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星崎憲夫、町田茂著、町田茂監修「基幹物理学」(てらぺいあ)2009年01月14日 07時02分21秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/12/28/4030161
日経サイエンスで見つけた注目本
志賀浩二「大人のための数学」シリーズ
で名前を出した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4886990177/showshotcorne-22/
基幹物理学 こつこつと学ぶ人のためのテキスト
星崎 憲夫著 町田 茂著 町田 茂監修
を買いました。
 数日前にやっと届いた。でも、風邪で寝込んでました。
 大判の本で、1000ページ以上あるから分厚い。でも、ハードカバーではなく
ソフトカバーなので、手に持ってもページはめくりやすいですね。
 つらつら眺めると、字が大きめでゆったりしたレイアウト。老眼になりつつ
あるおれでも読みやすい。「もう一度きちんと学び直したいと思っている団塊
の人たちにも適合するよう大きな文字を使用した自学自習書である」の面目躍
如だろう。
 よし、今年1年は、これを少しずつやろうなどと思って、その日はそのまま。
 さあ始めようと思ったら、寝込んでしまった。
 やっと熱が下がって動けるようになって、昨夜、まだ頭がぼーっとするけど、
ちょっと見てみようかなと思って、「序文」と「はじめに」を読んでびっくり。
 本書が出版されるまでのドラマ、関係者の思い、尽力は大変なものがあった
んですね。
 本書の出版は2008年4月ですが、著者の一人、星崎憲夫京都大学名誉教授は、
本書の完成をみることなく、2005年9月に、ガンのため亡くなっています。
 そのため、本書のまえがきは、著者に代わって、担当編集者の波多坦氏が書
いています。そこに、出版に至る経緯が述べてあります。
 星崎先生は、京大退官後、四天王寺国際仏教大学教授になって、
--- ここから ---
そこであらためて、日本の高校教育が大学受験のためのスキル向上を重視した
ものになっている実態を知った。それは、入試用の文・理分け教育であり、特
に物理学では文系・理系を問わず効率重視のいくつかの“公式と解法丸暗記”
の学習方法が行なわれていることであった。
 そこから生まれてくるものは学問への興味と関心を失わせ、萎えさせるもの
以外のなにものでもない。当然のことながら、自然現象を数学で読み解いてい
く物理学的な思考方法など育つはずもないのである。
--- ここまで ---
と、愕然とします。

 これと同じ状況があるでしょ。何度も書いてるけど、勝間和代、神田昌典、
中谷彰宏などの、マーケティングテクニックを駆使して売りまくる、中身がな
い安直ビジネス本の世界。彼らをカリスマ扱いする日本の現実と、ビジネスパ
ーソンのスカスカな頭の中身。
 彼らの本は、目先の効率だけ。しかも、効率が上がったようにみえるだけ。
 ~力(~りょく)がついたように思えるのは、一瞬の錯覚でしかない。巷にあ
ふれる安直ダイエットと同じ。薬物、シャブと同じ、一時の夢。
 基本からじっくり鍛え直さないで、力がつくわけがない。そんな簡単なこと
すらわからない、基本に戻る勇気がない、決断ができない連中が、救いを求め
て勝間たちに飛びつく。それでなんとかなるほど、世の中、甘くない。
 勝間たちに飛びつくのは、バカな宗教にハマって、時間と金と労力を巻き上
げられるのと同じ、詐欺に引っかかっているのと同じことに気づかない。これ
もダイエットと同じ。引っかかるのはバカなカモだから、ちょっと目先を変え
ると何度も金を巻き上げることができるのも同じ。だから、カモは何度も引っ
かかって、何冊もあの手の本を買って挑戦しては失敗する。というより、失敗
するように仕組まれている。失敗したほうが何度でもカモれるから。
 あの手の安直ビジネス本を出している出版社も、週刊ダイヤモンドや週刊東
洋経済やらのビジネス誌も、みんなグルで共犯なのに、それに気づかない。
 この人たち、ほんとに、解体されて、粉体化されて、人間としての知力が衰
退、いや知力なんてレベルではなく、健全な常識すらなくしちゃってるんだよ
ね。
 勝間たちが持て囃されるのは、現代日本の病巣がよく出ているんですよ。こ
のカモりやすさだと、勝間和代は、今度の選挙に出たほうがいいね。当選して
総理大臣にまでなっちゃうかもね。それもまた、いかにも今の日本でしょ。
 もっと脱線するが、勝間の本は、10代や20代の若い世間知らずに売れている
のかと思ったら、丸の内あたりでは、30代、40代に売れているそうな。
 もういい年で、世間も知ってるだろうし、分別もあるはずの連中が、ああい
うのに引っかかる。そんなにバカが多いのか、丸の内。オウム真理教に引っか
かった連中を笑えないね。
 よっぽどまっとうな勉強、修行をしてこなかった連中だね。自分で考えずに、
安易に答だけ求める連中だね。共通一次世代とくくったら、まともな共通一次
世代の連中が怒るかな。
 とにかく、日本、終わったなと。これじゃ、そんな30代、40代が引退する30
年後まで、日本の復活はない。とか言いつつ、ああいうのに引っかかるバカと
は違って、日々、黙々と己をまっとうに鍛えている連中もいるだろうから、そ
っちに期待したいね。
 あ、今週の週刊東洋経済(2009/01/17号)の特集が、仕事力劇的アップ勉強法
だって。
 内容が予想できるだけに、表紙見ただけで、もう手に取る気もなくなった。
週刊ダイヤモンドもそうだけど、こういうバカな特集がなくならないと、日本
経済の再生は遠いよ。この手の特集を読んで信じちゃうオツムの出来で、どう
やって国際競争に勝てるのか。編集者も読者もレベルが低すぎないか。

