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山下洋輔「ラプソディ・イン・ブルー」2006年11月05日 04時50分49秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のtti/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 「パプリカ」「裏辞典」で盛り上がりのところ、失礼します。
 恥ずかしながら、洋輔さんの「ラプソディ・イン・ブルー」のCD、今頃、買
って来ました。クラシックのジャズ解釈に興味を持ち始めたので。
 家に帰って開けてびっくり。ライナーノーツは筒井さんじゃないですか。そ
ういえば、エッセイ集で読んだような。さらに驚きは洋輔さんのエッセイも。
 CDの入れ物の裏面にある演奏者や録音場所の記録には、ちゃんと「ライナー
ノート:筒井康隆」と書いてあるし、CDのオビというのか、あの端についてる
カバーみたいなもの。あれには、「山下洋輔自身による書下ろしエッセイ掲載」
と書いてある。全然気づかずに買ったので、とってもラッキー気分、お買い得
感いっぱい。\(^O^)/

 筒井さんのライナーノートの書き出し。

「山下洋輔の本質は、陽気な、乾いたサディズムであるように思われる」

 この1行でライナーノート終わりといわれても、誰も文句は言えませんね。
\(^O^)/

 録音は1986年だから20年前。CDは、そのデジタルリマスター版。楽屋で談笑
している洋輔さんと筒井さんの当時の写真が出ています。もう20年前なんです
ね。

 演奏は素晴らしいを通り越して、ぶっ飛びます。洋輔さんがやるとこういう
解釈なんだ。聴きながら、自分の意識が前後左右上下に押し広げられるのがわ
かるほど。
 中でも、 ノクターン第二番ホ長調作品9-2(F. ショパン)と乙女の祈り(B.
ジェフスカ)は、すごい。
 メルヘンチックな乙女の世界の出だしが、少しジャズっぽくなって酒も覚え
てみたいな感じになって、マンガでいえば少女漫画のお花のいっぱいの世界か
ら少しリアルな画の大人のストーリー漫画になって。
 と思ったら、あなた。「おらおらおら。なに、しとんぞ。わんら」で、いき
なり、谷岡ヤスジだもんね。\(^O^)/
 と思ったら、また、少女漫画の世界に戻って。
 と思ったら、バター犬が出て谷岡ヤスジ。\(^O^)/
 洋輔さんがギャロギャロ弾いている瞬間は、谷岡ヤスジが描く、人が全力疾
走している絵、足がいっぱい描いてある絵が浮かんできました。
 一番わかりやすい形で、既成概念、既存の解釈をぶっ飛ばしてくれますね。

 そうそう。来年2007年の山下洋輔ニューイヤーコンサートの案内が東京オペ
ラシティから来ました。なんとセシル・テイラーとのデュオ。フリージャズの
巨人があいまみえるわけですね。ティラノサウルスみたいな恐竜2頭がオペラ
シティで暴れるわけですよね。行きたいような、聴きに行くと意識をぶった切
られて病院送りになりそうな気もするし。
 乙女の私、ちょっと怖い。^^;

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000CD7XV/showshotcorne-22/ref=nosim
山下洋輔「ラプソディ・イン・ブルー」

http://www.operacity.jp/concert/2006/070110_about.php
東京オペラシティ ニューイヤー・ジャズ・コンサート2007
セシル・テイラー&山下洋輔

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ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 新春恒例「東京オペラシティ・ニューイヤー・ジャズ・コンサ