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失敗知識データベース2007年11月21日 05時47分47秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
 内藤さんから。
--- ここから ---
前略

 中村様の乳の詫び状、毎回興味深く拝見させて頂いております。

 本日朝日新聞のHPにて、完成した諫早湾干拓が漁業被害からみてみると、
 失敗であった事を、“失敗知識データベース”なるものに登録された
 記事が載っておりました。

 早速、失敗知識データベースをアクセスし、タイタニックの事例を拝見した
 ところ、タイタニックに乗船し、唯一生き残った日本人の細野正文氏が
 YMOの細野晴臣氏の祖父に当たる事を知り驚いております。
 
 失敗には学ぶべき点が多く有りますが、恥として学問としても成立せず
 むしろ覆い隠そうとすべき事が多々見受けられます。
 失敗を教訓として正しく生かしていけば、人はもう少し賢くなるのではと
 思っている次第です。

 内藤

 なお失敗知識データベースのURLは以下の通りです。

 http://shippai.jst.go.jp/fkd/Search
--- ここまで ---

 内藤さん、ありがとうございます。
 こういう素晴らしい情報をもたらしてくださる読者がいて、幸せ者だと実感
しました。

 細野氏の話は聞いたことがあります。
 似た話?で、個人的にびっくりしたのは、亡くなった網野善彦氏の甥が中沢
新一氏だったこと。追悼文を中沢氏が書いていて、初めて知りました。
 網野善彦氏は、日本の中世の歴史をひっくり返したことで有名です。天皇中
心の国家観をひっくり返したので、左翼筋は大喜びですが、右翼筋は快く思っ
てないと思いますが。
http://ja.wikipedia.org/wiki/網野善彦
をどうぞ。
 ぼくは、網野善彦には、20代のころかな。30代になってたかな。時代小
説の隆慶一郎にハマっていて、そこからたどり着きました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/隆慶一郎
をどうぞ。

 失敗知識データベースは、面白いですね。「失敗まんだら」というのもある
のか。
http://shippai.jst.go.jp/fkd/Contents?fn=1&id=GE0106
ランキング
をみて初めて知ったけど、深海無人探査機「かいこう」はどっかに行っちゃっ
たんですね。
 あらまあ。世界で最も深く潜った探査機でしょう?
 もったいないことしましたねえ。アメリカか中国かロシアか、どこかの国が
かっぱらって黙って持ってたりして。\(^O^)/

 ソフトウェアで失敗事例をキーワード検索すると、たった6件しか出ません。
少なくとも1桁少ない気がする。^^;

 あ、これで、吉村さんからのメールを紹介して失敗学を紹介するのを忘れて
いたのを思い出した。このあと、アップします。

非線形科学、失敗学2007年11月21日 05時48分18秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/11/21/2449888
失敗知識データベース
で紹介した内藤さんのメールをもらって思い出しました。

 ぼくが最初に就職した管理工学研究所の元社長、吉村さんからのメール。
 2007/10/05に受け取ったメールですが、ちょうど、九大に行ってたときで、
すぐには返事できず、その後、仕事の忙しさ(もっと頭がいいとすぐこなせる
のに(泣))やら母の死やらあって、返事を忘れていました。すみません。^^;

--- ここから ---
正三郎君:

早速ご返信有難うございました.プログラマは英語力がないと,これからます
ます損するでしょうね.何年か前に情報処理技術者試験を改訂したとき,英語
を止めましたが,全くバカなことをしたものです.

ところで,昨夜のメイルで書こうと思っているうちに忘れてしまった(年は取
りたくないですね)事ですが,最近読んだ本の中では

蔵本由紀著 非線形科学 集英社新書 700円 ISBN978-4-08-720408-7

が非常に面白かったです.(理解できたのはほんの一部だけでしたが,本家が
書いたものには説得力があります.集英社も良い本を出しますね.)

