4本マレット奏法のゲイリー・バートン ― 2006年05月22日 22時28分13秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/05/22/375811
奇跡の4本指のピアニスト イ・ヒアさん
で書いた、イ・ヒアさんの4本指奏法で思い出したのが、ジャズ・ヴァイブ
奏者ゲイリー・バートンの4本マレット奏法。
イ・ヒアさんが4本指でどれくらいできるのかなといぶかしむ向きもあるで
しょうが、的外れかもしれないけど、ぼくは類推はつきます。というのは、ゲ
イリー・バートンを生で2回観ているからです。
ゲイリー・バートンは4本のマレットで演奏するんですが、それはもう神業、
魔術です。
チック・コリアとのデュオはあまりにも有名だけど、彼らのパフォーマンス
を記録したものでCD1枚だけといわれたら、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00024Z8Z6/showshotcorne-22/ref=nosim
チック・コリア&ゲイリー・バートン・イン・コンサート
を文句なく推薦します。
たった二人とは思えない驚異の音宇宙。あり得ない世界。
ぼくはこの二人の来日コンサートと、ゲイリー・バートングループの来日コ
ンサートを福岡で聴いて、ゲイリー・バートンの神業に圧倒されました。音を
聴いているだけでもどうやって演奏しているのかわからないのに、観たらもっ
とわからない。\(^O^)/
というか、やってることはわかるんだけど、そんなことできるわけがないと
脳が拒否しちゃうんですよ。ほんとにマジック。
ちなみに、ゲイリー・バートンだけじゃ人気がなかったのか、ゲイリー・バ
ートン・グループのコンサートは、ぼくはタダ券もらって行ったんですよね。
このとき、ゲストギタリストは香津美さん(渡辺香津美)で、たぶん、ベースは
アイム・ユア・パルなどの名曲を作ったスティーブ・スワローだったと思う。
香津美とバートンだぞ、お前ら。こんなすごいのを聴きに来なかった福岡の
連中は観る目がないと、中洲で暴れました。\(^O^)/
ゲイリー・バートンをまだ生で観てない人、すぐ驚異の演奏を観たい人は、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00013EZRK/showshotcorne-22/ref=nosim
チック・コリア「ランデヴー・イン・ニューヨーク DVD-BOX」
を買いなさい。高いんだけどさ。
おれはこれ、クリスマスのころ、株で儲かったとき、Tsutayaで3割引だっ
たので衝動買いした。なぜか。ひとえに、ゲイリー・バートンとのデュオがあ
ったから。DVDである以上、また、あの驚異的なテクニックが観られると思っ
たわけ。
9枚組だけど、ゲイリー・バートンとのデュオを3000円で出せば売れる
と思うけどね。
このDVDには、特に、ラブ・キャッスルが入っているのが個人的にちょーう
れしー。「イン・コンサート」のCDが出る前、LPレコード2枚組の時代は、チ
ックのソロによるラブ・キャッスルがあって、これが絶品。もちろん、ゲイリ
ーのソロもあってこれも絶品。でも、このDVDだと、デュオでやってくれてる
んです。それも初っ端。そして、ラストがなんといっても、バド・パウエル!
泣くよ、聴いたら。ほんといいよ。
ディスク9枚組だけど、個人的には、ゲイリー・バートンとのデュオ以外は、
アコースティック・バンドと3カルテット・バンドがあればいいです。\(^O^)/
アコースティック・バンドは、ベースのジョン・パティトゥッチとドラムの
デイヴ・ウェックルだもんね。彼らは、エレクトリック・バンドで鮮烈なリズ
ムセクションとして登場して、フュージョンもすごかったけど、アコースティ
ックなスタンダードもすごくてしびれましたね。
このDVDでは、1977年録音の
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0007OE2Q2/showshotcorne-22/ref=nosim
チック・コリア「マッド・ハッター」
で、新世代4ビートとして、絶賛された「ハンプティ・ダンプティ」を、ジョ
ン・パティトゥッチとドラムのデイヴ・ウェックルがやってるんです。これがま
たかっちょいいのよ。
「マッドハッター」のときのメンバーは、ベースがエディ・ゴメス、ドラム
がスティーブ・ガット。テナーサックスがチックの盟友ジョー・ファレル。
この4ビートはちょーかっこいい。ジャスト・イン・タイムのそれまであり
得ない4ビートで、斬新なリズムイメージが強烈。この曲の思い出は、夏のジ
ャズフェスのときのことなど、あれこれあるけど、もう寝ないとまずいので省
