従量税と従量税率 ― 2006年02月26日 03時29分52秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
ぼくが話題にした、スティグリッツ入門経済学第2版の200ページの問題。
なお、問題の部分は、スティグリッツが書いた部分ではなく、日本語版にだ
けある部分。これは、ぼくは、藪下史郎が書いたとほぼ確信している部分(こ
れは最後におまけで説明します)です。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/02/17/257215
に、
--- ここから ---
ざっと、コメントみたけど、みんなばらばらですね。
おれはどれを信じればいいのか、かえってわからなくなりましたね(笑)。
そんなばらばらなことを思わせる教科書の書き方って、おかしくないですか?
--- ここまで ---
と書いたことの説明。
スティグリッツ入門経済学第2版で、従量税率という言葉が出てくるのは、
索引によればこの部分だけ。そして、従量税率の定義を書いていない。これは
教科書としては不適切。だから、混乱する。
ちなみに、「率」がついてない従量税という言葉の定義は、2ページ前の198
ページにある。
--- ここから ---
前者の代表例は取引数量1単位当りについて一定の税額を定める従量税、後者
の代表例は取引価値額に対する税額の割合を一定比率に定める従価税である。
--- ここまで ---
この書き方も量を定義しているかのような印象を与えかねないので、よくな
い。
書くなら、「取引数量1単位当りについて一定の税額を定める方式である従
量税」などと、量でないことをはっきりさせたほうがいい。
kmoriさんは、従量税あるいは従量税額と書くべきところを従量税率と書い
たのがおかしいので、tを従量税あるいは従量税額とすればいい、そうすれば、
単位の次元の問題もなくなるからという意見。
ここからは、kmoriさんは従量税という言葉は、量を定義した言葉だと思っ
ている、あるいはそういう書き方をこの本がしていると思っていることがうか
がえる。
従量税が量なら、定義から、税額/取引数量単位という次元をもっていて、
従量税率という言葉は、その率なんだから、さらに取引数量単位で割って、取
引数量単位の-2乗の次元があるなどと思っちゃうものね。
ぼくは、従量税率という言葉は無次元の量ならそのままでもいい。率なら従
価税になるんじゃないかという意見には、取引数量1単位あたりの税の割合と
定義してあれば通用すると思うけれど、だめ?
で、式を
Pc = Pr + t から、Pc = Pr * (1 + t)
と
Pc - Pr = Pr * t
にするのが、文章的にも数学的にも(数学というより算数ですけど)、単位の次
元の問題もなく、一番はっきりしてわかりやすいと思っていました。
ところが、捨て台詞を吐いた奴と同一人物?が残したリンク、
http://ameblo.jp/econ-econome/entry-10009419439.html
をみると、経済学の常識は、そうじゃないんですね。
従量税率=(1単位の数量に対する税額)/(1単位の数量)
と書いてある。
えっ、でしょう?
こんな単位をもった量なのに、定義なしで教科書を書いていたのかと思いま
した。
経済学では、こういう書き方ありなの?