 脱線が長かった。
 日本の物理教育の現状は危機的だ、何とかしたいと星崎先生は考えて、最終
的に本書の構想を得ます。
--- ここから ---
ねらい:
 初学者が、自学・自習できるテキストをめざす。
 物理学全体に対する認識が形成されるように構成する。そのために古典物理
学だけではなく量子物理学への入門をうける。
記事:
 初学者が自学・自習できるように親切・丁寧・平易に記述する。
 導入部では現象に現前したときに感じる感覚を読者と共有できるような記述
をつける。
 展開部では現象に内在する要素を抽出・分析し要素間の関係性を記述する。
これらを数学モデルに求め、検証してまとめとする。
--- ここまで ---

 そして、高校の同期会で出会った編集者と意気投合し、物理学の教科書とし
ては異例のことながら、生物学系の出版社である「てらぺいあ」から出版する
ことになったそうです。
 まえがきでは、高校の同期会で出会った編集者という書き方になっているが、
それは星崎先生視点でのことだから、この編集者というのは、まえがきを書い
ている波多坦氏のことである。
 ちなみに、波多氏は、「てらぺいあ」の社長でもある。
http://www.therapeia.co.jp/kaisha.html
てらぺいあ 会社案内

 町田茂京都大学名誉教授が共著になっているが、これも理由がある。
 前述のように病に倒れた星崎先生は、本書のすべてを書くことはできなかっ
た。そこで、星崎先生と共同研究も行なったことがある町田先生が、星崎先生
が予定しながら書けなかった部分を書き、最終的に本書の形に仕上げたという。
 どの部分を町田先生が書かれたかは、表紙裏、序文やまえがきを読んでくだ
さい。
 町田先生は、微力を尽くしたのみと謙遜しておられるが、他人の構想を書き
継ぐのも大変だし、何事も仕上げが大変だから、ご苦労されたと思います。
 仕上げについては、昔の人は、「百里の道は、九十九里をもって半ばとす」
と、いいこと言ってますもんね。

 個人的には、付録に星崎先生による「数学の復習」という章があって、なん
と100ページ以上!にわたって、数学の復習があるのがいいと思いました。
 というのは、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/10/16/3822336
祝物理本特需、趣味で物理学の本、EMANの物理学、物理のかぎしっぽなど物理
学サイト紹介
で書いたように、30年間数学やってないから、ほんとバカになってて、それで、
去年、ずいぶん、回り道をしましたし、お金も使っちゃったしね。それはそれ
で楽しかったけどね。それが本書だと、1冊ですみますからね。

 今年は、この「基幹物理学」を少しずつでもやって、できれば1年で終わら
せる。終わることが目標じゃなくて、物理学の基幹部分の感覚をしっかり身体
に植え付ける。
 これを目標にがんばります。

===
標題: 追伸
---
 本書まえがきによれば、本書は、「週2時間、年間40週の学習を継続すれば、
約2年で物理学の基幹部分がマスターできる」ということです。
 週2時間なら、少々忙しい社会人でも確保可能でしょう。あとは、やる気と
継続ですね。
 ってか、お前、大丈夫なの?
 ちょー、不安。\(^O^)/ でも、がんばる。

===
標題: 追伸その2
---
 太郎ちゃん(麻生太郎首相)、定額給付金を国民一人当たり1万2千円を配るよ
り、本書を配ったらどうか。
 特に中高生に配ると、本書を読んだ子供たちの中から、すごくまともな奴が
どんどん出てきて、国力の基本が非常に上がって、日本再生・復活。
 もう太郎ちゃんは死んでいるだろうけど、30年後、あのとき、太郎ちゃんが
配った物理学の教科書が、21世紀は日本の世紀と呼ばれる礎になったと、歴史
に残る大政治家として、世界中から絶賛されるようになるよ。
 ならんね。
 そっか、太郎ちゃん、そんな腕力ないもんね。--;

===
標題: Re: 追伸その2
---
>  太郎ちゃん(麻生太郎首相)、定額給付金を国民一人当たり1万2千円を配るよ
> り、本書を配ったらどうか。
>  特に中高生に配ると、本書を読んだ子供たちの中から、すごくまともな奴が
> どんどん出てきて、国力の基本が非常に上がって、日本再生・復活。

 問題は本を読むにも太郎ちゃん、日本語の読解に大いに難がある点です。で、
こうした人が増えていて、だから本が売れないという状態になっているわけ。

 羞恥心とかPABOの連中のような国語力だと、字面を読むことすらできな
いから。俺、おバカブームとスピリチュアルブームって、国民愚民化政策の大
きな帰結点だと思うんだよねぇ。羞恥心と江原啓介というのはコインの裏表だ
と思うのです。

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たま@無精庵
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