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惑星は8個。冥王星は脱落! 関連の雑誌と本の紹介もあるよ。2006年08月25日 00時11分04秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 いま、NHKで画面上部に速報が流れました。
 国際天文学連合は、惑星は8個。冥王星ははずすことを決定しました。
 やっぱ、冥王星、惑星からはずれましたね。
 今回、惑星をどうするか投票があると聞いたとき、冥王星をはずすんだろう
なと思いました。だって、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2005/06/12/20022
Re: これで、おれも天文学者だ\(^O^)/
で、書いたように、三鷹ネットワーク大学に行って、太陽系のこと、惑星のこ
と、ちゃんと勉強してたから、冥王星が惑星かどうかはかなり疑問が出ている
のを知ってたもんね。

 1週間前の最初の報道だと、減らすどころか逆にセレス、カロン、
2003UB313を入れて12個にするなどといっていて、冥王星は、現在の惑星では
唯一アメリカ人が発見したものだから、冥王星がはずれるとアメリカのメンツ
が丸つぶれになって、アメリカ人が暴動を起こすくらい大騒ぎになるんじゃな
いか、だからアメリカの圧力で逆に12個に増やすんだなどといろいろいわれて
いました。
 でも、一昨日くらいからかな。冥王星をはずして8個にする修正案が可決さ
れるのではないかということになって、さっき、可決されたようですね。
 上に書いた三鷹ネットワーク大学の文章にも書いたけど、冥王星ってEKBO
(エッジワースカイパーベルト天体、エクボ)と思ったほうが自然なんですって
ね。だから、冥王星からはずれたのは、現在の科学水準からすれば自然でしょ
うね。
 今後は、冥王星などをEKBOの1つと呼ぶか、冥王星族などという惑星とは別
のジャンルを作ってそこに似たようなものを全部入れるかするんでしょうかね。

 さて、いま出ている
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000GIXFV2/showshotcorne-22/ref=nosim
雑誌「ニュートン」2006年9月号
は、なんとまあ、タイムリーなことに、特集が「惑星科学の最前線」です。お
もしろーい。惑星に興味がある人は、この1冊だけでも手に取ってみると、最
前線の研究からわかってきた、えっと驚く話があると思います。
 特集ではないけれど、冒頭に小惑星「イトカワ」の記事もあります。
 そして、「イトカワ」といえば、「イトカワ」に行った探査機「はやぶさ」。
いま、死にかけてるんですよ(泣)。
 ああ、なんとか生きて帰って来い! 早く靖国神社で会おう!
 おいおい、それじゃ、はやぶさもお前も死んでるじゃん。\(^O^)/
 安倍ちゃん。総裁選では、はやぶさ救出を公約に掲げるように。\(^O^)/
 そしたら、おれが連絡して、九州・山口のおれの親戚・友人、全員、安倍ち
ゃん応援するぞ。\(^O^)/ 父ちゃんの安倍ちゃんは総理になれなかったか
らなあ。権力闘争に敗れたとき、親戚一同、「葬式だけは盛大にやってやらん
とな」などといってたもん。まだ、亡くなるずっと前なのに。^^;
 あ、あと、公約には、竹島に水族館作ることを掲げるように。\(^O^)/

 惑星科学といえば、東大松井教授の
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087203212/showshotcorne-22/ref=nosim
松井孝典著「松井教授の東大駒場講義録」
は、実に刺激的だった。太陽系や惑星の成り立ちの話も、新書の入門書として
は深い話が載っています。
 副題に「地球、生命、文明の普遍性を宇宙に探る」とあるように、物理だけ
の話じゃないし、アストロバイオロジーや地球システム的的文明論など、すご
い話がぽろぽろ出てくる。共同幻想の崩壊も、なるほどそういう見方で見直す
こともできるのかと。
 学生が叱られてる。お前ら、やる気あるのかって。\(^O^)/
 おれが27年前、この講義を受けていたら、叱られてばっかりだろうな。たぶ
ん、松井先生のヴィジョンのすごさや、パースペクティブ、視野の広さがわか
んないと思うのね。
 いまならわかるから、非常に刺激的。もし27年前にそれがわかって、こんな
講義受けたら、興奮して寝られず、銀河の果てまで飛んでいっただろうね。\(^O^)/
 おれの中では、物理学、地学、化学、生物学、情報科学など、いろんなピー
スがピタピタとはまっていく快感があって、とっても面白かった。
 竜巻のように、なんでもかんでも巻き込んで上昇していく感じ。
 それでいて、もう、すっかり内容を忘れているところが、おれのすごさ。\(^O^)/
 「いやあ、よかったあ」だけだもんね。\(^O^)/

 出たばかりなのが、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4121018567/showshotcorne-22/ref=nosim
谷口義明著「カラー版 宇宙を読む」
です。
 宇宙から、さまざまな「文(ふみ)」が我々のもとにやって来ている。それを
根気よく丹念に読み続けるのが天文学。天からの文を読む学問ということです
ね。
 そして、人類がこれまで天からの文を読んだ成果を解説した本です。
 カラー写真も多いし、話も平易で面白い。谷口先生、最近、本を出しまくっ
てますね。
 もちろん、惑星の話もあって、冥王星が惑星かどうかは微妙、今後を注目し
ておきたいなどという書き方でしたね。やっぱり、この辺がコンセンサスなん
でしょう。
 一般の人は、冥王星がはずれて惑星が8個になるというのは、クリビツテン
ギョウなんだろうけど、天文学者の間では、むしろ、冥王星をはずすほうが自
然だと同意が取れていたんだろうね。
 あ、いま、NHKニュースで映像が流れた。圧倒的多数で、冥王星をはずすこ
とに決定ですね。
 今後は、矮小惑星とよぶそうです。

 なお、三鷹ネットワーク大学で勉強した模様を書いた「これで、おれも天文
学者だ\(^O^)/」は、いま読み返したら、我ながら、面白いね。

 朝ブロのほうが、ちゃんと記事毎にリンクが自動的についているので、その
リンクを並べておきます。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2005/06/07/18258
これで、おれも天文学者だ\(^O^)/
http://iiyu.asablo.jp/blog/2005/06/12/20021
Re: これで、おれも天文学者だ\(^O^)/
http://iiyu.asablo.jp/blog/2005/06/12/20022
Re: これで、おれも天文学者だ\(^O^)/
http://iiyu.asablo.jp/blog/2005/06/22/23970
「おれも天文学者だ」シリーズ第2弾

 でも、第3回というか第3弾を結局書いてないね。だめだねー。代わりに
http://iiyu.asablo.jp/blog/2005/08/05/40464
天文台マダム日記
なんて書いてたんだね。^^;
 あ、マダム=人妻で、物理学の本を紹介しようとして2ヵ月ほど経っている
話を思い出した。
 LL Ring(Lightweight Language Ring)が終わらないと書けない。今度の土曜
日午前からだから、LL Ring、みんな、早起きして観に来てね。
 一応、LL Gongの審査員もやることになっちゃったし。^^;

http://ll.jus.or.jp/2006/event
LL Ring