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経済学におけるゲーム理論の扱い2006年03月02日 23時06分18秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
 まず最初に、
「府中の図書館から借りて昔読んだ鈴木光男先生の本を、また借りてきていま
す。それとその改訂版にあたるものを買ってきました」
と書いたのは、勘違いでした。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4326550376/showshotcorne-22/ref=nosim
鈴木光男著「ゲーム理論の世界」(勁草書房)
と、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4326500824/showshotcorne-22/ref=nosim
鈴木光男著「新ゲーム理論」(勁草書房)
を混同していました。\(^O^)/ すみません。
 しかもですね。昔読んだ「ゲーム理論の世界」を図書館からまた借りてきた
のに、買ってきたのも「ゲーム理論の世界」だった。大バカ。\(^O^)/
 でも、この本で正解は正解でした。
 僭越ながら、鈴木光男先生へのご祝儀にもなるし。^^;

 時間がないので、詳しくは述べませんが、序章とあとがきを読むだけでも、
日本の経済学においてゲーム理論がどういう扱いを受けてきたか、あれこれ想
像できます。鈴木先生の深い感慨が、簡潔で静謐な文章に込められていると思
いました。
 全部、読むと、ゲーム理論の歴史や、ゲーム理論を作ったフォン・ノイマン
やモルゲンシュテルンがどういう時代背景に生きていたか(簡単にいえば、ナ
チスのユダヤ人狩りの世界)など、いろいろとわかります。
 鈴木先生は戦後まもなく留学してモルゲンシュテルンに学んだ人ですから、
当時のアメリカの状況もよくわかります。当時の科学的な知は、ドイツとその
周辺にいたユダヤ人たちが築いた感があります。
 この本は、ゲーム理論の解説書としては異色で、理論解説よりも背景やら人
物像の記述が多くて、文系の人にも読みやすいんじゃないかな。

 あとがきは、ほんとしみじみとしています。特に、東北の田舎に育った自分
みたいな人間にはゲーム理論なんて向いてないと思っていたけれど、
「私には、土地を耕して種を蒔き、毎日水をやって少しずつ育てて、何年か後
にその結果がわかるような地味な仕事が向いていたのではないかと(略)」
「私は、長い間、日本という土地でゲーム理論という生き物に毎日水をやって
枯らさないようにしてきたに過ぎませんが、幸いそれが成長して、多くの人材
が多方面で活躍するようになりました」
は、人生を蓄積を感じさせる深い言葉。それに
「多くの批判に恵まれたからこそ、現在の私があり得たのだと感謝しておりま
す」
は、実際に批判を糧にして成果を出してきたからこそ、言える言葉。無理解な
批判が多かったことは想像に難くない。
 おれ、これ読んで、高校の世界史の時間に木村先生が、
「太平洋戦争で前線に行った部隊の中では、九州の部隊がすぐ玉砕したがって
どんどん戦死した。その点、東北の部隊は我慢強く粘って、玉砕せずに生きて
帰ってくることが多かった。だから、君らも戦争に行ったときは、東北人の我
慢強さを思い出せ」
などという話をしてくださったのを覚えています。
 九州人は血の気が多くて辛抱が足らないし、捕虜になるくらいなら自決せよ
というのが日本軍の教えだから、戦場のストレスに耐えられなくなると、すぐ
に「もういい。みんな勇ましく散ろうじゃないか。突撃!」といって玉砕した
がるんだそうです。その点、東北人は、厳しいの冬の中で、春の訪れをずっと
待つ生活をしてきているから、辛抱強いんじゃないかと。そういう話でした。