理系の人間にとっては驚天動地だと思うけど。
たとえば、物理学や天文学だと、新書の入門書レベルでも、こういう書き方
はしないと思うし、それは、そういう教育をコミュニティがしてきたからです
よね。
数学が発展途上だから、多くを自然言語に頼るしかないことを思うと、この
やり方は、ずいぶんと杜撰に思いますね。
なんだか、科学以前、文学以前の世界に思えるんですけど。\(^O^)/
これ↓
http://reflation.bblog.jp/entry/276294/
は、「率」がお嫌いですかなんていってるけど、「率」が嫌いじゃなくて、け
っこう重要な量を定義なしに持ち出す無自覚さが嫌いだといったほうが正確で
しょうね。
「基本:誤植を持ち出して拡大解釈したうえに、いろいろ他人を誹謗中傷する
なかれ」
といってるけど、ますます簡単な誤植とは思えなくなってきています。
話は単に誤字脱字レベルの話じゃなくて、意識のありようのレベルになるん
じゃないですか。そういう意識を育てた教育って何だろうなとも思ったから、
コミュニティの問題も感じますね。
おまけで、問題部分を藪下史郎が書いたと思う理由。
1 訳者はしがきでどの章を誰が担当したか責任を明確にしている(これはい
いこと)が、日本語版にだけある補論や日本向けコラムは明確にしてない。よ
ってこれはリーダーであり、一番偉い藪下史郎が書いたとみなして当然だし、
責任も彼にある。
これで話はほとんど終わり。さらに付け足し程度に書いておくと。
2 補論は前の補論を受けているところもあって、一人の著者が書いているこ
とをうかがわせる。
次はもっとどうでもいいことだけどネタとして。
3 201ページ最下行からの五角形と書くべきを台形と書いている部分と同じ
ような杜撰さ(文学的ではなく初等幾何学的に間違ってる(苦笑))を藪下史郎の
著書にも感じた。
具体的には、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334031498/showshotcorne-22/ref=nosim
藪下史郎著「非対称情報の経済学」(光文社新書)
この173ページに、図5-2「年功賃金制度と固定賃金制度」という図がある。
このグラフの重要ポイントに記号を振ってあるが、なぜ、こんな記号の振り方
をするのか、頭が悪いからおれには理解不能(笑)。
原点がOなのは常識的。でも、その後、ABCDと振っていくのかと思えば、
Aは使わずBCDと使う。そして謎なのが、突然、Jを使うこと。これがおれ
に混乱をもたらした。
176ページ3行目から。
--- ここから ---
その労働者たちは、教育訓練を受けているOJT期間中は、低い賃金を受け取
り、技能を習得した後のJD期間には高い賃金を受け取る。
--- ここまで ---
OJTとJDのこういう使い方は、この後でも出てくる。
OJTは、略語の説明はないけれど、常識的であってOn the Job Training
の略でいい。
そして、OJT期間ときて、JD期間ときたから、おれはJDって何の略語
だろうとしばし固まった(笑)。そしたら、3ページ前の図にあったJとDを結
ぶ直線のことだった。\(^O^)/
どうして、こう紛らわしい記号の振り方をするんだろうか。どういう習慣な
んだろうかと思って、このJDというのが何かの略語かと調べた。けれど、
Juris Doctor(法学博士)、Julian Date(ユリウス日)、日本エアシステムくら
いしかない。
だから、なぜ、グラフにJとDという記号を使ったのかおれには必然性がわ
からない。誰か、わかりますか?
OJTが略語ならJDも略語かと連想させそうだし、逆にJDがグラフ上の
直線なら、OJTは原点OからJを通ってTに向かう線を連想させそうだけど、
もちろん、T点はグラフにはない(笑)。
紛らわしい記号を使わない配慮がなぜないんだろう。編集者も何をやってる
んだろうなと思いました。
これにおれは、五角形と書くべきところを台形と書いてしまうのと同じ杜撰
さを感じて、ああ、あれはやはり藪下史郎の文章だろうなと。
あと、長文のコメントかトラックバックかついてたけど、科学というなら、
大学の学部初年度でやってることは、理系に比べて遅れているという話で、も
ういいでしょ?
ということで、この話題は、これでおしまいにします。
英-Ranさんに約束した、ゲーム理論の話は、府中の図書館から借りて昔読ん
だ鈴木光男先生の本を、また借りてきています。それとその改訂版にあたるも
のを買ってきました。ざっと再読してみて、伝統的経済学から相当にいじめら
れたんだなと、改めて感じました。
東芝府中が、日本選手権決勝に勝って、ラグビーの3冠を達成したら気持ち
よく書くかもしれないけど、負けたら落ち込んでいつ書くかわかりません。\(^O^)/
買っても祝勝会やって飲んだくれて書けないかもしれないし。すみません。
でも、必ず書きますから、時間をください。
もう眠たいので、寝ます。
一銭にもならないのに、2日続けて、こんなにがんばってバカみたい。\(^O^)/
でも、とにかく一段落しないと、すっきりラグビー観戦できないものね。ラ
グビー観戦に備えられただけでもよかったです。
明日は、午前中に風呂に入って体を清めて観戦します。\(^O^)/
---
ぼくが話題にした、スティグリッツ入門経済学第2版の200ページの問題。
なお、問題の部分は、スティグリッツが書いた部分ではなく、日本語版にだ
けある部分。これは、ぼくは、藪下史郎が書いたとほぼ確信している部分(こ
れは最後におまけで説明します)です。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/02/17/257215
に、
--- ここから ---
ざっと、コメントみたけど、みんなばらばらですね。
おれはどれを信じればいいのか、かえってわからなくなりましたね(笑)。
そんなばらばらなことを思わせる教科書の書き方って、おかしくないですか?
