世田谷文学館、筒井康隆展、トーク&オークションイベント「わたしの筒井康隆」 ― 2018年11月14日 23時13分14秒
ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonから。
tti/salon(筒井康隆会議室)には、このブログのリンクのみ。
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すみません。もう一週間以上経ってますが、やっと報告。
世田谷文学館で絶賛開催中の筒井康隆展、トーク&オークションイベント「わたしの筒井康隆」に行ってきました。
http://www.city.setagaya.lg.jp/event/1991/d00162060.html
【世田谷文学館】筒井康隆展
第 1 回は、菊地成孔さんと筒井康隆さんのトーク、筒井さんの朗読、そしてオークション。
[日時]11 月 3 日(土・祝)18:00~20:00
[出演]菊地成孔(音楽家・文筆家)、筒井康隆
最初は菊地成孔さんと筒井康隆さんのトーク。
菊池さんは、サックスですが、ジャズの師匠は山下洋輔さんということで、山下さんと筒井さんから影響についての話が多かったです。
今回初めて知ったが、SF作家の菊地秀行さんは実の兄だった。
昔、魔界都市シリーズ、読みまくりましたよ。当時は、夢枕獏の魔獣狩りと菊地秀行の魔界都市に、はまってました。
秀行さんは、成孔さんからみて、15歳も年が離れたお兄さんだって。成孔さんが3歳くらいのときに秀行さんは上京したから、幼いころは、あまり記憶がないそうです。
だからなのか、成孔さんは、秀行さんのことを、「やつ」と呼んでました。
自分のラジオ番組「菊地成孔の粋な夜電波」の「金曜ロードクショー」で、筒井さんの「中隊長」の朗読をやったそうな。
今は元TBSアナウンサーになった田中みな実さんと朗読したそうな。世間では一時、田中みな実さんをビッチみたいに言ってる奴らがいたが、彼女は、すごく真面目でプロ意識があって、中隊長の朗読にはものすごく準備してきたそうです。
「金曜ロードクショー」は、好評だったが、やるほうがあまりにしんどいので、数回でやめたとのこと。
ほかにも、色々と面白い話があったし、筒井さんからも色々と面白い話があったが、3歩歩いたから忘れた。
ネットを検索したり、Twitterで、ハッシュタグ「#筒井康隆展」で、検索したら、色々と出てくると思うので、そちらをどうぞ。
筒井さんによる朗読は、「世界はゴ冗談」に入っている「奔馬菌」。
いつもながらの大熱演。
私は、「朝のガスパール」の担当編集者だった大上さんと一番後ろにいたので、最初はちょっと聞きにくかった。マイクの向きをもう少し筒井さん向きにしてほしいかなと思っていましたが、途中で空調を止めたら、すごく聞きやすくなった。空調の音が意外とうるさかったんですね。
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4103145315/showshotcorne-22/
世界はゴ冗談 単行本 – 2015/4/28
筒井 康隆 (著)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B015VXQAJA/showshotcorne-22/
世界はゴ冗談 Kindle版
筒井 康隆 (著
最後は、筒井さんのあれこれのオークション。
これがとんでもない。オークショニアは筒井さん。
最初は、筒井さんが味噌汁をこぼしたというSF本。あれ、筒井さんのDNAが残っていたら、筒井康隆クローンが作れないかなどと、アホなことを考えていました。
この本のオークションは100円から。一斉に、500円などと声が上がるが、筒井さんは、「ちょっと待て、ちょっと待て。500円は高いだろう。もう1回やり直し」などと言って、やり直し。
「はい、では100円から」
「200円」
「はい、決定!\(^O^)/」
このオークション、筒井さんの想定する落札価格に合わないと落札できない。
たとえば、1000円から始まったとして、5000円などと一番高い値段を叫んでも落札できず、かといって1500円などと叫んでもだめで、2000円の人が落札するといった具合。
大変ですよ、これ。筒井さんの値頃感を想像した上で、しかも、早押しクイズみたいに一瞬でも早く金額を叫ばないといけないから、阿鼻叫喚、歓喜と落胆が入り交じるオークションとなった。
最後は、筒井さんが描いた「原宿駅付近」という油絵。
この絵は、作家、生島治郎さんから、「下手だね」といわれて、以後、油絵を描くことがなく、生涯たった1枚描いた油絵になるだろうといわれる絵。
3万円から始まった瞬間、「5万円!」と叫んだJ.Paulさんが落札。J.Paulさんは、ASAHIネットの筒井康隆会議室の常連。いい人に落札されたと思いました。
あ、その絵は、
http://ichizo.hatenablog.com/entry/YASUTAKA-TSUTSUI-exhibition-photo-Review
