ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
　昨日、たまたまチャンネルが合ったTBS「噂の！東京マガジン」、これ、関
東ローカルでしょう？
　ま、とにかく、府中が出ていた。途中からみたからよくわからなかったが、
　日新町や西原町あたりで、墓地開発の話。
　宗教法人が名義貸しとか、やっちゃいけないことをやってると。
　自治体も取り締まらずに野放しという話になっていた。
　府中市の場合は、都市計画課は、市の面積の４％も墓地がもうあるので、十
分だから、これ以上は認めない。環境なんとか課は、認める立場で、見解が食
い違っていた。
　役人がこういう状態ということは、こりゃ、金を積むか、ヤクザで脅すかす
れば、いくらでも墓地を作れそうだな。^^;
　前も、たまたまチャンネルが合ったときに、墓地のことをやっていた。
　この番組の得意技なんだろうか。
　それだけ、東京で墓地問題が多いということなんだろうね。
　23区の連中の迷惑施設扱いなんだよね。府中あたりの交通の便もいいところ
に追いやっておけということだもんね。
　原発と同じ構造だね。
　だったら、電源三法交付金みたいに、墓地交付金をもらって府中を一大墓地
タウンにすればいいね。
　しかも、「はやぶさ」で活躍したNECもあるんだから、衛星軌道に埋葬する
宇宙墓地も募集。おれ、すぐ応募するわ。＼(^O^)／

http://www.tbs.co.jp/uwasa/genba/
噂の現場
2012年1月8日放送
なぜ家の隣に？！多摩地区で急増する墓地開発！！
http://questionbox.jp.msn.com/qa7232236.html
墓地造成ラッシュ。
http://datazoo.jp/w/府中市（東京）/9285439
1月8日放送　13:00 - 14:54　TBS
噂の！東京マガジン 山口良一が見に行く噂の現場

　府中は、以前、独身の女性たちと、夫の家の墓に入りたくない？女性たちの
共同の墓というか、慰霊場所というか、そういうのもテレビでやってた記憶が
ある。
　あ、こんなのがあった。
http://mapbinder.com/Map/Japan/Tokyo/Fuchushi/article.html
に、
--- ここから ---
2008.07.11最後の居場所　見つけた
府中にシングル女性のための共同墓
契約者２００人、今を生きるための「記念碑」
死ぬときは「私」として名前残したい
--- ここまで ---
　これがそうかな。
http://www.e-ohaka.com/greport/?gid=1309332005-292508
府中ふれあいパーク

　女装して死んだら、入れてもらえるんだろうか。
　お前の人生最大の目標は、女装して捕まって、NHKニュースのトップと、新
聞の一面トップを取ることだもんな。
　はい、そうです。＼(^O^)／

　墓地といえば、創価学会の墓地商法、霊園商法はどうなったんだ。
　二束三文の山を買い付けて開発して、高値で信者に売って儲けまくり。

関連：
http://iiyu.asablo.jp/blog/2010/11/17/5513846
週刊ダイヤモンド「宗教とカネ」特集は、めちゃ、面白かった。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/02/08/5670243
グルーポン、相変わらずやのぉ。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/02/24/5702876
幸福の科学、大川隆法、離婚問題
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/08/19/3698999
Re: 成功本はムチャを言う!?

http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/wabijo89.html
乳の詫び状(2005/03/07)
標題: 間違いないっ！
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/wabijo82.html
乳の詫び状(2004/08/05)
標題: 創価学会の経済力
を探し出した。
　なるほど。
　週刊ダイヤモンド2004年８月７日号は、「創価学会の経済力」に、メガバン
グの頭取が、正月に真っ先に創価学会に挨拶に行く話や、
墓石４４万基完売！高収益「墓苑事業」の全貌
が載っていたんだね。
　アマゾンにはないので、ダイヤモンド社に頼むか、図書館で探してね。

ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
　去年の暮れにお買い上げありがとうございますで、気になっていたのが、数
学セミナー。
　福島第一原発事故以来、想定外、想定外が連呼されている世の中で、2012年
1月号の特集が、「「想定外」の数学」。
　そういえば、堀江君のライブドアがフジテレビを買うといって大騒ぎだった
ころ、彼のいう「想定の範囲内」が流行語だったよね。
　それがいま、想定外が流行語だもんね。世の中、ほんと、いい加減だね。
　2011年12月号の特集、「シミュレーションの数理」も興味深い。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005ZHFFOY/showshotcorne-22/
数学セミナー 2011年 12月号 [雑誌] [雑誌]
http://www.nippyo.co.jp/magazine/5718.html
2011年12月号　 　通巻 602号
シミュレーションの数理
--- ここから ---
津波の数値計算と予報システムおよび被害推定…越村俊一
SPEEDIによる放射性物質拡散シミュレーション／
理想と現実の狭間から見えてきた問題…北本朝展
放射性物質の大気拡散シミュレーションについて…永井晴康
チェルノブイリ事故による大気汚染の長期予測…羽田野祐子
--- ここまで ---
などがあるね。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B006E513LA/showshotcorne-22/
数学セミナー 2012年 01月号 [雑誌] [雑誌]
http://www.nippyo.co.jp/magazine/5736.html
2012年1月号　 　通巻 603号
「想定外」の数学
--- ここから ---
72次元の極値偶ユニモジュラー格子の存在について…原田昌晃
--- ここまで ---
　なんなん？　これ。
　こういう言葉だけで、興奮するわ。

　2月号の特集は、「グレブナー基底の新天地」です。
　次号予告より。
--- ここから ---
2012年2月号（1月12日発売）予価980円（税込）
特集＝グレブナー基底の新天地
多変数の連立代数方程式の解を求めるときなどに利用されるグレブナー基底。
そのアルゴリズムは現在、数式処理ソフトとしての需要も高く、
さまざまな分野に活躍の場を広げている。
今回はグレブナー基底の分野を超えた新たな進展を紹介する。
--- ここまで ---
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B006MWUHOY/showshotcorne-22/
数学セミナー 2012年 02月号 [雑誌] [雑誌]

　ぼくはさっぱりわからんけど、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4320019768/showshotcorne-22/
グレブナー道場 [単行本]
JST CREST 日比チーム (編集)
は、すごいらしいです。

関連：
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/10/25/6169722
グレブナー基底の本「グレブナー道場」
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/01/03/5620938
数学で犯罪を解決するナンバーズ(NUMB3RS, NUMBERS)のDVDリスト

　いまごろ気づいたけど、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/10/25/6169722
グレブナー基底の本「グレブナー道場」
に、 KNOPPIX/Mathのhamadaさんからコメントがついているね。

http://www.knoppix-math.org/
KNOPPIX/Math Project

ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
　最近、また地震が増えてきて不気味。
　Twitterでは、もう去年に流したけど、ちょうど、「迫る巨大地震」が特集
になっている日経サイエンスの2012年2月号を読み終えたときだった。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B006J8HVXQ/showshotcorne-22/
日経 サイエンス 2012年 02月号 [雑誌]
http://www.nikkei-science.com/page/magazine/201202.html
日経サイエンス　2012年2月号
迫る巨大地震

　概略は以下。
http://www.nikkei-science.com/201202_032.html
浮かび上がるスーパーサイクル
中島林彦（編集部） 協力：宍倉正展（産業技術総合研究所）

http://www.nikkei-science.com/201202_044.html
最悪のシナリオ
中島林彦（編集部）
協力：古村孝志（東京大学地震研究所） 小山真人（静岡大学）

http://www.nikkei-science.com/201202_053.html
続く地下変動
中島林彦（編集部）

http://www.nikkei-science.com/201202_056.html
大噴火近い？　白頭山
S. パーキンズ（サイエンスライター）

　「浮かび上がるスーパーサイクル」は、恐ろしいわ。
　フツー、大きな地震で歪みが解消されてしばらく大丈夫になると思われてき
たが、そうじゃないと。もっと大きなサイクル、スーパーサイクルの中での
「小さな」地震であって、歪みは解消されず、そのうち、超巨大地震がくると
いうのがわかってきたという話。
　東日本大震災の地震はさすがにスーパーサイクルみたい。
　いま、一番、スーパーサイクル級、つまり、東日本大震災級の地震と津波が、
いつ来てもおかしくない状態になっているのが、北海道東方沖。