--- ここまで ---
と書いたことの説明。
スティグリッツ入門経済学第2版で、従量税率という言葉が出てくるのは、
索引によればこの部分だけ。そして、従量税率の定義を書いていない。これは
教科書としては不適切。だから、混乱する。
ちなみに、「率」がついてない従量税という言葉の定義は、2ページ前の198
ページにある。
--- ここから ---
前者の代表例は取引数量1単位当りについて一定の税額を定める従量税、後者
の代表例は取引価値額に対する税額の割合を一定比率に定める従価税である。
--- ここまで ---
この書き方も量を定義しているかのような印象を与えかねないので、よくな
い。
書くなら、「取引数量1単位当りについて一定の税額を定める方式である従
量税」などと、量でないことをはっきりさせたほうがいい。
kmoriさんは、従量税あるいは従量税額と書くべきところを従量税率と書い
たのがおかしいので、tを従量税あるいは従量税額とすればいい、そうすれば、
単位の次元の問題もなくなるからという意見。
ここからは、kmoriさんは従量税という言葉は、量を定義した言葉だと思っ
ている、あるいはそういう書き方をこの本がしていると思っていることがうか
がえる。
従量税が量なら、定義から、税額/取引数量単位という次元をもっていて、
従量税率という言葉は、その率なんだから、さらに取引数量単位で割って、取
引数量単位の-2乗の次元があるなどと思っちゃうものね。
ぼくは、従量税率という言葉は無次元の量ならそのままでもいい。率なら従
価税になるんじゃないかという意見には、取引数量1単位あたりの税の割合と
定義してあれば通用すると思うけれど、だめ?
で、式を
Pc = Pr + t から、Pc = Pr * (1 + t)
と
Pc - Pr = Pr * t
にするのが、文章的にも数学的にも(数学というより算数ですけど)、単位の次
元の問題もなく、一番はっきりしてわかりやすいと思っていました。
ところが、捨て台詞を吐いた奴と同一人物?が残したリンク、
http://ameblo.jp/econ-econome/entry-10009419439.html
をみると、経済学の常識は、そうじゃないんですね。
従量税率=(1単位の数量に対する税額)/(1単位の数量)
と書いてある。
えっ、でしょう?
こんな単位をもった量なのに、定義なしで教科書を書いていたのかと思いま
した。
経済学では、こういう書き方ありなの?
理系の人間にとっては驚天動地だと思うけど。
たとえば、物理学や天文学だと、新書の入門書レベルでも、こういう書き方
はしないと思うし、それは、そういう教育をコミュニティがしてきたからです
よね。
数学が発展途上だから、多くを自然言語に頼るしかないことを思うと、この
やり方は、ずいぶんと杜撰に思いますね。
なんだか、科学以前、文学以前の世界に思えるんですけど。\(^O^)/
これ↓
http://reflation.bblog.jp/entry/276294/
は、「率」がお嫌いですかなんていってるけど、「率」が嫌いじゃなくて、け
っこう重要な量を定義なしに持ち出す無自覚さが嫌いだといったほうが正確で
しょうね。
「基本:誤植を持ち出して拡大解釈したうえに、いろいろ他人を誹謗中傷する
なかれ」
といってるけど、ますます簡単な誤植とは思えなくなってきています。
話は単に誤字脱字レベルの話じゃなくて、意識のありようのレベルになるん
じゃないですか。そういう意識を育てた教育って何だろうなとも思ったから、
コミュニティの問題も感じますね。
おまけで、問題部分を藪下史郎が書いたと思う理由。
1 訳者はしがきでどの章を誰が担当したか責任を明確にしている(これはい
いこと)が、日本語版にだけある補論や日本向けコラムは明確にしてない。よ
ってこれはリーダーであり、一番偉い藪下史郎が書いたとみなして当然だし、
責任も彼にある。
これで話はほとんど終わり。さらに付け足し程度に書いておくと。
2 補論は前の補論を受けているところもあって、一人の著者が書いているこ
とをうかがわせる。
次はもっとどうでもいいことだけどネタとして。
3 201ページ最下行からの五角形と書くべきを台形と書いている部分と同じ