全ツツイスト必見!の《書店・楽屋・劇場》in 「筒井康隆展」
2018-10-25
に写っている。
イベント終了後、我々、飲みに行こうかとたむろしているところに、筒井夫人の光子様がいらっしゃったので、お話しさせてもらう。
光子様。何より、無事に終わって、それも朗読が、無事に終わってほっとしたとのこと。
筒井さんが、エッセイなどで、老人をこき使うなとおっしゃるが、いや、ほんと、2時間、出ずっぱりだもん。
いま、来日しているポール・マッカートニーが、いい年なのに、2時間歌いっぱなしだったというが、それに匹敵するねという話をしていたところだった。
光子様によると、朗読は、何度も練習していて、昨日も懸命に練習していたんですよとのこと。
筒井さんの陰ながらのひたむきな努力を、身近にみているだけに、さぞや、ご心配だったのだろう。
何度か書いたことがあるが、光子様という素晴らしい妻に恵まれて、筒井康隆という人は、ほんと幸せ者ですよ。
最後に、筒井康隆会議室の面々と、筒井康隆症候群の方々とで、京王線芦花公園駅付近のワインバーというか、無国籍料理屋で歓談。
イベントの感想やら、筒井さんとの関わりやら、あの作品にはこういう思い出があるなどといういろんな話が出て、面白かった。3歩歩いたら、もう忘れたけど。
芦花公園駅で電車を待っていたら、府中方面はおれ一人。残り7人は、新宿方面のホーム。あちらのホームからこちらをみんなが見ている。なんか、一人ステージに上がったみたいで、何かやらないといけないんだろうと思って、ちょっとした芸をやったら、大ウケ。\(^O^)/
そしたら、一緒に歓談した他の人たちもホームにやってきて、こっちのホームおれ一人、あっちのホーム13人。同じことをやるんじゃ芸がないとは思ったものの、芸の引き出しがないんでしょうがなく、またあれをやった。でも、ウケてくれた。
みんな、ありがとう。\(^O^)/
関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2018/10/19/8978001
筒井康隆展に行ったら正解がわかる筒井康隆展クイズ\(^O^)/ #筒井康隆展のための補助線
http://iiyu.asablo.jp/blog/2018/10/17/8977249
筒井康隆展、2度目の感想。筒井康隆展のための三部作。#筒井康隆展のための補助線
http://iiyu.asablo.jp/blog/2018/10/07/8969659
祝! 世田谷文学館、筒井康隆展、ついに開幕\(^O^)/ 個人的には光子様のコーナーがうれしい\(^O^)/
http://iiyu.asablo.jp/blog/2018/10/02/8967718
「筒井康隆、次作を騙る、カタール、UAE」、もとい、「筒井康隆、自作を語る」が届きました。\(^O^)/
http://iiyu.asablo.jp/blog/2018/09/06/8957261
筒井康隆、日下三蔵「筒井康隆、自作を語る」。大作家、すべてを明かす。『筒井康隆、自作を語る』。平石滋「筒井康隆大辞典」のことも
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すみません。もう一週間以上経ってますが、やっと報告。
世田谷文学館で絶賛開催中の筒井康隆展、トーク&オークションイベント「わたしの筒井康隆」に行ってきました。
http://www.city.setagaya.lg.jp/event/1991/d00162060.html
【世田谷文学館】筒井康隆展
第 1 回は、菊地成孔さんと筒井康隆さんのトーク、筒井さんの朗読、そしてオークション。
[日時]11 月 3 日(土・祝)18:00~20:00
[出演]菊地成孔(音楽家・文筆家)、筒井康隆
最初は菊地成孔さんと筒井康隆さんのトーク。
菊池さんは、サックスですが、ジャズの師匠は山下洋輔さんということで、山下さんと筒井さんから影響についての話が多かったです。
今回初めて知ったが、SF作家の菊地秀行さんは実の兄だった。
昔、魔界都市シリーズ、読みまくりましたよ。当時は、夢枕獏の魔獣狩りと菊地秀行の魔界都市に、はまってました。
秀行さんは、成孔さんからみて、15歳も年が離れたお兄さんだって。成孔さんが3歳くらいのときに秀行さんは上京したから、幼いころは、あまり記憶がないそうです。
だからなのか、成孔さんは、秀行さんのことを、「やつ」と呼んでました。
自分のラジオ番組「菊地成孔の粋な夜電波」の「金曜ロードクショー」で、筒井さんの「中隊長」の朗読をやったそうな。
今は元TBSアナウンサーになった田中みな実さんと朗読したそうな。世間では一時、田中みな実さんをビッチみたいに言ってる奴らがいたが、彼女は、すごく真面目でプロ意識があって、中隊長の朗読にはものすごく準備してきたそうです。
「金曜ロードクショー」は、好評だったが、やるほうがあまりにしんどいので、数回でやめたとのこと。
ほかにも、色々と面白い話があったし、筒井さんからも色々と面白い話があったが、3歩歩いたから忘れた。
