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古い話で恐縮ですが2006年12月31日 01時54分13秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 年内に片付けておかないとね。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/03/02/275289
にある、ののさんの最後のコメント。
 ずっと気になっていたのが、
> もし、鈴木先生がこのようなことを書いていたなら、鈴木先生の記述は根本的に間違っています。
ということ。
 これ、ほんとなら、ののさんは、このことを鈴木先生に手紙やメールを書いて訂正させる行動に出ました? あるいは、最低限、自分のウェブやブログでの批判でもいいけれど。
 おれのブログのコメント程度じゃ、経済学に対して真面目な態度じゃないと思うけどね。まさに、あなたのいうチャランポランと同じじゃないの?
 同じことは、
> ああいうこと言ってるのは、今野氏の予算折衝なんかでの個人的恨みと自己宣伝だっていう評価のが多いんだけどね。あのすり替え論理は、業界内でも評判悪いと思いますよ。
もそう。今野先生に手紙やメールなど書いて批判しましたか?
 そこまでいうなら、ののさんなんてニックネームじゃなくて、実名でご当人に批判くらいできないと、研究なんて、何の意味があるんだろうと思うけどね。
 おれからすれば、経済学や学問に対して不真面目な奴にしか思えないね。
 それとも日本の経済学関係のコミュニティって、そんなこともできない風通しの悪いところなの?
 先日の本間大阪大学教授の政府税調会長辞任問題のゴタゴタをみても、今野氏のいうことのほうに説得力が感じられるんだけど。

 ののさんの最初のコメント。
> あのね、現場は中村さんのようにチャランポランじゃないから真面目なんですよ。

 あのね、おれたちの現場も、ののさんのようにチャランポランじゃないよ。
国際競争に晒され続けている業界で、チャランポランで食っていけると思っているの?
 そんな世間知らずが経済学をやってて日本の経済学は大丈夫なのかと思うけどね。ま、ほかに優秀な人たちが当然いるんだろうから、大丈夫なの?
 おれらからみると、日本の経済学コミュニティは、経済論争と言いながら、なんだか、低レベルな文学で、ノンキに内輪の足の引っ張り合いやってる世界に思えますけどね。

> 一般向けの入門書なんて、物理だってそんなモンでしょうがw
から始まる一文。あるいは、
> 日本だけじゃなく、アメリカだってゲーム理論が経済学として意味を 持って主要に教えられるようになったのは80年代だしw

 この問題意識のなさ。
 それでいいとでも思ってる? 人類の知の発見、流通の遅さはなんとかならんのかと感じてないの?
 もし感じてないなら、研究者や技術者の資格はないでしょうね。
 人類にあまり時間は残ってないと思うけどね。100年残っているかどうか。おれは、それくらいの気分ですけど。

> 物理学科出身の俺でも、この程度の経済学の知識は持ってたりするんだから科学素人のプログラマでも、真摯な興味があれば、多少わかるはずなんだけどね。

 これはおれがバカなだけです。
 それでも少しは科学のお役には立ってるはず。守秘義務などあって仕事の内容は明かせないことが多いけれど、これはいいでしょう。
http://www.inoh.org/
INOH Pathway Database
をみてください。

メルセンヌ・ツイスター2006年12月31日 01時54分48秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 メルセンヌ・ツイスターは、知っている人はみんな知っている(当たり前)、高速、高品質な擬似乱数発生法。
 これが、実は、さっき「古い話で恐縮ですが」で書いた、おかしいと思ったら直接文句いわないとだめじゃないかということと、知の流通の遅さはなんとかならんのかという話に関係する。

