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ギターでスペインの補足2008年12月14日 22時10分42秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/12/09/3999797
ギターで、チック・コリアのスペイン
関連。かつ、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/12/10/4001261
ラリー・コリエル、ラリー・カールトン、パット・メセニー、リー・リトナー
の続き。
 西原さんから。URL長かったので、おれのアフィリエートに勝手に変えまし
た(爆)。
--- ここから ---
西原と申します.

コリアの『スペイン』といえば,コリエル & カーン! と思い出して,メー
ルを書こうとしているうちに,先を越されてしまいました,
"Two For The Road"はCDを持っております.
絶品です(笑).
現在は国内も米国も廃盤のようです.
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000064EKD/showshotcorne-22/
http://www.amazon.com/Two-Road-Larry-Coryell/dp/B0019L7E6W/

学生時代に,『スペイン』とか『ラ・フィエスタ』を演ってたかも知れません.
記憶にはないんですが,手書きの耳コピー譜が残っています.懐かしい~.

#ハイブリッドSACDは普通のCDPで大ジョブです,掛かります.
--- ここまで ---

 アメリカ盤と国内盤で、中古とはいえ値段が全然違いますね。アメリカ盤は、
8ドルとか10ドルなのに、日本だといま7500円からだって。
 日本人、やっぱ、金持ちなのか。コリエルとカーンのファンが多いのか。彼
らがコレクター趣味なのか。
 よーわからん。

 「スペイン」「ラ・フィエスタ」、昔は少しは弾けたのに。
 リハビリ、がんばろう(爆)。美空りはびり。
 オヤジギャグやめなさい。

Prologで学ぶAIプログラミング2008年12月14日 22時11分54秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/11/26/3975861
Lisp, Prologネタ
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/11/26/3975922
Lisp, Prologネタその2
で、名前を出した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4777514021/showshotcorne-22/
Prologで学ぶAIプログラミング―「論理プログラミング」「Prolog」の入門か
ら「人工知能」の基礎まで (I/O BOOKS) (単行本)
赤間 世紀 (著)
 ざっと読み終わりました。
 目次は、
http://www.kohgakusha.co.jp/books/detail/978-4-7775-1402-1
Prologで学ぶAIプログラミングの目次
をどうぞ。
 これ、予想以上に論理学の本ですね。もっとPrologプログラミング入門の本
かと思っていた。
 第2章「論理と理論プログラミング」でも、意外に難しい話が出てきますが、
第6章「高度な話題」は、ほんとに高度で難しい話題。おれなんかが知らない
論理学の話がいろいろあった。I/O Booksでこんなに原理的、理論的な話が書
いてあるとは。
 Prologのベースにある論理学の話なんて要らんという人には、向かないかも。
でも、ベースは重要なんだけどね。
 第3章から第5章は、SWI-Prologを使ったPrologプログラミングで、これは
一転やさしいです。なにしろ、実際にプログラムコードが出てくるわけで、少
なくともおれには、やりたいこと、言いたいことがよくわかった。
 本書は、Prolog本として悪い本じゃなくていい本といいたい本だけど、全体
を通じて、記述が簡潔なので、ほかの本などで補わないと、これ1冊で独学だ
とつまづきやすいかもね。特にカットは、これだけじゃ、わからないでしょう
(まあ、実際にあれこれ処理系を動かしてやってみれば、わかるとは思うけど)。
 前述「Lisp, Prologネタ」「Lisp, Prologネタその2」で出したProlog関係
のリンクや、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4320022378/showshotcorne-22/
Prologプログラミング入門 (単行本)
安部 憲広 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0201403757/showshotcorne-22/
Prolog Programming for Artificial Intelligence (International Computer
Science Series) (ペーパーバック)
Ivan Bratko (著)
を参考にしてください。

Virtual Machines(仮想マシン、VM)、仮想化本、ガベージコレクション(GC)本2008年12月14日 22時46分42秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/19/3772073
ガベージコレクション(GC)
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/11/05/3879933
スクリプトエンジン、Virtual Machines(仮想マシン、VM)、ガベージコレクシ
ョン(GC)
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/11/24/3972714
洋書の値段って不思議
で名前を出した、