 まあ、おれはもう戦争に行きそうにないけど、いまの20歳以下の人は、行き
そうだな。
 ほんとかよ。
 ほんと、ほんと。北京オリンピックが終わったら、日本は、中国+北朝鮮+
韓国合同軍と戦争だから。\(^O^)/ 徴兵制は2008年だね。\(^O^)/
 戦争のときは、理系は内地で技術開発のことが多くて、戦場に送られるのは
文系の兵が殺された後だから、「理系白書」がいうように日本で虐げられてい
る理系としては、戦争があったほうが社会のバランスが取れるんじゃないか。
\(^O^)/
 とれん、とれん。それに、文系といっても社会上層部の連中は、あれこれ画
策して逃れるでしょ。
 じゃ、理系は、敵を呼び込んで、社会上層部の文系を皆殺しにしてもらって
掃除してもらうほうが、いいってこと? \(^O^)/
 お前、どういう推論機構なんだ。誰もそんなこと言ってねえよ。

 序章には、
「日本でゲーム理論が経済学者の間で用いられるようになったのは、80年代も
後半になってからでした」
とあって、昔、これを読んだとき、驚いたんです。アメリカは、1970年代半ば
過ぎには有効性が認められたそうですが、そのころでも、
「日本では、まだ、『ゲーム理論などは研究しても意味がない』と言うボス教
授もいたようです」
という具合で、日本は1980年代後半になってようやく、それもナッシュ均衡と
コアというごく限られた範囲しか使われてなかったそうです。
 なぜ驚いたかというと、講談社ブルーバックスに入っていたゲーム理論の一
般向け解説書をぼくが読んだのは、中学3年か高校1年くらい。だから、いま
から30数年前の1970年代初頭なんです。

 脱線しますが、読んだというのは実は嘘で、ある勘違いから買ってしまって、
挫折したんです(苦笑)。
 このブルーバックスを買う前に、NHKでコンピュータが出てくる番組があり
ました。その中で、三山崩しというゲームをやってみせてくれたんです。いま
と違って、ディスプレイモニタはなく、テレタイプ端末でした。テレタイプ端
末については、
http://ja.wikipedia.org/wiki/テレタイプ端末
をどうぞ。写真がないのが残念ですが。
 ともかく、中学生のぼくにとっては、コンピュータは人間のゲームの相手を
することもできるんだ!というのが衝撃で、コンピュータってすごいなあと思
ったんです。
 それまでのコンピュータに対するイメージは、数値計算しかできないと思っ
ていた計算機だし、ニュース報道などテレビで使われるコンピュータの映像は、
あとでわかるんだけど、心臓部のプロセッサではなく、磁気テープ装置の中で
テープがキュンキュンと動いている映像だったんです(プロセッサは動きがな
いし、テレビ屋として動いている映像がほしかったんでしょう)。
 だから、コンピュータが入力を受け取って考えて結果を出力して、人間とゲ
ームができるというのが驚きでした。そのイメージがあって、ブルーバックス
のシリーズを読み始めたときに、ゲーム理論の本があったので、コンピュータ
ゲームの本かと思って買ったら、何か違うし難しい。もう少し読めばコンピュ
ータゲームの作り方になるかと思ってもならないので、途中で投げました(爆
笑)。

 その本、今回調べました。まだ売っていました! そして買いました。読む
時間さえあればたぶん、最後まで読めると思う。\(^O^)/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061178172/showshotcorne-22/ref=nosim
モートン・D・デービス著、桐谷維、森克美訳「ゲームの理論入門―チェスか
ら核戦略まで」(講談社ブルーバックス)
です。
 奥付みたら、初版初刷が1973年9月30日! ぼくが今回買ったのは、2003年3
月20日第52刷です。
 いま見ると、すごいんです。序を、モルゲンシュテルンその人が書いている
んです。それから、著者デービス氏による著者序は1969年12月になっています。
 おわかりでしょう? 一般向けの入門解説が日本でも今から30年以上前の
1973年に出ているんです。それでなんで、日本の経済学で認められるのが1980
年代後半なんだろう。おかしな世界だなあと思いました。
 素人向けの解説が出て15年も経ってからやっとプロが認めるのが経済学の世
界? ほかの学問の世界でこんなことってあります? 経済学者は、そんなに
境界領域の仕事に対して鈍感なんですか? おれは、もう経済学は、文学・政
治系経済学と数理系の経済学とはっきり分けたほうがいいんじゃないかとさえ、
思いましたけどね。
 それとも、講談社ブルーバックスの編集部、編集者が異常に時代を先取りし
ていたということですか? だとしたら、桐谷氏による訳者あとがきに、担当
編集者の名前がないのが残念至極ですね。この編集者は、すさまじい慧眼か、
強運の持ち主。
 鈴木先生は、外国で認められてようやく取り入れる体質については批判を書
いておられます。やんわりとですが。