そのほかでは多少古い(2001年) が本屋をうろついているときに見つけた

ヘンリー・ペトロスキー著 中島・綾野訳 橋はなぜ落ちたのか-設計の失敗

 朝日選書686 1300円 ISBN4-02-259786-0

が良い本でした.ソフトウェアのことはほとんど出てこないが,思い当たるこ
とがいっぱいあるはずだから,プログラマは是非読んだ方がよいと思いました.

別件ですが,先月末にハノイに行ってきました.ひょんなことから,北陸先端
大学院大学情報科学研究科(片山先生)とInstiture of Info. Technology,
Vietnamese Academy of Science and Technology が共催している Japan
Vietnam Software Engineering Workshop 2007 に招かれたので,野次馬とし
て参加しました.若い人々のエネルギーを実感しました.あの国は将来性があ

と思います.

ではまた.
--- ここまで ---

 このメールを拝見して、奇遇だなと思いました。
 九大の新キャンパスである伊都キャンパスは、まだ、理系しか引っ越してい
ません。六本松の教養部がたしか来年4月からやってくるそうです。文系キャ
ンパスはまだ工事中なので、もっと先のようです。
 伊都キャンパスについては、
http://suisin.jimu.kyushu-u.ac.jp/
をどうぞ。

 伊都キャンパスでは、理系キャンパス、文系キャンパスは大きく分かれてい
るので、いま伊都キャンパスは理系キャンパスのみ稼動中というところ。食堂
や書店が入っている「ビッグどら」というところがあって、その書店は紀伊國
屋書店が入っています。
http://www.kyushu-u.ac.jp/access/map/ito/ito.html
をみると、地図の右側は山・森の絵で切れてますが、あの辺を開発して文系キ
ャンパスができるようです。
 いま地図にある建物はウェスト何号館となっていますが、文系キャンパスが
できるとそこにはイースト何号館という建物が建つと思います。
 余談ですが、福岡・北九州の人間には、ウェスト何号館といわれると焼肉チ
ェーンのウエスト天神店みたいな語感があります。\(^O^)/
http://www.gnavi.co.jp/west/
焼肉ウエスト

 書店は小さな書店ですが、さすが理系キャンパス。入るとすぐの棚はサイエ
ンス一般の読み物になっていて、これまで何度か言及した、そして感想を書く
といいながら書いてない、といいながら、ぼくの今年の個人的ノンフィクショ
ンベスト1である
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140812397/showshotcorne-22/
リサ・ランドール著, 塩原通緒訳「ワープする宇宙―5次元時空の謎を解く」
と、その原書が平積みになっていました。原書が翻訳書のすぐ横に置いてある
のが、いかにも大学にある書店ですね。^^;
 実は、翻訳を読んで気になっていることがあって調べようと思ったけど、わ
ざわざ原書を注文してまで調べるほどのことじゃないと思ってあきらめていた
んですが、それを見透かしたかのように原書があったので、これで調べられる
と思って、ソッコー買いました。
 情報省がぼくの脳内をスキャンして、置いてくれたものと思います。\(^O^)/
 そういえば、おれが書店に入った瞬間、黒い影が壁を通り抜けて逃げていっ
たような。。。\(^O^)/
 といいつつ、まだ調べていませんが。^^;

 そして、本題。偶然とはいえ、このときに、失敗学と非線形科学に遭遇して
います。
 失敗学は、これまたさすが理系キャンパスというべきか。文庫本が平積みさ
れているところに、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062747596/showshotcorne-22/
畑村洋太郎著「失敗学のすすめ (講談社文庫)」
をはじめとする一連の失敗学の文庫や新書が集めてありました。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4816341870/showshotcorne-22/
畑村洋太郎著「失敗学 (図解雑学)」
はあったかな。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022597860/showshotcorne-22/
ヘンリー・ペトロスキー著, 中島秀人, 綾野博之訳「橋はなぜ落ちたのか―設
計の失敗学 (朝日選書 (686))」
があったかどうかは失念。
 ところで、これ、amazonでは、失敗学で検索しても出てきませんね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4791763343/showshotcorne-22/
ヘンリ・ペトロスキ著, 北村美都穂訳「失敗学―デザイン工学のパラドクス」
のほうが出てきた。
 ヘンリー・ペトロスキーとヘンリ・ペトロスキは、同一人物だと思いますが、
amazonの検索は、音引き「ー」の有無を無視せず区別しているようで、ヘンリ
ー・ペトロスキーで検索すると、ヘンリ・ペトロスキは出てこないし、逆もそ
う。なんか、いまいちの検索ですね。^^;
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822207994/showshotcorne-22/
不条理なコンピュータ研究会著, 日経コンピュータ編「IT失敗学の研究―30の
プロジェクト破綻例に学ぶ」
は、IT分野に絞ったの失敗学ですね。
 それはともかく、失敗学の本を集めて並べているということは、理系の学生
には必読ということなんでしょう。誰か先生から指示があったのかもしれませ
ん。とにかく、やっぱ、理系向けの書店になってると思いました。\(^O^)/

