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トヨタ絶望工場の世界は30年経っても続いているのか2006年12月24日 02時50分39秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/10/06/549995
噂の闘論外伝
で、「いま、「噂の闘論外伝」の告知がトップページにあるけど、リンクをク
リックすると、トップページではその下に告知がある「株サイゾー」の紹介に
飛ぶぞ」と書いたが、あのあと、サイゾーのサイト管理者にメールしたら、紹
介が遅れたけれど、
--- ここから ---
お問い合わせいただきました件ですが、
サイゾー10月号別冊「噂の眞相 闘論外伝」ですが、在庫切れとなっておりま
す。
大変申し訳ございません。

重版予定もございませんので、ご了承くださいますようお願いいたします。

また、

>  サイゾーの巻頭特集のページ
> http://www.ultracyzo.com/cyzo/contents/0611/tv7crime/index.html
> のタイトル(HTMLでいうHEADのTITLEの内容)がいまだに10月号の「間違いだら
> けの会社選び」になっています。

こちらに関しましては、早急に対応いたしましたので
下記URLよりご確認ください。

http://www.ultracyzo.com/cyzo/contents/0611/tv7crime/index.html

この度はご迷惑をおかけいたしまして大変申し訳ございません。

今後とも宜しくお願い申し上げます。
--- ここまで ---
などというメールが来ていました。もう買えませんね。
 「噂の闘論外伝」では、田原総一朗も筑紫哲也もテレビじゃないし、岡留さ
ん相手だから、かなり自由奔放にしゃべっていて面白いのですが、最後の佐高
信との討論ではスポンサータブーのことが語られていて、佐高信が、鎌田慧の
代表作であり、30年前に出版されたときに社会に衝撃を与えた傑作ノンフィ
クション、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061830961/showshotcorne-22/ref=nosim
鎌田慧著「自動車絶望工場―ある季節工の手記」(文庫)
の元々のタイトルは、「トヨタ絶望工場」だったのが、スポンサータブーだ
というので、出版直前になって当時の版元だった徳間書店から泣きが入って
「自動車絶望工場」になったという話を披露しています。
 トヨタは大大大大スポンサーだから、民放テレビではトヨタ批判はタブーだ
し、新聞もそう。トヨタのセクハラスキャンダルとかリコール隠しとかは、三
菱自動車なんてのに比べると、新聞も小さな扱い。目立たないように、でも、
一応報道はしましたというアリバイ作り的に、夕刊のベタ記事だったりしてね。
 「すべての国民は法の下に平等」が法の原則であっても実態がそうじゃない
ように、「すべての企業・国民は報道の下に平等」が報道の原則であっても、
実態はそうじゃないんですよね。
 そういえば、
http://www.ultracyzo.com/cyzo/contents/0610/index.html
サイゾー2006年10月号
には、「間違いだらけの会社選び」と題して、表紙には「良い会社の悪いウワ
サ」と大書して、有名企業のイメージと実態の落差を特集してます。その中に
トヨタもあります。
 で、なぜ、トヨタ絶望工場のことを思い出したかといえば、先日、
http://www.nhk.or.jp/gendai/
NHKのクローズアップ現代
で外国人研修制度の悪用を取り上げていたからです。

http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku2006/0611-5.html#wed
11月29日(水)放送「歪(ゆが)められた外国人研修制度」

 放送では、愛知県の大手自動車メーカーなどという言い方をしていましたが、
トヨタでしょうね。下請企業は、トヨタから非常に厳しいコストダウンを迫ら
れているため、また好況で人が集められないため、外国人研修制度を悪用して
いると。どういうことかというと、海外からの研修生を労働基準法の半分以下
だったか、かなりの低賃金で、かつ狭いところに何人も住まわせてこき使って
いる実態をやっていました。
 「自動車絶望工場」から30年経ってもまだこういう世界なんですね。
 国は単純労働者を認めない方針。日本人の職を奪うからだろうが、建前とは
裏腹に実態としてはもう職は奪われているんだよね。
 そして国がこういう外国人をまともに扱わないから、研修生を斡旋する業者
がヤクザなどとつながっていたり、外国人も人間扱いされないから犯罪に手を
染めて地域社会の不安定さも増すし、地下経済や地下銀行やらアンダーグラン
ドの世界も広がるわけで、国も企業も地域住民もメリットがほとんどないと思
うんだけどね。
 いまのやり方が-10なら、やり方を変えればプラスとはいわなくてもー1
くらいにはなるんじゃないか。