　「大噴火近い？　白頭山」は、日本の地震が、遠く中国と北朝鮮の国境にあ
る白頭山の噴火に影響するという話だった。
　大晦日のころ、アリューシャン列島の火山が噴火して、航空機に注意が出て
たね。あった。クリーブランド火山だ。
http://savechild.net/archives/14398.html
【火山】北太平洋のアリューシャン列島で火山噴火、航空機に注意呼びかけ
　去年、カムチャッカ半島の火山も活動が活発化した話がありましたよね。
　環太平洋火山帯の北半球は、とても活動が活発化しているふうにみえるね。
　不気味星人。

　「最悪のシナリオ」は、NHK教育テレビ「サイエンスZERO」でもやっていた、
津波が従来よりはるかにすごいものになる予想の話。

http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp359.html
2011年9月10日放送　(No.359)
巨大津波の謎を探る ～解き明かされる新メカニズム～
　アンコール放送まであったのね。
http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp359enc.html
2011年12月24日放送
巨大津波の謎を探る

　以前も書いたが、最悪のシナリオでは、東海、東南海、南海の３連動巨大地
震になるから、日本の太平洋岸は、全滅。富士山も大噴火します。
　桜島に比べると富士山、観測網が整ってないみたいね。
　桜島は大噴火間近。

関連：
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/09/15/6103624
津波火災、巨大津波、ダイナミックオーバーシュート
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/05/14/5861672
大阪を首都機能のバックアップにするのは危険すぎるだろう
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/04/15/5804891
巨大津波を予測していた男－活断層・地震研究センターの宍倉博士
http://iiyu.asablo.jp/blog/2010/09/02/5318637
巨大地震―地域別・震源、規模、被害予測 (ニュートンムック Newton別冊)
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/04/09/5790365
昨日の地震
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/03/27/5761661
栄村大震災、新燃岳のこと。そして桜島大噴火?、サイエンスZERO、噴火予測
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/12/12/6240603
レアアース。東邦金属門司工場、日本初のモリブデン。鹿児島湾、アンチモン

　あれ？
　書いたと思ったのに書いてないみたいね。
　太平洋ベルト地帯が全滅したら、いまの内閣じゃ、日本はもたない(ネタを
考えたときは、菅直人内閣だったが)。
　ここは運を持ったリーダーしかない。
　ということで、超法規的措置で、「はやぶさ」の川口淳一郎を首相、よき広
報マンとして活躍した的川さんも起用して、的川泰宣官房長官による、「はや
ぶさ内閣」発足。＼(^O^)／
　ところが、その直後、首都圏直下型大地震に富士山大噴火。
　どうなる日本!?という、ま、どうでもいい話だった。
　お前の話は、どれもどうでもいいといえば、どれもどうでもいいだろ。
　それが噺家の真骨頂。＼(^O^)／
　真面目な話。ほんとにそうなったら、運の強いリーダーにしないとだめよ。
ほんとの非常時は、知識、見識は関係ない。運の強さが一番。

関連：
http://iiyu.asablo.jp/blog/2010/12/22/5597370
川口さんの「はやぶさ」本
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/02/16/5683746
川口淳一郎、的川泰宣、松浦晋也の新刊「はやぶさ」本
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/04/26/5825695
飛べ！「はやぶさ」、「はやぶさ」式思考法、「はやぶさ」の超技術

　今月号の他の記事も面白かった。
　NASAの火星に行く戦略も面白かった。
　一番やっぱりと思ったのが、
http://www.nikkei-science.com/201202_098.html
金融危機はなぜ予測できないのか
D. H. フリードマン（サイエンスライター）