ネットを検索したり、Twitterで、ハッシュタグ「#筒井康隆展」で、検索したら、色々と出てくると思うので、そちらをどうぞ。
筒井さんによる朗読は、「世界はゴ冗談」に入っている「奔馬菌」。
いつもながらの大熱演。
私は、「朝のガスパール」の担当編集者だった大上さんと一番後ろにいたので、最初はちょっと聞きにくかった。マイクの向きをもう少し筒井さん向きにしてほしいかなと思っていましたが、途中で空調を止めたら、すごく聞きやすくなった。空調の音が意外とうるさかったんですね。
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4103145315/showshotcorne-22/
世界はゴ冗談 単行本 – 2015/4/28
筒井 康隆 (著)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B015VXQAJA/showshotcorne-22/
世界はゴ冗談 Kindle版
筒井 康隆 (著
最後は、筒井さんのあれこれのオークション。
これがとんでもない。オークショニアは筒井さん。
最初は、筒井さんが味噌汁をこぼしたというSF本。あれ、筒井さんのDNAが残っていたら、筒井康隆クローンが作れないかなどと、アホなことを考えていました。
この本のオークションは100円から。一斉に、500円などと声が上がるが、筒井さんは、「ちょっと待て、ちょっと待て。500円は高いだろう。もう1回やり直し」などと言って、やり直し。
「はい、では100円から」
「200円」
「はい、決定!\(^O^)/」
このオークション、筒井さんの想定する落札価格に合わないと落札できない。
たとえば、1000円から始まったとして、5000円などと一番高い値段を叫んでも落札できず、かといって1500円などと叫んでもだめで、2000円の人が落札するといった具合。
大変ですよ、これ。筒井さんの値頃感を想像した上で、しかも、早押しクイズみたいに一瞬でも早く金額を叫ばないといけないから、阿鼻叫喚、歓喜と落胆が入り交じるオークションとなった。
最後は、筒井さんが描いた「原宿駅付近」という油絵。
この絵は、作家、生島治郎さんから、「下手だね」といわれて、以後、油絵を描くことがなく、生涯たった1枚描いた油絵になるだろうといわれる絵。
3万円から始まった瞬間、「5万円!」と叫んだJ.Paulさんが落札。J.Paulさんは、ASAHIネットの筒井康隆会議室の常連。いい人に落札されたと思いました。
あ、その絵は、
http://ichizo.hatenablog.com/entry/YASUTAKA-TSUTSUI-exhibition-photo-Review
全ツツイスト必見!の《書店・楽屋・劇場》in 「筒井康隆展」
2018-10-25
に写っている。
イベント終了後、我々、飲みに行こうかとたむろしているところに、筒井夫人の光子様がいらっしゃったので、お話しさせてもらう。
光子様。何より、無事に終わって、それも朗読が、無事に終わってほっとしたとのこと。
筒井さんが、エッセイなどで、老人をこき使うなとおっしゃるが、いや、ほんと、2時間、出ずっぱりだもん。
いま、来日しているポール・マッカートニーが、いい年なのに、2時間歌いっぱなしだったというが、それに匹敵するねという話をしていたところだった。
光子様によると、朗読は、何度も練習していて、昨日も懸命に練習していたんですよとのこと。
筒井さんの陰ながらのひたむきな努力を、身近にみているだけに、さぞや、ご心配だったのだろう。
何度か書いたことがあるが、光子様という素晴らしい妻に恵まれて、筒井康隆という人は、ほんと幸せ者ですよ。
最後に、筒井康隆会議室の面々と、筒井康隆症候群の方々とで、京王線芦花公園駅付近のワインバーというか、無国籍料理屋で歓談。
イベントの感想やら、筒井さんとの関わりやら、あの作品にはこういう思い出があるなどといういろんな話が出て、面白かった。3歩歩いたら、もう忘れたけど。
芦花公園駅で電車を待っていたら、府中方面はおれ一人。残り7人は、新宿方面のホーム。あちらのホームからこちらをみんなが見ている。なんか、一人ステージに上がったみたいで、何かやらないといけないんだろうと思って、ちょっとした芸をやったら、大ウケ。\(^O^)/
そしたら、一緒に歓談した他の人たちもホームにやってきて、こっちのホームおれ一人、あっちのホーム13人。同じことをやるんじゃ芸がないとは思ったものの、芸の引き出しがないんでしょうがなく、またあれをやった。でも、ウケてくれた。
みんな、ありがとう。\(^O^)/
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「筒井康隆、次作を騙る、カタール、UAE」、もとい、「筒井康隆、自作を語る」が届きました。\(^O^)/
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