高岡詠子「シャノンの情報理論入門 (ブルーバックス)」 ― 2013年01月25日 09時23分34秒
ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
現代のICT、通信とコンピュータ技術の理論的基盤。情報科学、情報工学の
基礎でもある、シャノンの情報理論の入門解説がブルーバックスにありました。
これはなかなかよかったです。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/406257795X/showshotcorne-22/
シャノンの情報理論入門 (ブルーバックス) [新書]
高岡 詠子 (著)
比喩を使った直観的な説明と例を挙げて細かい解説をしてあるが、30数年前
の学生の時に、これがあれば、シャノンの情報理論、おれ、もっと理解が早か
ったんじゃないか。
数学としては、対数だけ知ってればいいです。ま、知らなくても本書で説明
があるので、理解できればいいです。
エントロピーという用語を情報量に使うようアドバイスしたのは、フォン・
ノイマンだったのね。知らなかった。
http://ja.wikipedia.org/wiki/情報量
にも書いてあるね。
あ、エントロピーといえば、我々の世界では、物理学の熱エントロピーでは
なく、情報エントロピーです。
シャノンの標本化定理については、同時期、日本の染谷勲さんが発見してい
ることは、書いてありましたね。同書145ページ。
染谷勲さんの業績に関して、ここにいい話がありますね。
http://blog.goo.ne.jp/geibunkyou/e/bad554a5e93edb2b8fc4850d0c9fa5a2
情報理論のシャノンの定理を同時期に日本人研究者も証明していた(2008.1.14)
しかし、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2012/12/11/6657122
シャノンより先に、理論化を成し遂げた中嶋章(あるいは中島章)さん
で書いた、中嶋章(あるいは中島章)さんのことは出てなかった。
http://museum.ipsj.or.jp/pioneer/a-naka.html
日本のコンピュータパイオニア
中嶋 章(なかしま あきら)1908~1970
高岡詠子さんは、次作の構想もあるそうなので、期待しましょう。
そもそも、本書の解説対象になっているシャノンの本は、これ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480092226/showshotcorne-22/
通信の数学的理論 (ちくま学芸文庫) [文庫]
クロード・E. シャノン (著), ワレン ウィーバー (著), 植松 友彦 (翻訳)
関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2012/12/11/6657122
シャノンより先に、理論化を成し遂げた中嶋章(あるいは中島章)さん
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/09/18/4583891
ちくま学芸文庫、シャノンの「通信の数学的理論」
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/12/19/6249933
フォン・ノイマン「計算機と脳」甘利俊一「情報理論」など、ちくま学芸文庫
---
現代のICT、通信とコンピュータ技術の理論的基盤。情報科学、情報工学の
基礎でもある、シャノンの情報理論の入門解説がブルーバックスにありました。
これはなかなかよかったです。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/406257795X/showshotcorne-22/
シャノンの情報理論入門 (ブルーバックス) [新書]
高岡 詠子 (著)
比喩を使った直観的な説明と例を挙げて細かい解説をしてあるが、30数年前
の学生の時に、これがあれば、シャノンの情報理論、おれ、もっと理解が早か
ったんじゃないか。
数学としては、対数だけ知ってればいいです。ま、知らなくても本書で説明
があるので、理解できればいいです。
エントロピーという用語を情報量に使うようアドバイスしたのは、フォン・
ノイマンだったのね。知らなかった。
http://ja.wikipedia.org/wiki/情報量
にも書いてあるね。
あ、エントロピーといえば、我々の世界では、物理学の熱エントロピーでは
なく、情報エントロピーです。
シャノンの標本化定理については、同時期、日本の染谷勲さんが発見してい
ることは、書いてありましたね。同書145ページ。
染谷勲さんの業績に関して、ここにいい話がありますね。
http://blog.goo.ne.jp/geibunkyou/e/bad554a5e93edb2b8fc4850d0c9fa5a2
情報理論のシャノンの定理を同時期に日本人研究者も証明していた(2008.1.14)
しかし、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2012/12/11/6657122
シャノンより先に、理論化を成し遂げた中嶋章(あるいは中島章)さん
で書いた、中嶋章(あるいは中島章)さんのことは出てなかった。
http://museum.ipsj.or.jp/pioneer/a-naka.html
日本のコンピュータパイオニア
中嶋 章(なかしま あきら)1908~1970
高岡詠子さんは、次作の構想もあるそうなので、期待しましょう。
そもそも、本書の解説対象になっているシャノンの本は、これ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480092226/showshotcorne-22/
通信の数学的理論 (ちくま学芸文庫) [文庫]
クロード・E. シャノン (著), ワレン ウィーバー (著), 植松 友彦 (翻訳)
関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2012/12/11/6657122
シャノンより先に、理論化を成し遂げた中嶋章(あるいは中島章)さん
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/09/18/4583891
ちくま学芸文庫、シャノンの「通信の数学的理論」
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/12/19/6249933
フォン・ノイマン「計算機と脳」甘利俊一「情報理論」など、ちくま学芸文庫
コメント
トラックバック
_ ホットコーナーの舞台裏 - 2013年04月04日 10時25分06秒
ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2013/03/20/6752071
量子情報科学入門、双対性、量子も
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2013/03/20/6752071
量子情報科学入門、双対性、量子も
_ ホットコーナー - 2017年04月06日 10時57分47秒
ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonから。
---
以前、紹介した
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062579685/showshotcorne-22/
脳・心・人工知能 数理で脳を解き明かす (ブルーバックス) 新書
---
以前、紹介した
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062579685/showshotcorne-22/
脳・心・人工知能 数理で脳を解き明かす (ブルーバックス) 新書
_ ホットコーナー - 2018年10月18日 09時28分31秒
ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonから。
---
来年、2019年5月20日にキログラムの定義が変わります。といっても、一般人は気づかないだろうけど、科学的には非常に大変な苦労をし
---
来年、2019年5月20日にキログラムの定義が変わります。といっても、一般人は気づかないだろうけど、科学的には非常に大変な苦労をし
_ ホットコーナー - 2018年10月21日 22時21分46秒
ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonから。
---
最近、地学や海洋関係の話に興味があって、ブルーバックスも、その方面を買って読んだりしてるんだけど、数学や物理のブルーバッ
---
最近、地学や海洋関係の話に興味があって、ブルーバックスも、その方面を買って読んだりしてるんだけど、数学や物理のブルーバッ
_ ホットコーナー - 2020年10月20日 11時38分54秒
ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のブログサービス、アサブロ(https://asahi-net.jp/asablo/ )を使っています。
---
すでに1ヵ月近く経ってしまったが、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2020/09/29/9300236
トラ技ジ
---
すでに1ヵ月近く経ってしまったが、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2020/09/29/9300236
トラ技ジ
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。