メルカトル図法の欠点の原因がわかった。\(^O^)/ ― 2011年04月30日 10時39分06秒
ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
メルカトル図法で、高緯度の面積が大きくなる原因は何かと、昔からずっと
考えていた。時には、考えすぎて夜も寝られないほどだった。そしたら、今日
もまたセレンディピティが来たわ。
えっ、原因がわかったん?
おう。わかった、わかった。
なに、なに?
歴史上の大発見と同様、わかってみれば簡単なことだった。
教えて、教えて。
こういうことや。
メルカトル
↓
寝るかとる
↓
寝るか太る
↓
寝るから太る
たった、これだけのことやった。\(^O^)/ すなわち、メルカトル図法は、
寝るから太る図法というわけや。
なるほど。食っちゃ寝ばかりやっとったら、そりゃ、太るわ。
人生50年以上過ぎて、やっと原因がわかったわ。これで、安心して寝られる
わ。
また、太るね。\(^O^)/
世界地図の図法といえば、メルカトル図法、モルワイデ図法くらいしか思い
出せなかったが、
http://atlas.cdx.jp/projection/catalog.htm
投影法カタログ
には、いっぱいある。
ここのトップページ、
http://atlas.cdx.jp/index.htm
世界地図を作ろう
は、地図に関するすごいサイトだね。
世の中、すごい人が、よーけおるわ(たくさんいるね)。
ソフトも有料、無料それぞれあって、しかも地図のオーダーメイドもやって
いる。
http://atlas.cdx.jp/software/software.htm
世界地図ソフトウェア
http://atlas.cdx.jp/software/ptolemy.htm
PTOLEMY 〔世界地図トレミー〕
http://atlas.cdx.jp/software/mercator.htm
MERCATOR 〔世界地図メルカトル〕
http://atlas.cdx.jp/ordermade/ordermade.htm
オーダーメイド地図
リンク集がまたすごい。
http://atlas.cdx.jp/link.htm
地理リンク集
ちゃんと、CIAのWorld Fact Bookにもリンクがある。我が情報省へのリンク
はない。^^;
世界地図の図法から、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/07/04/4412039
3Dムービー図解で数学や物理関連、DIMENSIONS日本語版
で紹介した
http://faculty.ms.u-tokyo.ac.jp/users/dim_jp/
DIMENSIONS日本語版
を思い出した。
これ、全部は見終わってなかった。連休中に見てしまおう。
プラトン立体、多胞体、ポリトープ、シュレーフリなど、どこかで書いたと
思ったら、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/11/13/4692249
マンガに府中のかるたの会。武蔵府中郷土かるた
でした。
---
メルカトル図法で、高緯度の面積が大きくなる原因は何かと、昔からずっと
考えていた。時には、考えすぎて夜も寝られないほどだった。そしたら、今日
もまたセレンディピティが来たわ。
えっ、原因がわかったん?
おう。わかった、わかった。
なに、なに?