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0471941484/showshotcorne-22/
Garbage Collection: Algorithms for Automatic Dynamic Memory Management
(ハードカバー)
Richard Jones (著), Rafael Lins (著)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/1852339691/showshotcorne-22/
Virtual Machines (ハードカバー)
Iain D. Craig (著)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/1558609105/showshotcorne-22/
Virtual Machines: Versatile Platforms For Systems And Processes (The
Morgan Kaufmann Series in Computer Architecture and Design) (ハードカ
バー)
James E. Smith (著), Ravi Nain (著)
が、送られてきました。
 まず、「Garbage Collection」。だいぶ前に送られてきました。これ、いい
ですね。
 これ1冊あれば、ガベージコレクションのことは、当分、困らないでしょう。

 「Virtual Machines」の2冊は、アメリカから船便で買ったのですが、先週
には送られてきてたので、10日くらいで北野天満宮かな。
 オヤジギャグやめなさいって。
 で、びっくりなのが、頑丈ででっかい半透明のビニール袋に入っていたこと。
小さな子供なら入れられるようなでかさ。
 開けてみたら、amazonのダンボール箱が入っていたけど、底が抜けかけてい
た。途中で手荒な扱いがあったんでしょうか。本2冊はパッキングされてダン
ボールの板に張り付けて、さらに箱に張り付けてあるから大丈夫だったけど、
この頑丈ででっかい袋に壊れかけたダンボール箱ごと入れたのは、アメリカで
のことのようです。そういうタグがついていた。
 日本郵便のタグもついていた。これも初めて見るタグ。
 川崎港支店の名前が入ったタグで、「特別郵袋印刷物」という名前のタグ。
 配達担当者向けに、配達したら、この袋をすぐ返送してくれと書いてあるけ
ど、いないときに来たから、宅配ボックスに入ってました。\(^O^)/

 肝心の本のこと。
 前者、Iain D. Craigの本は、思ったより、スリムな本。いろんな言語のVM
をどう設計して実装するかという話が主。
 後者、James E. Smith, Ravi Nainの本は、大きく、分厚い。内容はVMは全
部入り。
 目次をみて、ケーススタディで出てくるAS/400(iSeries, System i)のこと
がどう書いてあるか気になってたので、チェックしたら、エッセンスはちゃん
と書いてありました。
 仮想化(Virtualization)のこともすごくページを割いて書いてあります。ケ
ーススタディでは、VMware, Intel VT-x(VanderPool)も出てくるし、仮想化の
元祖でもあるし、いま、サーバ集約やクラウドコンピューティングで注目され
ているIBMメインフレームの論理分割(論理パーティションニング、Logical
Partioning)も出てきます。
 上からコピペすると、
 これ1冊あれば、VM(仮想マシン)や仮想化のことは、当分、困らないでしょ
う。

野崎昭弘著「離散数学「数え上げ理論」 (ブルーバックス)」2008年12月14日 22時48分16秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/11/27/3977032
ブルーバックスの気になる新刊と、CD/DVD付き書籍
で名前を出した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062576198/showshotcorne-22/
離散数学「数え上げ理論」 (ブルーバックス) (単行本)
野崎 昭弘 (著)
 目次は
http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=257619
をどうぞ。
 実際に手を動かして、問題を解きながらやってるから、まだ、第3章ですが、
これは、いいですね。
 第1章冒頭に、おみやげの配り方の例題がある。ちょっと引用。
例題1-1
 イギリスで買った、種類が違う紅茶の缶が4つある。これを4人の友人に1
つずつ分けたい。何通りの分け方があるか?
例題1-2
 フランスで買った、同じフォアグラの缶が4つある。これを6人の友人の誰
かに1つずつ分けたい。何通りの分け方があるか?

