Google
ブログ(iiyu.asablo.jpの検索)
ホットコーナー内の検索
 でもASAHIネット(asahi-net.or.jp)全体の検索です。
 検索したい言葉のあとに、空白で区切ってki4s-nkmrを入れるといいかも。
 例 中村(show) ki4s-nkmr

ウェブ全体の検索

私がGoogle Adwordsをやめたわけ2006年06月17日 21時25分46秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
 去年の暮れ、ぼくが勤めるアンテナハウスで問題になったことがあって、そ
れは、Googleの不正クリック/クリック詐欺の問題です。これに対するGoogle
の木で鼻をくくったような応対に小林社長は激怒していて、それを、自らPDF
のことを毎日欠かさず千日書き続ける千日行のようなものすごいことをやって
いる「PDF千夜一夜」に書くといって、実際に書きました。
 紹介しようと思いながら、あっという間に半年経ってます。\(^O^)/
 文章上は、抑えてありますが、実際小林さんの怒りは大変なものでしたね。
この辺、文章では過激だけど、普段は大体において穏やかなぼくとは違います
ね。\(^O^)/
 お前、自分のこと、よく見せてないか。
 す、すみません。

 今回、Googleが集団訴訟を起こされて、小林社長も話題にしているので、一
緒に紹介します。
http://blog.antenna.co.jp/PDFTool/archives/2005/12/28/
私がGoogle Adwordsをやめたわけ
http://blog.antenna.co.jp/PDFTool/archives/2006/05/23/
グーグル・アドワーズ広告集団訴訟和解案についての通告について
http://blog.antenna.co.jp/PDFTool/archives/2006/05/25/
グーグル・クリック詐欺集団訴訟の和解案についての検討
http://blog.antenna.co.jp/PDFTool/archives/2006/05/31/
グーグル・クリック詐欺集団訴訟和解案は、モラルを喪失した米国経済界の象

http://blog.antenna.co.jp/PDFTool/archives/2006/06/03/index.html
企業の経営で一番大事なものはなにか?
http://blog.antenna.co.jp/PDFTool/archives/2006/06/11/index.html
グーグル・クリック詐欺集団訴訟について その4

 なお、スラッシュドットジャパンにある記事と投稿
http://slashdot.jp/articles/06/05/24/0350259.shtml
については、小林さん、デタラメばかりと一刀両断でした。まあ、当事者と部
外者は得られる情報もバイアスも相当に違うということでしょうか。

 そういうおれは、
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/
ホットコーナー
にAdSense入れてみました。\(^O^)/
 試しに、この検索ボックスで検索してみてください。

いま読むべきGoogle(グーグル)本2006年06月17日 21時26分10秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
 世間には、Google(グーグル)の使い方やSEO(サーチエンジン最適化)本があ
ふれているが、グーグルそのものについては、現在、次の2冊がいい。
 ちなみに、SEOに大金払っている連中は、どうかしてるだろう。トータルで
みれば、大した効果もなく、いたちごっこでずっと金をむしられるだけじゃな
いか。

デビッド・ヴァイス、マーク・マルシード著、田村理香訳「Google誕生」
佐々木俊尚著「グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する」

 これらに比べると、「国家の品格」とともにベストセラーになった「ウェブ
進化論」は、所詮、グーグル万歳、シリコンバレー万歳であって、内容も薄っ
ぺらで底が浅い。
 「Google誕生」と「グーグル」が作家・ジャーナリストの作品だとすれば、
「ウェブ進化論」は、マーケ屋・コンサル屋のプレゼン資料にすぎない(マー
ケ屋はマーケティング屋、コンサル屋はコンサルタント屋のこと)。
 情報発電所などキャッチーな言葉はあっても、調子のいいことが書いてある
だけで、プレゼンルームを出たらゴミ箱直行的内容。
 「国家の品格」と「ウェブ進化論」がベストセラーになったのをみると、
「ちゃちな二元論はウケる」
という持論が補強されたという思いを抱く。
 著者の梅田望夫は、文中「これがXXの本質だ」というフレーズをよく使う
が、「よく、恥ずかしげもなく、こんな底の浅いことを本質なんて偉そうに書
くなあ」と思う。経営コンサルタントとしてはいざ知らず、技術コンサルタン
トとしては評価できない。「はてな」の社外取締役らしいが、「はてな」、大
丈夫か。\(^O^)/

