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Erlang, Oz/Mozart, Prolog, 単一化2008年01月02日 10時05分40秒

標題: Erlang, Oz/Mozart, Prolog, 単一化
---
 Erlangのこと、あれこれやってたから、弾さんのコメントがあった。
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50832431.html
そろそろerlangについて一言いっとくか
で、
--- ここから ---
変数束縛が
Variable = Value.

なのに、関数定義が
function(Aargument) -> blah, blah, blah.

てのはどうよ?
--- ここまで ---
と書いているが、弾さん、こんなのさ、どうよ?と挑発されたら、「お前がバ
カ」の一言で終わり。\(^O^)/
 = が単なる変数束縛だと思っているところが、もう、アウト!\(^O^)/
 これ、ココロは、Prologの単一化(ユニフィケーション, unification)なん
だよ。だから、関数定義とは別の記号を使っているんだと思うけどね。
 ま、個人的には同じ記号だろうが別の記号だろうが、どうでもいいことだけ
ど、変数の束縛は単一化の特殊ケースだということは、知っておいていいと思
う。
 HaskellやOCamlなどもそう思うし、Erlang, Oz/Mozart(MozartはOzの実装)
もそうだけど、Prolog以後のヨーロッパの言語って、Prolog的なものをうまく
入れてるなと思う。これらの言語にあるパターンマッチは、おれには全部
Prologの単一化の簡略版に思えるからね。

 HaskellもOCamlもErlangもそうだけど、このパターンマッチは、Prologとは
違って、片方向なんだよね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/193435600X/showshotcorne-22/
Joe Armstrong著「Programming Erlang: Software for a Concurrent World」
では、= の動作は、Prologの単一化でバックトラックがないものくらいに考え
てくれなんて脚注があるが、片方向だと、フツー、単一化とは言いがたいので、
それでパターンマッチだといってるんだろうね。言葉も一般向けだし。
 他の言語の = が片方向なのに比べ、Ozの = は双方向になっている。どうい
う意味かといえば、Ozで、X, Z, Bが宣言はされているが、未束縛だとすると、

[X 'b' Z] = ['a' B 'c']

と書いたら、Xは'a'、Zは'c'、Bは'b'になる。
 ちゃんとした単一化だから。= の左辺と右辺の両方を書き換えてマッチさせ
ようとしているわけ。Oz言語の仕様を実装したMozartでやると実際そうなる。
プログラミングスタイルとしては、推奨されないようだが。
 この辺のことは、たびたび紹介しているCTM、つまり、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798113468/showshotcorne-22/
セイフ・ハリディ, ピーター・ヴァン・ロイ, 羽永洋訳「コンピュータプログ
ラミングの概念・技法・モデル」
でアルゴリズムも含めて詳しく書いてある。その他ぼくが書いたCTMのことは、
ウェブやブログにつけている検索窓に CTM を入れて検索してもらえば。
 Oz/Mozart, CTMの補足については、このあと別に書く。

 で、ふと、思ったのが、いま、日本では関数型言語が注目されているなどと
いうが、最近、関数型言語に触れた人は、Prologや単一化や論理型プログラミ
ングや制約プログラミングなど、全然、知らないんじゃないかと。
 弾さんですら、あんなこと書いているくらいだし。\(^O^)/
 おれも、ほとんど知らないけどさ。\(^O^)/
 知らないけど、知ったことにして、人に薦めて焚きつけてしまうのがおれの
すごいところ。\(^O^)/
 そこで、我が情報省は、緊急アンケートをした。\(^O^)/
 関数型言語をかじった人、1000人に聞きました。
 おい、日本にかじった奴、1000人もいないと思うぞ。
 そ、そうか。^^; じゃ、100人に聞きました。あなたは、Prologや単一化や
論理型プログラミングを知っていますか?
 そしたら、あなた、100人中3.5人しか知りませんでした。\(^O^)/
 ほんとかよ、そのアンケート。
 まあ、そういうことにしないと後の話につながらないので、テキトーよ。こ
れ、広告屋やマーケ屋がやってるのと同じね。\(^O^)/
 それはいいとして、3.5人の0.5人って何だよ。
 あ、それは、答えてくれたのが、まだ、胎児だったんです。\(^O^)/
 超天才だろ、その子。国家で保護して日本の救世主にしろ。\(^O^)/

 ってなわけで、大学やらどこでもいいけど、コンピュータサイエンス、計算
機科学、情報科学、情報工学なんでもいいけど、そういうところで、まっとう
なカリキュラムを持ってるところだと、関数型を教えて論理型を教えないなん
て、おれの常識からは、考えられない。関数型言語ブームで論理型がさっぱり
忘れ去られているとすれば、バランスを欠いていると思えるのね。
 なんたって、あなた、1980年代AIブームのときは、第5世代コンピュータプ
ロジェクトもあって、日本は世界最高の論理型プログラミング王国、Prolog王
国だったんだから。それが、20年足らずでこのテイタラク。
 世界最高水準だったコンパイラ技術を捨て、プロセッサ技術を捨て、論理型
プログラミング技術を捨て、ああ、日本はどうなってしまうんだ(爆)。\(^O^)/
 大体ね、関数型を知ってて、論理型を知らないなんて、ドラエモンは知って
るのに、サザエさんを知らないみたいなもんだろ。
 ワケがわからん。
 じゃ、ポケモンは知ってるのに、ゴルゴ13を知らないみたいなもんだ。
 やっぱりわからんけど、少しはニュアンスは伝わるかな。\(^O^)/

