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発掘!あるある大事典、ついに捏造発覚2007年01月20日 20時47分57秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 夕方の日テレのニュースでやっていましたが、フジテレビ系の「発掘!ある
ある大事典II」で、放送内容に捏造があったとして制作をしている関西テレビ
がお詫び会見をしている模様がちょろっと出ました。当該番組は放送は中止、
今後番組の存続はどうするかは検討中らしいです。
 「あるある」、やっぱり、やってたかというのが、第一印象。

 日テレ、読売新聞のニュースサイトには出てないみたい。ほかも出てないっ
ぽい。
 関西テレビにはお詫びがありました。
http://www.ktv.co.jp/070120.html
関西テレビの「発掘!あるある大事典II」に関するお詫び
をどうぞ。
 いずれ消されるかもしれないので、記録として全文引用しておく。
--- ここから ---
2007年1月20日
視聴者の皆様へ
関西テレビ放送

 1月7日(日)午後9時~9時54分放送の「発掘!あるある大事典II」第140回
「食べてヤセる!!!食材Xの新事実」におきまして、番組内容に事実とは異
なる内容が含まれていることが判明いたしましたので、お詫びを申し上げます。
視聴者の皆様の信頼を裏切ることとなり誠に申し訳ございませんでした。
 事実と異なる内容につきましては以下のとおりでございます。

1. アメリカのダイエット研究の紹介におきまして、56人の男女を集めて、
実験をしており、被験者がやせたことを示す3枚の比較写真が使われておりま
すが、この写真について被験者とは無関係の写真を使用いたしました。

2.テンプル大学アーサー・ショーツ教授の日本語訳コメントで、「日本の方
々にとっても身近な食材で、DHEAを増やすことが可能です!」「体内のDHEAを
増やす食材がありますよ。イソフラボンを含む食品です。なぜならイソフラボ
ンは、DHEAの原料ですから!」 という発言したことになっておりますが、内
容も含めてこのような発言はございませんでした。

3.番組で実験を行った8名の被験者について、放送では「中性脂肪値が高くて
お悩みだった2人は、完全な正常値に!」とコメントし数字をスーパーしてお
りますが、コレステロール値、中性脂肪値、血糖値についての測定は行ってお
りませんでした。

4.あるあるミニ実験として、納豆を朝2パックまとめて食べた場合と、朝晩1
パックずつに分けて食べた場合の比較実験ですが、血中イソフラボンの測定は
行っておらず、比較結果は架空のものでした。

5.番組で実験を行った8名の被験者について「体内で作られるDHEAは20代をピ
ークに減少、食べ過ぎや運動不足によってDHEAの量が低下している可能性があ
るのだとか!20代から60代の男女8人の血中DHEA量を測定。さて結果は?」と
して22歳OL、25歳会社員、37歳会社員のDHEA量を測定し年齢の基準値と検査結
果をテロップ表示で比較をおこなっておりますが血液は採集をしたものの、実
際は検査を行っておらず、数字は架空のものでした。また、ここで使用してい
る「DHEA分泌は加齢とともに低下する」ことを示したグラフは許可を得ずに引
用いたしました。

 また、アメリカのダイエット研究の紹介部分について、あたかもテンプル大
学のアーサー・ショーツ教授が行った研究と受け取られる構成になっておりま
した。この研究はワシントン大学のデニス教授の研究であります。

尚、1月21日(日)放送につきましては休止いたしますのでご了承ください。

以上
--- ここまで ---

 測定もしてないのに中性脂肪の数値が改善したとか、比較は架空のものとか、
言ってもないのに大学教授が発言したことなってるとか。
 やってること、ほんとにデタラメですね。
 でも、これ、今回だけのことなのか。これまでたびたび指摘したような作り
からすれば、いままでもこういう捏造を日常的にやってきたが、たまたま今回
発覚したと考えるのもさほど不自然ではない。
 これ、ずさんな品質管理で大騒ぎになって、営業停止状態になり、ペコちゃ
んが泣いている不二家に似てるね。
 でも、テレビ局の不祥事なので、これ以上マスコミは追求しないだろう。な
ぜなら、新聞にとってもテレビにとっても身内だもんね。
 それで、どこに報道の公平があるのか。
 ないよ、そんなもん。
 不二家だって、トヨタ、花王、サントリーみたいに毎年何百億とテレビや新
聞に広告を出していれば、あそこまで叩かれたか。雪印、三菱自動車の叩き方
も同じ。
 もし、大スポンサーだったら、新聞やテレビはどこまで社会のために報道で
きるか。できるわけがない。新聞はまだましかもしれないが、テレビはほぼ不
可能。それが日本のジャーナリズムや報道と称するものの実態。

http://www.nikkei-koken.gr.jp/study/01.html
日経広告研究所 有力企業の広告宣伝費
http://www.mynewsjapan.com/kobetsu.jsp?sn=470
リコール王・トヨタ “口止め料”日本一の威力
http://blog.livedoor.jp/antichristdreamer/archives/50357545.html
リコール王トヨタ

