ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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　録画していた将棋NHK杯をやっと観た。
　勝手にファンになって応援している北島忠雄六段が、超強敵の糸谷哲郎五段
を、大大大大、大撃破。＼(^O^)／
　屋敷伸之九段を会心の戦いで破った北島さんですが、糸谷さん相手だと、正
直、厳しいと思っていた。
　なぜって、糸谷さんは早指しの鬼。NHK杯は、２年連続で決勝で羽生さんと
戦って、惜しくも準優勝。今年こそ優勝、北島さんなんぞ、軽く一蹴という意
気込みがビンビン。

　今回の将棋も糸谷リードから、北島さんが辛抱して、４九角逆襲。解説の片
上大輔六段によれば、さらに自陣の飛車を見捨てて４八馬が見事な勝負手だっ
たそうです。最後は見事に寄せきりました。すごーい。
　北島玉は、非常に危なそうにみえて、案外、耐久力があったみたい。感想戦
では、糸谷さん、北島さんの勝負手以降は、こっちに勝ちはなかった。どこか
ら攻めていいのか難しかったといってた。

　北島さんも苦しいときは、駒台の駒が乱れるのね。
　駒台の駒の乱れで、いまでも記憶に残っているのが、囲碁・将棋チャンネル
の銀河戦での北島さんと羽生さんの対戦。
　北島さんが羽生さんを破ったが、あのとき、お互い秒読みで、羽生さんは追
い詰められていて時間ぎりぎりで指していて、駒台の駒が乱れまくり。
　羽生さんでも、こんなになるんだと思って、印象深い。

　ところで、前期の準決勝、糸谷さんと丸山忠久九段との対戦は、衝撃でした。
　NHK杯史上最短？の３９手という超最短手数で、糸谷さんがA級のトッププロ
である丸山さんを撃破。
　持ち時間の短い将棋で若手との対戦は、これがあるんですよ。若手の研究に
ずっぽしはまってしまって、完敗する。
　こういう戦いは、避けようと思えば避けられるが、A級レベルのトッププロ
は、まず避けない。それがトッププロの矜恃。
　考える時間が短い将棋でも、危険地帯に踏み込んでいく。こてんぱんにやら
れる危険性が高くても、踏み込む勇気、好奇心、将棋の棋理を究めたいという
探求心、いい棋譜を残したいという願望、ファンに観たこともない将棋を見せ
たいというサービス精神、そういうものが恐怖心、タイトルを取ることやお金
より勝るんでしょうね。
　立派なことだと思います。それでこそトッププロ。
　あ、こんなのがある。
http://mune1232007.blog121.fc2.com/blog-entry-1636.html
2011.03.20 糸谷哲郎五段ｖｓ丸山忠久九段　NHK杯　準決勝

　北島さんの本もあるよ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4819700839/showshotcorne-22/
将棋上達の方程式 手筋の公式 基礎編 (単行本)
北島 忠雄 (著)

　ところで、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/06/01/5891783
将棋NHK杯、北島忠雄六段、会心の一撃。＼(^O^)／
にある、matsuさんのコメントにびっくり。
　北島さんが奨励会に入る前によく指していたとは、すごーい。

　北島さん、次もがんばれー。＼(^O^)／

関連：
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/06/01/5891783
将棋NHK杯、北島忠雄六段、会心の一撃。＼(^O^)／
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/08/02/4472355
将棋銀河戦、北島忠雄六段、羽生善治名人に勝つ！＼(^O^)／
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/08/29/4548180
将棋銀河戦、北島忠雄六段、橋本崇載七段に勝つ！＼(^O^)／
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/09/18/4583887
将棋銀河戦。北島忠雄六段、負けちゃいました(泣)
http://iiyu.asablo.jp/blog/2010/12/14/5579328
BSベスト・オブ・ベスト「運命の一手 渡辺竜王VS人工知能・ボナンザ」