　何度も書いたことをまた書くが、経済学者の野口悠紀雄は、日本は、イギリ
スやアイルランドを見習え、金融立国になれと煽りまくったが、リーマンショ
ックで金融がやられると、だんまりを決め込んだ。
　責任を取るどころか、金融工学は悪くないなどと強弁する始末。

　この記事に出てくる専門家たちは、そんな馬鹿なことはいわない。
　金融工学が使っているモデルは、現実を反映してない。だから、こういう悲
惨な結果が起こりうると率直に表明し、今後、どう対応していけばいいかも、
率直に語っている。
　ぼくも、ブラック・ショールズのモデルの欠陥、経済物理学、べき乗則の話
などは、何度も書いてる。

関連：
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/05/08/5851927
東日本大震災の復興。経済物理学からの提言。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/12/07/985911
ブラック・ショールズの公式
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/11/26/970676
データや統計の罠と監視社会
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/12/07/985930
伊藤清先生

　何度もいうが、野口悠紀雄や池田信夫といった連中のレベルの低さ、それを
ありがたがるビジネス雑誌やビジネス書の世界、要はカモリーマンの世界。こ
こが何10年もだめだから、日本の再生なんかないんだよね。
　野口悠紀雄や池田信夫は、これでもましなほうだというが、日本の経済学の
ベスト＆ブライテストには、ほど遠いでしょう？　それとも、この程度が上限
なの？　だったら、未来はない。
　野口悠紀雄や池田信夫は、構造改革やイノベーションを唱えるが、お前らの
頭の中身の構造改革、イノベーションが先決。そして日本の経済学コミュニテ
ィ、ビジネス誌の世界の構造改革、イノベーションが先決。
　それをやってから、おれらの業界、ICT業界、電機業界に意見しろ。

関連：
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/12/01/6225751
ユーロ圏、崩壊回避なるか？ ユーロ崩壊の足音
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/12/01/6225770
「自由貿易は、民主主義を滅ぼす」「「アメリカ覇権」という信仰」
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/11/11/6195957
ロナルド・ドーア「金融が乗っ取る世界経済 - 21世紀の憂鬱」ほか
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/06/09/4354397
ブラック・スワン関係
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/10/12/3815127
野口悠紀雄のトンデモIT論その５
http://iiyu.asablo.jp/blog/2010/06/27/5188136
池田信夫のずっこけモジュール論
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/08/22/6062736
池田信夫、ネイビー通信の田代、武田邦彦、茂木健一郎
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/09/02/6084918
Re: 池田信夫、ネイビー通信の田代、武田邦彦、茂木健一郎
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/07/04/5942297
小田嶋隆「ポエムな「提言」で復興できるの？」、野口悠紀雄、池田信夫のこと

ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
　すごい本がある。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4583616147/showshotcorne-22/
ダルビッシュ有の変化球バイブル (B・B MOOK 623 スポーツシリーズ NO. 496)
[大型本]
ダルビッシュ有 (監修)

　なにが、すごいって、ダルビッシュが、自ら投げる変化球の解説をしている
こともすごいが、元は、税込価格：￥1,000 （本体 ：￥952）のものが、プレ
ミアがついて、めっちゃ高くなっている。
　いま、中古品の出品：9　￥ 8,699より
　一番高いのは、￥ 19,249

関連：
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/03/08/1242161
松坂の魔球ジャイロボール

ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20111107/223681/
所得格差の米国化が進む日本
年間収入五分位階級表とジニ係数で見る現実
吉田 耕作
2011年11月17日（木）
--- ここから ---
　第1回目のノーベル経済学賞を受賞したサミュエルソンによると、米国では
ブッシュ大統領が「思いやり保守主義」を掲げたが、実際には「億万長者への
思いやり」であった。例えば、証券取引委員会（SEC）にはわざと無能な人を
採用し、市場への監督の不行き届きと規制緩和を続行した。この政策が金融工
学のモンスターと結びついて、2008年の世界恐慌を引き起こしたという。そし
てブッシュ大統領は米国の歴史において最悪の大統領として名をとどめること
になるだろうと述べている。
--- ここまで ---
--- ここから ---
　スティグリッツは、ブッシュ政権の政策は2008年の金融危機の解決策として、
富裕層向け減税を行うことにより米国の財政を一層弱体化させ、ウォール街の
特殊利益を優先する「企業温情主義」の政策をとるなど、正しい政策を阻んで
いると述べた。米国政府がまずなすべき事は、ローン返済に行き詰まった人が
担保の住宅を失うのを防いだり、失業者を支援したりすることだと主張したが、
取り上げられることはなかった。
--- ここまで ---
--- ここから ---
　日本では、市場原理主義の立場をとった小泉元首相は、自由競争を奨励し、
規制緩和を通じた構造改革路線をとり、郵政の民営化を実施した。郵政の民営
化とは一体何だったのか？　郵政の民営化によって、サービスの向上や郵政公
社の経済性や効率の向上効果は未だに見られないままである。
--- ここまで ---
--- ここから ---
　日本も小泉政権がもっと長く続いたり、その後の政府が市場原理主義を踏襲
していたりしたならば、今の米国と同じ様な金融危機や極端な格差の問題に直
面していたであろう。日本が米国と同じような金融危機に陥らなかった理由は
二つ考えられる。
--- ここまで ---
--- ここから ---
　一つは日本の制度に特有の制度の膠着性（こうちゃくせい）、つまり簡単に
変わりにくい性質を持っていたという点、第二には金融工学が米国ほどには発
達していなかったという点だ。
--- ここまで ---

　竹中平蔵は、改革が悪いのではなく、改革が足りないといっていたが、あの
改革のやり方をもっと進めていたら、もっと悪くなっていたという話ね。
　金融工学が米国ほどには発達してなかったからラッキーというのも、金融立
国を煽っておきながら、リーマンショック後は知らんふりで逃げている野口悠
紀雄に聞かせたい話だね。

--- ここから ---
　1980年代の中頃では日本のジニ係数は欧州大陸系の諸国に近かったが、2000
年前後ではアングロ・アメリカンのグループに仲間入りし、2008年では0.38に
なり、アングロ・アメリカンのグループでも米国に次ぐ2位となった。この間
にこれだけジニ係数が高くなった国は米国を除いて、日本だけである。表1の
五分位階級数と表2のジニ係数を合わせ考察してみると、日本は驚くべきスピ
ードで所得格差の米国化が進んでいる事が明白であり、震撼とさせられるので
ある。日本の指導者達は米国を反面教師として、早急に多くを学び、米国と同
じ間違いをおかさない事を期待したい。
--- ここまで ---

　吉田耕作さんの主な本。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822245101/showshotcorne-22/
直感的統計学 [単行本]
吉田 耕作 (著)

　オビに、「めざすは、文系の基礎力アップ！」とある。
　数学ができないおれがいうのも大笑いだが、何度もいうように文系の人も、
確率と統計はやっとかないとまずいよ。営業でもマーケティングでもなんでも
いいけど、数字の読み方がわからないんじゃ、話にならない。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822247929/showshotcorne-22/
統計的思考による経営 [単行本]
吉田 耕作 (著)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822243532/showshotcorne-22/
経営のための直感的統計学 [単行本]
吉田 耕作 (著)

　別の人だが、こういうのあるね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4484062313/showshotcorne-22/
現場で使える統計学 [単行本（ソフトカバー）]
豊田 裕貴 (著)

関連：
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/12/30/6269345
青木繁伸「統計数字を読み解くセンス」
http://iiyu.asablo.jp/blog/2012/01/09/6283887
日経サイエンス、迫る巨大地震、富士山噴火
の
http://www.nikkei-science.com/201202_098.html
金融危機はなぜ予測できないのか
D. H. フリードマン（サイエンスライター）
と書いた部分からも参照。

ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20111209/224987/
もう一つの「1％対99％」問題
データが示すTPP以前に壊滅している日本の農業
吉田 耕作 　【プロフィール】
2011年12月15日（木）

関連：
http://iiyu.asablo.jp/blog/2012/01/09/6284664
所得格差の米国化が進む日本