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孤独死、孤立死2012年03月25日 05時24分26秒

ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 最近、孤独死、孤立死のニュースが増えました。
 障碍児を抱えた母親が突然亡くなって、障碍児が餓死、衰弱死。障碍者と二
人暮らしの身内が突然亡くなって、障碍者が凍死。認知症の高齢者を介護して
いた高齢者が突然亡くなって、認知症の高齢者が亡くなるなどというケースが、
続いている。
 おれのような障碍児の親としては、他人事じゃないよ、これ。

http://www.nhk.or.jp/tokuho/
NHK特報首都圏
2012年3月16日(金)「“2人暮らし”が危ない~相次ぐ“孤立死”~」
--- ここから ---
東京立川市で、障害のある4歳の息子と45歳の母親、そして認知症の95歳
の母親と63歳の娘とみられる、ともに2人暮らしの世帯で「孤立死」が相次
いだ。
発見はいずれも死後1カ月から2カ月。
取材の中で浮かび上がってきたのは、介助する側が亡くなることによる「共倒
れ」が、行政にも地域社会にも全く想定されてこなかったことだった。
さらに「個人情報の保護」「高齢者独居世帯以外には立ち入らない」「見回り
は65歳以上の世帯から」など、法律や制度、マニュアルを遵守するあまり
「2人暮らし世帯」へのセーフティーネットが機能せず、救える命を救えなか
ったことが分かってきた。
番組では、立川市の孤立死の実態に迫るとともに、孤立死防止に動く先進地・
北九州市の取り組みを取材し、母子・父子家庭、そして高齢者世帯が増加する
中で迫られる「2人暮らし世帯」へのケアについて考える。

出演: 岡部卓教授(首都大学東京・都市教養学部)
--- ここまで ---

 孤独死、孤立死を防ぐ、意欲的な取り組みとして、北九州市の事例が出てい
ました。
 北九州市といえば、以前、生活保護の申請に来た人をなんだかんだで門前払
いして、死なせてしまったことで、大きな批判を受けた市です。市としては、
社会保障費を抑えたい厚生労働省のご指導どおりにがんばったら、死なせてし
まった、というより、殺してしまったわけで、厚生労働省にうらみつらみもあ
るだろうが、反省して、今回、いい事例として登場していました。
 異変を察知できるできるように、水道局、電力会社、ガス会社、郵便局、新
聞配達、宅配業者、不動産会社など、企業も巻き込んだきめ細かなネットワー
ク作りをやっています。
 そして、役所の人たちも、非常に積極的。自分たちが問題を解決する、命を
救うという使命感に燃えています。当事者感覚がしっかりあります。
 役所で待っているのではなく、アウトリーチといって、自らが町に出て、情
報も収集し、ネットワークで通報があった場合は、急行していました。
 そして、役所の問題解決にふさわしい各セクションを駆け回って、情報をつ
なぎ、対策を講じてるように要請をしていました。
 役所の外のネットワーク作りと、役所内のネットワーク作りの両方が必須と
いうことですね。
 個人情報の壁については、踏み込んでいます。法律を守ることと命を守るこ
とを天秤にかければ、命を守ることのほうが優先する。訴訟リスクは、あえて
かぶって、踏み込んでいるということです。
 北九州市のネットワークは、「いのちをつなぐネットワーク」といい、各区
に窓口があります。番組に登場した係長
http://www.city.kitakyushu.lg.jp/ho-huku/file_0471.html
いのちをつなぐネットワーク

 NHK「追跡!AtoZ」改め、「追跡!真相ファイル」でも、2012年3月20日にや
りました。
http://www.nhk.or.jp/tsuiseki/
NHK 追跡!真相ファイル - 「追跡!AtoZ」がリニューアルして再スタート
http://www.nhk.or.jp/tsuiseki/shinsou_top/20120320.html
都会の孤立死 SOSが届かない - NHK 追跡!真相ファイル

--- ここから ---
1月下旬、札幌市のマンションで、40代の姉と知的障害のある妹が死亡して
いるのが見つかった。
家賃を滞納しガスも止められた部屋の中で、姉は病死。妹は携帯電話で助けを
求めようとした形跡はあるものの、結局誰にも届かず、凍死した。
地域から孤立した一家が亡くなるケースは、さいたまや東京・立川など、その
後も全国各地で相次いで発覚している。

NHKの取材班は、姉の手書きの履歴書や、区役所に生活保護を相談した際の
面接記録などを入手。そこからは、生活の窮状を訴えたものの「申請の意志が
なかった」として生活保護を受けられず、求職活動を続ける中で次第に追いつ
められていった姉の姿が浮き彫りになってくる。
なぜ誰も姉妹のSOSに気付かず、手を差し伸べなかったのか?
姉妹が住んでいた地域や行政への取材を進めると、本来個人を守るためのもの
であるはずの「個人情報の保護」によって、誰も姉妹の様子がわからず、命を
守ることができなかったという皮肉な現実が浮かび上がってきた。

さらに取材を進めると、これまで明らかになっていなかった亡くなる直前の半
年間の姉の行動がわかってきた。ぎりぎりの困窮生活の中で、姉が最後に生き
る望みを託した意外なものとは…。
なぜ、姉妹は“孤立死”しなければならなかったのか、追跡する。
--- ここまで ---

 知的障碍のある妹さん。最後に、携帯電話で助けを求めようとした形跡があ
りました。
 発信履歴に残っていた電話番号は、「111」でした。
 「110」でも「119」でもなかったんです。そのどちらかにかけようとしたが、
正しい番号が押せなかったんです。結局、そのまま凍死。なんと無念だったこ
とだろう。やりきれないね。
 調べたら、「111」は、線路試験受付番号なんですね。つながったら、電話
がつながったことが確認できたことになるので、自動的に切れるだけの番号で
す。
 知的障碍者にとって、「111」のほうがわかりやすい。
 「111」を、命をつなぐ番号にすればいいのに。
 通信会社各社、なんとかしろ!

関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/03/02/4147578
おくりびと、納棺夫日記、新旧メメント・モリ
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/05/29/4328383
遺品整理人が語る、孤独死の現実

コメント

_ 5963b ― 2012年03月26日 21時36分53秒

命をつなぐ電話番号111に大賛成です。関係者と当局者がこのブログご覧になられるなら、是非とも中村様のご提案を採用下さい。或は当ブログのファンのお方の知人やお知り合いの方にご要求下さるよう南の国から祈っております。

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_ ホットコーナーの舞台裏 - 2012年04月06日 04時36分21秒

ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 東日本大震災から1年経った3月11日やその前後に放送された、

_ ホットコーナーの舞台裏 - 2012年04月06日 04時56分38秒

ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 Twitterに流したけど、記録としてこっちにも。

http://twitter.com/#!/shown