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ブルーバックス「フォッサマグナ」、雑誌ニュートンもフォッサマグナ特集、ブラタモリ 地質学会などの表彰、日本列島100万年史、日本列島の下では何が起きているのか、列島誕生 ジオ・ジャパン、日本列島5億年史2019年04月19日 23時31分43秒

ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonから。
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 ブラタモリは、完全に情報省に支配された「バックは情報省状態」だが、その恐ろしい実態をまとめて書こうと思って、はや、何年? まあ、そのうち。
 ブラタモリは、地学大好き人間のタモリが、毎回、岩石、地質、地形について知識と知見を披露して、専門家をうならせているが、その貢献によって、地質学会から表彰されている。
 おれもこう見えて、高校時代のクラブ活動は、福岡県立門司高校地学部天文班であり、天帝観測だけではなく、地学の先生であり、地学部顧問の竹下先生の地質調査にお供して、岩石を薄く薄く削って、岩石のプレパラートを作ったりもしていたのだ。
 おれらの高校時代、受検科目として物理と化学は人気があったが、生物と地学が人気がなく、とりわけ地学は不人気だったので、ブラタモリによって、一般の人も地学に興味を持ってもらえるようになったと思うと、とてもうれしい。
 そして、あなたの足元の地面の探求は、日本列島の探求につながり、地球の探求につながり、太陽系、銀河系、宇宙の探求にも、そして生命の探求にもつながるものなのです。地学にも生物学にも化学にも物理にも数学にも、興味を持ってほしいです。

http://www.geosociety.jp/outline/content0180.html
日本地質学会表彰
受賞者:「ブラタモリ」制作チーム(日本放送協会)
表彰業績:地質学の社会への普及

https://www.oricon.co.jp/news/2092581/full/
『ブラタモリ』日本地質学会から表彰 「長く続くことへの期待も込めて」
2017-06-16 21:23

 あ、ほかにも、いろいろ、表彰されるじゃん。すごいのぉ。
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2018/03/24/kiji/20180323s00041000288000c.html
「ブラタモリ」3年連続表彰の快挙!今度は「地盤工学貢献賞」
[ 2018年3月24日 12:00 ]
--- ここから ---
このほど「平成29年度 地盤工学貢献賞」を受賞。2016年の「測量の日 功労者感謝状」、17年の「日本地質学会表彰」に続く快挙となった。
--- ここまで ---

 ブラタモリ、この前は、山梨の甲府に行っていて、甲府は、北アメリカプレート(北米プレート)、ユーラシアプレート、フィリピン海プレートの3つのプレートがぶつかっている世界的にも珍しいとんでもない場所という話を、タモリが興奮して話しまくっていた。
 それで思い出したのが、フォッサマグナ。
 そして、恐ろしいことに、科学雑誌ニュートンでも、フォッサマグナを特集していた。
 こんな偶然を、ゴルゴ13は信じないぞ。\(^O^)/
 情報省がNHKとニュートンに手を回したに違いない。\(^O^)/
 そんなわけで、以前、最近、地学、地質関係の本、特にブルーバックスを買いまくって読みまくっているなどと書いたが、その第1弾として、フォッサマグナを紹介する。

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B07NNLRBY8/showshotcorne-22/
Newton(ニュートン) 2019年 05 月号 [雑誌] 雑誌 – 2019/3/26

 ニュートンも、日経サイエンスみたいに、最新号も単独のページを割り当ててくれればいいのに、こんな代表URLにしかリンクできないから、次号が出たら、変わっちゃう。日経サイエンスは、その点、ちゃんと最初からパーマネントなリンクを最新号に割り当ててくれるから、おれも助かるし、ユーザも助かるし、売り上げにも貢献すると思うけど。
 おそらく、6月号が出たら、このリンクになるはず。
https://www.newtonpress.co.jp/newton/back/bk_201905.html
ニュートン 2019年5月号
 いま、これ。
https://www.newtonpress.co.jp/newton.html
ニュートン 2019年5月号
Newton Special(2)
謎多きフォッサマグナ
本州を分断する,比類なき巨大な溝
監修 藤岡換太郎
執筆 永原和聡(編集部)
日本列島は,世界でもほかに例のない巨大な溝,「フォッサマグナ」によって東西に二分されている。謎多きフォッサマグナの正体,そしてそこから見えてくる日本列島形成のシナリオにせまっていこう。