 説教になっちゃうけど、技術屋、特に若い技術屋に言っておきたいのは、こ
んなのを技術屋が真に受けるようだと、日本の技術に未来はないということ。
技術屋なら、もっと批判的に、そしてその先が読めないとね。梅田望夫が騙る
ようなことは、あ、いい誤変換(笑)、まあスタートライン手前の話。科学的、
技術的な勝負はその先ですでに起きているわけ(スタートラインがどこにある
かも知らない、わからないなら、読めばいい。知らない、わからないというこ
とは、それは全然恥ずかしいことじゃないから)。
 そういう一端は、「Google誕生」を読むとはっきりわかる。グーグルは世間
一般のイメージと違って、ソフトの会社ではなく、まず、ハードウェアの会社、
そしてハードとソフトの一体開発をやっている会社。
 そのハードとソフトが競争力をもっていることについても、梅田望夫がいう
ような、無料のオープンソースのOSであるLinuxが使えるから、ムーアの法則
でハードがどんどん安くなったからなどという単純な話で、競争力をつけてい
るわけじゃない。梅田望夫は、本質なことはわからないんだろう。サイエンス
がわかってないから。グーグルがどこで競争力を確保しているか、そのために
どれほどの人員とコストをかけているか、「Google誕生」を読めば一端を伺う
ことができる。
 「ウェブ進化論」は、10分立ち読みして、わざわざ読む価値なしと思ったが、
この本や梅田望夫に対しては、今後も批判的なことを書くだろうから、一応、
詫び料(安すぎるけどね)として、後日、買ってきたが、やっぱ、読む時間が惜
しい。

 週刊ダイヤモンドなどの経済雑誌も、インテルとマイクロソフトといったパ
ソコン業界の水平分業の強さを盛んを喧伝したことがあったが、歴史は螺旋状
に上昇しながら繰り返すわけで、かつてのコンピュータメーカーが一体開発を
やっていたように、グーグルは一体開発をやってブラックボックス化している
のが強みなんだよ。一体開発を、まだ熱心にやってるのは、IBMとアップルだ
けでいずれもアメリカの会社。そこが日本より懐が深いところで、日本のコン
ピュータメーカーは、パソコンを手早く売りたくて水平分業モデルに乗っかっ
たがために、利益なき繁忙に追い込まれたんだもんね。プロセッサやコンパイ
ラなど基礎的技術、あるいは次世代につながる技術開発を行なう基礎体力が奪
われたんじゃないかという危惧はある。もっとも、一昨日か、大学の同級生連
中と飲んだ感じでは、そこまで悲観的になる必要はないかもとも思ったけれど
ね。
 シリコンバレーに行くのもけっこうだけど、流行に飛びつくだけじゃ、歴史
が繰り返したとき、周回遅れになっていて、周回遅れだと思っていたことが最
先端になることがある。これは覚えておいて損はないと思うよ。
 おれ、かつての人工知能(AI)の技術やらを勉強し直していると何度か書いた
が、これも25年経って歴史が繰り返しているからなんだよね。そうそう
「Google誕生」には、Lisp屋のピーター・ノーヴィック(Peter Norvig)さんの
名前も出てくるよ。
 本書は、グーグルの不正クリック・クリック詐欺問題もちゃんと扱っている
し、おいたち、なりたち、公開までの経緯、グーグル的な考え方(基本的には
サイエンス、科学精神)、そしてその科学精神が引き起こす科学を知らない世
間との軋轢など、功罪をよくとらえている。

 佐々木俊尚「グーグル」は、本屋で「ウェブ進化論」の横にあって、最初
「なんだ、便乗本か」と思って、ぺらぺらめくったら、後ろのほうに、たまた
ま「ユービック」の文字が躍っているのを見つけ、興奮した。
 Goole = ユービック論!!!
 それで、ソッコー、買い。\(^O^)/
 ユービックは、SFの鬼才ディックの長編。20年くらい前に読んで非常に興奮
した。内容忘れたが(笑)、それまで読んだタイム・トラベルものとは違って、
敵の超能力者によって味方全員、別の時間に放り込まれたり、ディックお得意
の現実崩壊を堪能できた記憶がある。おれ、ディックの最高傑作は「高い城の
男」より、この「ユービック」だと思ったもん。
 この本については、個人的にうれしいことが、ユービック以外にもあれこれ
あって、お薦めします。サーバの台数の桁が間違っているのは、ご愛嬌かな。
50万台くらいのサーバが、グーグルプレックスにはあるはずなんですけどね。
 ほかの部分も、けっこう面白くて、おれは「ウェブ進化論」より桁違いに読
む価値を感じたよ。特に、新聞、テレビ、出版などメディア関係者は震撼する
でしょうね。

 いま、1冊だけグーグル本を買うなら、「Google誕生」。
 もう1冊買うつもりがある、あるいは文化的、社会的な視点からの分析が読
みたければ、佐々木俊尚「グーグル」を薦める。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4872576446/showshotcorne-22/ref=nosim
デビッド・ヴァイス、マーク・マルシード著、田村理香訳「Google誕生・ガレ
ージで生まれたサーチ・モンスター」(イースト・プレス)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4166605011/showshotcorne-22/ref=nosim
佐々木俊尚著「グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する」(文春新書)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150103143/showshotcorne-22/ref=nosim
フィリップ・K・ディック著、浅倉久志訳「ユービック」(ハヤカワ文庫)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106101416/showshotcorne-22/ref=nosim
藤原正彦著「国家の品格」(新潮新書)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480062858/showshotcorne-22/ref=nosim
梅田望夫著「ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる」(ちくま新書)

