Lispの父、ジョン・マッカーシー先生がお亡くなりになりました ― 2011年11月07日 09時08分43秒
ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
標題: ジョンマッカーシー
---
ジョンマッカーシーさんも話題になるんですかね。
10月24日にお亡くなりなりました。
LISPが規格化されたりしてから時間もたつのであまりニュースにならなかったですね。
やっぱり形があってお金が動いてるもの扱ったジョブスが優位なんでしょうか。
なんて考えるのは貧乏人だからでしょうか。
・・・
下村
===
標題: ジョン・マッカーシー先生がお亡くなりになりました
---
えーっ、大ショック!
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/11/05/6188368
2日間みっちり! Lispチュートリアル & 事例紹介セミナー
を書いたばかりなのに。
http://jp.techcrunch.com/archives/20111024creator-of-lisp-john-mccarthy-dead-at-84/
Lispの創案者、ジョン・マッカーシー逝去(84歳)
http://ja.wikipedia.org/wiki/ジョン・マッカーシー
http://astand.asahi.com/magazine/wrscience/2011103100015.html
「人工知能」研究の創始者ジョン・マッカーシーを追悼する
つい、先日、リッチー先生も亡くなったしね。
あれ? 書いたつもりなのに書いてないね。Twitterで流しただけなのかな。
ついでといってはなんだが、デニス・リッチー先生死去の話も。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1110/14/news018.html
C言語の開発者、デニス・リッチー氏が死去
http://jp.techcrunch.com/archives/20111013father-of-c-and-unix-dennis-ritchie-passes-away-at-age-70/
C言語およびUNIXの父、デニス・リッチー死去 ― 享年70歳
http://ja.wikipedia.org/wiki/デニス・リッチー
両先生のご冥福をお祈りいたします。
ああ、今年は、おれにとって重要な人がよく亡くなる。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/03/07/5726935
管理工学研究所の元社長、吉村鐵太郎さんが急逝されました。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/03/08/5727791
Re: 管理工学研究所の元社長、吉村鐵太郎さんが急逝されました。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/03/09/5730475
吉村鐵太郎さんは「業界の良心」だった。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/04/22/5819858
芝原茂さんが、急逝されました
>やっぱり形があってお金が動いてるもの扱ったジョブスが優位なんでしょう
か。
ジョン・マッカーシー先生は、ぼくにとっては、スティーブ・ジョブズなん
かより遙かに大きな影響を与えてくれた人物です。コンピュータ界が生んだ20
世紀の天才の一人です。
いま、50歳を過ぎて、人生を振り返って思うのは、20歳くらいのときに、マ
ッカーシー先生が生み出したLispに出会ってほんとによかったということ。
プログラミング言語の枠を大きく超えて、ぼくの思考や嗜好、もののとらえ
方に非常に大きな影響を与えてくれました。
なーんだ。プログラミング言語は、全部、Lispの亜流じゃん。\(^O^)/
なーんだ。コンピュータの世界にも東洋思想があるじゃん。\(^O^)/
マッカーシー先生およびLispの影響は、ぼくの中では、仏教哲学、筒井康隆
のSF、山下洋輔のジャズに匹敵します。
要は、やっちゃいけないものはない。やってできないものはない。という根
源思想です。
マッカーシー先生が自ら書いたLispの回想録があります。
http://www-formal.stanford.edu/jmc/history/lisp/lisp.html
History of Lisp
John McCarthy
Artificial Intelligence Laboratory
Stanford University
12 February 1979
をどうぞ。
マッカーシー先生のウェブは、
http://www-formal.stanford.edu/jmc/
John McCarthy's Home Page
をどうぞ。
ぼくが、Franz社と数理システムのLispセミナーで話したスライドがある。
いま、読んでも爆笑だな。
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/lisp20061121/lisp.html
Lispとは何か
上記、「プログラミング言語は、全部、Lispの亜流」「コンピュータの世界
にも東洋思想がある」ということが、よくわかります。\(^O^)/
「マッカーシー」や「McCarthy」で検索すると、次が出てくる。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2005/09/16/76723
Peter Seibel著「Practical Common Lisp」(Apress)
http://iiyu.asablo.jp/blog/2005/11/22/151472
Lisp特別イベントその2
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/07/03/3607518
祝Lisp誕生50周年とジェネレーティブプログラミング
http://iiyu.asablo.jp/blog/2005/06/17/22017
国際Lisp会議
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/08/20/3700493
サイエンスネット復刻