ような杜撰さ(文学的ではなく初等幾何学的に間違ってる(苦笑))を藪下史郎の
著書にも感じた。
具体的には、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334031498/showshotcorne-22/ref=nosim
藪下史郎著「非対称情報の経済学」(光文社新書)
この173ページに、図5-2「年功賃金制度と固定賃金制度」という図がある。
このグラフの重要ポイントに記号を振ってあるが、なぜ、こんな記号の振り方
をするのか、頭が悪いからおれには理解不能(笑)。
原点がOなのは常識的。でも、その後、ABCDと振っていくのかと思えば、
Aは使わずBCDと使う。そして謎なのが、突然、Jを使うこと。これがおれ
に混乱をもたらした。
176ページ3行目から。
--- ここから ---
その労働者たちは、教育訓練を受けているOJT期間中は、低い賃金を受け取
り、技能を習得した後のJD期間には高い賃金を受け取る。
--- ここまで ---
OJTとJDのこういう使い方は、この後でも出てくる。
OJTは、略語の説明はないけれど、常識的であってOn the Job Training
の略でいい。
そして、OJT期間ときて、JD期間ときたから、おれはJDって何の略語
だろうとしばし固まった(笑)。そしたら、3ページ前の図にあったJとDを結
ぶ直線のことだった。\(^O^)/
どうして、こう紛らわしい記号の振り方をするんだろうか。どういう習慣な
んだろうかと思って、このJDというのが何かの略語かと調べた。けれど、
Juris Doctor(法学博士)、Julian Date(ユリウス日)、日本エアシステムくら
いしかない。
だから、なぜ、グラフにJとDという記号を使ったのかおれには必然性がわ
からない。誰か、わかりますか?
OJTが略語ならJDも略語かと連想させそうだし、逆にJDがグラフ上の
直線なら、OJTは原点OからJを通ってTに向かう線を連想させそうだけど、
もちろん、T点はグラフにはない(笑)。
紛らわしい記号を使わない配慮がなぜないんだろう。編集者も何をやってる
んだろうなと思いました。
これにおれは、五角形と書くべきところを台形と書いてしまうのと同じ杜撰
さを感じて、ああ、あれはやはり藪下史郎の文章だろうなと。
あと、長文のコメントかトラックバックかついてたけど、科学というなら、
大学の学部初年度でやってることは、理系に比べて遅れているという話で、も
ういいでしょ?
ということで、この話題は、これでおしまいにします。
英-Ranさんに約束した、ゲーム理論の話は、府中の図書館から借りて昔読ん
だ鈴木光男先生の本を、また借りてきています。それとその改訂版にあたるも
のを買ってきました。ざっと再読してみて、伝統的経済学から相当にいじめら
れたんだなと、改めて感じました。
東芝府中が、日本選手権決勝に勝って、ラグビーの3冠を達成したら気持ち
よく書くかもしれないけど、負けたら落ち込んでいつ書くかわかりません。\(^O^)/
買っても祝勝会やって飲んだくれて書けないかもしれないし。すみません。
でも、必ず書きますから、時間をください。
もう眠たいので、寝ます。
一銭にもならないのに、2日続けて、こんなにがんばってバカみたい。\(^O^)/
でも、とにかく一段落しないと、すっきりラグビー観戦できないものね。ラ
グビー観戦に備えられただけでもよかったです。
明日は、午前中に風呂に入って体を清めて観戦します。\(^O^)/
東芝府中、3冠達成!\(^O^)/ ― 2006年02月26日 20時50分30秒
ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
ラグビー日本選手権、東芝府中はNECと6-6の引き分けでしたが、規定により
両チーム優勝!
これで、東芝府中はトップリーグ、マイクロソフトカップ、日本選手権の3
冠を達成しました。史上初の快挙です! \(^O^)/
NECも日本選手権2連覇の快挙でした。
bundenさんから。
--- ここから ---
涙の引き分け
NECvs東芝府中 、最高の試合でしたね!