 ヨーロッパは、Prolog的なものを以後の言語に入れているし、AIブーム時に
Lispが主流だったアメリカでもLispの中に入れている。
 FranzのAllegro Common Lispには最初から入っているね。
http://jp.franz.com/index.html
Allegro Common Lispの日本語サイト
http://www.franz.com/products/prolog/index.lhtml
Allegro Prolog

 まっとうなLisper/Schemerなら、みんなPrologをよく知ってるから、Lispで
Prologを書くのは定番化している。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/12/31/1082233
AIプログラミング
や、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/12/29/2534861
The Reasoned SchemerとLisp, AI本
で紹介した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/1558601910/showshotcorne-22/
Peter Norvig著「Paradigms of Artificial Intelligence Programming: Case
Studies in Common Lisp」
でも、PrologをLispで書いているし(これがAllegro Prologのベース)、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/03/23/1337051
うぉぉ、「On Lisp」日本語版が来たぁぁ\(^O^)/\(^O^)/\(^O^)/
で、出版を喜んだ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4274066371/showshotcorne-22/
Paul Graham著、野田開訳「On Lisp」
でも、Prologを書いているし、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/01/11/1107622
全文検索とSBCによるサムネイル化デモ
で一番の掘り出し物だと紹介した
--- ここから ---
 今回、一番掘り出し物だと思ったのが、神戸大学のLispマシンとPrologマシ
ンの話。
 高水準言語マシンを知らない人は、ご一読を。
http://www.ipsj.or.jp/katsudou/museum/paper/magazine/IPSJ-MGN430205.pdf
神戸大 LISP マシン、PROLOG マシン
--- ここまで ---
とかもあったのよね。

 なぜ欧米(日本以外では?)では、Prologや論理型プログラミングが脈々と受
け継がれているかといえば、計算モデルとして重要だし、面白いということも
あるし、制約プログラミングの話もあるし、Prologの非決定性の探索は魅力的
だし、現実の応用でも問い合わせ言語に使われたりしてきたから。
 上記の本でも、AI的な探索手法の解説で、Prolog的な探索を実装しているわ
け。前述のCTMの中でも、当然、Prologを紹介して論理型プログラミングを解
説してある。
 さっき紹介したAllegroは、RDFやオントロジーの検索にProlog的なものを使
っている。
 それくらい、この辺の話は、重要なのよ。だから、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/12/29/2534861
The Reasoned SchemerとLisp, AI本
で書いた
--- ここから ---
 AI的なプログラミング技法は、データマイニング、テキストマイニングなど
知的な検索やら、自然言語解析やら、言語、画像、音声などの各種認識やら、
いまますます重要になっていますし、今後もますます重要になります。したが
って、AI的なことを知っておくのは、これからの技術者には非常に重要なこと
だと思っています。
--- ここまで ---
というのは、ほんとの気持ち。

 今回、Prologや単一化のことを検索したら、面白いものがあった。非常にす
ばらしいと思ったので紹介する。
http://www2.biglobe.ne.jp/~optimist/computing/prolog.html
Prolog

http://www2.biglobe.ne.jp/~optimist/computing/unification.html
単一化(unification)
をどうぞ。ささいな間違いがあったので、作者の古田さんに連絡したら、ソッ
コーで修正してくださった。ありがとうございます。
 前者は、簡単なPrologのプログラムがブラウザから直接実行できる。なんと
JavaScriptでPrologを書いてあるのね。\(^O^)/
 後者は、単一化の解説。数学的な記述なので、受け付けない人もいるかもし
れないけれど、単一化とはどういうことかきちんと書いてある、わかりやすい
解説。さっき出てきたOzの = は、この解説でいう単一化代入。Ozの場合は、
データフロー変数や部分値があるから、もうひとひねりあるけれどね。

 Prologの入門として、今回発見したのが、
http://www.fujita.soft.iwate-pu.ac.jp/prof_dir/kure/Lecture/Prolog/
岩手県立大学の平成14年度「知能システム学」Prolog編
という講義資料。
 岩手県立大学は、できて2、3年のときにお邪魔したことがある。非常にき
れいなキャンパスだった。
 これを書いた槫松(くれまつ)先生の講義のページ
http://www.fujita.soft.iwate-pu.ac.jp/prof_dir/kure/lectures.html
をみると、過去の資料扱いになっているから、もう、直接はPrologは教えてな
いかもしれないね。でも、ちゃんと
http://www.fujita.soft.iwate-pu.ac.jp/prof_dir/kure/Lecture/Lisp/lisptop.html
に、Lispもある。
 関数型Lispと論理型Prologの両方を教えている! これがまっとうなカリキ
ュラムだよ。\(^O^)/
 いまは自然言語処理のほうの授業に力を入れているようだが、そういう方面
をやると、LispやProlog的なものはやらざるを得ないから、その過程で独習さ
せているのかもしれない。

 どんどん脱線するが、槫松先生の属する藤田ハミド先生の研究室のウェブ
http://www.fujita.soft.iwate-pu.ac.jp/index.html
をみると、「宮沢賢治プロジェクト」なるものをやってるね。さすが宮沢賢治
の地元!
 プロジェクトの目標は、「宮沢賢治自身をコンピュータ上に再現する!」
 すごーい。気宇壮大でいい。\(^O^)/
 こういうの、どんどんやってほしいね。

