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川上弘美さんが「敵」を紹介していました2005年12月26日 21時50分29秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)の筒井康隆会議室tti/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。

注:
 以下のさっきとは、実は、今日の前日、2005/12/25の夜のことです。
---
 さっき、ケーブルテレビでG+というチャンネルをたまたまみたら、Bさんこ
と、川上弘美さんが、糸井重里とともに、新読書生活とかいう番組に出ていて、
筒井さんの「敵」を紹介していました。
 スタジオに観覧する人たちも入れての公開収録だったようです。
 実際に番組を観たときは、もう終わり近くで、「敵」についてどういう話を
したのかわかりませんが、最後に採り上げた本のリストが出て、最初に「敵」
が挙がっていました。

 ところで、「敵」はJIS漢字的には、非常に面白いたくらみが仕組んである
という論があります。
http://homepage3.nifty.com/shikeda/tti.html
筒井康隆『敵』のJIS感字論的解読

 日本の文字コードの決めているのは、JISですが、これの改訂に伴って混乱
がいろいろあったんですが、それをベースに、「敵」がいかにすごいことをや
っているかという解説です。
 こういう読み筋があるとは、全然、気づきませんでした。\(^O^)/

===
標題: Re: 川上弘美さんが「敵」を紹介していました
---
 なんとまあ、タイミングよく、JIS漢字コードの問題を追い続けてきた小形
克宏の「文字の海、ビットの舟」の新原稿が1年ぶりに登場しました。
 なんかのシンクロニシティか。\(^O^)/
 教えてくださったeMacさん、いつもありがとう。来年もよろしく。

 ちょっとテクニカルな議論になっているので専門家以外はわかりにくいかも
しれませんが、

http://internet.watch.impress.co.jp/www/column/ogata/sp29.htm
小形克宏の「文字の海、ビットの舟」――文字コードが私たちに問いかけるも

特別編29
JIS X 0213の改正を総括する(1)
改正を繰り返した挙げ句、78JISの字体に戻ってしまったJIS文字コード

をどうぞ。
 前回紹介した、池田さんの「敵」はJIS漢字論的にはものすごい作品だとい
う話のとっかかりは、上記の中ほどにある「● 表外漢字字体表が作られる原
因となった、83JISの混乱とは何か?」から少し解説があります。
 面倒な話ばかりなので、技術屋以外は、わからなくてもいいです。
 筒井作品の読者は、以下のことだけでOK。
 筒井さんが意図的にやったのか無意識にやったのかはわかりませんが、「敵」
は、こういうややこしい世界とも見事につながっている、あるいはこういうや
やこしい世界を軽々と笑ってしまっている作品ともいえる、そういう読み筋が
あるということだけ、わかればいいです。