歴史上の大発見と同様、わかってみれば簡単なことだった。
教えて、教えて。
こういうことや。
メルカトル
↓
寝るかとる
↓
寝るか太る
↓
寝るから太る
たった、これだけのことやった。\(^O^)/ すなわち、メルカトル図法は、
寝るから太る図法というわけや。
なるほど。食っちゃ寝ばかりやっとったら、そりゃ、太るわ。
人生50年以上過ぎて、やっと原因がわかったわ。これで、安心して寝られる
わ。
また、太るね。\(^O^)/
世界地図の図法といえば、メルカトル図法、モルワイデ図法くらいしか思い
出せなかったが、
http://atlas.cdx.jp/projection/catalog.htm
投影法カタログ
には、いっぱいある。
ここのトップページ、
http://atlas.cdx.jp/index.htm
世界地図を作ろう
は、地図に関するすごいサイトだね。
世の中、すごい人が、よーけおるわ(たくさんいるね)。
ソフトも有料、無料それぞれあって、しかも地図のオーダーメイドもやって
いる。
http://atlas.cdx.jp/software/software.htm
世界地図ソフトウェア
http://atlas.cdx.jp/software/ptolemy.htm
PTOLEMY 〔世界地図トレミー〕
http://atlas.cdx.jp/software/mercator.htm
MERCATOR 〔世界地図メルカトル〕
http://atlas.cdx.jp/ordermade/ordermade.htm
オーダーメイド地図
リンク集がまたすごい。
http://atlas.cdx.jp/link.htm
地理リンク集
ちゃんと、CIAのWorld Fact Bookにもリンクがある。我が情報省へのリンク
はない。^^;
世界地図の図法から、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/07/04/4412039
3Dムービー図解で数学や物理関連、DIMENSIONS日本語版
で紹介した
http://faculty.ms.u-tokyo.ac.jp/users/dim_jp/
DIMENSIONS日本語版
を思い出した。
これ、全部は見終わってなかった。連休中に見てしまおう。
プラトン立体、多胞体、ポリトープ、シュレーフリなど、どこかで書いたと
思ったら、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/11/13/4692249
マンガに府中のかるたの会。武蔵府中郷土かるた
でした。
計算困難問題に対するアルゴリズム理論 ― 2011年04月30日 10時39分29秒
ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
シュプリンガー・フェアラークの高い本が売れていました。お買い上げあり
がとうございます。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4431711821/showshotcorne-22/
計算困難問題に対するアルゴリズム理論 [大型本]
J.ホロムコヴィッチ (著), 和田 幸一 (翻訳), 増澤 利光 (翻訳), 元木 光雄
(翻訳)
シュプリンガー・フェアラークの本はよさげだけど、概して高いです。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4431100210/showshotcorne-22/
組合せ最適化―理論とアルゴリズム [ハードカバー]
ベルンハルト コルテ (著), イェンス フィーゲン (著), Bernhard Korte (原
著), Jens Vygen (原著), 浅野 孝夫 (翻訳), 浅野 泰仁 (翻訳), 小野 孝男
(翻訳), 平田 富夫 (翻訳)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4431100628/showshotcorne-22/
アルゴリズムとデータ構造―基礎のツールボックス [単行本]
K. メールホルン (著), P. サンダース (著), 浅野 哲夫 (翻訳)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4431708766/showshotcorne-22/
グラフ理論 (Springer‐Verlag GTMシリーズ) [単行本]
R. ディーステル (著), Reinhard Diestel (原著), 根上 生也 (翻訳), 太田
克弘 (翻訳)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/443172737X/showshotcorne-22/
統計のための行列代数 上 (1) [単行本]
D.A.ハーヴィル (著), 伊理 正夫 (監訳)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4431727388/showshotcorne-22/
統計のための行列代数 下 (2) [単行本]
D.A.ハーヴィル (著), 伊理 正夫 (監訳)
組み合わせ最適化で、これまで名前を出したことがあるのは、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4320017862/showshotcorne-22/
これなら分かる最適化数学―基礎原理から計算手法まで [単行本]
