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オープンバイオ研究会2011年05月07日 11時36分04秒

ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/05/05/5846130
樋口千洋「Rによるバイオインフォマティクスデータ解析 第2版」その2
の関連。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4320057082/showshotcorne-22/
Rによるバイオインフォマティクスデータ解析 第2版
-Bioconductorを用いたゲノムスケールのデータマイニング- [単行本]
樋口 千洋 (著)
が、売れていた。
 千洋ちゃんになりかわって、お買い上げありがとうございます。

 それで思い出した。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/12/09/3999778
オープンバイオ研究会著「オープンソースで学ぶバイオインフォマティクス」
とバイオインフォマティクス本
で感想を書いた
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4501622601/showshotcorne-22/
オープンソースで学ぶバイオインフォマティクス (単行本)
オープンバイオ研究会 (編集)
は、改訂されていないのかと思って調べた。
 変化の早いバイオの世界で、出版されてからもう3年以上経ってるから。
 でも、改訂されてなかった。
 でもでも、オープンバイオ研究会は、ちゃんと活動している。

http://open-bio.jp/
オープンバイオ研究会

 そろそろ改訂してほしい気がするが。
 なお、本の紹介やDVDイメージは、
http://open-bio.jp/book/
オープンソースで学ぶバイオインフォマティクス
にある。

 前回書いたとき、BioPerl, BioRuby, BioJava, BioLispなどの名前を出した
が、今回みたら、BioFlashというのがあるね。
http://bioflash.org/
BioFlash.org

NHK時論公論で、超高純度鉄の研究を絶やすなと力説!2011年05月07日 11時36分40秒

ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 超高純度鉄のことは何回か書いた。
 超高純度鉄は、さびない!
 鉄がさびるのは、普通の鉄に不純物が含まれているため。
 ほかにも、超高純度鉄は、銀色だし、叩いても割れないし、酸にも強いし、
加工しやすいと、普通の鉄とは全然違う性質を示す。
 超高純度鉄こそ、鉄本来の性質であって、我々が従来、鉄の性質と思ってき
たものは、実は嘘だったと思える。

 超高純度鉄をはじめ、超高純度金属のことは、
 日経サイエンス2000年10月号の
http://www.nikkei-science.com/page/magazine/0010/metal.html
究極の超高純度金属 安彦兼次
 NHK「サイエンス ZERO」の
http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp280.html
いま鉄がアツい ~超電導から新合金まで~

http://www.nikkei.com/tech/ssbiz/article/g=96958A9C93819696E0E1E2E2E48DE0E1E2E0E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;p=9694E0E5E2E3E0E2E3E2E1EAE4E2
日本発の「超高純度鉄」 世界標準へ
編集委員 永田好生 2011/2/25
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/WORD/20060317/115050/
超高純度鉄
http://homepage3.nifty.com/kuebiko/chemistry/MixPure/PureIron.htm
超高純度鉄
を参照。

 数日前、たまたま途中から観たNHK時論公論で、解説委員の谷田部雅嗣が、
超高純度鉄のことを解説していた。
 NHKの解説で、超高純度鉄? 意外な組み合わせで興味津々で観た。
 なんと、今年の3月で予算がなくなって、超高純度鉄の研究がストップした
そうな。しかも、世界に2つしかない超高純度鉄を作れる設備も、このままで
は解体されてしまう。
 ばかー。なんとかしろ。
と、谷田部さんが力説していた。
 あんなに語気を強めて発言する時論公論は、初めて観た。
 あ、ブログがあった。
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/81069.html
2011年05月03日 (火)
時論公論 「未来技術の育て方」

 これまでも経済学者の野口悠紀雄や池田信夫が、口先だけ「イノベーション
を起こせ」だの「破壊的イノベーションを起こせ」など、バカなことをいうの
を批判してきた。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2010/02/08/4864983
大腸菌はオープンソース\(^O^)/、事業仕分けほか、日経サイエンス2010年2
月号のこと
では、民主党の事業仕分けに出てきた連中のバカさ加減も批判した。
 今回の超高純度鉄の話も、イノベーションの芽を潰してしまう話だね。

