技術者が原発を語らない、経営しない、政府と東電の不思議 ― 2011年12月19日 09時30分58秒
ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110905/222471/?P=2
池上彰の「学問のススメ」
歴史も経営もそして政治も「科学する目」を持とう
加藤陽子・東京大学文学部教授に聞く【最終回】
--- ここから ---
池上:日独両国は、工業生産においては、負けたあの戦争を「役立てた」わけ
ですね。となれば、今回の原発事故も、二度と同じ間違いを犯さないように、
あらゆる経験を未来に「役立てる」必要があります。「役に立った原発事故」
にするには、何をすればいいのでしょう?
加藤:たしかに、今なお、地震や津波や低線量被曝の被害に苦しんでいる人々
にとって、「役に立った」という言葉は、なかなかつらいものがあるかと思い
ます。ダワーの書名ではないですが、つらさを胸に「抱きしめて」、事故の内
容を多角的に検証し、未来に残したいですね。
--- ここまで ---
事故の直後に、この事故をチャンスと取られて無駄にしないようにするとか
なんとかと言って非難された人がいたそうだが、率直に言って、事故が起きた
とき、「やった。これで絶対に実験できない状況のデータが得られる。大チャ
ンス。\(^O^)/」とまで思う必要はないが、「これを絶対無駄にはしない。
可能な限りのデータを取って、分析して、将来に役立ててやる。絶対に未来を
創ってやる」と思う奴じゃないと、科学者、工学者、研究者、技術者としてや
っていけない。技術者だけじゃなくて、政治家や行政の人間も同じだろう。
事故からいかに未来につながる教訓、糧を引き出せるかどうかが鍵。
それを言葉尻をとらえて、避難するのは、単なる感情の爆発。バカなマスコ
ミは飛びつくけどね。
--- ここから ---
池上:原発事故を後世に役立つかたちに残すには、「理系の視点」「科学の目」
を継ぐ人たちを育てていかなければいきません。ところが、今のメディアの論
調や世論で「情緒的な」反原発のトーンだけが強くなると、たとえば東京大学
工学部で原子力工学を志そう、という学生がどんどん減ってしまうおそれがあ
る。
--- ここまで ---
まさに、廃炉にするにも、原子力工学の研究は必要なのに、こういう当たり
前のことをいっても、味噌もクソも一緒に、原発推進派のレッテルを貼るバカ
が多すぎる。
こういう連中が、何でも放射能怖い怖い症候群。リスクは0%以外は認めな
いとか、安全は100%じゃないと認めないというバカと、かぶっている。
風評被害も、こういうバカのせい。
どちらも感情論でしか動けない動物状態なのが共通項。あれでは、人間、す
なわち、理性のある知的生命体とは認められないよ。
リスクの意味がまるでわかってないし、生きているとリスクがどれほど大き
いのかわかってない。そんなにリスクが心配、安全100%がいいのなら、早く
自殺しろ、そうすれば100%安全で、心配する必要がなくなる。これ、半分以
上、本気の話。ああいう連中は、それくらい極端な話を感情に任せて、声高に
やっている。
関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/09/06/6089923
リスクにあなたは騙される―「恐怖」を操る論理
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/03/17/5745418
おかしな原発報道。放射線量の測定、自分でできるはずなのに、くれくれ君。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/08/17/6050721
怖がりすぎても健康被害 原発事故による被ばく
原発事故が落ち着いてきたせいか、最近、やっと集団ヒステリーが収まりつ
つあるが、チェルノブイリ後のことを繰り返すとするなら、今度は、原発のこ
とをころっと忘れて、別の何かで集団ヒステリーになる。
何度も書くが、あんなにイタリア産のデュラムセモリア小麦は危ない、それ
をパスタを食べたら死ぬ、ガンになるなどと騒いでいたのに、数年でコロリと
忘れて、イタ飯ブーム、やっぱり、イタリア産のデュラムセモリア小麦のパス
タじゃないとだめなんて話になった。
これじゃ、政府や東電から、足元を見られるはずだよね。
長い長い戦いになるのに。
水俣病やカネミ油症など公害訴訟のことを勉強したほうがいいよといっても、
結局、勉強しないだろうしね。
関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/06/15/5913388
日独伊三国同盟復活、脱原発枢軸国か\(^O^)/
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/06/19/5919014
Re: 日独伊三国同盟復活、脱原発枢軸国か\(^O^)/
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/09/05/6089120
セシウム松、原発ジプシー、鳴き殺し、漫画家サイン会
--- ここから ---
精神科医として高名な中井久夫さんは、阪神淡路大震災のとき、被災者のメン
タルケアに尽力されましたが、そのときの記録を、東日本大震災が起きた後に
『復興の道なかばで――阪神淡路大震災一年の記録』(みすず書房)というタ
イトルで上梓されました。同書のなかで、中井さんは、震災のような非常時の
際の行動規範についての叡知をまとめておいででした。
--- ここまで ---
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4622076152/showshotcorne-22/
復興の道なかばで――阪神淡路大震災一年の記録 [単行本(ソフトカバー)]
中井 久夫 (著)
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http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110905/222471/?P=2
池上彰の「学問のススメ」
歴史も経営もそして政治も「科学する目」を持とう
加藤陽子・東京大学文学部教授に聞く【最終回】
--- ここから ---
池上:日独両国は、工業生産においては、負けたあの戦争を「役立てた」わけ
ですね。となれば、今回の原発事故も、二度と同じ間違いを犯さないように、
あらゆる経験を未来に「役立てる」必要があります。「役に立った原発事故」
にするには、何をすればいいのでしょう?