金谷 健一 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4320017382/showshotcorne-22/
これなら分かる応用数学教室―最小二乗法からウェーブレットまで [単行本]
金谷 健一 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4320016475/showshotcorne-22/
組合せ最適化とアルゴリズム (インターネット時代の数学シリーズ) [単行本]
久保 幹雄 (著), 戸川 隼人 (編集), 杉原 厚吉 (編集), 中嶋 正之 (編集),
野寺 隆志 (編集)
かな。
3つとも買ったけど、積ん読まま。\(^O^)/
関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/12/15/4757770
共立出版、これなら分かるシリーズ、最適化数学など
http://iiyu.asablo.jp/blog/2010/12/11/5571938
フーリエ変換/ウェーブレット変換の基礎、最適化数学、大人買いか。
---
シュプリンガー・フェアラークの高い本が売れていました。お買い上げあり
がとうございます。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4431711821/showshotcorne-22/
計算困難問題に対するアルゴリズム理論 [大型本]
J.ホロムコヴィッチ (著), 和田 幸一 (翻訳), 増澤 利光 (翻訳), 元木 光雄
(翻訳)
シュプリンガー・フェアラークの本はよさげだけど、概して高いです。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4431100210/showshotcorne-22/
組合せ最適化―理論とアルゴリズム [ハードカバー]
ベルンハルト コルテ (著), イェンス フィーゲン (著), Bernhard Korte (原
著), Jens Vygen (原著), 浅野 孝夫 (翻訳), 浅野 泰仁 (翻訳), 小野 孝男
(翻訳), 平田 富夫 (翻訳)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4431100628/showshotcorne-22/
アルゴリズムとデータ構造―基礎のツールボックス [単行本]
K. メールホルン (著), P. サンダース (著), 浅野 哲夫 (翻訳)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4431708766/showshotcorne-22/
グラフ理論 (Springer‐Verlag GTMシリーズ) [単行本]
R. ディーステル (著), Reinhard Diestel (原著), 根上 生也 (翻訳), 太田
克弘 (翻訳)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/443172737X/showshotcorne-22/
統計のための行列代数 上 (1) [単行本]
D.A.ハーヴィル (著), 伊理 正夫 (監訳)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4431727388/showshotcorne-22/
統計のための行列代数 下 (2) [単行本]
D.A.ハーヴィル (著), 伊理 正夫 (監訳)
組み合わせ最適化で、これまで名前を出したことがあるのは、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4320017862/showshotcorne-22/
これなら分かる最適化数学―基礎原理から計算手法まで [単行本]
金谷 健一 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4320017382/showshotcorne-22/
これなら分かる応用数学教室―最小二乗法からウェーブレットまで [単行本]
金谷 健一 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4320016475/showshotcorne-22/
組合せ最適化とアルゴリズム (インターネット時代の数学シリーズ) [単行本]
久保 幹雄 (著), 戸川 隼人 (編集), 杉原 厚吉 (編集), 中嶋 正之 (編集),
野寺 隆志 (編集)
かな。
3つとも買ったけど、積ん読まま。\(^O^)/
関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/12/15/4757770
共立出版、これなら分かるシリーズ、最適化数学など
http://iiyu.asablo.jp/blog/2010/12/11/5571938
フーリエ変換/ウェーブレット変換の基礎、最適化数学、大人買いか。
Weblioに方言コーナーがある。「これが九州方言の底力! 」のことも ― 2011年04月30日 10時40分04秒
ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2010/02/12/4876047
ライフサイエンス必須英和辞典、京都大学ライフサイエンス辞書、Weblio
で1年以上前に紹介しておきながら。いまごろ、Weblioに方言コーナーがある
のに気づいた。
