CTM、本日、全国発売日(らしい) ― 2007年11月08日 06時54分56秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/10/28/1875396
CTM/CTMCP/ガウディ本の翻訳、先行発売!\(^O^)/
で、先行発売のことを書いた
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798113468/showshotcorne-22/
セイフ・ハリディ, ピーター・ヴァン・ロイ, 羽永洋訳「コンピュータプログ
ラミングの概念・技法・モデル」
先行発売によるテスト販売も好調だったそうです。そして今日いよいよ全国
発売のようですね。
昨日、現物を入手しました。いいわあ。\(^O^)/
オビにある
--- ここから ---
プログラミングとは何か?
さまざまなプログラミングパラダイムの長所・短所が同時に学べ、プログラ
ミングとは何か、その本質を計算モデルから深く理解できる1冊。
マルチパラダイムをサポートするOz(オズ)言語とMozart(モーツアルト)シス
テムによって実際にプログラムを動かしながら学習
将来の飛躍に備え、幅広い基礎を確立するための必読書
--- ここまで ---
は、ほんと、そう思います。
本書でメインに使われているOz言語以外にも、PrologやHaskellやErlangな
ども採り上げて、どういう計算モデルなのかも詳しく解説してあります。つま
り、各種プログラミング言語の背景にある計算モデルもよくわかるようになっ
ています。これを逆方向で考えると、そういう計算モデルをどう言語仕様に反
映させているか、言語設計のこともわかるわけ。
予想より1年くらい早く翻訳が出たからうれしいですね。
翔泳社は地道にこういうコンピュータサイエンスやソフトウェア工学の本を
出してくれて、ありがたいことです。これも古田島さんのおかげですね。あり
がとう。
いまね、海外のいい教科書や良書の翻訳を出すのは難しいんですって。日本
のコンピュータ系出版社は萎縮しちゃって、もっと安く手軽に作れて儲かりそ
うな本ばっかりやる方向になってるからだそうです。
ま、以前
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/05/23/1527799
共立出版「アルゴリズム・サイエンスシリーズ」
で、紹介した共立出版のようなところは別ですけど。
だから、英語は読めるほうがいいですよ。海外はいまでもどんどんいろんな
本が出ている。それらが日本語になる確率は、現状、非常に低い。かといって、
日本オリジナルのいい本がどんどん出るかというと、これも望み薄。よって、
日本語しか読めないと、海外との差はどんどん開くだけというのが現実。
コンビニって狭いから、売れ筋、死に筋商品を徹底して選別して並べるとい
う話があるでしょ。でも、それじゃ、教育や文化の場合、だめなんだよね。売
れ筋以外の、なんか変な本とか、数は売れなくても良書とか、そういうのがた
くさんないと森にならないんですよね。
森が育つためには、こういう訳本はすぐ買うようにしています。売れ行きが
そこそこあれば、もう1冊やってみるかと出版社も思うから。
ということで、CTMが出てくれて、非常に喜んでおります。
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http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/10/28/1875396
CTM/CTMCP/ガウディ本の翻訳、先行発売!\(^O^)/
で、先行発売のことを書いた
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798113468/showshotcorne-22/
セイフ・ハリディ, ピーター・ヴァン・ロイ, 羽永洋訳「コンピュータプログ
ラミングの概念・技法・モデル」
先行発売によるテスト販売も好調だったそうです。そして今日いよいよ全国
発売のようですね。
昨日、現物を入手しました。いいわあ。\(^O^)/
オビにある
--- ここから ---
プログラミングとは何か?
さまざまなプログラミングパラダイムの長所・短所が同時に学べ、プログラ
ミングとは何か、その本質を計算モデルから深く理解できる1冊。
マルチパラダイムをサポートするOz(オズ)言語とMozart(モーツアルト)シス
テムによって実際にプログラムを動かしながら学習
将来の飛躍に備え、幅広い基礎を確立するための必読書
--- ここまで ---
は、ほんと、そう思います。
本書でメインに使われているOz言語以外にも、PrologやHaskellやErlangな
ども採り上げて、どういう計算モデルなのかも詳しく解説してあります。つま
り、各種プログラミング言語の背景にある計算モデルもよくわかるようになっ
ています。これを逆方向で考えると、そういう計算モデルをどう言語仕様に反
映させているか、言語設計のこともわかるわけ。
予想より1年くらい早く翻訳が出たからうれしいですね。
翔泳社は地道にこういうコンピュータサイエンスやソフトウェア工学の本を
出してくれて、ありがたいことです。これも古田島さんのおかげですね。あり
がとう。
いまね、海外のいい教科書や良書の翻訳を出すのは難しいんですって。日本
のコンピュータ系出版社は萎縮しちゃって、もっと安く手軽に作れて儲かりそ
うな本ばっかりやる方向になってるからだそうです。
ま、以前
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/05/23/1527799
共立出版「アルゴリズム・サイエンスシリーズ」
で、紹介した共立出版のようなところは別ですけど。
だから、英語は読めるほうがいいですよ。海外はいまでもどんどんいろんな
本が出ている。それらが日本語になる確率は、現状、非常に低い。かといって、
日本オリジナルのいい本がどんどん出るかというと、これも望み薄。よって、
日本語しか読めないと、海外との差はどんどん開くだけというのが現実。
コンビニって狭いから、売れ筋、死に筋商品を徹底して選別して並べるとい
う話があるでしょ。でも、それじゃ、教育や文化の場合、だめなんだよね。売
れ筋以外の、なんか変な本とか、数は売れなくても良書とか、そういうのがた
くさんないと森にならないんですよね。
森が育つためには、こういう訳本はすぐ買うようにしています。売れ行きが
そこそこあれば、もう1冊やってみるかと出版社も思うから。
ということで、CTMが出てくれて、非常に喜んでおります。
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