 地元、お膝元といえば、ヨーロッパではお膝元ということもあって、Prolog
は実用に使われているし、実装はいまでも改良されている。
 Prologの実装一覧は、
http://lang.x0.com/logic/prolog/proc.htm
Prologリンク集:処理系
がよさげ。
 その上のレベル
http://lang.x0.com/logic/index.html
論理型言語リンク集
をみると、Prolog以外にもいくつかある。Mercuryは、CTMでも出てくるが、
Goedelなんてのもあるのね。
 Prologの処理系に戻ると、日本でも、
http://www.kprolog.com/
で、K-Prologという処理系を作って売ってる
http://www.kprolog.com/KLS/
株式会社KLS研究所
という会社があるのね。
http://www.ifcomputer.com/IFProlog/home_jp.html
のほうは、日本支店か代理店っぽいけれど。
 SICStus PrologとQuintus Prologは、両方ともスウェーデンの組織が配って
るね。Erlangもスウェーデンだし、Prologの血脈だし、いま世界一のProlog王
国はスウェーデンなのだろうか。
 このリストにはないけど、Javaで書かれた
http://www.ugosweb.com/jiprolog/index.aspx
JIProlog - Java Internet Prolog
というのもある。
 これもリストにはないけど、KL1は、第五世代コンピュータプロジェクトで
作られたPrologを大幅拡張した言語。
 第五世代コンピュータプロジェクトの総括は、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/08/10/479111
第五世代コンピュータプロジェクトは死なず!\(^O^)/
で紹介したので、暇なら読んでみて。KL1は、いま、KLICとして存在している
けれど、ICOTで開発した高水準言語マシンは、稼動するものが現存しているの
だろうか。ちゃんと文化財として保存しておいてほしいんだけどね。
 その他、第五世代コンピュータについては、
http://ja.wikipedia.org/wiki/第五世代コンピュータ
を参照。

 おれさまが2008年の最初に論理型プログラミングのことを書いたから、今年
は論理型プログラミングの当たり年になるぞ。\(^O^)/

Oz/Mozart, CTMの補足2008年01月02日 10時41分46秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/01/02/2541270
Erlang, Oz/Mozart, Prolog, 単一化
で書くといった補足。
 プログラミング言語Ozについては、
http://ja.wikipedia.org/wiki/Oz_(プログラミング言語)
http://en.wikipedia.org/wiki/Oz_programming_language
をどうぞ。日本語は英語の翻訳みたいですね。英語のほうがコードも少し載っ
てます。
 Ozの実装Mozartについては、これもたびたび紹介しているけど、
http://www.mozart-oz.org/
The Mozart Programming System
をどうぞ。
 CTMこと、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798113468/showshotcorne-22/
セイフ・ハリディ, ピーター・ヴァン・ロイ, 羽永洋訳「コンピュータプログ
ラミングの概念・技法・モデル」
の補足については、今回探したら、CTMの超超超ダイジェストのような資料が
ありました。
http://www.info.ucl.ac.be/Enseignement/Cours/INGI1131/Scripts/ircamTalk2006.pdf
How to say a lot with few words
をどうぞ。
 その他CTMのことは、ウェブやブログにつけている検索窓に CTM を入れて検
索してください。

 さて、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/01/02/2541270
Erlang, Oz/Mozart, Prolog, 単一化
で書いたのは、単一化の話でしたが、ほかにも面白い機能があります。

L = [1 2 X]

と書くと、フツーのプログラミング言語だと、Xが未束縛で値が決まっていな
いと、これはエラーになります。でも、Ozではエラーではありません。
 これは、部分値というもので、Ozでは値が完全に決まってない値が扱えるよ
うになっています。
 なぜ、そんなことを許すかというと、Ozのもつ並列・並行機能と関係があり
ます。
 Erlangは並列・並行プログラミングがやりやすいように、粒度の細かい、軽
量スレッドがありますが、Ozにもあります。そしてErlangとは違って、データ
フロー変数というものによって、非常に簡単にスレッド間の同期が取れるよう
になっているのです。
 Ozの変数はデータフロー変数でもあって、この例の場合、Xがデータフロー
変数になっています。
 [1 2 X]で、Xに値が入ってないという不完全な状態が部分値ですが、他のス
レッドがXに値を入れればいいので、L = [1 2 X]をエラーにしないのです。そ
して、Xに値が入るまでこれを実行したスレッドは待ち状態になって、値が入
ったら実行を再開するということで、同期が取れるようになっています。
 たとえば、Ozの実装実行環境であるMozartで

declare L X in
thread {Delay 10000} X=99 end
{Browse start}
L = [1 2 X]
{Browse L}

とやると、Oz Browserという画面には、まず、startという文字列が表示され、
その次に、最初はLの値として、{1 2 X]が表示されます。そして、10秒後
(10000ミリ秒後)に、Lの値が[1 2 99]と変わります。
 この例では、Xに値が入るまで、メインのスレッドは待ち状態になります。
そして、thread文によって生成された別のスレッドが10秒後にX=99を実行する
と同期が取れて、待ち状態が解除されます。
 こういうことができるように、L = [1 2 X]という不完全な値(部分値)の代
入を許しているわけです。

 言語がサポートするかライブラリがいいかという話を前もしましたが、これ
も言語がサポートすることで、非常に書きやすいものになっている例です。
 関連して、プログラミング言語Dの資料に、
http://www.kmonos.net/alang/d/builtin.html
言語の機能 vs ライブラリによる実装
というのがありました。ご参考までに。