 野口悠紀雄は、インターネットをイノベーションの好例のように絶賛し、
インターネットのような革命的イノベーションを起こせなどと軽々しくといって
いたが、彼のITの知識や歴史認識の貧弱さからすれば、インターネットが実用
化できるまでに、アメリカ政府や全米科学財団(NSF)が、何10年にもわたって巨
額の投資をしてきたのを、知らないのだろう。
 なぜ、政府や公的機関による長期間にわたる投資が必要かといえば、ほんと
にイノベーションを起こすほどの技術であれば、実用化までに越えないといけ
ない谷、俗にデスバレー(死の谷)と呼ばれる大きな谷を越えないといけないか
ら。
 破壊的イノベーションを起こすものであればあるほど、デスバレーは、深く
大きい。
 これは民間のベンチャー資金では、ファイナンスできない。ベンチャー資金
は、何10年も待ってくれない。それで政府や公的な機関が資金提供する。
 デスバレーが深く大きすぎて民間で手が出せない博打は、政府が手を出すし
かない。そういう博打にどれだけ広く深く資金を出せるかが国力。
 インターネットが大当たりしたのは、たまたま博打で大当たりしたに過ぎな
い。誰にも未来はわからない。アメリカ政府にだって、未来はわからない。戦
略的に投資した方がいいとは思っても、大当たりするとわかっていたわけでは
ない。でも、デスバレーを越えるために何10年も投資し続けた。そしたら、大
大大ブレークして、インターネットで主導権を握れるようになった。
 訳がわからないもの、胡散臭いものにでも長期間投資できる力、それがアメ
リカの底力、国力のすごさということ。

 野口悠紀雄や池田信夫は、政府が戦略的分野を決めて研究・開発に資金提供
することに対して、役人にどれが当たるかわかるはずがない。税金の無駄遣い
という話をしていたが、それも間違い。
 どこの国の政府も、同じようにやっている。なぜか。
 役人だろうが、民間人だろうが、未来は誰にもわからない。どの分野、技術
が当たるかもわからない。誰がやるにしろ、博打になる。だから、役人が適当
にこれが当たりそうかなと思って投資分野を決めても同じこと。それを批判す
るのは、筋悪。
 極端にいえば、前回、サッカーのワールドカップの勝敗予想を連続して当て
たタコのパウル君にやらせてもいいし、TBSに出ていた競馬の天才予想犬プリ
ンちゃんにやらせてもいい(パウル君、もう死んじゃったけど。プリンちゃん
はどうしているのかな)。
 そもそも税金の無駄をいうなら、経済学や経済学部に税金を投入してきたこ
と、今後も投入することこそ、税金の無駄遣いだといわれて、お前らに返す言
葉があるか。
 でも、税金を投入し続けているのは、千人に一人、1万人に一人でいいから、
将来、日本を背負って立つ大当たりの人材が育つかもしれない。そういう博打
を打っているわけ。それが教育への投資。
 イノベーションを起こす研究・開発への投資も一緒。
 元々、博打だから、大半の賭けには負けて金が無駄になる。でも、万に一つ
でも大当たりが出ると儲けが出て、国力が増す。そういう勝負をやっている。

 みんなの党の浅尾慶一郎が、以前、テレビで、イノベーションにおけて国が
果たす役割について、
「語弊があるだろうし、誤解されるかもしれないが、誤解を恐れずいえば、変
な人を100人集めて、金を渡して好きにやらせて、1つでも当たればラッキー。
大体、そういうもの」
などと言っていた。政治家の中にもわかっている人がいるなと思った。
 民主党の事業仕分けに出てきた訳のわからない議員や経済人より、よほどま
とも。
 みんなの党は、賞味期限が切れてきた感があるけど。^^;

 超高純度鉄も大化けするかもしれない。しれないかもしれない。この博打は、
まだ民間は賭けに乗りにくいのだったら、政府が賭け金を積むしかない。
 この技術が捨て去られるとしたら、ほんとにもったいない。
 菅直人、理系政権なら、なんとかしろ。

関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/11/09/4684640
山根一眞「メタルカラーの時代」