Google
ブログ(iiyu.asablo.jpの検索)
ホットコーナー内の検索
 でもASAHIネット(asahi-net.or.jp)全体の検索です。
 検索したい言葉のあとに、空白で区切ってki4s-nkmrを入れるといいかも。
 例 中村(show) ki4s-nkmr

ウェブ全体の検索

ちょっと気になる本の続きと、SICPのことも再論2006年04月20日 01時42分34秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/04/08/319429
ちょっと気になる本
の続き。
---
忙しくて、アップできませんでした。
2006/04/13にjouwa/salonに書いたものです。

---
 しみずさんから。
--- ここから ---
ごぶさたしております。
思わず嬉しくなってしまったので、メールを差しあげます。
何でもHaskell本が出るとか。
すばらしいですね!!
また、中村さんのおコトバが素晴らしい。

> プログラミングでも、いまが旬のAjaxとか、言語でもRubyとか、雨後の
筍の
>ように出てる本は、フツーの人が買うだろうから、おれがわざわざ買う意
味が
>あまりないだろうし、もし買うなら、そのうちいい本だけ残ってから買っ
ても
>いいしね。

その昔、湯浅先生の「入門scheme」を買った時に同じ気持ちでした。また、ク
ヌース先生のTheArtOfシリーズを(読めてないのに)買い続けてるのも全く同
様です。SICP本も買ってたりします。(これは中村さんの推薦がなければ気づ
いていませんでした。改めて感謝です)
今回のHaskellも早速買います。
ところが、回りでHaskellって言っても誰一人知らないんです。

思うのですが、日本の技術屋って「大人」ですよね。すごくガマンして勉強し
てるように思います。ガマンしてるからこそ効率を求めてしまって、だからこ
そ本質を丁寧に解きほぐす本よりも速効のある即物的な本に手を出しちゃうん
でしょうね。

これってすごくモッタイないことだと思います。せっかくの貴重な時間をガマ
ンで過ごすなんて。どうせなら、10年や20年使える知識を得られる本を読めば
良いのに、、、って思います。

ずいぶん昔に、コンピュータアーキテクチャ(ヘネパタ本)を読みましたが、
その知識は今でも十分に実用的です。もっと昔に木村泉先生の「ソフトウェア
作法」を読みましたが、その精神は今でも価値を失っていません。

こういうことを書いていると、その昔にテッドネルソンが言ってたコトバを思
い出します。
「どうしてゲームソフトは面白いんだろうって?そりゃゲームが
 好きで四六時中そればかり考えている人が作ってるからさ」
「じゃ、どうしてビジネスソフトは面白くないんだろう?」
「そりゃ、休日には仕事を忘れて釣りやアウトドアで楽しむ
 ことばかり考えてる人が作ってるからだよ」

さもありなん。

おまけ。

最後に書かれていた「古籏一浩」さんですが、なつかしやですね。
かつて、Oh!MZで「MZ700に不可能はない」と豪語した猛者です。
あのキャラ単位のグラフィックしか扱えなかったMZ700でスペースハリアー
(3Dビューのゲームのはしりです)を実現したというとてつもない方でした。
当時、中学生か高校生だったと思います。
# 今はもうおじさんでしょうが^^
--- ここまで ---

 古籏一浩さんて、そういう人なんですか。すごいですね。

> 10年や20年使える知識を得られる本を読めば良いのに

 これは、ほんとそうです。年をとるとなおのこと、そう思いますよ。若いと
きに理論的本や基礎が作れるような本を、大学教育を含めて勉強できていてよ
かったなと。流行の技術なんて、その応用ばかりだもんね。
 その一方で、もっとちゃんと勉強しておけば、よかったなあと思うことも多
いですね。たとえば、この前、書いたと思うけど、いま、おれ、AIのプログラ
ミングなんぞしこしこ勉強しているんです。そういえば、制約やルールベース
のプロミング、昔あったし、少しやったよね。だもんで、PrologとかCommon
Lispとかでちょこちょこやってみたり。やっと少しずつ、Lisp頭ができはじめ。
それも昔のLisp頭やScheme頭じゃなくてANSI Common Lisp頭が。まだコードを
書き溜める段階にはならないし、リハビリでいえばやっと車椅子から松葉杖使
って立てたくらいでしょうけど。いつ走れるようになるのか。100メートル10
秒とはいわないけど、100メートル20秒くらいのペースで10キロメートルくら
い走れるようにあるといいね。\(^O^)/