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087204081/showshotcorne-22/
蔵本由紀著「非線形科学 (集英社新書 408G)」
も、そこで見つけて手に取ったんです。しかし、すでに「ワープする宇宙」の
原書は買うことにしていたのと、旅先で荷物を増やしたくなかったので、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334033148/showshotcorne-22/
平朝彦, 徐垣, 末廣潔, 木下肇著「地球の内部で何が起こっているのか? (光
文社新書)」
とどっちを買うかちょっと悩みました。
 「地球の内部」なら帰りの行程で読み終えそうだし、非線形科学モノはこれ
までにも、複雑系の一般向け入門書は
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061493280/showshotcorne-22/
吉永良正著「「複雑系」とは何か (講談社現代新書)」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4816340882/showshotcorne-22/
今野紀雄著「複雑系 (図解雑学)」
 それから、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/06/10/1568958
新ネットワーク思考、ネットワーク科学、複雑ネットワーク
で紹介したバラバシの本をはじめとする複雑ネットワーク系の本やら、何度も
言及した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334032672/showshotcorne-22/
高安秀樹著「経済物理学の発見」
やら、いくつかは読んでいるし、フラクタルやカオスの概説・紹介は雑誌記事
やらでも読んでいるので、今回は「非線形科学」はあきらめて、「地球の内部」
のほうを買って帰りました。
 「地球の内部」は、蒙を啓かれる思いでした。
 それからほぼ1ヵ月半経っていますが、「非線形科学」も読み終わっていま
す。これも蒙を啓かれる思いでした。

 脱線しますが、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/406132845X/showshotcorne-22/
吉永良正著「数学・まだこんなことがわからない―素数の謎から森理論まで
(ブルーバックス)」
は、いま新装版になって
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062574551/showshotcorne-22/
吉永良正著「新装版 数学・まだこんなことがわからない (ブルーバックス)」
として出ています。

平朝彦, 徐垣, 末廣潔, 木下肇著「地球の内部で何が起こっているのか?」2007年11月21日 06時00分35秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/11/21/2449895
非線形科学、失敗学
で言及した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334033148/showshotcorne-22/
平朝彦, 徐垣, 末廣潔, 木下肇著「地球の内部で何が起こっているのか? (光
文社新書)」
は、楽しかった。
 地球の内部で何が起こっているかを調べるために、何をすべきか。
 やっぱり、海底を掘りまくるしかない。\(^O^)/
 そのための日本主導の国際プロジェクトが統合国際深海掘削計画(IODP)であ
り、そこで活躍する日本が誇る世界最先端深海掘削船が「ちきゅう」です。

 「ちきゅう」はものすごい船なんです。詳しくは、
http://www.jamstec.go.jp/chikyu/jp/index.html
「ちきゅう」の情報満載のサイト「地球発見」

http://ja.wikipedia.org/wiki/ちきゅう
を参照。
http://www.jamstec.go.jp/chikyu/jp/CHIKYU/status.html
をみると、いま現在は、南海トラフを掘ってますね。\(^O^)/
 「はやぶさ」といい「かぐや」といい「ちきゅう」といい、インターネット
でいまどこでどうしているか情報が得られるのはいいですね。広報、がんばっ
てください。