 数々の批判を受けながらも、鈴木先生は、東工大、そして東工大退官後は東
京理科大でゲーム理論の世界水準の研究者を育てていくわけです。これが東大
経済学部や一橋大学なら、経済学もさすがと思うけれど、そうではないんです
ね、残念ながら。そこに日本の経済学のだめさがあると思う。
 鈴木先生のお弟子さんたちの中でも、中村健二郎氏は、「中村の定理」や
「中村ナンバー」に名を残すすばらしい人だったそうですが、1979年にわずか
32歳で亡くなっています。鈴木先生には、よほどショックだったんでしょう。
追悼の意味をこめて、本書では、中村健二郎氏の思い出や年譜なども出ていま
す。

 ほんと、似た名前のお前が代わりに死んだほうが、経済学の科学化、工学化
にはよっぽどよかったのに。お前、いつまで、だらだら生きているんだ。
 すみません。\(^O^)/ 小学校の6年生のときかな。三島由紀夫が市ヶ谷の
自衛隊で割腹自殺したとき、朝のホームルームの時間に、菅先生が、「偉い人、
頭のいい人は早く死んだり、自殺することが多いなあ」とおっしゃったのは、
まだ覚えていて、「おれも大人になったら、早く自殺しよう」などと思ってた
のになあ。
 つーことは、いまだに生きてるのは、バカだし、偉くもないということだな。
 はい。生きててすみません。\(^O^)/

 ゲーム理論家がノーベル経済学賞をとってしばらくした2000年前後からかな。
ゲーム理論の一般向け入門書がいろいろ出るようになったと思うんですが、そ
れまで、ほとんどデービスの本しかなかったように思うんですよ。この辺も盛
り上がりが、遅いなあと。
 最近、ある一般向け入門書で、前述のような木村光男先生の苦労に言及して
いる本に出会いました。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4816337458/showshotcorne-22/ref=nosim
渡辺隆裕著「図解雑学 ゲーム理論」(ナツメ社、図解雑学シリーズ)
です。この最後のほうに「日本のゲーム理論の父」というコラムがあって、そ
こに前述のような話、鈴木先生が苦労して日本のゲーム理論の火を守り、俊英
を育てたことが出てきます。
 図解雑学シリーズは、宇宙や物理ネタのものはいろいろ買ったんですが、ゲ
ーム理論の本は初めてでした。この本は、わかりやすさ、内容の豊富さ、最新
研究トピックのカバー範囲、このバランスが、いま一番いい本だと思いました。

 金融工学(理財工学が明治以来の由緒正しい日本語だそうです)が、経済学の
中でどういう扱いを受けてきたか、日本ではどうだったかも含めて、よくわか
るのが、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4121015274/showshotcorne-22/ref=nosim
今野浩著「金融工学の挑戦―テクノコマース化するビジネス」(中公新書)
です。
 暇ができたら、感想を書くかもしれませんが、予習してください(爆笑)。
 特に第2章を読むと、どういう扱いを受けてきたかが、よくわかります。
 ノーベル経済学賞受賞直前のマートンが滞在していたのは東大理学部数学科
であって経済学部ではないことに注意などという、恨みつらみの発露(笑)、イ
ヤミともいえる記述がいろいろあります。
 工学部と経済学部の学生に対する教授の態度の違いなど、ほぉ、そういうも
んなのかと思う記述もあります。
 なぜ、金融工学といわず理財工学というのか。その思いやら、でも、タイト
ルは一般向けだからなじみの言葉で金融工学になっちゃったしという悔しそう
な思いなど、いろいろ感じることがありますね。
 タイトルに「挑戦」とつけたその思いは、本書からよく伝わってきます。ど
うして経済学界ってこうなの?と思うくらい。
 数式もけっこう出てくるし、理系にも読みやすいんじゃないかな。
 いつものことながら、おれはすっかり内容忘れてましたけど。\(^O^)/
 それとこの前書いたことの訂正になると思いますが、さっきぺらぺらめくっ
て読み直したら、この本では、私立大学経済学部で数学を入試科目に入れてい
るのは、慶応だけと書いてありますね。ぼくが調べたときは、早稲田も入れて
いたと思ったんだけど、ぼくの勘違いでしょうかね。だったら、早稲田、だめ
じゃん。ラグビーだけか。\(^O^)/