http://www.soi.wide.ad.jp/class/20010000/slides/03/sfc2002.pdf
松本眞、西村拓士「間違いだらけの擬似乱数選び」
の中に、コンピュータサイエンスの大御所中の大御所クヌース先生に松本氏が食ってかかってる部分がある。
 おれはこれを読んだとき、とてもいいことだと思ったし、と同時に、これだけいいものがなかなか流通しなかったことに問題を感じたね。
 インターネットによって、やっとメルセンヌ・ツイスターが広く世界に知られるようになったのだが、じゃ、ネットがあるから、知の流通はもう大丈夫かといえばむしろ問題が複雑化している。
 バイオの世界だと、もう出てくる論文やデータが多すぎて、いわゆる情報爆発状態。
 それでいまどういうことをやっているかというと、もう、人間が全部論文やデータを読んでいる時間はないので、計算機に読ませて、よさげなものを抽出したり、論文間の関連を調べたり、いろいろやってます。
 Googleなどサーチエンジンは、大きな武器になっているけど、それじゃ、やっぱ全然足りない世界がまだまだあるわけです。優秀な人が、バイオ・インフォマティクスの世界にどんどん来てほしいと思いますね。

 メルセンヌ・ツイスターについては、
http://ja.wikipedia.org/wiki/メルセンヌ・ツイスタ
をどうぞ。
 本家のメルセンヌ・ツイスターのウェブ
http://www.math.sci.hiroshima-u.ac.jp/~m-mat/MT/mt.html
Mersenne Twister: A random number generator (since 1997/10)
は、いまつながりませんね。広島大学お正月休みで止めてるのかな。
 そのうち、つながると思いますが、興味のある人は、行ってみてください。

AIプログラミング2006年12月31日 01時55分25秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 注文していた
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4274066649/showshotcorne-22/ref=nosim
小高知宏著「はじめてのAIプログラミング―C言語で作る人工知能と人工無能」
が来ていて、ざっと眺めましたが、コンパクトにうまくまとめてあるなと思い
ました。
 自然言語処理、音声処理、知識表現、学習、エージェント指向などAIの代表的なトピックをそこそこカバーしています。たしかに各トピックに割く分量は限られているから濃くはないけれど、Cのソースコードもあるし、読みやすく書いてあるし、AIプログラミングのとっかかりとしてはいいんじゃないでしょうか。
 こういう本がなかなか出ない中、最近、この手の本を出し続けているオーム社は立派です。ありがたい、ありがたい。

 AIの本格的な教科書としては、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0137903952/showshotcorne-22/ref=nosim
Stuart J. Russell, Peter Norvig著「Artificial Intelligence: A Modern Approach (2nd Edition)」 (ハードカバー)
が定番です。
 第2版ではなく、原著初版の翻訳はあって、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4320028783/showshotcorne-22/ref=nosim
スチュワート・ラッセル, ピーター・ノーヴィグ著, 古川康一訳「エージェントアプローチ 人工知能」
です。
 どっちもでかくて分厚くて持つのに苦労する本なので、通勤電車で読むには向きません。^^;
 値段も1万5千円くらいする高い本なので、競馬で一発当てるか、図書館に行くなりしてください。\(^O^)/
 ぼくは、株でちょろっと儲かったときに、原著第2版をすぐ購入しました。\(^O^)/

 完全なコード例が豊富に載っている上に、AIプログラミングのいろんな側面を教えてくれる定番本としては、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/1558601910/showshotcorne-22/ref=nosim
Peter Norvig著「Paradigms of Artificial Intelligence Programming: Case Studies in Common Lisp」
があります。
 いま、Googleにいる有名LispハッカーであるPeter Norvigさんが書いているだけあって、Common Lispの教科書としても読める本です。以前、Lispがスクリプト言語よりはるかに速いという例でメモ化を題材に書いたことがあって、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/04/20/334285
Re: ちょっと気になる本
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/04/20/334289
Re: ちょっと気になる本、その2
とあるうち、「その2」のほうに、このNorvigさんの本が出てきます。
 個々のテクニックもさることながら、発想がいかにもLisper的で面白いところを読んでほしいですね。
 Lisperって必ずといっていいほど、ある領域の問題を記述しやすいカスタム言語、すなわち流行り言葉でいばDSL(Domain Specific Language)を設計して、まずインタープリタを書いて、うまく行ったら、コンパイラを書くんですよね。それも強力なマクロがあるからなんですけど。それにいろんなものが取り替え可能なフレームワークを作るのね。
 本書でも、S式記述だけど、本質的には論理型言語の代表Prologである言語のインタープリタを書いて、コンパイラを書いているし、グラフ探索などいろんな検索は、肝のアルゴリズムが取り替え可能になってるし。
 値段は高いけど、Common LispとAIプログラミングが同時に学べるお得な本です。これだけの本がせいぜい1チンポなんだもん。\(^O^)/