 なお、
http://book.diamond.co.jp/cgi-bin/d3olp114cg?isbn=20243121606
週刊ダイヤモンド2006年12月16日号
は、「自動車依存シンドローム」という特集。この中にトヨタ依存から抜け出
そうとしている下請け企業の話もありました。
 トヨタもかわいそうといえばかわいそうな面もあって、なんか困ったら、自
治体からなんからみんなトヨタ頼み。お金頂戴お金頂戴。いい人材送り込んで
教えて頂戴。ま、最後はトヨタがなんとかしてくれるという、さもしいおねだ
り乞食根性の奴らばっかり。トヨタもいい迷惑だね。
 そういえば、郵政公社のトヨタカンバン方式導入はどうなったんだ。

須田慎一郎著「下流喰い―消費者金融の実態」2006年12月24日 02時51分09秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 テレ朝のサンデープロジェクトでは、どうも田原総一朗は、須田慎一郎より
財部誠一をかわいがってるみたいにみえるけど、ジャーナリストとしては、お
れは須田慎一郎のほうがはるかに上。というより、財部誠一は、ジャーナリス
トではない。
 いい言い方をすれば、企業、経済のいいところだけ見て伝える。悪い言い方
をすれば、ちょうちん持ち、太鼓持ち。
 闇に迫り、闇をえぐろうとしないジャーナリストはジャーナリストではない。
 その点、須田慎一郎は闇をえぐりに行く。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480063250/showshotcorne-22/ref=nosim
須田慎一郎著「下流喰い―消費者金融の実態」
は、すごく参考になった。
 いやあ、サラ金でちょろっとつまむと、骨の髄までしゃぶられまくるね。
 女ならソープや売春、男なら新宿2丁目でアナルセックスさせられるくらい
なら、まだいいね。\(^O^)/
 すごい世界だよなあ。多段階蟻地獄。
 ほんとの蟻地獄って、エサを食べたら、というか、獲物の体液?血液?を吸
い取ったら、ポイっとすり鉢上の巣から放り出すじゃない。
 でも、サラ金地獄は、最初の巣の下にさらに怖い蟻地獄の巣があって、そこ
に落とされる。でもって、さらにしゃぶられる。で、そこでしゃぶるだけしゃぶ
ったら、さらにその下にもっと怖い蟻地獄があって、という具合に無間地獄っ
てこういうことかの世界。
 ドコモやらの携帯電話でクレジット機能がついて便利便利なんてやってるけ
ど、そうやって蟻地獄に堕ちるカモを増やしているんだよね。ひっかからない
ようにしようっと。
 サラ金業界がどうやって儲けているか。そして上限金利の引き下げにどうや
って抵抗しているか。はたまたメガバンクが、それまでゴミと行内でささやい
てクソバカにしていた一般個人相手に収益を上げなければいけなくなって、
サラ金を買収して傘下に置くようになったかなど、幅広く克明にこの地
獄の様相を活写しています。
 もうね、借りたくない金でも貸してしまうテクニックが、人間の弱さ、心理
が突いたやり方で、やっぱ、うまいなあと感心するね。
 その現状に憤る須田慎一郎の「「ご利用は計画的に」ではなく、「貸し出し
は計画的にだろう」は至言ですね。

 本筋からは離れるが面白いエピソードが最後にある。
 須田慎一郎が夕刊紙(夕刊フジだろう)の連載で、こんなサラ金を傘下におい
て金儲けしようなんて、天下のメガバンクがやることじゃないだろうと、実際
はもっと上品な「いかがなものか」程度の書き方で、メガバンクの姿勢をたし
なめたら、全広告を引き上げるなどという圧力が広告代理店からかかったそう
な。メガバンク担当の広告屋といえば、まあ、電通か博報堂クラスでしょう。
 須田が確認すると、当の銀行の担当者は、どうもほんとにそんな圧力があっ
たなんて知らなかったみたい。そうなら、ほんとに広告屋の犬ぶり(犬には申
し訳ないけれど)は、どうしようもないね。
 サラ金ばかり白眼視されるけど、世間的にはイメージもそこそこよくて立派
なカード会社のキャッシングだって金利なんかサラ金と同じだもんね。
 キャッシングは即蟻地獄への入り口ですね。
 ドコモやらのおサイフ携帯も蟻地獄の入り口にみえますね。
 ああいうサービスを流行らせるなら、高校生くらいまでに表経済と裏経済の
常識的な話は教えておかないとね。
 そういえば、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4872902343/showshotcorne-22/ref=nosim
ゲーリーE.クレイトン著, 大和総研教育事業部監修, 大和証券商品企画部訳
「アメリカの高校生が学ぶ経済学」
は、まだ買ってくれている人が何人もいます。
 まさかおれの紹介だから買うわけじゃないだろうけど、推薦しておいてなん
だが、そんなにいい本なのか。\(^O^)/
 いや、いい本だと思います。で、一通り、表経済を学んだら、本書「下流喰
い」のような裏経済の世界も学ばないと足元すくわれますね。
 光と陰。陰と陽があって宇宙、世の中、人間ですからね。