スコア的には地味でも、、、
内容は、良かった。
なんてドラマチックな試合だったんでしょう。
終了まぎわ的には、東芝が勝っていた試合、、、
、、、NECはよくこらえた。
で、
この試合でのテレビ観戦者(私)におけるMVPは
「東芝の監督」、、、かな?(^o^)
NHKのカメラマンも、しつこく、撮すんだもん(^_^;)、、、
うつむいて、一般観客の陰にかくれて、、、
なんか可哀想で、、、
でも、試合終了後の、監督のコメントは良かったですね。
とっても爽やかでしたね!
両チームフィフティーンの和やかな笑顔も、とってもヨカッタ。
とにかく、この試合、面白かったですね。
ありがとう!両チームフィフティーン。
中村さん
この試合には、なんにも、文句ないでしょう!?
--- ここまで ---
文句をいっても仕方のない相手ですが、天気がなあ。もっと試合コンディシ
ョンがよければなあと。
東芝府中もNECもボールがすべってノックオンが多かったし、足場が悪いの
で、両チームともキックが多かったし、魅せるランニングラグビーということ
では、いまひとつだったとも思います。
秩父宮のグランドは芝の状態が今年はずっとよくなかったらしいけど、雨で
なおのこと状態が悪かったのかもしれません。
でも、両チームとも選手はよくやったと称えたいです。
最後はほんとに瞬きも息もできないような神々しいまでの攻防でしたからね。
試合の流れはNECがPGで先行するなど、NECペースでしたが、東芝府中も前半
ロスタイムは細かいパスがつながってよかったです。最後はノックオンでした
けど。
後半終了間際からロスタイムにかけての東芝府中の攻撃とそれを防いだNEC
の攻防は、ものすごかったですね。
肉が弾け、骨がきしむ、ラグビーの原点、燃える男たちの手に汗握るすさま
じいばかりの肉弾戦でした。
東芝府中の怒涛のモール、モール、モール攻撃。
ラストワンプレイになった最後の最後の最後の最後は、もう、絶対トライだ
と思ったんですけどね。
モールで押し込んでパスを回して、潰れてポイントを作ってまたパスを出し
てを繰り返す完全にトライにいく流れ。
とうとう、最後は目の前にあるボールを拾って、ラインの向こうに置けばい
いだけにまでなったんですが、雨のせいで水浸しの中からボールを拾って飛び
込もうとしたとき、ボールが飛び出してノックオンになっちゃって、そこでノ
ーサイド。惜しかったああ。
でも、防ぎきったNECのディフェンスもすごかったですよね。ディフェンス
の要、マーシュがシンビンで一時退場。もうノーサイドまで出場できないと思
っていたら、ロスタイムが長くて最後の最後の最後の最後でディフェンスに戻
ってきました。NECには運があるなあと思いました。
去年のNECとトヨタの決勝も、NECはトヨタの最後の猛攻猛攻を防ぎきりまし
たし、ディフェンスはすばらしいです。
東芝府中としては、日原が同点のPGを得たときにはずしたのが、単独優勝と
いうことでは結果的には大きかったですが、日原もその後のプレッシャーのか
かるPGはきっちり決めてくれました。日原は責任を感じてくやしくて泣いてい
ましたが、下を向く必要はありません。
日原は2シーズン前かな。トップリーグの得点王でした。あのシーズンは、
どんなところから蹴っても入る状態。今シーズンは、太ももの肉離れからの復
帰のせいか、微妙なコントロールがずれているんですが、それでも日原復帰で
チームは安定したし、いいパフォーマンスだったと思います。下を向かず、上
を向いてやってほしい。来シーズンに期待したいと思います。