 離散数学なら任せろとかいって、問題解いた。この2つは楽勝だった。調子
に乗って、

例題1-3
 イタリアで買った、柄の違うスカーフが6枚ある。これを全部、4人の友人
に分けたいが、何通りの分け方があるか? ただし、不公平になるのは仕方な
いが、誰にも少なくとも1枚はあげるとする。

をやったら、もう間違えた。\(^O^)/
 なお、答はすぐには書いてない。ひとつひとつ考え方を丁寧に説明してある。
それも実際に手を動かして樹形図を書くことから始めている。
 身体性(エンボディメント)の重要さね。体の記憶は脳の記憶と違って、覚え
にくいけど忘れにくい。
 これらの例題から、確率を計算するバリエーションもある。
 確率や統計って、結局、いかに正確に、重複なく、漏れなく数え上げるかが
基本。だから、確率や統計が苦手な人にも、この本はお薦め。

 おれ、間違った問題で、悔しかったのが、64ページにある応用2。
応用2
 プロ野球の日本シリーズ(先に4勝した方が優勝する)で、あるチームが4勝
3敗で優勝するときの、勝ち負けの順序は何通り?

 76ページには、パスカルの錯覚系、もとい、三角形が出てくる。
 これ、17世紀のパスカルが考えたんじゃないのね。もっと昔から知られて
いたようで、アラビアでも中国でも13世紀には知られていたらしいのね。中
国では、朱世傑の「四元玉鑑」(1303)に載っているそうな。誰が発見したか定
かではないけど、今となっては「朱世傑の三角形」といってもわかってもらえ
ないので、本書でも俗称「パスカルの三角形」を使うと書いてある。
 朱世傑の名前は、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/11/15/3928331
文藝春秋2008年12月号の本の特集
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/11/26/3975854
数学的思考法は、そんなお勉強じゃ身に付かないってば
で紹介した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4000268732/showshotcorne-22/
1冊でわかる数学 (1冊でわかる) (単行本)
ティモシー ガウアーズ (著), Timothy Gowers (原著), 青木 薫 (翻訳), 上
野 健爾
で、解説の上野健爾さんが数学の歴史の解説を書いているが、その中で知った。
 そこには、示唆的な話も書いてあった。
 中国の数学は、常に実用性を重んじたものだった。そのせいで、一時は、方
程式論など中国の数学は大発展したのに、数学が直接、すぐ応用に結びつかな
いと忘れ去られるそうな。目先の利益優先だから、抽象的な理論が忘れられて
発展しないわけ。
 ヨーロッパの数学は、逆に、すぐ役には立たない抽象的な理論も捨てなかっ
たので、後に大きな発展をする。それで、中国は、ヨーロッパに地位を奪われ
てしまったと。
 後述の話とからめれば、基本に戻らず、目先の利益を求めて、安直ビジネス
本、成功本、自己啓発本を読みあさって、結局だめになるのと同じですね。

 ところで、パスカルの三角形は、京都の道順を調べる例題から出てくる。知
らないとびっくりする展開ですね。
 なぜ、京都の道順からパスカルの三脚気、もとい、三角形が出てくるか、ピ
ンと来た人は、本書は不要。自分の楽しみ、確認のために読むのはいいだろう
けど。
 ということで、コンノケンイチ風にいうなら、
「パスカルは、京都に住んでいた」\(^O^)/
 ばかー。そんな重要な人類史の秘密を、こんなところに書くな。いくら情報
省の人間が書いたこととはいえ、バチカンからお叱りを受けるぞ。
 じゃ、これ、バチカンの「ファティマの予言」にならって、「情報省の予言」
として、「地球の秘密冷蔵庫」に入れておきますね。賞味期限はいつにしてお
きましょうか?
 いつでもいいよ。どうせ、売れ残ったら、シール偽装して張り替えちゃうか
ら。\(^O^)/