ブログを始める前のウェブにもいくつかある。
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/virus-utsurundesu.html
「ウイルス伝染(うつ)るんです」(廣済堂出版)
の中程、
齊藤さんから(2001/06/19)
に、
--- ここから ---
後輩にLispの父であるマッカーシー先生からのメールをもらった奴がいて、う
らやましいです。
--- ここまで ---
とある。
これ、九州工業大学(九工大)の梅田先生です。
梅田先生が持っているマッカーシー先生からメールは、ますます家宝ですね。
以前も書いたけれど、梅田先生は、Emacsで動くニュースリーダーGnusを書
いて世界に広めましたが、Gnusについてマッカーシー先生から質問のメールが
来たそうです。大事に大事に持ってるそうです。
そりゃ、そうですよね。神様がいきなり降臨ですからね。\(^O^)/
umerin、マッカーシー先生の死去のこと、知ってるかな。教えてやろう。
http://ja.wikipedia.org/wiki/Gnus
http://www.gnus.org/
Gnus
その他、自分のウェブを検索して引っかかったもの。
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/wabijo64.html
乳の詫び状(2003/02/27)
標題: Lispネタ
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/wabijo81.html
乳の詫び状(2004/07/27)
標題: Schemeは「実用的なものを書くのに力不足」か?
から
--- ここから ---
最後に紹介しようと思っていたのは、Lispの父、John McCarthy大先生(こう
いう大仰な言い方は、嫌うだろうけど)のウェブ
http://www-formal.stanford.edu/jmc/
です。ここに、1960年(いまからほとんど半世紀前!)のACMに載ったLispの論
文があって、それを紹介したいと思っていました。詳しくは、
http://www-formal.stanford.edu/jmc/recursive.html
Recursive Functions of Symbolic Expressions and their Computation by
Machine (Part I).
をどうぞ。
--- ここまで ---
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/wabijo57.html
乳の詫び状(2002/07/28)
標題: ITRONに関して
標題: ジョンマッカーシー
---
ジョンマッカーシーさんも話題になるんですかね。
10月24日にお亡くなりなりました。
LISPが規格化されたりしてから時間もたつのであまりニュースにならなかったですね。
やっぱり形があってお金が動いてるもの扱ったジョブスが優位なんでしょうか。
なんて考えるのは貧乏人だからでしょうか。
・・・
下村
===
標題: ジョン・マッカーシー先生がお亡くなりになりました
---
えーっ、大ショック!
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/11/05/6188368
2日間みっちり! Lispチュートリアル & 事例紹介セミナー
を書いたばかりなのに。
http://jp.techcrunch.com/archives/20111024creator-of-lisp-john-mccarthy-dead-at-84/
Lispの創案者、ジョン・マッカーシー逝去(84歳)
http://ja.wikipedia.org/wiki/ジョン・マッカーシー
http://astand.asahi.com/magazine/wrscience/2011103100015.html
「人工知能」研究の創始者ジョン・マッカーシーを追悼する
つい、先日、リッチー先生も亡くなったしね。
あれ? 書いたつもりなのに書いてないね。Twitterで流しただけなのかな。
ついでといってはなんだが、デニス・リッチー先生死去の話も。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1110/14/news018.html
C言語の開発者、デニス・リッチー氏が死去
http://jp.techcrunch.com/archives/20111013father-of-c-and-unix-dennis-ritchie-passes-away-at-age-70/
C言語およびUNIXの父、デニス・リッチー死去 ― 享年70歳
http://ja.wikipedia.org/wiki/デニス・リッチー
両先生のご冥福をお祈りいたします。
ああ、今年は、おれにとって重要な人がよく亡くなる。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/03/07/5726935
管理工学研究所の元社長、吉村鐵太郎さんが急逝されました。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/03/08/5727791
Re: 管理工学研究所の元社長、吉村鐵太郎さんが急逝されました。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/03/09/5730475
吉村鐵太郎さんは「業界の良心」だった。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/04/22/5819858
芝原茂さんが、急逝されました
>やっぱり形があってお金が動いてるもの扱ったジョブスが優位なんでしょう
か。
ジョン・マッカーシー先生は、ぼくにとっては、スティーブ・ジョブズなん
かより遙かに大きな影響を与えてくれた人物です。コンピュータ界が生んだ20
世紀の天才の一人です。
いま、50歳を過ぎて、人生を振り返って思うのは、20歳くらいのときに、マ
ッカーシー先生が生み出したLispに出会ってほんとによかったということ。
プログラミング言語の枠を大きく超えて、ぼくの思考や嗜好、もののとらえ
方に非常に大きな影響を与えてくれました。