 あと、英-Ranさんがメールで教えてくださった
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4872337956/showshotcorne-22/ref=nosim
田中秀臣、野口旭、若田部昌澄編著「エコノミスト・ミシュラン」(太田出版)
は、教わってすぐ読んだんですが、読んだら、英-Ranさんのいうテレビや雑誌
に出たり、安易でトンデモなビジネス書を出している経済学者やエコノミスト
ばかりじゃないんだということがわかるという御説とは逆に、日本の経済学っ
て、どうしてこんなふうなんだろうな、やっぱだめじゃんと思いました。\(^
O^)/
 結局、この人たちが論争している世界は、文学の世界、数学といっても鶴亀
算の世界、群盲象を評すの世界に思えてなりません。
 それも暇があれば書くかもしれませんが。
 Jリーグ開幕だし、今年はワールドカップがあるし、ほかにもネタにしたい
ことはいろいろあるので、どうなることか。
 すみません。

 次、いつ、経済学ネタやるかわからないので、ついでに思い出したこと。
 スティグリッツ経済学の正誤表って、なかったんですよね。出版元の東洋経
済新報社のウェブサイトに行っても。
 間違いがあるのは仕方ないにしても、コンピュータ系は出版社か著者が正誤
表をウェブに出すのは、当たり前なのに、経済学の世界はそう習慣がないんで
すか?
 今回も、早稲田のサイトに行って、藪下史郎の項目をみてもないみたいだし、
東洋経済新報社のサイトを探してもないし、
http://www.toyokeizai.co.jp/pub/stiglitz_nobelprize/index.html
をみてもないし。教科書の間違いで正誤表出さないのは、訳者も出版社も読者
に対して誠意がないといわれても仕方ないでしょう。

 もっとついでにいうと、ノーベル経済学賞という言葉も変なんですよね。
 これ、昔、Ringの飲み会のときに、弾さんたちから教わって、というか、み
んな知ってて、おれだけ知らなかったんですが、日本では、ノーベル経済学賞
というけれど、ノーベル賞じゃないんですね。
 たとえばノーベル物理学賞は、英語だと
The Nobel Prize in Physics
だけど、ノーベル経済学賞は、
The Bank of Sweden Prize in Economic Sciences in Memory of Alfred
Nobel
という名前なんですよね。長すぎるから、日本のマスコミはノーベル経済学賞
というんだろうけど、経済学ノーベル記念賞くらいにして区別しろという意見
もあり得ますよね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/アルフレッド・ノーベル記念経済学スウェーデン銀行賞

http://cruel.org/econthought/schools/nobel.html
経済学におけるノーベル記念賞
あたりをみてください。
 この賞は、アメリカが、経済学の大御所、天才サミュエルソンにノーベル賞
がないのはおかしいといって、スウェーデン銀行を炊きつけたという説まであ
るそうです。
 それをいうなら、なぜ、ノーベル賞に科学の女王である数学がないんだとい
うと、これは、ノーベルの恋敵が数学者で、それで数学賞なんか絶対作らない
とヘソを曲げたという説もあるそうです。「もう、ノーベルって、せこい奴」
というか、人間臭い話ですね。
 Wikipediaみたら、数学者の名前まで載ってますね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ノーベル賞