http://www.weblio.jp/cat/dialect
方言
http://www.weblio.jp/category/dialect/smsbj
下関弁辞典
「かやす、かやれる」とか知らんわ、そんなん。
http://www.weblio.jp/category/dialect/bngrn
奥豊後の言葉
大分の「よだきい」は、ほんとに印象に残っている。検索したけど、書いて
ないね。
大学に入って最初の年。講義が終わった夏の夕方。
野々下君が
「ああ、よだきい」
と言ったの。
初めて、聞く言葉で、野々下に「よだきいって、何?」と質問した。
野々下君は、どう説明していいかちょっと困っていたが、「いまのこんな状
態のこと」などと答えてくれ、大分弁だとわかった。
たしかに、「きだきい」の意味は、言葉にしにくい感覚的なもの。
文字で書けば、「けだるい。だるい。物憂い、おっくう」などという意味だ
が、それでは、頭でわかっても、体でわからない。
あの夏の日、蒸し暑く、西日でうだるような中、講義はやっと終わったが何
もやる気にならないあの状態。あのときに、大分弁ネイティブが一言「よだき
い」といったあの感覚を共有していないと、ほんとには、この言葉の意味が体
に入ってこないと思った。
「よだきい」が、大分を代表する言葉ということは、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4469222003/showshotcorne-22/
これが九州方言の底力! (単行本)
九州方言研究会 編 (著)
にも載っている。
「19 光源氏も「よだきい」?」に、大分・宮崎方言の横綱と書いてある。
元々は、平安時代の言葉「よだけし」で、源氏物語にも出てくる言葉という
ことも、初めて知った。これ、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/04/28/5828986
水谷静夫「曲り角の日本語」、岩波国語辞典第七版三刷
で書いた、昔の京都の言葉が、いまでも地方に方言として残っている一例。
おお、
http://www.weblio.jp/content/よだきい
で検索したら、鳥取弁では、
--- ここから ---
鳥取弁辞書
よだきい
《品詞》形容詞
《用例》「あいつは、よだきい奴だ」(あいつは、強欲で人品ともに卑しい最
低の奴だ)。
《補足》ごんべの田舎では、「よだきい」と言われたら、人間としては最低の
評価を下されたと同じで、もうおしまいだそうです。
--- ここまで ---
とある。
大分弁とは、ずいぶん、違うね。
お、「しろしい」もずいぶん違う。
http://www.weblio.jp/content/しろしい
下関弁だと、
--- ここから ---
しろしい うるさい。やかましい。
--- ここまで ---
になっている。
嘘やろ、これ。「うっとしい」の意味での「うるさい」はあっても、「やか
ましい」は、ないやろう。
博多弁では、大分弁の
--- ここから ---
奥豊後の言葉
しろしい
[意]うっとうしい[例]しろしい、やっちゃ(うっとうしいやつだ)
--- ここまで ---
と同じ。
北九州弁では、「しろしい」は、まず使わないと思うが、狭い関門海峡を隔
てただけで、下関で、そんなに違うかな。嘘っぽいなあ。
ま、正式な辞書じゃないからね。
下関弁の「しろしい=うるさい。やかましい」は、博多弁だと「せからしい」
だろうね。
北九州弁では、「しゃあしい」かな。これ、「せわしい」の変化かな。
用例:
「きさん。しゃあしい」(きさま、うるさい)
「これが九州方言の底力!」にある大分弁の話では、
「20 「食べきらん・食べられん・食べれん」はどう違う?」
が、ああ、そうそうと思った。これは、北九州弁でも同じだと思う。自分の子
供時代を思えば、門司のおれの周囲では、こういう使い分けはあった気がする。
どういう使い分けかといえば、
1 「食べきらん」は、自分の能力でできるかどうかという、能力可能。
2 「食べられん」は、外部の状況によって可能かどうかという、外部の状況可
能。
3 「食べれん」は、動作する人の内面の状況によって可能かどうかという、内
部状況可能。
こういう3パターンの使い分けがあるそうだ。
1の例として、(ニンジンが嫌いなので)ニンジンは「食べきらん」。
2の例として、食卓の椅子が体に合わないので、「食べられん」。
3の例として、さっきスパゲティをいっぱい食べたので、もう「食べれん」。
全国の多くの方言でも、1, 2の使い分けがある。しかし、これすら、標準語
(本書の用語では、共通語)では、表現できない。
「食べられない」しかなく、可能表現の「~きる」がないから。
「食べられる」が、受け身の表現か可能の表現かは、文脈が必要なので区別
しにくいから、ら抜き言葉の「食べれない」は、受動態か可能かの区別をした
いという意味合いはあるだろうが、可能表現のときの意味は、「食べられない」
と同じ。つまり、1, 2の使い分けはない。
大分弁は、さらに状況可能を、外部と内部に分けて表現できるというわけ。
もう1つ、これも、おれの周囲ではよく使っていたと思ったのが、
「29 大分人は時刻に敏感?」
で、8時50分を表現するのに、標準語(共通語)では、「9時10分前」というが、
大分弁では、「9時前10分」ということ。
先に、9時の前か後か提示するので、本書では「誤解の少ない、合理的表現」
だということになっている。
関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2010/01/11/4807368
これが九州方言の底力!