ノーサイドになって、鬼の形相だった両チームの選手が憑き物がおちたよう
に温和な顔や力を出し切って満足した満面の笑顔になって、互いに握手したり
抱き合って心から互いの健闘を称えあっているシーンは感動的でした。
ノーサイドの笛が鳴れば敵も味方もないという、これもラグビーの原点。そ
れを見せてもらいました。
NHKの中継は表彰式まではなかったのですが、ケーブルテレビで観たJSports
の中継はきっちりやっていて、これまた珍しい、そして感動的なシーンがあり
ました。
両チーム優勝ですから、トロフィーや楯などは両チームの選手が一人ずつ出
て同時に受け取って掲げていました。そして左右に分かれた両チームの間に置
いていきました。
両チームの中心から置いて、次はNECさんどうぞということで、NEC側に置い
て、じゃ、次は東芝さんどうぞというので東芝側に置くという、面白いシーン
でした。
で、観たことない感動的なシーンは、優秀カップを前にした記念撮影。
なんと! 東芝府中とNECの両方の選手が入り混じって肩を組んでわいわい
がやがやにこやかに一緒に記念撮影。初めて観ました、こんな光景。このシー
ンは、tvk(テレビ神奈川)は少しだけ流してくれました。
そのあとは、東芝府中の冨岡キャプションの申し出みたいだったけど、NEC
さん、お先にどうぞということで、NEC単独で記念撮影、そして東芝府中の記
念撮影をやってました。
それから両チーム優勝だから、カメラが大変。NECの胴上げがこっちで始ま
ると、あっちでは東芝府中の胴上げが始まるというので、あっち、こっち、カ
メラ切り替えまくり。
試合後は、単独優勝じゃない3冠という気分も少しはあったけど、トータル
に考えると、大満足。
やっぱ、ラグビー、すごい。面白いわ。
両チームの選手、関係者に感謝です。ぼくも少しでもラグビーファンが増え
ることに貢献できれば思います。
みんなラグビー観てね。
もっと放送してくれって、NHKや地元のテレビ局に要望を出すか、よく放送
してくれているtvk(テレビ神奈川)に地方局にも配信するように要望を出すか、
あとはケーブルでも衛星でもいいけど、JSportsに加入する手かな。
加入するときは、ラグビーが観たくてJSportsに加入しましたと書いていた
だけると、いいかも。\(^O^)/
---
ラグビー日本選手権、東芝府中はNECと6-6の引き分けでしたが、規定により
両チーム優勝!
これで、東芝府中はトップリーグ、マイクロソフトカップ、日本選手権の3
冠を達成しました。史上初の快挙です! \(^O^)/
NECも日本選手権2連覇の快挙でした。
bundenさんから。
--- ここから ---
涙の引き分け
NECvs東芝府中 、最高の試合でしたね!
スコア的には地味でも、、、
内容は、良かった。
なんてドラマチックな試合だったんでしょう。
終了まぎわ的には、東芝が勝っていた試合、、、
、、、NECはよくこらえた。
で、
この試合でのテレビ観戦者(私)におけるMVPは
「東芝の監督」、、、かな?(^o^)
NHKのカメラマンも、しつこく、撮すんだもん(^_^;)、、、
うつむいて、一般観客の陰にかくれて、、、
なんか可哀想で、、、
でも、試合終了後の、監督のコメントは良かったですね。
とっても爽やかでしたね!
両チームフィフティーンの和やかな笑顔も、とってもヨカッタ。
とにかく、この試合、面白かったですね。
ありがとう!両チームフィフティーン。
中村さん
この試合には、なんにも、文句ないでしょう!?