 余談。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/01/08/1100922
Rubyネタ
を読んでわかったことですが、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/12/03/2470954
柏原正三著「プログラミング言語Erlang入門」その2
で、書いた
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/06/01/389616#c693756
にある「かすた」さんのコメントへのコメントを、「Rubyネタ」でもうとっく
に書いていたんですね。^^;
 ずっと一言書いてあげないとなと思っていたから、書いてないかと思ってい
た。
 もうどんどん忘れていくね。\(^O^)/
 ま、書いたことを忘れても、まだ、書かないといけないと意識していたとい
うことは、それだけ重要だと無意識に思っていることだったんだね。

賞味期限本2008年01月02日 10時58分28秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
 宝島別冊の食品のカラクリシリーズは、5くらいまでは買って読んだかな。
でも、まだどんどん出ますね。今度は、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4796661158/showshotcorne-22/
食品のカラクリ9 賞味期限のヒミツ
だそうです。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4796660984/showshotcorne-22/
徳江千代子(監修)「賞味期限がわかる本―冷蔵庫の中の「まだ食べられる?」
を完全解決!」
のほうが、よさげな気はしますが、宝島別冊のほうが、シリーズモノの強みで
売れそうかな。

ねとった2008年01月02日 22時46分20秒

2008年元旦02:14に書いたもの。

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
===
標題: ねとった
---
11時くらいからうとうとして、いま、起きた。\(^O^)/

中村(show)

===
標題: >寝盗った
---

やるなぁ とおもったら 寝とったか なんだ

紅白が始まったら寝床に潜って、2340のフィナーレのさわぎで起き出して
除夜の鐘を撞いて来ました。
大晦日は天気はよいものの冷たい風が強く、耐えがたい寒さだったのに
風が止んでおだやかでよかった。

今朝は犬におこされて、何年ぶりかで初日の出をみてきました。
mtv

===
標題: Re: >寝盗った
---
 寝てたら知らぬ間に年が明けていた。夜中に除夜の鐘ならず花火の
音がポンポンしてたけど、あれが年明けだったのかな。
 目が覚めた頃に年賀状が来た。ああ、また今年も一通も出していな
い、買ってもいない、まだ来るなぁ、どうしようなぁ、やばいなぁ、
寒中見舞いかサクラメールか暑中見舞いか残暑見舞いか来年の年賀状
で返そう、と思っては何も出さないままに一年終わるのが常。出すの
は転居があった時か。

                 おせち作ってまた腰痛 穂高

===
標題: Re: >寝盗った
---
サクラやってんの?すげえや。何歳ってことにしてるんだろう:-)

匿名希望

===
標題: Re: >寝盗った
---
>何歳ってことにしてるんだろう:-)

 今年24~25歳くらいか。だいたいそんなもんだろ。(^o^)

                          穂高

===
標題: Re: >寝盗った
---
年齢偽装か。20か月は過ぎてるから、輸入は可能だな。

匿名希望

===
標題: 年賀状は昨年から 止め と決定したのにまだ今年も来ているなぁ
---
2年の我慢とわきまえてるので、来年がどうなるか。

サクラメールってgoogleで調べてしまった。
あのサクラかぁ。
穂高アルバイト? 一通いくらだろう。
mtv

また、ねとった2008年01月02日 22時47分05秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
標題: また、ねとった
---
jouwa/salon #14287で、大晦日
--- ここから ---
標題: ねとった
---
11時くらいからうとうとして、いま、起きた。\(^O^)/
--- ここまで ---
で、午前2時過ぎに起きたように、昨夜、毛利さんが出ていた地球気候変動の
スペシャル番組観ながら、寝てしまった。起きたら、午前1時半。\(^O^)/
 テレ朝地球危機2008なんて番組が、1/4にありますが、前からいってるよう
に、番組名からしてバカ。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/04/01/1360323
地球温暖化。不都合な真実、バイオ燃料、海洋酸性化、植物からメタン
で書いたり、jouwa/salon #14280の
--- ここから ---
標題: >NHKスペシャル「地球大進化」
---
このシリーズというかその前作というか、20年近く前に
地球ができたときのシリーズがあって、あれも好きだった。
それまでのばらばらに知っていた事柄を一つにつなげることができて。

こんどの「地球大進化」は所どころ見ることができて、
メタンハイドライドが噴出して暑くなったとか
シベリヤあたりでマグマが大噴出して大火事になって冷えたとか
大凍結もみたかな
すごいせかいだなぁ、と
この200年で地球を暖めすぎて人間が住めなくなったとしたって
地球にしてみれば大したことの無い変化なのだなぁ

癌細胞の一つは思ったのでした。

全部はみそこなったので、このあいだの中村さんの書き込みで
手近の図書館検索しまくったけどなし。
あまぞんするかなぁ

今回のシリーズでおどろいたのは、なんかいもくっついたりはなれたり
してる大陸の様子をよくいまたどれるものかと。、。。

まぁ、嘘言ったってだれもわからないけどね。 (笑)
mtv
--- ここまで ---
で、mtvさんがいうように、地球の危機なんてないんだって。人類の危機と言
え。
 NHKのほうは、デュカプリオだって、我々の生命の問題だといってましたよ。
よっぽど正しい認識。

