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Excel方眼紙の是非を問う討論会。ネ申 Excel(神Excel, 紙Excel)、Excelのバグや誤差。ワープロは、罫線至上主義。罫線ファースト2017年10月21日 11時21分15秒

ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonから。
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 Excel方眼紙とは、細かなセルをびっしり並べて、そこに書き込むことで、ワープロみたいに使う手法で、見栄えはよくなるかもしれないが、データの再利用が困難になるので、生産性を向上できない。
 我々のようなICT業界の人間からは、バカにされ、嫌われている方法。
 特に、私は、アンテナハウスという、
A Data Usability Company
を標榜し、データを徹底活用して幸せになってもらうソフトやサービスを開発・販売している会社に勤めているので、なおのこと。

http://www.antenna.co.jp
PDF, 組版と変換のアンテナハウス

http://www.antenna.co.jp/company/employ.html
アンテナハウス 採用情報

 似た話は、Excelに限らない。ワープロのWordでも、日本では、
・スタイルが使えない。使ったことがない
・アウトライン機能(アウトライナー)が使えない。使ったことがない
というユーザが非常に多い。
 そして、日本の文書作りは、罫線至上主義。罫線ファースト。
 だから、ExcelもExcel方眼紙にして使わないと落ち着かないのだろう。

 かつてはワープロ評論家、いまはもっと幅広く科学技術批評家として活躍している古瀬君(古瀬幸広)が、日本の文書は、罫線で表を作るのが第一目的。文章は、表の間に申し訳程度に置いている、刺身のツマみたいなものと指摘して、なるほどなあと思ったことがある。
 しかも、日本の罫線至上主義、罫線ファーストは、表というまとまった単位で生成、操作、編集する考えがない。罫線という線分の集まりで区切りられたテキストの断片でしかない。これでは、データの再利用をするのは、大変。
 一太郎がWordに対して優位を保てていたときは、Wordの罫線機能が弱かったとき。
 MS(Microsoft, マイクロソフト)のアメリカの連中、なぜ、日本人は、罫線という線分ばかり引いて、表という1つのまとまったオブジェクトとして扱う発想がないのか。なぜ、斜め罫線が必要なのか、理解できなかった。
 Excel方眼紙のことも考え合わせると、
・システマティックな思考、システム思考がないか、乏しい。
・トップダウン思考がないか、乏しい。ボトムアップが異常に賞賛される。
と言えるのではないか。
 これでは、現場のデータを吸い上げて、全社的に共有したり、変換・加工して、営業、開発、経営に生かすことができない。

 なお、アンテナハウスの宣伝になるが、
・様々な形式のファイルからテキストを抜き出してくるTextPorter
・MS OfficeがなくてもOffice文書を画像やPDFに変換できるOffice Server Document Converter(OSDC)
・逆にPDFからOffice文書にするPDF to Office 変換ライブラリ
・PDFから情報をXMLにして取り出すAHPDFXML変換ライブラリ、
などといったクラウドやオンプレミスのサーバで動かすサーバ製品もあれば、これらのコア技術を使ってデスクトップ製品も作っている。
 詳しくは、
http://www.antenna.co.jp
PDF, 組版と変換のアンテナハウス
をどうぞ。

 さて、そんなExcel方眼紙だが、その是非を問う討論会があったんだね。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/17/101200421/
Excel方眼紙の是非を問う
高橋 秀和=ITpro 2017/10/16
表計算ソフトのMicrosoft Excelを方眼紙に見立ててワープロのように使う「Excel方眼紙」。その是非を問う「Excel方眼紙公開討論会」が2017年9月30日に開かれた。否定派と肯定派による講演、パネルディスカッション、来場者の質疑応答と、その内容は示唆に富む。討論会の模様から、Excel方眼紙が象徴するITの現実を解く。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/17/101200421/101200001/?itp_leaf_index
Excel方眼紙がはびこる理由、「神Excelはおかしい」と声を上げよ
上原哲太郎・立命館大学情報理工学部教授
高橋 秀和=ITpro 2017/10/16
の中で、
--- ここから ---
(会場に向かって)表計算ソフトって、そもそも何でしょう? 世界初の表計算ソフト、Apple IIのキラーアプリだった「Visicalc」は、ひと言で言えば、ある種の発明であろうと思います。
--- ここまで ---
とあるが、Visicalcが、世界初の表計算ソフトとはいえるかは微妙という話は、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2017/09/06/8671185
VisiCalcは、世界初のスプレッドシートソフト(表計算ソフト)ではなかった!?
をどうぞ。