 こういうのがいろいろあって、ちょっと日本の経済学コミュニティはおかし
いだろうと思いが強くなったし、いまだにそれは変わりません。
 政治系?の経済学者(マクロ経済学者はそう?)が牛耳っている間は、だめな
んじゃないですか。でも、連中、政治力があるから、学問だめでも、抵抗勢力
として生き残るでしょうね。^^;

コメント

_ 英-Ran ― 2006年03月03日 00時58分45秒

> 中村正三郎様
> あと、英-Ranさんがメールで教えてくださった

メールでお薦めしたのは、エコノミスト・ミシュランの著者の一人である野口旭先生の「経済学を知らないエコノミストたち」です。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4535552843/

、中村様にメールした時点ではその本は出てないかと……

鈴木光男先生の本は読んだことがなかったので、読んでみたいと思います。お勧めありがとうございます。

_ sima ― 2006年03月03日 12時46分29秒

「ゲームの理論入門―チェスから核戦略まで」(講談社ブルーバックス)
は、面白そうだと思って何十年も前に読みました。
でも、結局、チェスにも使えないし、どう役にたつのかわからないまま。
囚人のジレンマとかも、子供でもわかるような理屈で理論とかいうほどのもでのもない感じだった。

_ ののさん ― 2006年03月03日 21時13分05秒

事実関係について全く無知なんだから、偉そうなこというのやめればいいのにw
よくそれで「科学」なんて大きなこと言えますねw
知らないことを知ったフリして威張るのは、素人には有効でも
事実を知ってる人からすると、バカに見えますよ。
それだけじゃなく、性格も疑われるし、何より科学的倫理観も疑われます。
せめてIT関係の浮かれバカ相手だけにしておいた方がいいよw

>序章とあとがきを読むだけでも、
>日本の経済学においてゲーム理論がどういう扱いを受けてきたか、
>あれこれ想像できます。

ほとんど欠席裁判を地でいってますね。

鈴木先生の東北大学における個人的な人間関係や、
当の鈴木先生の方の振る舞いがどうだったかってことも全部抜きで、
個人的関係と学問的な歴史を混同している部分のある記述を
根拠に「科学」を語って平気な人って、「科学」的倫理観を疑いますねw

それから、東工大の鈴木スクールが、
ナッシュプログラム以降のゲーム理論の正統的な流れに反して
時代遅れの協力ゲームを中心に推移したことが、
日本のゲーム理論の発展を阻害してないかどうか考えたことありますか?
鈴木先生は偉い人だけど、功罪を考えることはしませんか。
ああ、そうですか、信仰ですね、それ。

さらに、それでも、鈴木スクールの人達は
日本の経済学界で主要な地位を占めているし
弟子の岡田さんは中原賞すら受賞してますよ。
「扱いを受けてきた」ってどういう意味で言ってるんですかね?

>鈴木先生は、東工大、そして東工大退官後は東京理科大で
>ゲーム理論の世界水準の研究者を育てていくわけです。
>これが東大経済学部や一橋大学なら、経済学もさすがと思うけれど、
>そうではないんですね、残念ながら。

確かに中村さんは偉い人だけど、
ゲーム理論の流れとしては、傍流の協力ゲームのほうですが?

東工大スクールが、時代遅れの協力ゲームに固執している間に
東大では80年初頭には非協力ゲームの講義も行われていたし
当然、学者達は70年代からフツーにゲームを研究してましたよ。
(京大でも浅田彰は学生時代ゲーム理論の研究者でしたし
 一橋でも鈴村先生も80年にはゲームによる経済体制論の本を書いてます)
東大の奥野先生は、80年代から非協力ゲームのアメリカの
主流の研究者と共同研究して論文も書いてるし、
そのお弟子さん達はその後アメリカに留学して、世界をリードする
主流・先端のゲーム理論研究者になってますが、なにか?
さらに東大経済を中心とする日本人ゲーム理論研究者は、
国際的にも主要な勢力で、アメリカの主要大学院や
アカポスもとって活躍していて、世界的には東工大より
どう考えても東大の貢献の方が圧倒的に大きいんだけどね。

そういう事実の上で、さらに言うと
べつに東大以下の経済と東工大スクールは
全然対立も反目もしてませんけど、なにか?