--- ここまで ---
文句をいっても仕方のない相手ですが、天気がなあ。もっと試合コンディシ
ョンがよければなあと。
東芝府中もNECもボールがすべってノックオンが多かったし、足場が悪いの
で、両チームともキックが多かったし、魅せるランニングラグビーということ
では、いまひとつだったとも思います。
秩父宮のグランドは芝の状態が今年はずっとよくなかったらしいけど、雨で
なおのこと状態が悪かったのかもしれません。
でも、両チームとも選手はよくやったと称えたいです。
最後はほんとに瞬きも息もできないような神々しいまでの攻防でしたからね。
試合の流れはNECがPGで先行するなど、NECペースでしたが、東芝府中も前半
ロスタイムは細かいパスがつながってよかったです。最後はノックオンでした
けど。
後半終了間際からロスタイムにかけての東芝府中の攻撃とそれを防いだNEC
の攻防は、ものすごかったですね。
肉が弾け、骨がきしむ、ラグビーの原点、燃える男たちの手に汗握るすさま
じいばかりの肉弾戦でした。
東芝府中の怒涛のモール、モール、モール攻撃。
ラストワンプレイになった最後の最後の最後の最後は、もう、絶対トライだ
と思ったんですけどね。
モールで押し込んでパスを回して、潰れてポイントを作ってまたパスを出し
てを繰り返す完全にトライにいく流れ。
とうとう、最後は目の前にあるボールを拾って、ラインの向こうに置けばい
いだけにまでなったんですが、雨のせいで水浸しの中からボールを拾って飛び
込もうとしたとき、ボールが飛び出してノックオンになっちゃって、そこでノ
ーサイド。惜しかったああ。
でも、防ぎきったNECのディフェンスもすごかったですよね。ディフェンス
の要、マーシュがシンビンで一時退場。もうノーサイドまで出場できないと思
っていたら、ロスタイムが長くて最後の最後の最後の最後でディフェンスに戻
ってきました。NECには運があるなあと思いました。
去年のNECとトヨタの決勝も、NECはトヨタの最後の猛攻猛攻を防ぎきりまし
たし、ディフェンスはすばらしいです。
東芝府中としては、日原が同点のPGを得たときにはずしたのが、単独優勝と
いうことでは結果的には大きかったですが、日原もその後のプレッシャーのか
かるPGはきっちり決めてくれました。日原は責任を感じてくやしくて泣いてい
ましたが、下を向く必要はありません。
日原は2シーズン前かな。トップリーグの得点王でした。あのシーズンは、
どんなところから蹴っても入る状態。今シーズンは、太ももの肉離れからの復
帰のせいか、微妙なコントロールがずれているんですが、それでも日原復帰で
チームは安定したし、いいパフォーマンスだったと思います。下を向かず、上
を向いてやってほしい。来シーズンに期待したいと思います。
ノーサイドになって、鬼の形相だった両チームの選手が憑き物がおちたよう
に温和な顔や力を出し切って満足した満面の笑顔になって、互いに握手したり
抱き合って心から互いの健闘を称えあっているシーンは感動的でした。
ノーサイドの笛が鳴れば敵も味方もないという、これもラグビーの原点。そ
れを見せてもらいました。
NHKの中継は表彰式まではなかったのですが、ケーブルテレビで観たJSports
の中継はきっちりやっていて、これまた珍しい、そして感動的なシーンがあり
ました。
両チーム優勝ですから、トロフィーや楯などは両チームの選手が一人ずつ出
て同時に受け取って掲げていました。そして左右に分かれた両チームの間に置
いていきました。
両チームの中心から置いて、次はNECさんどうぞということで、NEC側に置い
て、じゃ、次は東芝さんどうぞというので東芝側に置くという、面白いシーン
でした。
で、観たことない感動的なシーンは、優秀カップを前にした記念撮影。
なんと! 東芝府中とNECの両方の選手が入り混じって肩を組んでわいわい
がやがやにこやかに一緒に記念撮影。初めて観ました、こんな光景。このシー
ンは、tvk(テレビ神奈川)は少しだけ流してくれました。
そのあとは、東芝府中の冨岡キャプションの申し出みたいだったけど、NEC
さん、お先にどうぞということで、NEC単独で記念撮影、そして東芝府中の記
念撮影をやってました。
それから両チーム優勝だから、カメラが大変。NECの胴上げがこっちで始ま
ると、あっちでは東芝府中の胴上げが始まるというので、あっち、こっち、カ
メラ切り替えまくり。
試合後は、単独優勝じゃない3冠という気分も少しはあったけど、トータル
に考えると、大満足。
やっぱ、ラグビー、すごい。面白いわ。
両チームの選手、関係者に感謝です。ぼくも少しでもラグビーファンが増え
ることに貢献できれば思います。
みんなラグビー観てね。
もっと放送してくれって、NHKや地元のテレビ局に要望を出すか、よく放送
してくれているtvk(テレビ神奈川)に地方局にも配信するように要望を出すか、
あとはケーブルでも衛星でもいいけど、JSportsに加入する手かな。
加入するときは、ラグビーが観たくてJSportsに加入しましたと書いていた
だけると、いいかも。\(^O^)/
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