 「ネ申 Excel」問題は、三重大学の奥村晴彦先生が提起したもの。
https://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/SSS2013.pdf
「ネ申 Excel」問題
奥村 晴彦 ∗
2013 年 7 月 12 日
--- ここから ---
Excel に代表される表計算ソフトは,簡便なデータ入力・解析・可視化ツールであるが,これを柔軟な罫線の引ける DTP ソフトとして用い,データとしての再利用の困難な複雑な帳票を作成してしまうことがよくある。この類の「ネ申 Excel」(神 Excel)が引き起こす問題点をまとめ,解決策を提案する。
--- ここまで ---

https://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/SSS2013slide.pdf
「ネ申 Excel」問題 スライド

 Excelの計算にバグがあったことや、計算誤差の話は、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/02/23/264990
耐震偽装
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/10/31/6179832
日本語について考える本
をどうぞ。
 あれ?
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/02/23/264990
耐震偽装
にある群馬大学のリンクは、中身がなくなっている。もうバグが直ったから消したということか。
 改めて調べてみた。Excelの計算にバグがあった話は、たぶん、次の話だろう。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0709/27/news018.html
Excel 2007にバグ、誤った計算結果を表示
Microsoftはこの問題を修正するフィックスを開発済みで、現在はテストの最終段階だと説明している。
[ITmedia]
007年09月27日 09時43分 公開

 Excel は,コンピュータ・ソフトウェアの三種の神器のようになっているが、無批判、盲目的にその結果を信じていいものでもない。原理的に不可避なこともある。限界を知って使わないとだめ。
 我々のような、情報工学、計算機工学、計算機科学、コンピュータ科学、コンピュータサイエンスといった専門教育を受けた者は、最初のころに、有限桁の2進数で表現する限界、丸め誤差などの誤差、桁落ちなどといったことを習うが、一般の人は知らないから、Excelがおかしいと、びっくりするわけだ。
 でも、それをちゃんと知って使いこなすのが、コンピュータリテラシーというもの。

https://answers.microsoft.com/ja-jp/office/forum/office_2013_release-excel/excelの単純な計/e5421c34-8053-4132-a0a6-14729e505376
質問
EXCELの単純な計算に誤差があるようです。12.3-12=0.3000000000000010000となり0.3にならず困っています。もし、どのEXCELも同じ現象なら大きな問題です。

https://support.microsoft.com/ja-jp/help/78113/floating-point-arithmetic-may-give-inaccurate-results-in-excel
Excel で浮動小数点演算の結果が正しくない場合がある

http://gihyo.jp/dev/serial/01/java-calculation/0012
はじめMath! Javaでコンピュータ数学
第12回 丸め誤差と情報欠落
2007年8月2日
平田敦

 奥村先生といえば、次は、30年近く売れ続けている超超超ロングベストセラー。
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4874084141/showshotcorne-22/
C言語による最新アルゴリズム事典 (ソフトウェアテクノロジー) 単行本 – 1991/3/1
奥村 晴彦 (著)

関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2017/09/13/8675991
Reactive Programmingはデータフローマシンのソフトウェア版。Dataflow and Reactive Programming Systems, ReactiveX, Rx, RxJava, RxJsなど
http://iiyu.asablo.jp/blog/2017/09/06/8671185
VisiCalcは、世界初のスプレッドシートソフト(表計算ソフト)ではなかった!?
http://iiyu.asablo.jp/blog/2016/03/04/8038226
はじめての人工知能 Excelで体験しながら学ぶAI、ITエンジニアのための機械学習理論入門、初めてのディープラーニング、イラストで学ぶ ディープラーニング
http://iiyu.asablo.jp/blog/2013/12/20/7126721
新 ExcelコンピュータシミュレーションほかExcelで学ぶ理系の本
http://iiyu.asablo.jp/blog/2013/12/20/7126701
EXCELで学ぶ確率統計の基礎、EXCELで学ぶ金融数学の基礎、EXCELで学ぶファイナンスほか。金融財政事情研究会、きんざい
http://iiyu.asablo.jp/blog/2013/12/01/7087319
数理統計学、Excel対応 90分でわかる! 日本で一番やさしい「データ分析」超入門、数学女子 智香が教える 仕事で数字を使うって、こういうことです。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2012/08/28/6557120
Excelで学ぶ量子力学、ネルソンの確率力学
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/02/14/5680307
MATLABでファイナンス、ビジネスの数理、EXCELで学ぶファイナンス

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