 そういえば、訂正というか、現実の動きの違いがあります。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/04/01/1360323
地球温暖化。不都合な真実、バイオ燃料、海洋酸性化、植物からメタン
で、
--- ここから ---
 えっ、じゃ、ブッシュ大統領が一般教書演説でエタノールにどんどんシフト
するといったけど、そんなの意味ないじゃん。やっぱ、嘘つきブッシュだなあ
と思ったが、これ、おれが浅はか。
 地球環境産業技術研究機構(RITE)の微生物研究グループの湯川英明さんが解
説を書いてますが、トウロモロシでも、でんぷんではなくセルロースから作る
セルロースエタノールだといいそうです。そしてブッシュがいったのは、こっ
ちへのシフトだそうです。セルロースエタノールだとガソリンに比べて、CO2
の排出で9割削減できるそうです。
--- ここまで ---
と書いたが、この前、NHKのドキュメントを観てたら、現実にアメリカで起こ
っていることは、食料として重要なでんぷんをエタノールに変えることなのね。
セルロースじゃなくて。
 ファンドの投機資金ががんがん流れ込んで、すごいバイオエタノール工場が
どんどんできていて、食料としてトウモロコシを集めているところにはほとん
どトラックが来ない。でも、バイオエタノール工場にはどんどん入っていく。
もう何をやってるんだか。人類の滅亡を早めている気がしますね。
 その状況で、日本は食糧を買い負けてます。^^;
 あ、アメリカは、戦略的に、日本の滅亡を早めているのか。\(^O^)/
 いや、もう、ほんと、食料、エネルギー、水の争奪戦になってきましたね。
このまま続くと、いま原油高騰で物価が上がり始めたなんて話じゃなくなって
くるんでしょうね。

 ところで、
>今回のシリーズでおどろいたのは、なんかいもくっついたりはなれたりして
る大陸の様子をよくいまたどれるものかと。、。。

 これは、地磁気の向きとかで調べるんでしたっけ?

 毛利さんの番組、このあと、NHK BS1で22:10から再放送がありますね。
 その前の21:10から、「2500年儒教の旅」というのがありますね。これも録
画しておくか。

中村(show)

===
標題: Re: また、ねとった
---
>標題: >NHKスペシャル「地球大進化」
>---
>このシリーズというかその前作というか、20年近く前に

「地球大紀行」ですな。

つばめどん

森村宗冬著「日本史偉人「健康長寿法」(講談社+α新書 347-1C)」2008年01月02日 23時27分14秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
 まだ買ってませんが、たまたま見つけたもの。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062724367/showshotcorne-22/
森村宗冬著「日本史偉人「健康長寿法」(講談社+α新書 347-1C)」

 この目次を
http://shinshomap.info/book/4062724367.html
でみると、偉人ってけっこう長生きな人多いのね。昔の人だから、大体50歳か
60歳で死んでるようなイメージがあったけど、案外長生きですね。
 究極の「御下風」健康法 天海(百八歳)というのは、本当なんですかね。徳川
家康の相談役というか、あの天海僧正でしょう? 謎の多い人物ですよね。

 おれもあと30分で49歳、40代最後です。
 まだ人生最後の年にはなりたくないなあ。\(^O^)/

竹内薫著「ゼロから学ぶ超ひも理論 (ゼロから学ぶシリーズ)」2008年01月03日 11時18分28秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
 竹内さん、また、書いてますね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061546813/showshotcorne-22/
竹内薫著「ゼロから学ぶ超ひも理論 (ゼロから学ぶシリーズ)」

 竹内本、超ひも本は、なるべく集めるようにしていますし(笑)、竹内本かつ
超ひも本だから、きっと買うんだろうけど、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/06/29/1613301
出たぁ。リサ・ランドール「ワープする宇宙」\(^O^)/

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140812397/showshotcorne-22/
リサ・ランドール著, 塩原通緒訳「ワープする宇宙―5次元時空の謎を解く」
が、いまのところ、とどめだと思うので、買うかどうかビミョー。
 本屋に行って内容を確かめてから。
 お年玉が空から降ってこなかったからなあ。\(^O^)/
 そういえば、昨年の正月は、母が孫たちにお年玉をやるというので、冗談で、
おれも長らくお年玉をもらってないのでほしいとねだったら、母はくれたんで
す。
 けっこう元気だったので、まさかあんなにあっさり死んでしまうとは思って
なかった。
 大人になって、母からもらった最初で最後のお年玉になりましたね。
 いまでも、袋ごと、仏壇に飾ってあります。
 おれが死んだら、三途の川の渡り賃にするので、袋ごと棺桶に入れてほしい
ですね。\(^O^)/

コンピュータを使わない情報教育 アンプラグドコンピュータサイエンス2008年01月03日 11時18分58秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
 偶然見つけましたが、これはかなりのもんではないでしょうか。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/490401300X/showshotcorne-22/
Tim Bell/Ian H.Witten/Mike Fellows著, Matt Powellイラスト, 正田良、鎌
田敏之、紅林秀治訳、兼宗進監訳「コンピュータを使わない情報教育 アンプ
ラグドコンピュータサイエンス」

 音楽では、エリック・プラクトンが、アンプラグドでブームを起こしました
が、コンピュータサイエンスでも、アンプラグドブームになっているんでしょ
うか。全然無知で知りませんでした。