略。
あ、ちなみに、マッド・ハッターのラスト「ザ・マッド・ハッター・ラプソ
ディ」に、ハービー・ハンコックがゲスト出演しているんだけど、以前も書い
たように、あまりにすごい。ハンコックのソロでも歴代ベスト1になるじゃな
いかと思うくらい自由奔放。チックのシンセソロのバッキングからしてすごい
んだけど、自分のソロになったら、いきなりロイク(*)で、音もフレーズもハ
ンコックハンコックしてるもん。\(^O^)/
このアルバムにおけるスティーブ・ガッドのドラムとエディ・ゴメスのベー
スについてもあれこれ書きたいことがあるけど、 寝ないとまずいので省略。
*1 黒いの意味。R&B的、あるいは黒人ジャズ的という意味だろう(笑)。
3カルテットは、ピアノがチック・コリア、ドラムがスティーブ・ガッド、
ベースはエディ・ゴメスに、そしてテナーはマイケル・ブレッカー。こりゃ、
もう、泣くよ。だって、サッカーでいえば、ブラジルの1982年の黄金の中盤か、
2006年のマジック・カルテットだもんね。
ジョー・ファレルとマイケル・ブレッカーが変わった形なんだけど、ぼくは、
マイケル・ブレッカーが吹く「ハンプティ・ダンプティ」をかつて聴いたこと
がある。これ、さっき、省略と書いた話になっちゃうなあ。
あ、もう、ほんと、寝ないと明日大変大変。
とにかく、レコード会社、この3つだけ、それぞれDVDにして出せばいいの
ね。
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http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/05/22/375811
奇跡の4本指のピアニスト イ・ヒアさん
で書いた、イ・ヒアさんの4本指奏法で思い出したのが、ジャズ・ヴァイブ
奏者ゲイリー・バートンの4本マレット奏法。
イ・ヒアさんが4本指でどれくらいできるのかなといぶかしむ向きもあるで
しょうが、的外れかもしれないけど、ぼくは類推はつきます。というのは、ゲ
イリー・バートンを生で2回観ているからです。
ゲイリー・バートンは4本のマレットで演奏するんですが、それはもう神業、
魔術です。
チック・コリアとのデュオはあまりにも有名だけど、彼らのパフォーマンス
を記録したものでCD1枚だけといわれたら、
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チック・コリア&ゲイリー・バートン・イン・コンサート
を文句なく推薦します。
たった二人とは思えない驚異の音宇宙。あり得ない世界。
ぼくはこの二人の来日コンサートと、ゲイリー・バートングループの来日コ
ンサートを福岡で聴いて、ゲイリー・バートンの神業に圧倒されました。音を
聴いているだけでもどうやって演奏しているのかわからないのに、観たらもっ
とわからない。\(^O^)/
というか、やってることはわかるんだけど、そんなことできるわけがないと
脳が拒否しちゃうんですよ。ほんとにマジック。
ちなみに、ゲイリー・バートンだけじゃ人気がなかったのか、ゲイリー・バ
ートン・グループのコンサートは、ぼくはタダ券もらって行ったんですよね。
このとき、ゲストギタリストは香津美さん(渡辺香津美)で、たぶん、ベースは
アイム・ユア・パルなどの名曲を作ったスティーブ・スワローだったと思う。
香津美とバートンだぞ、お前ら。こんなすごいのを聴きに来なかった福岡の
連中は観る目がないと、中洲で暴れました。\(^O^)/
ゲイリー・バートンをまだ生で観てない人、すぐ驚異の演奏を観たい人は、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00013EZRK/showshotcorne-22/ref=nosim
チック・コリア「ランデヴー・イン・ニューヨーク DVD-BOX」
を買いなさい。高いんだけどさ。
おれはこれ、クリスマスのころ、株で儲かったとき、Tsutayaで3割引だっ
たので衝動買いした。なぜか。ひとえに、ゲイリー・バートンとのデュオがあ
ったから。DVDである以上、また、あの驚異的なテクニックが観られると思っ
たわけ。
9枚組だけど、ゲイリー・バートンとのデュオを3000円で出せば売れる
と思うけどね。
このDVDには、特に、ラブ・キャッスルが入っているのが個人的にちょーう
れしー。「イン・コンサート」のCDが出る前、LPレコード2枚組の時代は、チ
ックのソロによるラブ・キャッスルがあって、これが絶品。もちろん、ゲイリ
ーのソロもあってこれも絶品。でも、このDVDだと、デュオでやってくれてる
んです。それも初っ端。そして、ラストがなんといっても、バド・パウエル!