> 速効のある即物的な本に手を出しちゃう

 この手の本のタネ本になってそうな資料をみても、目新しいことってほぼな
いんです。再発明ばかりだから。マーケティング用の新キーワードはあっても
ね。研究の最前線じゃないから当然ですけどね。
 ということで、前述のように基本ができていると、この手の本は、読む側じ
ゃなくて自分で書く側になれちゃうんです。それくらいのもんなんです。

 ところで、ヘネシーとパターソンの「コンピュータの構成と設計」俗称パタ
ヘネ本(あんまりこの略し方は好きじゃない)については、スラドJでも話題に
なってました。
http://slashdot.jp/books/06/04/11/0048236.shtml
コンピュータの構成と設計、通称パタヘネ本が7年ぶりの改訂版
 第3版の訳
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/482228266X/showshotcorne-22/
デイビッド・A. パターソン、ジョン・L. ヘネシー著、成田光彰訳「コンピュ
ータの構成と設計 第3版 (上)」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822282678/showshotcorne-22/
デイビッド・A. パターソン、ジョン・L. ヘネシー著、成田光彰訳「コンピュ
ータの構成と設計 第3版 (下)」
が出るそうですが、もう、買わないだろうなあと思ったけど、付録CDは面白そ
うなどと思うと、上下でたった8000円。1チンポもしないんだから、株の儲け
がでたら、買うかもしれない。でも、あれ、大きくて分厚いから置き場に困る
んですよね。
 ところで、1チンポって何?
 これはチンポ本位制。\(^O^)/
 なんだ、それ。
 DOS/V系の雑誌にスカタンな面白い原稿書いていた、アストロビスタってラ
イターがいたでしょ。あいつとは知り合いなんだけど、彼は、なんでも牛丼何
杯分かでものの値段を考えるんだよ。当時の吉野家の牛丼が350円だとしたら、
このディスプレイカードは、100杯分だから高いとか、このネットワークカー
ドは10杯分だから安いとか、そうやって考えるわけ。これが牛丼本位制。
 じゃ、チンポ本位制は?
 だから、おれも負けずに何か考えようと思って、思いついたのがチンポ本位
制。歌舞伎町のファンションヘルスでヌキ1回1万円だというキリのいいとこ
ろで考えて、1チンポ=1万円で値段を考えようという、大正時代に大流行し
た大衆運動。\(^O^)/
 いまは、大正時代じゃないだろ。
 悲しいことに、平成のいま、チンポ本位制は、石原都知事の鳴り物入りで警
視庁がやってる風俗つぶしのおかげで崩壊したといっていいね。
 ああ、歌舞伎町ずっと散歩してないけど、風俗店は相当手入れがあって閉店
したらしいからね。
 スティグリッツ経済学3部作は、たしか1万数千円したと思ったけど、あの
ときは、たった1チンポで人類の英知が手に入る! なんて安いんだ! こん
ないい世の中になってよかったあと思ったのにね。

 スラドJじゃ、訳が素晴らしいと呼ばれる本がないなんていってるけど、ス
ラドJに集う人は、ソフト屋はあんまりいないんですかね。
 木村泉先生の訳は素晴らしいんですが、知らないのかな。

 GNU Makeの翻訳がひどいというのは、そう。何年も前に経験した。相当にあ
きれて、ソッコー原文マニュアルを読んだもんね。でも、有志がボランティア
で訳しているわけだから、そう怒れない面はあるしね。