 本書のあとがきから引用。
--- ここから ---
 最近の世の中で心配なのは、(略)たとえば試験のとき、じっくり考えて答を
出すより、答を覚えてしまったほうがラクだとか、政治や経済の問題でも、む
ずかしく考えずに気分で決めてしまったほうがラクだ、と思う人が多いような
気がする。
 しかし日本が今、経済的な繁栄を享受しているのは、ラクなどまるでできな
かった世代の、たいへんな労力のおかげなのである。
(略: 中村注:ここで、「考える」ことを止めたときの悲劇に言及)
 怪しげな新興宗教や悪徳セールスに手もなくひっかかる人たちを見ていると、
もう少し「考える」習慣を広めたほうがよさそうである。それには、「考える」
ことの楽しさを伝え、「わかる」ことのうれしさを体験してもらうのが一番で
あろう。――「数え上げ理論」の解説を書きながら、私がいつも考えていたの
は、そのようなことであった。
--- ここまで ---

 この本と対照的な世界が、勝間和代、神田昌典などビジネス本のカリスマと
されている連中の書く安直ビジネス本、成功本、自己啓発本。おれにいわせれ
ば、この手の本やセミナーは、怪しげな新興宗教や悪徳セールスと五十歩百歩。
 安直ビジネス本、成功本、自己啓発本が売れるメカニズムの一端は、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/11/26/3975854
数学的思考法は、そんなお勉強じゃ身に付かないってば
などで、書いた。あの手の本は、安直ダイエットと同じ。
 フェルミ推定で地頭力をつけろうという本が今年売れたけど、今年の流行ダ
イエットでいえば、バナナが店頭からなくなった「朝バナナダイエット」と同
じ。
 しかも、フェルミ推定が、グーグルやマイクロソフトの入社試験に出るとい
うので、流行っちゃう。知のかけらもない、このばかばかしさね。「考える」
ことを放棄した奴が、それだけ多いのか。
 基礎的な数学力がないのに、フェルミ推定なんてつまみ食いしても、砂上の
楼閣であることに気づかないというのが、すごい。女はダイエット、男は安直
ビジネス本に引っかかる。何度も何度も引っかかる。おれおれ詐欺、振り込み
詐欺にそっくりね。上記で、書いたように、
「身に付いたと思うのは、錯覚。シャブを打って幻覚をみているのと同じ」な
のにね。
 あの手の安直ビジネス本は、100冊読んでも1000冊読んでもだめ。基礎に戻
るしかないのに、その勇気もなく、その労力を惜しむ。惜しんで結局、金と時
間と労力と無駄にする。
 安直ビジネス本、成功本、自己啓発本、ああいうのを読むのを止めるのから
始めないとね。

 関連して、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/08/04/3672178
Googleの入社試験
で書いた
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198625611/showshotcorne-22/
[非公認] Googleの入社試験 (単行本(ソフトカバー))
竹内 薫 (編集)
 買わなかったけど、立ち読みはした。
 ざっと眺めただけでわかったこと。これ、ものすごく数学力を要求される。
おれは、この試験だと絶対入社できない(爆)。
 ほんとにこれだけで採用の可否を決めているなら、入社試験対策と称して基
礎的数学力もないのに、付け焼き刃でマニュアル的にフェルミ推定なんてつま
み食いしてなんとかなると思ってる奴は、その時点で採用されないよ。
 ああいう連中は、この入社試験、真面目に解こうと思ったことある? ほぼ
100%、そんな連中は1問も解けないと断言できる。
 さらに嗤うのが、この入社試験を単にマニュアル的に採用しようという人事
担当者がいるらしいのね。そんな安易なことしか思いつかないような会社が、
グーグルやマイクロソフトになれるわけがない。
 だめ奴は、だめなほう、だめなものを好き好んで選ぶんだもんね。そういう
奴がいっぱいいるから、カモにする出版屋やセミナー屋が儲かる儲かるもうカ
ルダモンね。スパイス効いて、いい味出してます。
 ほんと、世の中、よくできてるね。

2011/07/17 追記:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/06/12/5908815
情報科学入門―Rubyを使って学ぶ
に、パズルのような入社問題が役に立たないことを書いています。