 「あるある」といえば、最近も納豆問題を引き起こした問題番組。
 納豆問題でひどいのは、事前に放送内容が大手スーパーなどに流れていて、
買占めが起きてたんですね。
http://news.livedoor.com/article/detail/2987968/
フジ系列『あるある大事典II』の納豆問題、混乱の原因はどこに(上)
http://news.livedoor.com/article/detail/2987989/
フジ系列『あるある大事典II』の納豆問題、混乱の原因はどこに(下)
http://news.livedoor.com/article/detail/2977621/
フジ系列 『発掘!あるある大辞典II』、放映前に内容が大手に漏洩(上)
http://news.livedoor.com/article/detail/2978159/
フジ系列 『発掘!あるある大辞典II』、放映前に内容が大手に漏洩(下)
http://news.livedoor.com/article/detail/2983471/
「あるある大辞典」納豆問題に、庶民は怒り心頭に発す状態!

 何度もいうようだけど、こんなクズ番組、もう早く止めてほしいね。
 そしたら、デタラメ健康情報に踊らされる消費者も減るから国民の健康に貢
献するし、おれの好きなマチャアキもこんなクソ番組の司会をしなくてすむ。
 マチャアキ、日テレの「世界一受けたい授業」の司会でがんばってくれ。

関連情報:
http://www.google.com/custom?domains=iiyu.asablo.jp%3Bwww.asahi-net.or.jp&q=%82%A0%82%E9%82%A0%82%E9&sa=%8C%9F%8D%F5&sitesearch=iiyu.asablo.jp&client=pub-8265382438304350&forid=1&ie=Shift_JIS&oe=Shift_JIS

Maxima, BCPL, Algol, APL, SNOBOL2007年01月20日 22時51分09秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/01/19/1123372
Maxima、すげえじゃん
で紹介した数式処理システムMaxima。Joshiahさんからコメントがついていて、
ちゃんと日本語入門書があるそうです。情報ありがとうございました。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4777512010/showshotcorne-22/ref=nosim
横田博史著「はじめてのMaxima」
 ですね。

> その昔は、数式処理も人工知能(AI)の研究分野でしたっけ、
> もしかすると、コンパイラも自動プログラミングって名前で。

 そうですそうです。自動化につながる研究は全部AIです。\(^O^)/
 まあ、そういって予算を取った面もあると思いますが。
 数式処理は、ぼくも少し記号微分、記号積分のプログラム、Lispで書いたこ
とあります。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/1558601910/showshotcorne-22/ref=nosim
Peter Norvig著「Paradigms of Artificial Intelligence Programming: Case
Studies in Common Lisp」
にも第8章「Symbolic Mathematics」にありますから、やっぱ、AIの領分です
ね。\(^O^)/

> BCPL,Algol68,APLSNOBOLって何処かにあるんですかね。

 BCPLは、
http://en.wikipedia.org/wiki/BCPL
を参照。
http://www.cl.cam.ac.uk/~mr10/BCPL.html
に実装がありますね。

http://en.wikipedia.org/wiki/ALGOL
をみると、変種がいっぱいありますね。おれが知っているのは、Algol68や
Algol-Wくらい。
http://en.wikipedia.org/wiki/ALGOL_68
の最後にあるリンクをみていると、Algol68のインタープリタが
http://www.xs4all.nl/~jmvdveer/algol.html
にありますね。

 APLは、
http://en.wikipedia.org/wiki/APL_(programming_language)
をどうぞ。
 このExternal Linkには、実装もいろいろ出てますね。
 IBMはさすがというか、いまでもAPLをやってるんだな。
http://www-306.ibm.com/software/awdtools/apl/
APL2

 SNOBOL(スノボル)の作者のGriswoldさん、この前、亡くなりました。
http://www.cs.arizona.edu/news/articles/200610-griswold.html
をどうぞ。
 SNOBOLは、
http://en.wikipedia.org/wiki/SNOBOL
を参照。SNOBOLのリソースは、
http://www.snobol4.org/
をどうぞ。IconはSNOBOLほど有名になりませんでしたね。