 Norvigさんのウェブは
http://norvig.com/
です。
 ここで、本書のソースコードもダウンロード可能です。
 それと、
http://norvig.com/python-lisp.html
Python for Lisp Programmers
は、相当に面白いです。
 何が面白かったかというと、これ、Lisp屋にPythonってJavaより動的で、Lispっぽくていいよといってる文章なんですが、Python屋に対して「へえ、Lispってこういう言語だったのか」と逆方向でも役に立つ文章であること、そして、PythonをRubyに置き換えても、かなり役に立つんじゃないかと思ったのです。
 「RubyはALGOLシンタックスのLisp。\(^O^)/」
というのは、Rubyを知ったこから言い続けていることですが、RubyのあのアイデアはLispのこれなのかと思うことが多いんじゃないかな。
 ついでにいうと、「JavaScriptは、CシンタックスのLisp」です。\(^O^)/
 どっちもLispに及ばないところはあれこれあるけど、動的言語は結局こうなっていくんだなと感じますね。
 Yusuke Shinyamaさんによる日本語訳は、
http://www.unixuser.org/~euske/doc/python/python-lisp-j.html
Lisp プログラマのための Python 入門
にあります。
 こういう地道な活動をやってくれる人のおかげで、以前よりはるかに知の流通が進んでいるのは素晴らしいことだと思うんですが、やっぱ絶対量として足りない感じがぬぐえないんですよね。

朝日ニュースター、安倍政権SP、TVウワサの真相傑作選2006年12月31日 11時35分16秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 朝日ニュースターで、いま、5時間スペシャル「安倍政権の正体!!」という
のをやってます。詳しくは、
http://asahi-newstar.com/program/tanpatsu/onair/061228-002522.html
5時間SP「安倍政権の正体!!」
をどうぞ。
 番組のフォーマットは朝まで生テレビと似ているけど、雰囲気はずいぶん違う。いまのところ、落ち着いて議論になっている。司会は宮崎哲弥。以前も書いたけど、やっぱ、田原総一朗よりいいよ。田原の司会は議論にならないもん。なんでも尻切れトンボで、あとは田原を含めてギャースカ大声でわめく奴らばっかりになる。その一方、3時間のうち、数分すら発言機会が与えられない人間が何人もいる。
 それに比べると、宮崎の司会ぶりは、はるかにまとも。

 正月には、TV ウワサの真相の傑作選がありますね。詳しくは、
http://asahi-newstar.com/program/uwasa/onair/
をどうぞ。
1/2(火)「メディアをダメにした記者クラブの徹底検証」(11月放送)
記者クラブがこの国のジャーナリズムをダメにする
権力の片棒を担ぐ記者クラブ制度を徹底検証!
で思い出したけど、この前、朝日新聞の記者が取材対象から金をもらっていてどうのこうのってのがあったでしょ。この番組をみたとき、あんなの氷山の一角だと思いました。
 実話として、記者クラブのキャップクラスが異動するときには、関連の役所や業界などから、200万円くらい餞別が送られるんだそうです。そういう習慣が少なくとも10年前まで当然のものとしてあったそうです。
 当然、役所や業界は、新聞やテレビの口封じのため、また都合のよいことを書かせ、報道させるためにエサを与えて飼ってるわけですね。そういう新聞やテレビが社会の公器だとか、報道機関だとか偉そうにしているのはなぜ?

 さ、今日も天気がいいので、多摩川だー。\(^O^)/