 本書に寄稿している元宇宙飛行士の毛利衛さんが、「いまさら海底掘ってど
うするの。そんなのに金を使うくらいなら、やっぱ宇宙でしょう。と思ってい
たけど、「ちきゅう」やIODPのことを知るにつれ、これは科学として素晴らし
い成果をもたらす可能性があるプロジェクトであって、宇宙しかないと思って
いた自分が恥ずかしい」みたいなこと、もちろん、もっとちゃんとした文章で
書いていて、おれも同感。
 本書を手に取ったとき、おれも毛利さん同様に宇宙じゃなくて、海底掘る話
かあなどと思いつつ、口絵のカラー写真に引き込まれ、中をぱらぱらめくって
いるうちに、すげえ面白そうと思って買いました。九大の伊都キャンパスの紀
伊國屋書店です。
 プレートテクトニクスって聞いたことありますよね?
 地球はマントルというどろどろした溶岩がつまっていて、それが対流してい
て、その上に板チョコみたいなプレートというものが乗っかっていて、だもん
でプレートが動いて、それが日本近海でぶつかっているから日本は地震が多い
などという話。
 本書には、そういうプレートテクトニクス入門としてちゃんとした話が出て
くるし、読み進めると、地球の歴史、地球生命の歴史といった地球科学や生命
科学や気象や地球環境問題にまで関係あることが、海底を掘ることでわかって
くる、そういう話が続々出てきます。

 一口で海底を掘るといっても大変な話なんです。
 まず、海面から何千メートルも下にしか地面がない。\(^O^)/
 さらにそこから何千メートルも掘る。\(^O^)/
 地上と違って海の上では、潮の流れ、波や風があるから、一点に静止するの
も大変。\(^O^)/
 その上、何千メートルも海の中、さらに海底から何千メートルもパイプやド
リルを真下に突き刺して掘らないといけない。\(^O^)/
 できるか、そんなもん。\(^O^)/
 と思うよね。でも、やってるんです。すごい技術開発や運用のノウハウがい
っぱいあるんです。本書ではそういうのがいろいろと出てきます。
 著書たちは、いずれ、海底を掘りぬいてマントル上部まで掘って、直接、マ
ントルを採集したいなどというすごいことを言ってます。海面下4000メートル
の海底からさらに7000メートル掘るとマントル上部に到達できるようです。
 SF映画で、人類を救うため、地球の中心の核(コア)まで行く映画
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000657NP4/showshotcorne-22/
ザ・コア
というのがあったけど、現実には、そう簡単には行けないんだと実感。たぶん、
火星に行くよりずっと難しいんでしょうね。

 地球科学的な時間スケールでみると、たとえば、日本の場合、南アルプスの
山々を削って、天竜川で海に運んで、そこから四国沖に土砂を流して、四国沖
を埋め立ててるんです。\(^O^)/
 話がでかすぎるぜ。自然はすごいゼネコンですね。\(^O^)/

 深海の底には、地球から熱水が噴出しているところがあって、そういう太陽
の光も届かない、酸素もない、高温のところでも暮らしている生物がいます。
極限環境生物といって、これまたすごいんです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/極限環境微生物
をどうぞ。
 ちゃんと日本には、そういう生命を研究する研究所があります。
http://www.jamstec.go.jp/xbr/index.html
極限環境生物圏研究センター
をどうぞ。
 生命の歴史や地球の歴史とのからみでいえば、こういうたくましい生物がい
たから、地球全体が厚い氷に覆われて地上の生命がほとんど死滅した全地球凍
結(スノーボールアース)という大事件にもめげず、結局、我々人類の誕生へと
生命がつながってきているんです。
 スノーボールアースについては、
http://ja.wikipedia.org/wiki/スノーボールアース