加藤:たしかに、今なお、地震や津波や低線量被曝の被害に苦しんでいる人々
にとって、「役に立った」という言葉は、なかなかつらいものがあるかと思い
ます。ダワーの書名ではないですが、つらさを胸に「抱きしめて」、事故の内
容を多角的に検証し、未来に残したいですね。
--- ここまで ---
事故の直後に、この事故をチャンスと取られて無駄にしないようにするとか
なんとかと言って非難された人がいたそうだが、率直に言って、事故が起きた
とき、「やった。これで絶対に実験できない状況のデータが得られる。大チャ
ンス。\(^O^)/」とまで思う必要はないが、「これを絶対無駄にはしない。
可能な限りのデータを取って、分析して、将来に役立ててやる。絶対に未来を
創ってやる」と思う奴じゃないと、科学者、工学者、研究者、技術者としてや
っていけない。技術者だけじゃなくて、政治家や行政の人間も同じだろう。
事故からいかに未来につながる教訓、糧を引き出せるかどうかが鍵。
それを言葉尻をとらえて、避難するのは、単なる感情の爆発。バカなマスコ
ミは飛びつくけどね。
--- ここから ---
池上:原発事故を後世に役立つかたちに残すには、「理系の視点」「科学の目」
を継ぐ人たちを育てていかなければいきません。ところが、今のメディアの論
調や世論で「情緒的な」反原発のトーンだけが強くなると、たとえば東京大学
工学部で原子力工学を志そう、という学生がどんどん減ってしまうおそれがあ
る。
--- ここまで ---
まさに、廃炉にするにも、原子力工学の研究は必要なのに、こういう当たり
前のことをいっても、味噌もクソも一緒に、原発推進派のレッテルを貼るバカ
が多すぎる。
こういう連中が、何でも放射能怖い怖い症候群。リスクは0%以外は認めな
いとか、安全は100%じゃないと認めないというバカと、かぶっている。
風評被害も、こういうバカのせい。
どちらも感情論でしか動けない動物状態なのが共通項。あれでは、人間、す
なわち、理性のある知的生命体とは認められないよ。
リスクの意味がまるでわかってないし、生きているとリスクがどれほど大き
いのかわかってない。そんなにリスクが心配、安全100%がいいのなら、早く
自殺しろ、そうすれば100%安全で、心配する必要がなくなる。これ、半分以
上、本気の話。ああいう連中は、それくらい極端な話を感情に任せて、声高に
やっている。
関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/09/06/6089923
リスクにあなたは騙される―「恐怖」を操る論理
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/03/17/5745418
おかしな原発報道。放射線量の測定、自分でできるはずなのに、くれくれ君。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/08/17/6050721
怖がりすぎても健康被害 原発事故による被ばく
原発事故が落ち着いてきたせいか、最近、やっと集団ヒステリーが収まりつ
つあるが、チェルノブイリ後のことを繰り返すとするなら、今度は、原発のこ
とをころっと忘れて、別の何かで集団ヒステリーになる。
何度も書くが、あんなにイタリア産のデュラムセモリア小麦は危ない、それ
をパスタを食べたら死ぬ、ガンになるなどと騒いでいたのに、数年でコロリと
忘れて、イタ飯ブーム、やっぱり、イタリア産のデュラムセモリア小麦のパス
タじゃないとだめなんて話になった。
これじゃ、政府や東電から、足元を見られるはずだよね。
長い長い戦いになるのに。
水俣病やカネミ油症など公害訴訟のことを勉強したほうがいいよといっても、
結局、勉強しないだろうしね。
関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/06/15/5913388
日独伊三国同盟復活、脱原発枢軸国か\(^O^)/
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/06/19/5919014
Re: 日独伊三国同盟復活、脱原発枢軸国か\(^O^)/
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/09/05/6089120
セシウム松、原発ジプシー、鳴き殺し、漫画家サイン会
--- ここから ---
精神科医として高名な中井久夫さんは、阪神淡路大震災のとき、被災者のメン
タルケアに尽力されましたが、そのときの記録を、東日本大震災が起きた後に
『復興の道なかばで――阪神淡路大震災一年の記録』(みすず書房)というタ
イトルで上梓されました。同書のなかで、中井さんは、震災のような非常時の
際の行動規範についての叡知をまとめておいででした。
--- ここまで ---
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4622076152/showshotcorne-22/
復興の道なかばで――阪神淡路大震災一年の記録 [単行本(ソフトカバー)]
中井 久夫 (著)
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_ ホットコーナーの舞台裏 - 2011年12月31日 09時35分42秒
ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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どう転んでも、東電は腹が痛まないらしい。国民の血税投入。
http
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どう転んでも、東電は腹が痛まないらしい。国民の血税投入。
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