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/04/28/5828986
水谷静夫「曲り角の日本語」、岩波国語辞典第七版三刷
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2010/02/12/4876047
ライフサイエンス必須英和辞典、京都大学ライフサイエンス辞書、Weblio
で1年以上前に紹介しておきながら。いまごろ、Weblioに方言コーナーがある
のに気づいた。
http://www.weblio.jp/cat/dialect
方言
http://www.weblio.jp/category/dialect/smsbj
下関弁辞典
「かやす、かやれる」とか知らんわ、そんなん。
http://www.weblio.jp/category/dialect/bngrn
奥豊後の言葉
大分の「よだきい」は、ほんとに印象に残っている。検索したけど、書いて
ないね。
大学に入って最初の年。講義が終わった夏の夕方。
野々下君が
「ああ、よだきい」
と言ったの。
初めて、聞く言葉で、野々下に「よだきいって、何?」と質問した。
野々下君は、どう説明していいかちょっと困っていたが、「いまのこんな状
態のこと」などと答えてくれ、大分弁だとわかった。
たしかに、「きだきい」の意味は、言葉にしにくい感覚的なもの。
文字で書けば、「けだるい。だるい。物憂い、おっくう」などという意味だ
が、それでは、頭でわかっても、体でわからない。
あの夏の日、蒸し暑く、西日でうだるような中、講義はやっと終わったが何
もやる気にならないあの状態。あのときに、大分弁ネイティブが一言「よだき
い」といったあの感覚を共有していないと、ほんとには、この言葉の意味が体
に入ってこないと思った。
「よだきい」が、大分を代表する言葉ということは、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4469222003/showshotcorne-22/
これが九州方言の底力! (単行本)
九州方言研究会 編 (著)
にも載っている。
「19 光源氏も「よだきい」?」に、大分・宮崎方言の横綱と書いてある。
元々は、平安時代の言葉「よだけし」で、源氏物語にも出てくる言葉という
ことも、初めて知った。これ、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/04/28/5828986
水谷静夫「曲り角の日本語」、岩波国語辞典第七版三刷
で書いた、昔の京都の言葉が、いまでも地方に方言として残っている一例。
おお、
http://www.weblio.jp/content/よだきい
で検索したら、鳥取弁では、
--- ここから ---
鳥取弁辞書
よだきい
《品詞》形容詞
《用例》「あいつは、よだきい奴だ」(あいつは、強欲で人品ともに卑しい最
低の奴だ)。
《補足》ごんべの田舎では、「よだきい」と言われたら、人間としては最低の
評価を下されたと同じで、もうおしまいだそうです。
--- ここまで ---
とある。
大分弁とは、ずいぶん、違うね。
お、「しろしい」もずいぶん違う。
http://www.weblio.jp/content/しろしい
下関弁だと、
--- ここから ---
しろしい うるさい。やかましい。
--- ここまで ---
になっている。
嘘やろ、これ。「うっとしい」の意味での「うるさい」はあっても、「やか
ましい」は、ないやろう。
博多弁では、大分弁の
--- ここから ---
奥豊後の言葉
しろしい
[意]うっとうしい[例]しろしい、やっちゃ(うっとうしいやつだ)
--- ここまで ---
と同じ。
北九州弁では、「しろしい」は、まず使わないと思うが、狭い関門海峡を隔
てただけで、下関で、そんなに違うかな。嘘っぽいなあ。
ま、正式な辞書じゃないからね。
下関弁の「しろしい=うるさい。やかましい」は、博多弁だと「せからしい」
だろうね。
北九州弁では、「しゃあしい」かな。これ、「せわしい」の変化かな。
用例:
「きさん。しゃあしい」(きさま、うるさい)
「これが九州方言の底力!」にある大分弁の話では、
「20 「食べきらん・食べられん・食べれん」はどう違う?」
が、ああ、そうそうと思った。これは、北九州弁でも同じだと思う。自分の子
供時代を思えば、門司のおれの周囲では、こういう使い分けはあった気がする。
どういう使い分けかといえば、
1 「食べきらん」は、自分の能力でできるかどうかという、能力可能。
2 「食べられん」は、外部の状況によって可能かどうかという、外部の状況可
能。
3 「食べれん」は、動作する人の内面の状況によって可能かどうかという、内
部状況可能。
こういう3パターンの使い分けがあるそうだ。
1の例として、(ニンジンが嫌いなので)ニンジンは「食べきらん」。
2の例として、食卓の椅子が体に合わないので、「食べられん」。
3の例として、さっきスパゲティをいっぱい食べたので、もう「食べれん」。