 それにしても、英語Wikipediaのプログラミング言語関係を読んでいると、
懐かしいやら楽しいやらで、これ、夜がいくつあっても足りませんね。いやあ、
楽しい。
 これ、全部読んで、しかも、実装があるものは、ダウンロードしていろいろ
動かすなんてことをやると、毎日朝から夕方まで、仕事や授業のようにやって
も、1ヵ月くらい遊べるのではないか。
 逆にいうと、たった1ヵ月でプログラミング言語50年の歴史を一気に習得
堪能できるわけで、そう考えるとすごく便利な世の中だね。

http://d.hatena.ne.jp/finalvent/20061116/1163666598

「OOPの起源って、SmallTalkともうひとつ別系があった、つまり、2系が
ごっちゃになっているから混乱という話があったと思うのだが、なんだったか。
(どなたかご存じ?)」
のような人は、
http://en.wikipedia.org/wiki/Simula
なども含めて、Wikipediaのプログラミング言語関係を読破するといいよ。
 ついでにいうと、
「関数で表現できるならクラスとか要らないのでは?」
というのは、そう。オブジェクト指向やクラスという名前に縛られなくてもそ
の手のプログラミングはできる。たとえば、Lispならクロージャを使ってでも
できる。クラスなんて要らない。
 要は、オブジェクト指向やクラスという呼び方は、ある計算方法の見方の
1つであって、そんな見方のうち、一番広まった慣習でしかないの。
 計算の本質そのものだって、チューリングマシンでみるかラムダ計算でみる
かという見方の違いもあるし、量子力学だって、行列力学でみるか波動力学で
みるかという見方の違いもあるしね。

 週末、「はやぶさ」と「フェルマー」と「バイオインフォマティクス」のこ
と書こうと思ったけど、ちょっと無理ですね。

オブジェクト指向入門 第2版2007年01月20日 22時51分40秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 昨夜、出版関係の人や、引退した中村満さんなどとようやく会えて飲めた。
 そこで、メイヤーの「オブジェクト指向入門」がアマゾンで、200位くらい
になったという話が出た。全体で200位なんて、専門書としては、しかも8000
円くらいする本としては驚異的な売り上げ。
 とてもいい本だけど、あんな古い本が、突然、そんなに売れるなんて、何が
あったんだと思って訊けば、原書第2版の翻訳がやっと暮れに出てたんだ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798111112/showshotcorne-22/ref=nosim
バートランド・メイヤー著, 酒匂寛訳「オブジェクト指向入門 第2版 原則・
コンセプト」
です。原著は、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0136291554/showshotcorne-22/ref=nosim
Bertrand Meyer著「Object-Oriented Software Construction」

 原書も翻訳も第2版は未読だが、第1版は無条件で薦められる本(つまり、
ソフトウェア技術者なら必読)だから、本書もいいだろうと予想できます。
 第1版は、オブジェクト指向の概念の解説とともに、メイヤーが設計した
Eiffel言語でどう実装しているかなどの解説でできていました。
 なお、ちょっと心配なのは、原著が1300ページくらいあるので、上下に分け
ての翻訳出版だということ。今回出たのは上巻とのこと。
 「下巻、ちゃんと出るの?」などと、25年くらい昔、John Allenの
「Anatomy of Lisp」の翻訳、上巻だけですっぽかした日本コンピュータ協会
の村越だっけ、あの社長の話とか、いろいろ出ました。「Anatomy of Lisp」
は、もう一昨年かな、亡くなられた後藤英一先生の訳で「Lispの構造」という
名前で翻訳が出ているが、これが上巻だけなんです。だよね? bit誌に広告
は出続けていたけど、結局、下巻出なかったでしょ? あれ? 他の本だっけ。
^^; もし、間違っていたら教えてください。
 この辺の話、最初にお世話になった管理工学研究所の吉村社長が、いろいろ
ご存知で当時教えてくださったんですよね。
 今回は、古田島さんもいるし、翔泳社なら、ちゃんと出すメドがついてから
分冊にしたと思うので、あまり心配はしてないけど、あと半年くらいで出てほ
しいですね。
 それにしても翔泳社は、ソフトウェア科学やソフトウェア工学の本をよく出
してくれてますよね。
 本書の初版はアスキーから出たけれど、翔泳社から出たということは、もは
やアスキーにそんな力は残ってないのね。ソフトバンクもインプレスも同様か
な。なんか、目先の儲けに必死にみえるもんね。長く売れる本、後に残る本、
知的資産としての本なんて出す余裕がみえない。