あとがき :-)
 時間があれば、「国家の品格」た「ウェブ進化論」をネタにするかもしれな
いが、いまはともかく、サッカー日本代表、決勝トーナメント進出に全力投球。
\(^O^)/
 その後は、九大の情報工学科で授業なので、その準備。授業のおまけで、時
事ネタを毎回やるんだが、今回は、グーグルネタとプログラミング言語ネタに
しようかなと思っている。それで上記の本を読んでみたんだけどね。
 佐々木さんの
 Goole = ユービック論
に対抗して、
 e ^ (i * (コネクショニズム + フラワームーブメント)) = Google
とかね。\(^O^)/

 それにつけても、ほんと、最近、おれの周りは、あらゆることが1周回って
歴史が繰り返していると思うことが多い。
 超能力者にやられてるのか、おれ。\(^O^)/

理研、横浜研究所一般公開2006年06月17日 21時26分57秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
 ぼくが代表をやらせてもらっているRing Server Projectにも協力してくだ
さっている理化学研究所の横浜研究所の一般公開が、6月24日10:00~17:00
であります。詳しくは、
http://www.yokohama.riken.jp/open/20060624/index.html
をどうぞ。
 理研のことは、いまさら言わなくてもいいでしょうが、日本が世界に誇る科
学の殿堂の1つです。横浜研究所は、バイオ系をやってますが、世界最高峰の
NMR(核磁気共鳴)施設などもあり、ぼくらもRingのミーティングで使わせても
らったときに、見学させてもらいましたが、すごいですよ。
 なかなか一般の人が研究所に入るチャンスはないので、時間がある人は、ぜ
ひ、行ってみてください。

http://www.yokohama.riken.jp/
理化学研究所、横浜研究所
http://www.ring.gr.jp/
Ring Server Project

NICT NTP クライアントコンテスト2006年06月17日 21時27分28秒

ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
 ぼくが代表をやらせてもらっているRing Server Projectにも協力してくだ
さっている情報通信研究機構(NICT)が、世界最高峰のNTPサーバを一般公開し
ました。
 詳しくは、
http://www2.nict.go.jp/pub/whatsnew/press/h18/060612-1/060612-1.html
世界最高性能のインターネット用時刻同期サーバによる 日本標準時配信の開

をどうぞ。
 情報通信研究機構(NICT)にピンと来ない人は、以前の名前が通信総合研究所
(CRL)といえば、わかるでしょうか。ここは、日本の時間を作り出していると
ころです。ここで、日本標準時の1秒を作っているんです。Ringのミーティン
グで行ったときに、見学させてもらいましたが、世界各国が作る1秒の中でも
良質の1秒を作っているんだなあと思いました。たとえば、中国が作る1秒よ
りすごくよくて、まだまだ日本の技術屋の底力は衰えてないし、むしろ世界を
リードしているなと思ったものでした。
 そういう研究所が、インターネットで時刻同期を行なうときには必須である
NTPの超高性能サーバを一般公開してくれたわけです。
 このサーバ、日本標準時に直結したサーバだそうですから、イメージとして
は、日本の時間が湧き出している深山幽谷の源泉から直接時間を汲み出してい
るわけで、すごいもんです。
 そこで、公開を記念して、このNTPサーバを利用するプログラミングコンテ
ストが開催されます。
 詳しくは、
http://www2.nict.go.jp/w/w114/stsi/PubNtp/contest.html
NICT NTP クライアントコンテスト
をどうぞ。
 ネットワーク社会になればなるほど、時間の重要性、時刻の正確さ、時刻同
期の重要性が要求されます。たとえば、電子証明書の署名時刻が不正確だった
ら、証明書にならないし、犯罪がらみだとアリバイにも使えませんよね。
 ということで、超高性能NTPサーバを使った、いろんなアイデアがこのコン
テストで集まってくればなと思います。みなさん、奮って参加してください。

 ちなみに、RingもNTPサーバのサービスをやっています。詳しくは、
http://ring.maffin.ad.jp/ring/ntp.html.ja
をどうぞ。
 これを始めた経緯は、福岡大学がNTPサーバの無料サービスをやっていたん
ですが、そのサーバのURIが、いろんなソフトにデフォルトNTPサーバとして組
み込まれたりして、サーバへのアクセスが集中しすぎて福岡大学の人たちが悲
鳴を上げていたんです。
 それをスラッシュドットジャパンで知ったので、これは、国際救助隊サンダ
ーバードの出動だと思って、Ringで提案したら、みなさん快く引き受けてくだ
さったのです。
 精度は超高精度とはいきませんが、高精度が要求されない場合は、気楽に使
っていただければと思います。

http://www.nict.go.jp/
情報通信研究機構(NICT)
http://www.ring.gr.jp/
Ring Server Project
http://ring.maffin.ad.jp/ring/ntp.html.ja
Ring Server Project、NTPサービス