 また、SICPの話題も出てますが、これ書き始めると長くなるから、ちょっと
だけ。
 和田先生の訳は、スラドJの書き込みだと、
--- ここから ---
2、原書に忠実に訳しているのに、原書が理解し難いので
和訳が理解し難いものになっている。
3、原書も翻訳も問題ないのに、内容が難しいので理解でき
ないのを翻訳のせいにしている。
--- ここまで ---
のパターンなんです。前もいったように、
 アマゾンの素人書評
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/489471163X/showshotcorne-22/ref=nosim
でいわれているほど、ひどい訳じゃない。こいつらのように、自分の出来の悪
さを棚に上げていってるのは、大体、上記2,3なんです。
 一人、女性だったと思うが、概念が難しいといってる人がいたけど、あれが
素直なところ。
 あれ、いま、見たら、それ、消えてるね。訳がひどいとかいうけど、これが
日本語で読める利点はとてもある。それより、概念が難しいってなこと書いて
あったのに、消されたのかな。
 「全体的に訳語が古臭い印象」というのは、それも文体も含めてそうなんだ
けど、フツーに教科書の訳語だし文体なんだよね。「メタ言語的を超言語的と
かこれはなあ…と思った」というのは、Metalinguisticを超言語的と訳してい
ることへの違和感なんだろうけど、ヒルベルトやゲーデルのやった数学そのも
のを考える数学だって、訳語は超数学ですよね。そんなに変なのかと思うんだ
けどね。
 それと、ogochanが書いたように、ちゃんと一連の流れがあるのである一箇
所だけ取り上げて、その訳がどうのこうのといってもあまり意味ないんだよね。
 教科書的に読むんじゃなくて、辞書的に使うといいなんていう、知った風な
口をきいている奴がいたが、SICPって、そんな本じゃないんだよ。あれに出て
くる演習問題を、せっせと解くと初めて力がつく。辞書みたいな使い方じゃな
くて、自分で解かないと。解けなくてもうんうんうなって頭を絞る。そうやっ
てると思考回路ができるんだよね。それで初めてほんとに力がついて、将来に
役に立つんだよ。
 翻訳ソフトに任せたのかなんていうバカもいたね。あ、辞書的に使うといい
といってる奴と同一人物だ。\(^O^)/
 それでね、実は、おれ、ほんとにどうなるか、以前、話題になったとき、オ
ンラインのいくつかの翻訳サイトで、序文の原文、食わせて試したのよ。当た
り前だけど、もう、和田訳ははるかにいい訳だよ。
 総括すると、SICPのアマゾン素人書評は、害毒が多い。前にも書いたかもし
れないけど、あの害毒書評を読んで、SICPを手に取るのをやめるのは、才能あ
る人間がそうだったら日本の損失。ああいうウンコ書評が正当な批評かのよう
に人目に触れているのは、おれは問題だと思うけど、わざわざ、あそこでこん
なのはウンコ批評だと書くほどのことでもないんだよね。
 なぜかといえば、一方で、あの批評で読むのをやめるのは、それはそれでけ
っこうとも思うから。あんな素人批評のレベルの低さを見抜けないような奴だ
ったら、地元じゃ神童・天才と呼ばれた奴らが世界中から集まってくるMITの
連中と伍して、コンピュータやソフトの開発ができる奴になんかなれるわけが
ないんだから。アメリカどころか、中国やインドにすぐやられちゃうね。
 それにほんとに力のある奴はどこにいても出てくる。ただ、ああいうウンコ
批評のせいで遠回りする時間がもったないなとは思うんだよね。
 それと前、訳本から文章を転載してくれとブログにコメントした人がいて、
それに対して、人の時間を使うことに全然恐縮もしないし疑問をもたないのは
社会人として非常識だと書いたけど、ほんと、自分で本屋に行くか、図書館に
行って確認すればいいだけじゃん。それだけのことすらできないの? 口をあ
けて待ってるような奴にSICPを読む資格なし。\(^O^)/
 どこまで甘えているんだろうと思うね。それでどうやってMITでガシガシに
勉強漬けにされている連中と戦えるのかなと思うよ。SICPだって、たしか半年
のコースだったと思うよ。ほかにも教科があってたくさん宿題がある中で、い
くらプログラミング入門レベルとはいえ、SICPを半年で終わるとなると大変な
話だけど、そういう中で鍛えられているのがMITの連中でしょ。
 で、おれが学生で、プログラミングのことを何も知らない18歳から20歳くら
いのときにSICPを読むとなると、一人じゃ、絶対歯が立たない。きっと一緒に
勉強してくれそうな人たちで集まって勉強会すると思うんだよね。で、そうい
うことをやってる連中は日本にいないか、いれば紹介しようと思って、以前の
話題になったときに探したんです。そしたら、ちゃんとやってるんです!
http://www.javaopen.org/jfriends/bookmeeting.html
http://www.javaopen.org/jfriends/sicp.html
をどうぞ。
 そして、さらにぐぐっていて見つけたのが、あれま、おれのページ!
 それは、
http://www.asahi-net.or.jp/~KI4s-NKMR/wabijo65.html
の乳の詫び状(2003/03/17)にある「標題: 「計算機プログラムの構造と解釈第
二版」を読む会」という部分です。
  オープンソース関係であれこれ活動しているえんどうさんたちは、2003年
におれに読書会があることを教えてくれていて、おれはそれをすでに紹介して
いたんです!(爆笑) すっかり忘れていた。\(^O^)/
 まあ、でも、ちゃんと紹介していたところが、激しく健忘症なわりに、おれ
さまが偉いところだね。\(^O^)/