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087202097/showshotcorne-22/
川上紳一著「全地球凍結 (集英社新書)」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4152085509/showshotcorne-22/
ガブリエル・ウォーカー著, 渡会圭子訳「スノーボール・アース」
をどうぞ。
 スノーボールアースについては、以前、NHKスペシャルでやったんです。調
べたらありました。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140808624/showshotcorne-22/
「地球大進化 46億年・人類への旅 2巻 全球凍結 (NHKスペシャル)」
ですね。漫画まであるんだ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/409226402X/showshotcorne-22/
小林たつよし著、NHK「地球大進化」プロジェクト編「まんが NHKスペシャル
地球大進化〈2〉46億年・人類への旅 全球凍結」
 DVDは、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0002T254I/showshotcorne-22/
「NHKスペシャル地球大進化 46億年・人類への旅 第2集 全球凍結 大型生物誕
生の謎」

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0002K7BIC/showshotcorne-22/
「NHKスペシャル 地球大進化 46億年・人類への旅 DVD-BOX 1」
ですね。
 あのNHKスペシャル、断片的にしか観ていないので、まとめて観たくなって
きた。府中の中央図書館に早くリニューアルオープンしてくれないかな。たぶ
ん、置いてあると思うけど、なければ、これ、クリスマスプレゼントだな。\(^O^)/

 ついでといっては何ですが、川上先生は、「縞々学」というのを唱えていま
す。川上先生はじめ地球の歴史を丸ごと理解しようとしている人たちは、全地
球史解読という壮大な夢をもっているわけですが、その手法のひとつが縞々学。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/413060709X/showshotcorne-22/
川上紳一著「縞々学―リズムから地球史に迫る」
をどうぞ。
 日経サイエンス2007年11月号の茂木健一郎さんとの対談に、川上先生が出て
いて、地球温暖化でマスコミからいろいろ質問される話があって、笑った。
 マスコミは、どうしても「大変だ、大変だと」と言わせたいみたいなのね。
でも、全地球史解読なんてやってる人たちの感覚からいえば、人類が滅びたっ
て、全然、大変じゃない。\(^O^)/
 だって、地球生命は、スノーボールアースあり、巨大隕石衝突ありで、ほと
んどの生命が絶滅するようなものすごい地球史的大事件を乗り越えてきたわけ
で、そういうことを研究している人たちなんだから、きっと人類65億人が1
億人になったって、「そうか、人類、1億人も生き残ったか。立派、立派、よ
うやった」くらいの感じじゃないかな。\(^O^)/
 あれはおかしかったな。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000VT6WKW/showshotcorne-22/
日経サイエンス2007年11月号
 目次は、
http://www.nikkei-bookdirect.com/science/item.php?did=55711
をどうぞ。

 「地球の内部で何が起こっているのか?」に戻ると、海底を掘るのは、前述
のような科学の話だけじゃなくて、地震の研究、観測や資源開発にも重要。地
震が多くて天然資源が少ない日本だと特に重要。
 偉いと思ったのは、掘ったらちゃんと穴に観測機器をつけて地震波を記録で
きるようにしていること。ま、水面下何千メートルのところに置く観測機器だ
から、これもまた大変な技術なんですけど。
 地震波を詳細に分析して、地球の内部がどうなっているか推測するマントル
トモグラフィーというのもあるんですね。よくもまあ、手の届かないところを
わずかな手がかりでいろいろ調べられるもんだと思って感心します。直接星に
行って観測できない天文学と似てますね。
 プレートではなく、マントル対流を研究するプルームテクトニクスという考
えもあるんですね。
 そうそう、日本の地震のことを調べるには、日本近海を堀りまくらないとい
けないんですが、日本海側はなかなか掘れないそうです。なぜかというと、ロ
シア、中国、韓国、北朝鮮などの外交問題がからむから。カムチャッカ方面は、
ロシアと共同研究という形で掘れる可能性があるそうです。
 地震といえば、読んでないけど、気になっているのが、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4891731176/showshotcorne-22/
産業技術総合研究所著「きちんとわかる巨大地震 (産総研ブックス)」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140910550/showshotcorne-22/
川崎一朗著「スロー地震とは何か―巨大地震予知の可能性を探る (NHKブック
ス)」
 産総研ブックスなんてのがあるのに、びっくり。いいこっちゃ。理化学研究
所の理研ブックスってのは、ない?