なーんだ。プログラミング言語は、全部、Lispの亜流じゃん。\(^O^)/
なーんだ。コンピュータの世界にも東洋思想があるじゃん。\(^O^)/
マッカーシー先生およびLispの影響は、ぼくの中では、仏教哲学、筒井康隆
のSF、山下洋輔のジャズに匹敵します。
要は、やっちゃいけないものはない。やってできないものはない。という根
源思想です。
マッカーシー先生が自ら書いたLispの回想録があります。
http://www-formal.stanford.edu/jmc/history/lisp/lisp.html
History of Lisp
John McCarthy
Artificial Intelligence Laboratory
Stanford University
12 February 1979
をどうぞ。
マッカーシー先生のウェブは、
http://www-formal.stanford.edu/jmc/
John McCarthy's Home Page
をどうぞ。
ぼくが、Franz社と数理システムのLispセミナーで話したスライドがある。
いま、読んでも爆笑だな。
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/lisp20061121/lisp.html
Lispとは何か
上記、「プログラミング言語は、全部、Lispの亜流」「コンピュータの世界
にも東洋思想がある」ということが、よくわかります。\(^O^)/
「マッカーシー」や「McCarthy」で検索すると、次が出てくる。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2005/09/16/76723
Peter Seibel著「Practical Common Lisp」(Apress)
http://iiyu.asablo.jp/blog/2005/11/22/151472
Lisp特別イベントその2
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/07/03/3607518
祝Lisp誕生50周年とジェネレーティブプログラミング
http://iiyu.asablo.jp/blog/2005/06/17/22017
国際Lisp会議
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/08/20/3700493
サイエンスネット復刻
ブログを始める前のウェブにもいくつかある。
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/virus-utsurundesu.html
「ウイルス伝染(うつ)るんです」(廣済堂出版)
の中程、
齊藤さんから(2001/06/19)
に、
--- ここから ---
後輩にLispの父であるマッカーシー先生からのメールをもらった奴がいて、う
らやましいです。
--- ここまで ---
とある。
これ、九州工業大学(九工大)の梅田先生です。
梅田先生が持っているマッカーシー先生からメールは、ますます家宝ですね。
以前も書いたけれど、梅田先生は、Emacsで動くニュースリーダーGnusを書
いて世界に広めましたが、Gnusについてマッカーシー先生から質問のメールが
来たそうです。大事に大事に持ってるそうです。
そりゃ、そうですよね。神様がいきなり降臨ですからね。\(^O^)/
umerin、マッカーシー先生の死去のこと、知ってるかな。教えてやろう。
http://ja.wikipedia.org/wiki/Gnus
http://www.gnus.org/
Gnus
その他、自分のウェブを検索して引っかかったもの。
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/wabijo64.html
乳の詫び状(2003/02/27)
標題: Lispネタ
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/wabijo81.html
乳の詫び状(2004/07/27)
標題: Schemeは「実用的なものを書くのに力不足」か?
から
--- ここから ---
最後に紹介しようと思っていたのは、Lispの父、John McCarthy大先生(こう
いう大仰な言い方は、嫌うだろうけど)のウェブ
http://www-formal.stanford.edu/jmc/
です。ここに、1960年(いまからほとんど半世紀前!)のACMに載ったLispの論
文があって、それを紹介したいと思っていました。詳しくは、
http://www-formal.stanford.edu/jmc/recursive.html
Recursive Functions of Symbolic Expressions and their Computation by
Machine (Part I).
をどうぞ。
--- ここまで ---
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/wabijo57.html
乳の詫び状(2002/07/28)
標題: ITRONに関して
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_ ホットコーナー - 2016年02月03日 10時13分42秒
ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonから。
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少し前のニュースですが、AI(人工知能)の父、マーヴィン・ミンスキー先生が亡くなっていました。
https://twitter.com/shownakamura/status/6921
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少し前のニュースですが、AI(人工知能)の父、マーヴィン・ミンスキー先生が亡くなっていました。
https://twitter.com/shownakamura/status/6921
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