ハッブル望遠鏡、すばる望遠鏡2006年12月24日 02時52分07秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 本日は、クリスマスイブだそうです。
 日本各地でキラキラのイルミネーションを競っておりますが、やはり性夜、
あ、間違えた、聖夜にふさわしいのは、自然が生み出した本物のイルミネーシ
ョン、星々の輝きでしょう。
 そこで今回は、日本が誇る世界最高レベルの望遠鏡すばると、人類初の宇宙
望遠鏡ハッブルがとらえた星々の荘厳、華麗、摩訶不思議な世界をご紹介いた
します。

 予算がなくてハッブルは修理できないかと思ったら、やっとスペースシャト
ルを飛ばして修理できるそうで、もう少し寿命が伸びそうですね。
 ハッブルがとらえた星のカラー写真を手軽に楽しむなら、なんといっても岩
波新書にある野本陽代の3部作です。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004304997/showshotcorne-22/ref=nosim

野本陽代, ロバート ウィリアムズ著「カラー版 ハッブル望遠鏡が見た宇宙」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004306914/showshotcorne-22/ref=nosim
野本陽代著「カラー版 続・ハッブル望遠鏡が見た宇宙」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004309182/showshotcorne-22/ref=nosim
野本陽代著「カラー版 ハッブル望遠鏡の宇宙遺産」
をどうぞ。
http://www.astroarts.co.jp/news/2004/03/09v838mon/index-j.shtml
ハッブル宇宙望遠鏡が捉えた、ゴッホ作「星月夜」の宇宙版
も、面白い記事です。
http://hubblesite.org/newscenter/archive/releases/
News Release Archive: Entire Collection
に行くと、画像が「あとは能登から大和奈良」。\(^O^)/
 中には、
http://hubblesite.org/newscenter/archive/releases/galaxy/2006/55/image/a/format/zoom
のようにズーム可能な画像があって、これは、Google Maps的Ajax的非同期ロ
ーディングをやっているので、とても自然にズームやスクロールができて気持
ちいいものです。
http://hubblesite.org/newscenter/archive/releases/galaxy/2006/46/
も、とてもトレビアンに美しい。
 ハッブルのサイトは説明が英語ですし、英語がわかってもそれなりに専門的
な解説が長文であるので、苦手な人は、前述の野本さんの3部作で楽しんでく
ださい。

 すばるを知らない人は、これは世界的に非常に重要な成果を上げている日本
が誇る望遠鏡であることをまず知っていただきたいと思います。たとえば、
http://subarutelescope.org/Pressrelease/j_index_2006.html
には、観測成果がありますが、
「最も遠い銀河の世界記録を更新」-宇宙史の暗黒時代をとらえ始めたすばる
望遠鏡

すばる望遠鏡、127億年前の宇宙に超巨大ブラックホールを発見
などは、一般の人にも理解しやすい成果でしょう。
 すばるのほうは、野本3部作のような手軽でかつ楽しめる本がないようで残
念なことです。
 その代わりといってはなんですが、
http://subarutelescope.org/Gallery/j_index.html
すばるギャラリー
http://www.subarutelescope.org/Gallery/j_pressrelease.html
すばるギャラリー すばる望遠鏡による天体画像
http://subarutelescope.org/Gallery/j_hdtv.html
すばるギャラリー 高感度ハイビジョンカメラによる画像
でお楽しみください。

 クリスマスも近づき、街にはイルミネーションが輝いています。
 イルミネーションもいいのですが、星たちの美しさはまた格別です。
 これらの写真を観ながら、星降る夜の不思議に想いをはせてはどうでしょう
か。


 中村、なんかお前らしくない上品な記事だな。
 たまにはね。\(^O^)/

<ここで、読者のみなさまにお願い>
 できれば、この記事を読むときは、音楽は、かつての名FM番組、城達也さん
の「ジェットストリーム」においてナレーションのときに流れるあの音楽で、
そして城達也さんのナレーションを思い浮かべながら、お読みください。\(^O^)/
 曲名知らんのか。
 はい。すみません。^^;
 ロンリー、ロンリーとかいうんだよ。
 お前も知らんのか。
 はい。すみません。^^;
 とにかく、ジェットストリームの音楽とナレーションを思い浮かべながら、
もう一度お読みくださればと思います。
 亭主関白、あ、間違えた。亭主軽薄、あ、また間違えた。亭主敬白。\(^O^)/