 また、「地球の内部」に戻ると、国際プロジェクトの進め方、科学プロジェ
クトのマネジメントの話にも、多くのページを割いているのが本書の特長。い
ま、高知大学にコア総合研究センターという、宇宙科学のNASAに匹敵するコア
研究ならここという世界最先端のセンターができているそうです。
 こういう記事もありますね。
http://osaka.yomiuri.co.jp/shitei/te70814a.htm
“異端”プレート理論 酒で酷評笑い飛ばす 「いごっそう」の魅力

 本書で惜しむらくは、索引がないこと。用語解説があるからほぼ事足りると
はいえ、やっぱ、索引はほしい。そもそも索引がない本は本じゃないと思って
いるし、用語解説は章毎に並んでいるから、あいうえお順で一発で検索できな
いんですよ。

 著者たちは、若い人たちに、この非常にエキサイティングな分野にどんどん
来てほしいと願って本書を書いています。
 寄稿の1つにある「土方からサイエンスまで」というキャッチフレーズがす
ごい。何でも来いだし、何でもやらないと地球という怪物を相手にできないっ
てことですよね。熱き想い、情熱が感じられます。
 あ、まさか、こいつら、高温のマントルが人間をしている地底人じゃないか。\(^O^)/

みうらじゅん「アウトドア般若心経」とボイン40周年2007年11月21日 06時35分27秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
 みうらじゅんが、週刊文春2007年11月22日号の書評欄で、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4152088664/showshotcorne-22/
スーザン・セリグソン著, 実川元子訳「巨乳はうらやましいか?―Hカップ記者
が見た現代おっぱい事情」
を評した冒頭において、今年2007年こそ、大橋巨泉が深夜番組11PMにおいて、
朝岡雪路の胸元を見て、「ボイン」と発言してから40周年であると、高らか
に宣言している。
 みうらじゅん曰く、今年は、「Anniversaryボイン40」だそうだ。\(^O^)/
 さすがは、みうらじゅん。\(^O^)/
 みうらじゅん以外の誰も、そんなこと知らんだろう。^^;
 それにしても、ボイン40周年かあ。勉強になるなあ。\(^O^)/
 そして、この巨泉のボイン発言があり、月亭可朝の大ヒット曲「嘆きのボイ
ン」があり、その中で可朝小さい乳「コイン」があり、もっと小さい乳「ナイ
ン」があってと小学生のみうらじゅんに教えてくれた、などとうまい導入。

 そのみうらじゅんが、またけったいな本出してますわ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344013972/showshotcorne-22/
みうらじゅん著「アウトドア般若心経」

 みうらじゅんは仏像に並々ならぬ関心を寄せていて、これまでも
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4861913209/showshotcorne-22/
みうらじゅん編「みうらじゅんマガジン vol.2 仏像ロック」

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00006RTUX/showshotcorne-22/
みうらじゅん, いとうせいこう「みうらじゅん・いとうせいこうのTV見仏記 1」
などというものを、すでに10巻(!)も出しているんですが、とうとう、般若
心経に来ました。\(^O^)/
 しかも、アウトドア\(^O^)/
 観るとわかるけど、これ、作るの大変だったろうなあ。
 オビでは中沢新一が絶賛。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/11/21/2449888
失敗知識データベース
で中沢新一のこと書いたら、もう、これだもんね。
 やっぱ、情報省はこっちをスキャンしてますね。\(^O^)/

 ついでに、般若心経ネタならこういうのもあります。トンデモの大家コンノ
ケンイチ大先生の
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198612307/showshotcorne-22/
コンノケンイチ著「般若心経は知っていた」(徳間書店)
です。

こんなものがある\(^O^)/2007年11月21日 06時35分57秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000P9903E/showshotcorne-22/

 こういうものがあるとは、さすが、世界エアギター選手権で2連覇したチャ
ンピオンがいる国ですね。\(^O^)/
 チャンピオンは、お笑いコンビのダイノジの大地(おおち)さん。

http://mycasty.jp/ohchi/
ダイノジ大地