収益(生産量をわずかだけ増加させたときに増加する利益)
が一致するところに落ち着くことになりますから、それでもサービスをする
かどうかはそれぞれの携帯電話会社の判断になります。
今回の記事において、サンクコスト効果は非合理的な経済判断の例として出
されているわけであり、携帯電話の例はあまり適切ではないように思われま
す。おそらく、携帯電話の周波数オークションにおいて、入札して周波数を
押さえてサービスを開始しないということは前提条件として許されていない
はずであり、参入するつもりがないなら入札しなければいいだけのことでし
かありません。入札した企業がサービスを維持できず左前になってしまった
ら、その企業は倒産するなり買収されるなりするだけのことです。周波数
オークションは市場の競争を活性化させる点においても有用であり、どこか
の国のように恣意的に無償で配分されるのは特定の企業に補助金を出してい
るようなものでしかないと思います。
今回の記事は、サンクコスト効果とはどのようなもので、コンコルドや公共
事業を例として出せば十分。余計な例を出して読者を混乱させただけのこと
ではないのだろうかと感じました。私が編集者なら、真ん中をばさっと切り
落として2段の記事にします。

※お前のような素人に批判される覚えはないと友野さんも編集者も言いたい
かもしれませんが。

--
つばめどん

===
標題: Re: サンクコスト効果
---
 つばめどん。わざわざあちこち出向いてバックナンバーを探して購入してま
でコメントしてくださってありがとうございます。
 ブログの
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/12/27/2531909
サンクコスト効果
のほうでも、hamanakoさんから同様のコメントがついていました。hamanakoさ
ん、ありがとう。
 やっぱ、だめじゃん、あの解説。
 これだから、日本の経済学者のいうこと、信用できないんだよ。\(^O^)/
 おれみたいに、経済学素人で、独学でスティグリッツの教科書読んだりして
いるようなレベルだと、ああいうのがあると、がくっと来るんだよね。
 やっぱ、藪下が雑だったのと同様に友野も雑だってことね。おれの学生のレ
ポートだったら、大減点。\(^O^)/
 というか、理系だったら、どの先生からでも怒られると思うよ。
 昔、パソコン雑誌の編集レベルやライターのレベルがすごく低くて、田中亘
や山田祥平を代表格として、ウソばっかり書いてたから、けっこう問題視して
あれこれ書いたけど、実は経済雑誌の編集レベルや書いてる連中のレベルもあ
んまり高いということ?
 それでいい?\(^O^)/

中村(show)

===
標題: Re: サンクコスト効果
---
学問でメシを食っているはずの大学教授に喧嘩を売るつもり
はありませんが、原稿を書いたり、テレビに出たりするぐら
いなら、読者層・視聴者層にレベルをあわせた解説を書く能
力は必要だろうなあと。しかも、今回は「経済学」を謳った
特集なわけでしょ。「発掘!あるある大辞典」みたいに最新
の学説を噛みくだいたような謳い文句で、実は嘘八百、じゃ
あ困るわけです。
公共事業が途中で止められない理由はほかにもあって、事業
を行うことよりも税金で投資を行うこと自体が目的となって
いる事業が存在するとか、政治家や高級官僚が公共事業を私
物化していることがある(最近だと防衛省とかね)とか、理
論ですべてが説明できるわけではないと思うわけです。市場
とは完全競争・完全情報が大前提として理論が組み立てられ
ているわけですが、そのような理想的な市場だけが現実では
ないことは説明するまでもないことでしょう。
理論ですべて説明できるのであれば、サブプライムローン問
題なんて起きなかったと思うわけです。

--
つばめどん

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ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。

http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/01/04/2545095
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