 このフォッサマグナ特集は、ニュートンお得意の美しいイラスト図解で、大変にわかりやすい。
 フォッサマグナとナウマンゾウのナウマン先生。天才です。
 20歳で博士号を取得し、即、お雇い外国人として明治政府に呼ばれて日本にやってきて、1876年(明治9年)には東京開成学校の教授、翌年には東大の教授。齢25歳のときです。
 日本初の地質図を作り、フォッサマグナを発見し、ナウマンゾウを発見するなど、八面六臂の活躍で、日本の地質学の父と呼ばれるようになりました。
 人間的には、学生たちに横柄な態度を取る人物だったようだが、それもまあね、明治だもん。文明開化でやっと西洋の科学を取り入れようとしている未開の国だもんね。上から目線になるわなあ。学生も自分らとほぼ同じ年のガイジンが威張ってたら、頭にくるよね。ナウマンと学生の間でトラブルが絶えなかったとのこと。
 ってな話から始まるのが、去年ベストセラーになっていたと思うが、ブルーバックスの「フォッサマグナ」。
 著者の藤岡換太郎先生は、上記ニュートンの特集の監修者でもある。
 今でも、新聞の広告などで、「フォッサマグナ」を宣伝している。大きな地震が相次ぐので、理系や地質学好きではない人たちにも、読まれているのかもしれない。
 フォッサマグナは、日本列島の成り立ちに深く関係しているが、ナウマンが発見して140年経っても、実はよくわかってないそうだ。いろんな説があるわけです。ニュートンでは、そのうち、代表的な2つの説を紹介していた。
 雑誌「ニュートン」も、ブルーバックス「フォッサマグナ」も、どちらもとても面白いので、ご一読を。

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4065128714/showshotcorne-22/
フォッサマグナ 日本列島を分断する巨大地溝の正体 (ブルーバックス) 新書 – 2018/8/22
藤岡 換太郎 (著)

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B07GDCZT48/showshotcorne-22/
フォッサマグナ 日本列島を分断する巨大地溝の正体 (ブルーバックス) Kindle版
藤岡換太郎 (著)

 おれ、フォッサマグナという言葉は、小学校の時に覚えた。低学年のときかもしれない。なぜなら、響きが、低学年の頃、テレビで放送された、手塚修原作、おれが大好きだった特撮テレビドラマ「マグマ大使」のマグマに似ていたから。
 おれの中では、マグマ大使の影響もあって、マグマというのは、すごいものの1つ。
 マグマ大使の主題歌にあるように、なんといっても、アースが生んだんだから、すごいに決まっていると素直に思った。小学生だから、かわいいもんよ。英語で地球をアースというのも、主題歌で知った。あ、アース製薬もそうなのか。
 マモル君は、後のフォーリーブスの江木俊夫。というのは、フォーリーブスがデビューしてから知った。
 フォーリーブスは、ジャニーズ事務所の最初期の大ヒット男性アイドルグループ。フォーリーブスの大ヒットがあって、以後、ジャニーズは男性アイドルグループ路線になる。
 マグマ大使の息子がガム。この子はマモル君と大の仲良しで、人間の姿にもなるロケット。そう、マグマ大使もガムも変身するのだ。
 なぜ、ガムという名前なのかは、小学校高学年か中学かな。マグマ大使のテレビスポンサーが、お菓子メーカーのロッテであり、チューイングガムを子供たちに売りつけるために、そういう名前になったと知った。
 これまた小学生のときに大好きだった、忍者アニメ「風のフジ丸」も、スポンサーが藤沢薬品だったから、主人公の少年忍者の名前がフジ丸になったと知り、子供向けテレビ番組の裏はそうなんだ、大人は汚ねえといいつつ、なるほど、人をだまして金を稼ぐには、こうやるのかと、勉強になった。\(^O^)/
 これは、いまだにそうで、スーパー戦隊モノから美少女アニメまで、いかに子供たちにおもちゃやお菓子を買ってもらうか、スポンサーベースで役柄やストーリーが決まることが多い。
 あ、フジ丸の原作は、白戸三平だったのか。初めて知った。長生きするもんですなあ。

https://ja.wikipedia.org/wiki/マグマ大使_(テレビドラマ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/少年忍者風のフジ丸

 糸魚川静岡構造線という言葉も、フォッサマグナを覚えたころに、覚えている。
 糸魚川も静岡も、日本のどこにあるかも知らないのに、糸魚川静岡構造線というのが、非常にかっちょいい言葉として記憶に刻まれたのだ。
 なんたって、あなた。日本列島を東日本と西日本に分断するのが糸魚川静岡構造線ですよ。
 日本列島を真っ二つに叩き切る! 男やのぉ、などと思った。\(^O^)/

 フォッサマグナのことより、マグマ大使の話が長かったが、いつものことや、しゃーない。
 関連書をリストしておこう。
 地質学や地球史の一般向けの面白い本はありすぎるので、今回、陸地限定で、海は入れてない。日本海や太平洋もすごいんですが、それは別稿アメ。

 陸地限定といった舌の根も乾かぬうちに、藤岡換太郎先生のは、限定をはずす(笑)。
 ブルーバックスにおける藤岡換太郎4部作。「フォッサマグナ」を入れると5部作だ。

■藤岡換太郎5部作

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062577569/showshotcorne-22/
山はどうしてできるのか―ダイナミックな地球科学入門 (ブルーバックス) 新書 – 2012/1/20
藤岡 換太郎 (著)