 内容紹介は、出版社のイーテキスト研究所のウェブ
http://www.etext.jp/unplugged.html
にあります。
 この内容、すごいですよ。内容的には軽く大学教養部くらいはありますね。
情報工学やコンピュータサイエンスを専攻する学生の入門としても、非常に優
れているようにみえますね。実際に本を手に取ったわけじゃないので、直感で
すが。
 探索、整列はおろか有限オートマトンとかもやるんだもんね。それもコンピ
ュータを使わずに手や体を動かして学ぶんだもんね。
 やっぱり、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2005/11/22/151472
Lisp特別イベントその2
で書いた「Lisp猿」の世界をやるべきですね。\(^O^)/

 こういうのが、本来、ゆとり教育が目指していたものじゃないでしょうかね。
読売の辛坊さんなんか、ズームインでゆとり教育が悪いと強調していたように、
いま、ゆとり教育が学力低下の悪者になってるけど、また受験向け知識偏重詰
め込みに戻るなら、意味ないと思うんだけどね。

http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/02/16/1188058
図工とゆとり教育と社会の残酷さの話
で書いたような親なら、どうしようもないと思うよ。

 OECDの学力調査で日本の順位が下がったといって騒いでいるけど、NHKの教
育テレビか放送大学でやってたけど、OECDの調査って、知識偏重の詰め込みじ
ゃ、点が取れないんだってね。基礎的部分の深い理解とその応用力をみるんだ
そうです。
 ゆとり教育は、対応できる教師がいなくて、教師の質が悪かったという話も
あるけど、OECDの調査で好成績のフィンランドは、生徒一人当たりの教師の数
が日本より圧倒的に多いそうですね。量がないと質も保てないということでし
ょうかね。

 関連して調べてみたら、
GEMS(Great Explorations in Math and Science)というのがあって、
http://www.jeef.or.jp/GEMS/gems.html
ジャパンGEMSセンター
というのがありますね。
 ここには、
http://blogs.itmedia.co.jp/projectdx/2007/10/post_0d02.html
アンプラグド~コンピュータを使わない情報教育
からたどり着きましたが、MITのメディアラボ発案の100ドルラップトップPCで
あるOLPCや、オブジェクト指向を本格的に実装して世に広めたSmalltalkの現
代版であるSqueak(スクイーク)の話も出てますね。

 OLPCには、MS(マイクロソフト)がケチつけたりしてるんですよね。Linuxを
使うから。MSは、ほんとわかりやすい。人類が滅びようが自分がよければいい
という、京都議定書に逆らうアメリカみたいな会社です。\(^O^)/ ま、そ
れも強者の論理としては合理的ではありますけどね。

 もう1つ関連して、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0010VFVZC/showshotcorne-22/
日経サイエンス2008年2月号
 塩谷喜雄の連載「いまどき科学世評」は、「何をいまさら子どもの理系離れ」

 これもOECDの調査における日本の学力低下を話題にしていますが、それも当
然という話。なぜなら、日本社会はバカな文系が威張って、真面目でおとなし
い理系を搾取しまくっていて、理系に進むのがバカバカしい社会になっている
から。
--- ここから ---
 科学者や技術者を軽んじ、待遇も社会的尊敬も、世界的にみれば極めて不十
分なまま、使い捨てにしてきたことの報いが、ここにきてはっきり表れてきた
というべきだろう。欧米では研究職の平均報酬は一般事務職のそれに比べて2
倍以上だが、日本は1.1倍程度でしかない。数字が明確に、科学者・技術者軽
視の社会構造を物語っている。
--- ここまで ---

 薬害エイズ事件のこと、青色発光ダイオードのことにも触れていますが、薬
害エイズの部分は引用したい。
--- ここから ---
 薬害エイズ事件では、有効な対策を講じなかった行政の不作為で罪を問われ
た官僚は、当時の厚生省の生物製剤課長ただ1人だった。直接の上司である薬
務局長も事務方の最高責任者である事務次官も、刑事責任は問われていない。
 その理由の1つが、局長も次官も官僚の区分では「事務官」で、専門知識が
なく、判断能力を持っていなかったからだとされる。ここでもまた、笑止千万
な理屈がまかり通っている。知識も能力もない人間が上司として君臨して出世
の階段を駆け足で上がる一方で、専門知識を持つ「技官」はトカゲの尻尾切り
のように責めを負わされる。奇っ怪な構図だ。薬害エイズで責任を問われた課
長は医師免許を持つ「医系技官」である。
--- ここまで ---

 こんな社会で、技術立国が滅んでいくのは当たり前ということ。そういう本
質的な問題を新聞もテレビも文部科学省も論じない。文系が牛耳っていて、自
分たちの利権、地位が危うくなるからね。
 日本みたいな資源のない国で技術がなくなり人材がいなくなると、経済的に
も下がっていくし、これからは食料や水やエネルギーも買えなくなって、あっ
という間に国民生活破綻への道でしょうね。

 ほんと、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062754355/showshotcorne-22/
毎日新聞社科学環境部編「理系白書 この国を静かに支える人たち」
の世界です。
 理系は、文系、特に法学部や経済学部の連中が搾取していることに文句を言
いつつ、とっとと海外に脱出して、親兄弟も呼んで日本の崩壊を加速させるぞ
と脅さないとだめなんでしょうね。\(^O^)/