全国の多くの方言でも、1, 2の使い分けがある。しかし、これすら、標準語
(本書の用語では、共通語)では、表現できない。
「食べられない」しかなく、可能表現の「~きる」がないから。
「食べられる」が、受け身の表現か可能の表現かは、文脈が必要なので区別
しにくいから、ら抜き言葉の「食べれない」は、受動態か可能かの区別をした
いという意味合いはあるだろうが、可能表現のときの意味は、「食べられない」
と同じ。つまり、1, 2の使い分けはない。
大分弁は、さらに状況可能を、外部と内部に分けて表現できるというわけ。
もう1つ、これも、おれの周囲ではよく使っていたと思ったのが、
「29 大分人は時刻に敏感?」
で、8時50分を表現するのに、標準語(共通語)では、「9時10分前」というが、
大分弁では、「9時前10分」ということ。
先に、9時の前か後か提示するので、本書では「誤解の少ない、合理的表現」
だということになっている。
関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2010/01/11/4807368
これが九州方言の底力!
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/04/28/5828986
水谷静夫「曲り角の日本語」、岩波国語辞典第七版三刷
サンチュが食べたーい。 ― 2011年04月30日 10時40分44秒
ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
サンチュが食べたーい。
はい、どうぞ。
サンチュー、ベリーマッチ。\(^O^)/
Twtterで、デーブ級と褒められた。\(^O^)/
デーブ・スペクター級ということね。光栄です。
関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/03/19/5749034
マイクロソフト元社長の成毛が相変わらず軽いので、ツイッターで話題になっ
ていました。
---
サンチュが食べたーい。
はい、どうぞ。
サンチュー、ベリーマッチ。\(^O^)/
Twtterで、デーブ級と褒められた。\(^O^)/
デーブ・スペクター級ということね。光栄です。
関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/03/19/5749034
マイクロソフト元社長の成毛が相変わらず軽いので、ツイッターで話題になっ
ていました。
山内祐平「デジタル教材の教育学」 ― 2011年04月30日 10時53分43秒
ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
リンクのみで失礼。お買い上げありがとうございます。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4130520792/showshotcorne-22/
デジタル教材の教育学 [単行本]
山内 祐平 (著)
関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/04/14/5804170
インストラクショナルデザイン、教材設計、教師のためのルールブック、独学
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/01/03/2542866
コンピュータを使わない情報教育 アンプラグドコンピュータサイエンス
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/03/15/2751786
コンピュータを使わない情報教育 アンプラグドコンピュータサイエンスその2
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リンクのみで失礼。お買い上げありがとうございます。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4130520792/showshotcorne-22/
デジタル教材の教育学 [単行本]
山内 祐平 (著)
関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/04/14/5804170
インストラクショナルデザイン、教材設計、教師のためのルールブック、独学
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/01/03/2542866
コンピュータを使わない情報教育 アンプラグドコンピュータサイエンス
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/03/15/2751786
コンピュータを使わない情報教育 アンプラグドコンピュータサイエンスその2
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