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Re: ちょっと気になる本2006年04月20日 01時45分43秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/04/08/319429
ちょっと気になる本
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/04/20/334280
ちょっと気になる本の続きと、SICPのことも再論
の続き。
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忙しくて、アップできませんでした。
2006/04/17にjouwa/salonに書いたものです。

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 昨日土曜日、あ、もう、深夜0時を過ぎて月曜になったから一昨日になっち
ゃった、慶応で授業して帰りに渋谷によって買ってきました。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4839919623/showshotcorne-22/ref=nosim
向井淳著「入門Haskell~はじめて学ぶ関数型言語」(毎日コミュニケーション
ズ)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4839919844/showshotcorne-22/ref=nosim
川合秀実著「30日でできる!OS自作入門」(毎日コミュニケーションズ)
を買ってきました。

 Ringのミーティングのとき、弾さんが、もう、書評書きましたといってたの
で、探したら、これですね。
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50447960.html

 まだ読みはじめだけど、おれ、この本、わかりやすいと思いました。少なく
とも、ネット上のHaskell入門の類よりいいんじゃないかな。といって、ネッ
ト上のHaskell入門の類もちゃんと読んだことないんだけど。^^;
 本書に関していえば、もっとプラクティカルな感じがあればいいけど、最初
の入門だから、続編に期待したい。イディオムを集めたレシピ集があればね。
 ほか、書きたいこともあるけど、たとえば、
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50447103.html
のたらい回し関数。tak関数のyを返すのが竹内先生の本来のオリジナルで、い
までは正確にはtakuchi関数と呼ばれているそうです。
 弾さんやみなさん、この辺の由来は、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2005/11/22/151472
をみてください。
 Allegro Common Lisp(ACL)とLispworksのCommon Lispでメモ化したtak関数
をやってみたら、(time (tak 100 50 0))だと実行時間は、0でした。メモ化し
ないバージョンでも(time (tak 12 6 0))は、ぼくのマシン(Lenovoじゃないこ
ろのIBM ThinkPad T41、Pentimum 1.6GHz, メモリ512MB)では、トータル190ms
(0.19)でした。
 Common Lispはコンパイラ(ネイティブコンパイラ)が当たり前だから、スク
リプト言語より10倍以上速くて当たり前ですから驚きはしないんだけど。逆に
いえば、いまのスクリプト言語は遅すぎるんです。やっぱりアマチュアの実装
ですからね。
 でも、マシンが速くなったから実用上十分なスピードになってるってことで
すね。
 それにしても、遅い遅いというのは30年前Lispがいわれたことで、歴史は繰
り返しますね。もちろん、上昇スパイラル的にですけれど。昔のLispしか知ら
ない人は、とっくにLispはCに匹敵するスピードが出ているなんてこと知らな
い人も多いでしょうけどね。
 コンパイラが出したコードを逆アセンブルしてみたら、最適化なしと最適化
版とでずいぶんコードが違うんですね。takのように小さな整数しか扱わない
ものは、fixnumにすると相当にコードが単純化されますね。

 Haskellがメモ化を自動的にできるのは、参照透過性があって、同じパラメ
ータで一度実行した関数は定数化できるからです。こういう最適化が可能なん
です。
 こういう性質はとてもいいので、関数型言語は、昔、並列性やらなんやらも
ずいぶん研究されましたね。そういうのが、やっとアマチュアの手にもやって
きているわけで、いい時代になったなあと思います。10年以内に、アマチュ
アの手に超並列言語がやってきてほしいと思ってます。
 この話、長くなりそうなので、股の機械に。

 あ、モナド。本書の、モナドはdoであるという主張は、いい割り切りと思い
ます。おれはモナドのことちゃんとわかってないけど、おれにいわせると、
「モナドは業の捨て場である」
となります。本書を眺めるまで、Stateモナドなんてものがあることすら知ら
なかったけど、これなんか、まさに業。親の因果が子に祟り。\(^O^)/

 この話も、長くなりそうなので、股の機械に。もう寝ます。^^;

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ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/04/08/319429
ちょっと気になる本
http://iiyu.as

_ ホットコーナーの舞台裏 - 2010年05月06日 09時15分49秒

ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 アメリカは、さすがにAI(人工知能)本が出続けていますね。こういう