参考:
http://laptop.org/index.jp.html
One Laptop per Child, 100ドルラップトップ
http://mts-j.hiho.jp/
Squeak
http://www.asahi.com/edu/news/TKY200412070167.html
日本は数学6位、読解力14位に転落 OECD学力調査
http://blogs.yahoo.co.jp/lifeartinstitute/27276231.html
国際学力テストで日本続落、韓国との学力差はどうして生じたのか(上)
http://blogs.yahoo.co.jp/lifeartinstitute/27353401.html
国際学力テストで日本続落、韓国との学力差はどうして生じたのか(中)
http://blogs.yahoo.co.jp/lifeartinstitute/folder/144162.html?m=l
で一覧をとっても、まだ(下)はないですね。^^;
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/04/07/1379047
はやぶさ、ついに地球へ
 その他、理系白書について書いたことは、上部検索窓に「理系白書」を入れ
て検索してください。

Re: サンクコスト効果2008年01月04日 19時05分01秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。

http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/12/27/2531909
サンクコスト効果
の続き。
---
読まずにコメントするのも卑怯なので、買ってからコメント。
と思ったら、先々週号だから、普通の本屋にはもう売ってない
のね。年末に入手して、読んでから、コメントしたいと思いま
す。三省堂の本店は過去5週分は在庫があるはずだから。
大学生のころは東洋経済派だったんだけど、併読期を挟んで、
すっかりダイヤモンド派になっちゃったものなあ。立ち読みし
ようにも本屋がない。スーパーの雑誌コーナーには東洋経済は
おいてないものなあ。ダイヤモンドもないけど。

--
つばめどん

===
標題: Re: サンクコスト効果
---
買うだけは買った。読むのはこれから。
よほど評判がよかったのか、ここで宣伝した効果が
あったのか、過去5週在庫店でもこの号だけが売り切
れ続出。まあ、手に入れましたけどね。

--
つばめどん

===
標題: Re: サンクコスト効果
---
読みました読みました。いわゆる「コンコルドの誤謬」というヤツですね。
経済学とは、人間は儲かると思う方法を選択するという、ある意味ではわか
りやすい学問なわけです。
これまでにいくら投資をしたかを投資判断の材料としてはいけない、という
のがコンコルドの誤謬(サンクコスト効果)でありますから、周波数帯取得
のために要した費用の大きさを今後の設備投資の判断材料としてはいけない
のです。利益を過大に見積もって周波数帯を購入してしまったことが判明し
たとしても、その金額を回収できるかどうかではなく、今後追加投資を行っ
た場合にその投資を上回る収入が確保できるかどうかで現時点の追加投資は
判断されるべきである、ということです。スイミングクラブの例、革靴の例
は誤った判断をしてしまった例であり、携帯電話の例は(現時点における)
正しい判断をした例ということでしかありません。
競争的な通常の市場において、過大な投資をしたからといって、それを料金
に転嫁することはできません。非合理的な価格決定がなされる場合、たとえ
ば談合が行われれば話は別ですが、それは競争的な市場とは呼びません。市
場においては、価格は限界費用(生産量をわずかだけ増加させたときに増加
する費用)と限界収益(生産量をわずかだけ増加させたときに増加する利益)
が一致するところに落ち着くことになりますから、それでもサービスをする
かどうかはそれぞれの携帯電話会社の判断になります。
今回の記事において、サンクコスト効果は非合理的な経済判断の例として出
されているわけであり、携帯電話の例はあまり適切ではないように思われま
す。おそらく、携帯電話の周波数オークションにおいて、入札して周波数を
押さえてサービスを開始しないということは前提条件として許されていない
はずであり、参入するつもりがないなら入札しなければいいだけのことでし
かありません。入札した企業がサービスを維持できず左前になってしまった
ら、その企業は倒産するなり買収されるなりするだけのことです。周波数
オークションは市場の競争を活性化させる点においても有用であり、どこか
の国のように恣意的に無償で配分されるのは特定の企業に補助金を出してい
るようなものでしかないと思います。
今回の記事は、サンクコスト効果とはどのようなもので、コンコルドや公共
事業を例として出せば十分。余計な例を出して読者を混乱させただけのこと
ではないのだろうかと感じました。私が編集者なら、真ん中をばさっと切り
落として2段の記事にします。

※お前のような素人に批判される覚えはないと友野さんも編集者も言いたい
かもしれませんが。

--
つばめどん

===
標題: Re: サンクコスト効果
---
 つばめどん。わざわざあちこち出向いてバックナンバーを探して購入してま
でコメントしてくださってありがとうございます。
 ブログの
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/12/27/2531909
サンクコスト効果
のほうでも、hamanakoさんから同様のコメントがついていました。hamanakoさ
ん、ありがとう。
 やっぱ、だめじゃん、あの解説。
 これだから、日本の経済学者のいうこと、信用できないんだよ。\(^O^)/
 おれみたいに、経済学素人で、独学でスティグリッツの教科書読んだりして
いるようなレベルだと、ああいうのがあると、がくっと来るんだよね。
 やっぱ、藪下が雑だったのと同様に友野も雑だってことね。おれの学生のレ
ポートだったら、大減点。\(^O^)/
 というか、理系だったら、どの先生からでも怒られると思うよ。
 昔、パソコン雑誌の編集レベルやライターのレベルがすごく低くて、田中亘
や山田祥平を代表格として、ウソばっかり書いてたから、けっこう問題視して
あれこれ書いたけど、実は経済雑誌の編集レベルや書いてる連中のレベルもあ
んまり高いということ?
 それでいい?\(^O^)/

中村(show)