>ゲーム理論家がノーベル経済学賞をとってしばらくした2000年前後からかな。
>ゲーム理論の一般向け入門書がいろいろ出るようになったと思うんですが

一般向けの入門書なんて、物理だってそんなモンでしょうがw
単に、ノーベル賞みたいな話題モノにならないのに、一般向け入門書なんか
出しても売れないっていう、出版事情の問題じゃんか。
そんなもんと、専門家が研究してたかどうかを混同するかね?まったくw
ゲームは特にフォーマルな議論が重要だから、入門書なんかいらなかったんですよ。
和書が出なかったのは、国際競争力を持つべき専門研究者は日本語訳じゃなく
原著で読むべき、ということがあるから、単にあえて訳されなかったという
事実があるだけでしょ。(それは今もそうですよ)
その上、主要なテキストみたいなものは、そもそも英語ですら、
出てきたのは90年頃なんだからね。(ルース=ライファとか以外には)
これらの入門的なモノは、その直後に訳されてるしね。
(中級以上は、上記の理由で訳す必要はないし)


>それでなんで、日本の経済学で認められるのが1980
>年代後半なんだろう。おかしな世界だなあと思いました。

あなたが、勝手に間違ったウソを妄想して「おかしな世界」にしてるだけでしょw
おかしいのはあなたの頭の中だけだよw

そもそもね、ハサーニ、ゼルテンらの業績を経て
均衡選択の理論が十分発展して、ゲーム理論が特殊対象だけじゃなく
広く経済問題全般に本当に分析的な意味を持つのに十分なだけ進歩したのが
80年代だからですよ。
日本だけじゃなく、アメリカだってゲーム理論が経済学として意味を
持って主要に教えられるようになったのは80年代だしw
あのね、現場は中村さんのようにチャランポランじゃないから
真面目なんですよ。

よくそこまで、願望と妄想で、勝手な歴史を捏造できるねw
すごいわw 
科学者なら、ふつうもっと真摯に謙虚に学問的興味を持つのんだけどね。
たんに「経済学をクサしたい」という願望だけなんだからw
ま、プログラマは、べつに科学者じゃないからな。

あのね、ゲーム理論と経済学は、あなたが思ってるよりも
ずっと密接に絡み合って解けあって進歩してきたんですよ。
鈴木先生は、ちょっと古い人だから、そういうのが見通せて
いないのに、狭いゲーム理論についていろいろ書いちゃう人なんだけどね。


>渡辺隆裕著「図解雑学 ゲーム理論」

渡辺さんは、東工大スクールですからね、そりゃ師匠ほめるでしょ。
だからなんなんだかw 鈴木先生は確かに偉いですよ。否定しません。
でもそれを、「鈴木先生だけが偉くて、他はダメ」
に変換しちゃうメンタリティーは、オウムの麻原崇拝とかわんないよw
ほんとにスゴイですw 驚嘆ですw

>今野浩著「金融工学の挑戦―テクノコマース化するビジネス」(中公新書)

今野さんも、個人的な感情を刷り込んだ記述は、非常に不公平なものですよ。
(自己宣伝のしすぎです。あの人の性格の問題ですけどね。)

>ノーベル経済学賞受賞直前のマートンが滞在していたのは
>東大理学部数学科であって経済学部ではないことに注意などという

マーコビッツでしょ?
これだって、たかが滞在費用の出所の問題であって、学問的な問題じゃないし。
今野さんも、よくそんなことすり替えるなぁと思うよw
それも彼の政治なんだけどね。本人に自覚がないのがたち悪いけど
マーコビッツの事例一つだけで誇大宣伝する今野氏の問題は不問ですか?
それに、マーコビッツは、その後の研究の動向から
アメリカ国内でもアカポス的には不遇であったことも関係してることも不問ですか?
ふつーに、東大経済にも、一橋経済にも、阪大経済にも
その筋の研究者は、来日して滞在してますけどね。



