組込み現場の「C」プログラミング 標準コーディングガイドライン ― 2008年01月22日 09時26分39秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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九州大学の荒木先生から、ブツが送られてきたので、筒井康隆、山下洋輔関
係の資料か、中国か韓国で開催されたソフトウェア工学関係の予稿集かと思っ
たけど、全然違った。それは、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4774132543/showshotcorne-22/
福岡知的クラスタ(第1期)組込みソフト開発プロジェクト著, 福田晃編「組込
み現場の「C」プログラミング 標準コーディングガイドライン」
だった。
なお、アマゾンのデータでは、福岡知的クラスタ(第1期)組込みソフト開発
プロジェクト著, 福田晃編となっているが、現物の表紙は、福岡知的クラスタ
(第1期)組込みソフト開発プロジェクト編となっている。
組込み系だから、福岡知的クラスタ(第1期)組込みソフト開発プロジェクト
は、同じく九大の福田先生がやっているプロジェクトなんでしょう。大勢の執
筆者の中には、荒木先生の名前もありますけどね。
中をざっとみたけど、これ、相当にいいです。
コーディングスタイルは、みんな好みがあるし、プログラミング言語毎にス
タイルもあり、百家争鳴になりやすい。GNUもコーディングスタイルを決めて
いたりするが、納得できる人、できない人がいて、アレンジしてみたりね。
この本の場合は、凝ったコーディングはなし。要は「うますぎるコーディン
グ」ではなく、非常に素直に、わかりやすく読みやすく保守性の高いプログラ
ムを作るために有用なコーディングガイドラインを66個にまとめてある。
実際にコードを示して、これはだめ、これはいいを、○×で示し、どこがど
うだめでどういいのか、原則と理由を解説してある。これなら、納得を得やす
いでしょう。
コラムも有用で、おれ、チャールズ・シモニーのハンガリアン記法を誤解し
ていましたね。実装のデータ型を接頭辞に付けるもんだと思っていて、これは
広く、そう思われているけれど、それは誤解で、本来、情報の種類を示すもの
を接頭辞に付けるものだそうです。蒙を啓かれました。
まだコーディングガイドラインを作ってない会社などでは、大いに参考にな
ると思います。アンテナハウスも会社としての公式なガイドラインはないんだ
よね。石野さんが作ったけど、会社が半強制的に従わせているものでもないか
ら。さらにいえば、プログラミング言語毎のコーディングガイドラインはない。
あるのは、C/C++/Java系の言語に適用するようなガイドライン。Perlあたりだ
と、「うますぎるコーディング」が氾濫しがちだけど、その辺はイディオムと
して広く普及していれば問題ないけど、そうじゃないとやっぱり後の保守が大
変になっちゃうからね。その辺の線引きが悩ましいよね。
とにかく、特定個人だけに通用するコーディングスタイルは、会社やチーム
としては意味がないどころか、有害。ほんとにいいイディオムなら、みんなで
共有しないとね。
お、アマゾンの素人評をみても、大絶賛ですね。
これで、福田先生、中洲のママさんたちにもモテモテだぁ\(^O^)/
今度、行ったら、福田先生のサインもらおうっと。\(^O^)/
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九州大学の荒木先生から、ブツが送られてきたので、筒井康隆、山下洋輔関
係の資料か、中国か韓国で開催されたソフトウェア工学関係の予稿集かと思っ
たけど、全然違った。それは、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4774132543/showshotcorne-22/
福岡知的クラスタ(第1期)組込みソフト開発プロジェクト著, 福田晃編「組込
み現場の「C」プログラミング 標準コーディングガイドライン」
だった。
なお、アマゾンのデータでは、福岡知的クラスタ(第1期)組込みソフト開発
プロジェクト著, 福田晃編となっているが、現物の表紙は、福岡知的クラスタ
(第1期)組込みソフト開発プロジェクト編となっている。
組込み系だから、福岡知的クラスタ(第1期)組込みソフト開発プロジェクト
は、同じく九大の福田先生がやっているプロジェクトなんでしょう。大勢の執
筆者の中には、荒木先生の名前もありますけどね。
中をざっとみたけど、これ、相当にいいです。
コーディングスタイルは、みんな好みがあるし、プログラミング言語毎にス
タイルもあり、百家争鳴になりやすい。GNUもコーディングスタイルを決めて
いたりするが、納得できる人、できない人がいて、アレンジしてみたりね。
この本の場合は、凝ったコーディングはなし。要は「うますぎるコーディン
グ」ではなく、非常に素直に、わかりやすく読みやすく保守性の高いプログラ
ムを作るために有用なコーディングガイドラインを66個にまとめてある。
実際にコードを示して、これはだめ、これはいいを、○×で示し、どこがど
うだめでどういいのか、原則と理由を解説してある。これなら、納得を得やす
いでしょう。
コラムも有用で、おれ、チャールズ・シモニーのハンガリアン記法を誤解し
ていましたね。実装のデータ型を接頭辞に付けるもんだと思っていて、これは
広く、そう思われているけれど、それは誤解で、本来、情報の種類を示すもの
を接頭辞に付けるものだそうです。蒙を啓かれました。
まだコーディングガイドラインを作ってない会社などでは、大いに参考にな
ると思います。アンテナハウスも会社としての公式なガイドラインはないんだ
よね。石野さんが作ったけど、会社が半強制的に従わせているものでもないか
ら。さらにいえば、プログラミング言語毎のコーディングガイドラインはない。
あるのは、C/C++/Java系の言語に適用するようなガイドライン。Perlあたりだ
と、「うますぎるコーディング」が氾濫しがちだけど、その辺はイディオムと
して広く普及していれば問題ないけど、そうじゃないとやっぱり後の保守が大
変になっちゃうからね。その辺の線引きが悩ましいよね。
とにかく、特定個人だけに通用するコーディングスタイルは、会社やチーム
としては意味がないどころか、有害。ほんとにいいイディオムなら、みんなで
共有しないとね。
お、アマゾンの素人評をみても、大絶賛ですね。
これで、福田先生、中洲のママさんたちにもモテモテだぁ\(^O^)/
今度、行ったら、福田先生のサインもらおうっと。\(^O^)/
九州リサーチセンターワークショップ ― 2008年01月22日 09時27分07秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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「情報ネットワーキング技術の新潮流」と題して、九州リサーチセンターワ
ークショップというのが小倉で開かれます。
詳しくは、
http://kyushu.nict.go.jp/1_topic/t_080201.html
をどうぞ。
そういえば、NTTのNGNっていまどうなってるの? 期待はすごいみたいだけ
ど。
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「情報ネットワーキング技術の新潮流」と題して、九州リサーチセンターワ
ークショップというのが小倉で開かれます。
詳しくは、
http://kyushu.nict.go.jp/1_topic/t_080201.html
をどうぞ。
そういえば、NTTのNGNっていまどうなってるの? 期待はすごいみたいだけ
ど。
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