===
標題: Re: サンクコスト効果
---
学問でメシを食っているはずの大学教授に喧嘩を売るつもり
はありませんが、原稿を書いたり、テレビに出たりするぐら
いなら、読者層・視聴者層にレベルをあわせた解説を書く能
力は必要だろうなあと。しかも、今回は「経済学」を謳った
特集なわけでしょ。「発掘!あるある大辞典」みたいに最新
の学説を噛みくだいたような謳い文句で、実は嘘八百、じゃ
あ困るわけです。
公共事業が途中で止められない理由はほかにもあって、事業
を行うことよりも税金で投資を行うこと自体が目的となって
いる事業が存在するとか、政治家や高級官僚が公共事業を私
物化していることがある(最近だと防衛省とかね)とか、理
論ですべてが説明できるわけではないと思うわけです。市場
とは完全競争・完全情報が大前提として理論が組み立てられ
ているわけですが、そのような理想的な市場だけが現実では
ないことは説明するまでもないことでしょう。
理論ですべて説明できるのであれば、サブプライムローン問
題なんて起きなかったと思うわけです。

--
つばめどん

スペースワールド2008年01月04日 19時07分44秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
 北九州市のスペースワールドで年末ジェットコースターの事故が起きたわけで
すが、ビックリしたのは北九州市のこの施設、運営している株式会社スペース
ワールドは何と北海道の会社のグループ会社なんですね。加森観光。
 スペースワールドのサイトの一番下にある「加森観光リゾートネットワーク情
報」という箇所をクリックすると、一気に九州から北海道へリンクが飛びます。
いつ傘下に収めたのだろう。
---
たま@無精庵

===
標題: Re: スペースワールド
---
http://wpedia.search.goo.ne.jp/search/525239/2005%C7%AF%A4%CE%B7%D0%BA%D1/detail.html?mode=3
2005年の経済
をみると、2005年4月に営業譲渡していますね。
 ちょうどライブドア騒動のころ。そして、AdobeがMacromediaを買収するの
を発表した直後ですね。

 ところで、2chの
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/mayor/1079968814/301-400
【道州制】新しい東九州・山口を考える【新機軸】
で、
--- ここから ---
304 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/15(金) 23:32:17 ID:tZhH8jFs
別府と北九州はなにかと縁が多いがまたしても一つ。
スペースワールドが杉乃井ホテルと同じ加森観光傘下へ。
スペースワールドで遊んで杉乃井ホテルで温泉にどうぞという旅行プランが増
えるね。早く東九州道ができないと困るなあ。
--- ここまで ---
というのが引っかかったが、もっとすごいのがいろいろあるね。
--- ここから ---
335 :☆愛郷無罪☆堅パン長門探題 ◆AIKYOUsaGM :2005/06/12(日) 20:59:
13 ID:???
「福岡県」による「北九州市発展妨害工作」
1.河合塾、代々木ゼミナール北九州進出設置免許不交付工作、裁判沙汰まで
に発展
2.テレビ東京系列本県進出に北九州市が本局設置を希望、福岡政財界・県が
グルになり結局北九州は副スタジオ扱い
3.JR九州、門司から強制的に福岡に本社移転、移転しないという「永山裁
定」を無視して行政の横暴が顕著に
4.新北九州空港滑走路3000mから2500mに縮小、県は浮いた予算で
「新福岡空港調査費」にまわす
5.そして今回「県による北九州市と苅田町合併妨害工作」、中間市との合併
時も県が難色「政令市の肥大化はいかがなものか?」

336 :☆愛郷無罪☆堅パン長門探題 ◆AIKYOUsaGM :2005/06/12(日) 23:55:
31 ID:???
北九州都市高速4号線の内部留保で建設を進めた福岡都市高速
にもかかわらず県道路公社は北九州の都市高速の路線延長を「拒否」
北九州市は独自に「北九州市道路公社」を立ち上げ
北九州からの恩を忘れ福岡ばかりに都市高速の肩入れを続ける福岡県は逝って
よし

337 :☆愛郷無罪☆堅パン長門探題 ◆AIKYOUsaGM :2005/06/13(月) 00:24:
09 ID:???
「トヨタエンジン工場」は福岡県政にとって「失政」
本当は麻生渡は「福岡市周辺に誘致したかった」しかしトヨタ側は「工業都市
として実績のない福岡市近郊よりものづくりのノウハウが豊富で人材も優秀な
北九州市周辺で」と言い出した。
しかし絶対に「北九州市内に誘致させてなるものか」と精一杯妥協した結果が
苅田町だった。
だがまだ「北九州市とのせめぎ合い」は終わっていない。
そして北九州市との合併で「福岡県の誘致したトヨタからの税収」が盗られる
のを防ぐため急ごしらえで「京都トンネル貫通」「JR苅田駅建て替え」を進
めた。これで「失政からの挽回」はできたものと自負している麻生渡だった。

338 :☆愛郷無罪☆堅パン長門探題 ◆AIKYOUsaGM :2005/06/13(月) 00:28:
40 ID:???
そして「北九州市周辺で」自動車産業が集積していますとは言わずに「北部九
州にて…」と福岡市も含むニュアンスで世間に伝える糞在福マスコミと県広報


いちお福岡市にも恩恵があったものも…
「たった年二万台の自動車輸出拠点」
「たった従業員二人のドイツ自動車デザイン設計会社の事務所」だったかw
--- ここまで ---

 すごいな、これ。\(^O^)/\(^O^)/\(^O^)/\(^O^)/\(^O^)/
 他の部分も読むと、いろいろ面白い。ま、北九州・山口の人しか実感のない
話が多いとは思うが。

中村(show)