中村さんは、自分の「思いこみ」に合わせて
自分の読みたいように読んでしまう癖があるようですね。
「文学の世界」の文句を言う前に、中村さんの文学能力に問題がありそうですがw
さならが、中村さんの頭の中は、「妄想宗教の世界」ですね。
自分のお花畑を作っても、それ、「科学」じゃないんだけどねw

あなたは全く知識がないのに、結論だけはなぜか偉そうに大きな事を言いますね。
プログラマは科学者じゃないから、科学的な態度や倫理は考えなくて良いのですね。
楽で良いなあ。
未知な問題に真剣に取り組む必要のない、たかがプログラマって。

_ ののさん ― 2006年03月03日 21時17分30秒

>確かに中村さんは偉い人だけど、
>ゲーム理論の流れとしては、傍流の協力ゲームのほうですが?

これは中村ナンバーの中村さんの事ね。

_ ののさん ― 2006年03月03日 21時57分26秒

ちなみに、
鈴木スクール的な、協力ゲーム偏重じゃなく
非協力ゲームをメインに据えた、正統な経済学とゲーム理論についての
連載が、経済セミナーという学生も読む一般図書に、東大と京大の
経済学部の先生によって書かれたのは、82年のことだったと
思いますけどね。

ゲーム理論といってもね。いろいろな段階があるんだよ。
ゲームという固有の領域を出なかった時代と
それが広く経済研究に使えるまで理論が整って以降の段階が。
当然、後者の段階になって広く普及するのは、経済学だけじゃなく
物理でも何でも同じです。むしろ科学とはそういうモノです。

経済学が科学かどうかは別にして、少なくとも現場は真摯ですからね。

それをどうこう言うのは、科学とはどういうものか、
どのような努力の積み重ねで進歩するのかを全く知らない人ですよ。
(あるいは自分でそういうことをしたことない素人か)

鈴木先生のように、前者の段階から関わってきた人は、
その人なりの固有の想いはあるでしょう。
それに基づいて、ゲーム理論一日千秋を、感慨を持って語るでしょう。
知識があるモノは、それをほのぼのと見ますよ。

だけどね、知識もないのに
自分の「経済学をクサしたい」願望のために
都合よく引いて、利用するのは、鈴木先生に対しても失礼だよ。

_ 通りすがり ― 2006年03月03日 22時34分36秒

ののさん>まさに仰る通りだと思います。

中村様>経済学にいわれのない憎しみを持っておられるのはエントリを拝見して分かるのですが、こんな事を書いてもあなたの無知が明らかになるだけでは?チラシの裏なら別に構いませんが、名のある方がこんな事を書いていても恥をさらすだけだと思いますよ。
あと・・どうでも良い事なのかわかりませんが、「木村光男先生」っていうのはあなたが重視されている誤植でしょうか? もしそうなら訂正お願いしますm(_ _)m

_ ののさん ― 2006年03月04日 01時32分21秒

ついでだから、鈴木先生他についていくつか、情報を補足しておきましょう。

>という具合で、日本は1980年代後半になってようやく、
>それもナッシュ均衡と コアというごく限られた範囲しか
>使われてなかったそうです。

もし、鈴木先生がこのようなことを書いていたなら、鈴木先生の記述は根本的に間違っています。

そもそも鈴木先生は、自分の弟子の業績ばかりを強調する癖があります。
東大経済その他にも70年代後半から、経済としてゲーム理論を使ってきた人達はいますが、
その系譜は、なぜか無視したがる癖があります。
そうしておいて、あたかも日本には東工大系譜しか存在しないかのような演出をしたりします。
それは、老大家の政治ですよ。イヤなことですけどね。
まあ、わかってる人は、「鈴木先生も昔からやって苦労したから」と暖かく見たりしますけどね。