 おれね、今回、また読書会のページを見つけて、ああ、よかったと思ったの。
 なぜかというと、アマゾンの素人書評でぐちゃぐちゃ言ってる奴らなんて、
新橋だかどこかの飲み屋でグチってるオヤジと一緒であって、そんな奴らばか
りだったら世の中暗いなと思ってけど、ちゃんとやってる奴は黙々と明日の自
分を信じて己を鍛えているわけです。
 それがわかっただけでも、おれも生きる希望というか、そういう若い連中が
いるということが、うれしいわけです。自分が若いときからいままで、そうい
う期待に応えられる人生を送ってきてないし、おれにできることといえば、そ
ういう連中を紹介したり励ますことくらいだからね。
 それはずっとやり続けるつもりなの。何かとアメリカに比べて遅れていると
いわれる日本のソフトウェアの世界でも、世界のどこに行っても恥ずかしくな
い、まっとうな連中は少なからずいるんだけど、そういう人が一人でも多く育
ってほしいというのが、おれの素朴な願い。
 Ring Server Projectを、何もできないお飾りみたいな代表だけど、やらせ
てもらっているのも、同じ理由。

http://www.ring.gr.jp/
Ring Server Project

 で、jouwa/salonで、どなたでしたっけ。序文の冒頭からして訳がわからん
という話がありましたよね。そんなのは飛ばして読めばいいだけなんだど、原
文も冒頭、わかりにくいというか、ちょっとぎょっとするんです。だって、序
文を書いているがAlan Perlis先生だもんね。
 ちょっとだけといいつつ長くなったので、この話はまたの機会に。もとい、
股の機械に。\(^O^)/
 これは、わからなくて当然です。学生時代の仲間の楽屋落ちですから。すみ
ません。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
一富士、二鷹、三は? ひらがなで。

コメント:

トラックバック

_ ホットコーナーの舞台裏 - 2009年11月19日 22時25分18秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/04/08/319429
ちょっと気になる本
http://iiyu.as

_ ホットコーナーの舞台裏 - 2009年11月19日 22時37分43秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/04/08/319429
ちょっと気になる本
http://iiyu.as

_ ホットコーナーの舞台裏 - 2009年12月01日 10時00分35秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
 今年ももう12月になっちゃったよ~。早く書かないと、今年

_ ホットコーナーの舞台裏 - 2011年12月27日 09時23分08秒

ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
--
 まだ、グーグル本が出てますね。
 しかも、スティーブン・レヴィ

_ ホットコーナーの舞台裏 - 2015年04月07日 10時08分23秒

ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
 これまで何度も紹介してきた、TAOCP, SICP, CTMCPなどコンピュータサイ
Google
ブログ(iiyu.asablo.jpの検索)
ホットコーナー内の検索
 でもASAHIネット(asahi-net.or.jp)全体の検索です。
 検索したい言葉のあとに、空白で区切ってki4s-nkmrを入れるといいかも。
 例 中村(show) ki4s-nkmr

ウェブ全体の検索