泣くよ、聴いたら。ほんといいよ。
ディスク9枚組だけど、個人的には、ゲイリー・バートンとのデュオ以外は、
アコースティック・バンドと3カルテット・バンドがあればいいです。\(^O^)/
アコースティック・バンドは、ベースのジョン・パティトゥッチとドラムの
デイヴ・ウェックルだもんね。彼らは、エレクトリック・バンドで鮮烈なリズ
ムセクションとして登場して、フュージョンもすごかったけど、アコースティ
ックなスタンダードもすごくてしびれましたね。
このDVDでは、1977年録音の
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0007OE2Q2/showshotcorne-22/ref=nosim
チック・コリア「マッド・ハッター」
で、新世代4ビートとして、絶賛された「ハンプティ・ダンプティ」を、ジョ
ン・パティトゥッチとドラムのデイヴ・ウェックルがやってるんです。これがま
たかっちょいいのよ。
「マッドハッター」のときのメンバーは、ベースがエディ・ゴメス、ドラム
がスティーブ・ガット。テナーサックスがチックの盟友ジョー・ファレル。
この4ビートはちょーかっこいい。ジャスト・イン・タイムのそれまであり
得ない4ビートで、斬新なリズムイメージが強烈。この曲の思い出は、夏のジ
ャズフェスのときのことなど、あれこれあるけど、もう寝ないとまずいので省
略。
あ、ちなみに、マッド・ハッターのラスト「ザ・マッド・ハッター・ラプソ
ディ」に、ハービー・ハンコックがゲスト出演しているんだけど、以前も書い
たように、あまりにすごい。ハンコックのソロでも歴代ベスト1になるじゃな
いかと思うくらい自由奔放。チックのシンセソロのバッキングからしてすごい
んだけど、自分のソロになったら、いきなりロイク(*)で、音もフレーズもハ
ンコックハンコックしてるもん。\(^O^)/
このアルバムにおけるスティーブ・ガッドのドラムとエディ・ゴメスのベー
スについてもあれこれ書きたいことがあるけど、 寝ないとまずいので省略。
*1 黒いの意味。R&B的、あるいは黒人ジャズ的という意味だろう(笑)。
3カルテットは、ピアノがチック・コリア、ドラムがスティーブ・ガッド、
ベースはエディ・ゴメスに、そしてテナーはマイケル・ブレッカー。こりゃ、
もう、泣くよ。だって、サッカーでいえば、ブラジルの1982年の黄金の中盤か、
2006年のマジック・カルテットだもんね。
ジョー・ファレルとマイケル・ブレッカーが変わった形なんだけど、ぼくは、
マイケル・ブレッカーが吹く「ハンプティ・ダンプティ」をかつて聴いたこと
がある。これ、さっき、省略と書いた話になっちゃうなあ。
あ、もう、ほんと、寝ないと明日大変大変。
とにかく、レコード会社、この3つだけ、それぞれDVDにして出せばいいの
ね。
コメント
_ 穴山 ― 2006年05月23日 18時22分48秒
ライオネル・ハンプトンはマレット 2 本でしたが, 同じ要領で両手の人さし指 1 本ずつでピアノも弾きましたね.
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_ ホットコーナーの舞台裏 - 2008年12月05日 04時54分20秒
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http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/12/03/3990865
テレ朝スーパーモーニングで、
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ご無沙汰です。
チックのNYのDVDは、その後バラ売りが出ました。
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さっき、NHK教育を観ていたら、「ろうを生きる 難聴を生きる
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_ ホットコーナーの舞台裏 - 2008年12月29日 11時33分31秒
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リターン・トゥ・フォーエヴァー(RTF)といえば、若きチック・コ
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リターン・トゥ・フォーエヴァー(RTF)といえば、若きチック・コ
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リターン・トゥ・フォーエヴァー(RTF)といえば、若きチック・コ
_ ホットコーナーの舞台裏 - 2010年04月23日 07時17分48秒
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もう軽く1ヵ月以上経つのか。書く暇がなかった。
3月の
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もう軽く1ヵ月以上経つのか。書く暇がなかった。
3月の
_ ホットコーナーの舞台裏 - 2010年06月26日 07時01分57秒
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2010/06/21(月)に、杉並公会堂であった小曽根真&ゲイリー・バートン
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2010/06/21(月)に、杉並公会堂であった小曽根真&ゲイリー・バートン
_ ホットコーナーの舞台裏 - 2011年08月18日 04時58分53秒
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どこで読んだか。アマゾンの素人評?
ハービー・ハンコックのこ
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