鈴木先生は、ゲーム理論第1世代のモルゲンシュテルン達との交流では
たしかに第1人者ですが、80年代以降の現代的なゲーム理論の世界では
東大の奥野先生たちの方が、圧倒的に人脈は広いですよ。
そのころから時代が変わったんです。鈴木先生は、そこで時代が止まっちゃったけどね。

現在、日本人ゲーム理論研究者として、世界的に名前が通っているのは
東大経済の神取先生、松島先生です。(あと京大経研の梶井先生とか)
彼らはゲーム理論のもっとも主要なテーマに、本質的な貢献をしていて
世界中の経済学者が、ゲーム専攻でなくても名前を知ってるくらいビッグネームです。

でも鈴木さんが育てたという東工大スクールで、そういう人はいますかね?
岡田さん?金子さん?ゲーム専攻でも世界で知ってるかどうか・・・。
中村ナンバーだって、あの当時すごい業績ではあっても非常にマイナーですよ。


ちなみに今野氏の、マーコビッツ逸話についても。
彼は、後半生では数理工学的な方に研究が移って経済やってなかったから
経済学部じゃなく、数学科に滞在するのは、当たり前なんですよ。
そういう方面できてるんだから、そこが滞在費出すの当たり前でしょ。
別に学問的冷遇じゃない。
だって、来日当時だって、東大経済学部で平均分散アプローチ
ちゃんと教えてたんだし。冷遇するわけない。
ああいうこと言ってるのは、今野氏の予算折衝なんかでの個人的恨みと
自己宣伝だっていう評価のが多いんだけどね。
あのすり替え論理は、業界内でも評判悪いと思いますよ。

それと、マーコビッツ自身も、当時は経済の論文を書かなくなり
就職がうまくいかず、コミュニティカレッジの先生になっちゃったりしたせいで
ふてくされたりして、経済の悪口言ったりしたようだけどね。
でも、同系譜のシャープはスタンフォードの教授になったし
ぜんぜん冷遇されてませんけどね。マーコビッツの個人問題だよ。
けっきょくマーコビッツも投資会社の顧問で金儲けたんだし。
そういうドロドロ話が実体だよ。


中村さんは、なぜかそんな素性の怪しい逸話を読んだだけで
>日本の経済学コミュニティはおかしいだろうと思いが強くなったし、
>いまだにそれは変わりません。
なんて結論しちゃうんだよね?
なんだか、永田議員を100倍膨らました感じですね。
情報源をもう少し確かめた方がいいんじゃないのかな?
べつに謝罪はしなくてもいいけどねw
玄人記者には、笑われますよ。

それに「科学」ってそういう井戸端ゴシップのことだっけ?
もっと、学問的な興味とか関心とか、そういう真摯なものじゃなかったっけカナ?
俺には、科学素人のプログラマの人の科学観は理解できないけど。
物理学科出身の俺でも、この程度の経済学の知識は持ってたりするんだから
科学素人のプログラマでも、真摯な興味があれば、多少わかるはずなんだけどね。

浮かれITバカ相手に虚勢はってみせて、小遣いせびる程度なら
そういういい加減なヤクザ文章でも平気なんだろうけどさ。

そういうので「科学」を語るのはやめような。科学に失礼だから。

_ 平凡助教授 ― 2006年11月09日 20時18分38秒

トラックバック URL が分からなかったので,コメントで行きます.中村健二郎の定理について知りたい方は,以下の記事が参考になるでしょう.
●コアにかんする中村の定理
http://theorist.blog6.fc2.com/blog-entry-93.html
●中村の定理の謎
http://theorist.blog6.fc2.com/blog-entry-94.html

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_ 半日庵のつぶやき - 2006年03月06日 22時19分10秒

bewaad institute@kasumigasekiさんより経済学は科学か?にトラッ

_ ホットコーナーの舞台裏 - 2010年01月08日 00時50分36秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 リストのみで失礼。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/453226040X/sh