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00JA05I30/showshotcorne-22/
山はどうしてできるのか ダイナミックな地球科学入門 (ブルーバックス) Kindle版
藤岡換太郎 (著)

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062578042/showshotcorne-22/
海はどうしてできたのか (ブルーバックス) 新書 – 2013/2/21
藤岡 換太郎 (著)

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00POVFTOM/showshotcorne-22/
海はどうしてできたのか 壮大なスケールの地球進化史 (ブルーバックス) Kindle版
藤岡換太郎 (著)

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062578859/showshotcorne-22/
川はどうしてできるのか (ブルーバックス) 新書 – 2014/10/21
藤岡 換太郎 (著)

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00POVFU0A/showshotcorne-22/
川はどうしてできるのか 地形のミステリーツアーへようこそ (ブルーバックス) Kindle版
藤岡換太郎 (著)

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4065020158/showshotcorne-22/
三つの石で地球がわかる 岩石がひもとくこの星のなりたち (ブルーバックス) 新書 – 2017/5/17
藤岡 換太郎 (著)

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B072LV5CTG/showshotcorne-22/
三つの石で地球がわかる 岩石がひもとくこの星のなりたち (ブルーバックス) Kindle版
藤岡換太郎 (著)

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4065128714/showshotcorne-22/
フォッサマグナ 日本列島を分断する巨大地溝の正体 (ブルーバックス) 新書 – 2018/8/22
藤岡 換太郎 (著)

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B07GDCZT48/showshotcorne-22/
フォッサマグナ 日本列島を分断する巨大地溝の正体 (ブルーバックス) Kindle版
藤岡換太郎 (著)

■日本列島100万年史

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/406502000X/showshotcorne-22/
日本列島100万年史 大地に刻まれた壮大な物語 (ブルーバックス) 新書 – 2017/1/18
山崎 晴雄 (著), 久保 純子 (著)

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B01MZAX101/showshotcorne-22/
日本列島100万年史 大地に刻まれた壮大な物語 (ブルーバックス) Kindle版
山崎晴雄 (著), 久保純子 (著)

■日本列島の下では何が起きているのか

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4065135214/showshotcorne-22/
日本列島の下では何が起きているのか 列島誕生から地震・火山噴火のメカニズムまで (ブルーバックス) 新書 – 2018/10/17
中島 淳一 (著)

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B07JW4G4NB/showshotcorne-22/
日本列島の下では何が起きているのか 列島誕生から地震・火山噴火のメカニズムまで (ブルーバックス) Kindle版
中島淳一 (著)

■NHKスペシャル 列島誕生 ジオ・ジャパン 激動の日本列島 誕生の物語

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4800271061/showshotcorne-22/
NHKスペシャル 列島誕生 ジオ・ジャパン 激動の日本列島 誕生の物語 単行本 – 2017/8/12
NHKスペシャル「列島誕生 ジオ・ジャパン」制作班 (監修)

■日本列島5億年史 (洋泉社MOOK) ムック – 2018/4/18

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/480031433X/showshotcorne-22/
日本列島5億年史 (洋泉社MOOK) ムック – 2018/4/18

筒井康隆、平成最後の大傑作、新潮2019年5月号、筒井康隆「ニューシネマ「バブルの塔」」、フリースタイル42 筒井康隆インタビュー by 矢作俊彦2019年04月19日 23時36分21秒

ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonから。
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 紀伊國屋書店新宿本店に行って、筒井康隆「ニューシネマ「バブルの塔」」が載っている新潮2019年5月号、やっと買ってきて読んだ。
 筒井康隆インタビュー by 矢作俊彦のフリースタイル42は、紀伊國屋書店では見つけられなかったので、いま、アマゾンで注文中。

 あ、1200円だって。980円なのに、プレミアがついている。筒井康隆効果か。
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B07PYJ45SS/showshotcorne-22/
新潮 2019年 05 月号 [雑誌] 雑誌 – 2019/4/5
雑誌
¥ 1,200 より
¥ 1,200 より 3 中古品の出品
¥ 1,750 より 1 新品

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/493913895X/showshotcorne-22/
フリースタイル42 筒井康隆インタビュー by 矢作俊彦 単行本 – 2019/4/12
筒井 康隆 (著), 矢作 俊彦 (著), 山上 たつひこ (著), 矢吹 申彦 (著), 鏡 明 (著), 関川 夏央 (著), 山口 文憲 (著), 鈴木 正文 (著), 片岡 義男 (著), とり・みき (著), 和泉 晴紀 (著), 「フリースタイル」編集部 (編集), 朝倉 世界一 (イラスト)
単行本
¥ 959

 筒井康隆、平成最後の大傑作という評判の「ニューシネマ「バブルの塔」」、たしかに傑作です。
 「扁桃腺は偏西風に乗る」の書き出しで始まるこの作品、ラストは作家リストになるという想像を絶する展開。この作家リストに名前が出ている作家、さぞかしうれしいだろうなあ。

 数年前から、筒井康隆がなぜ短編を量産するようになったのか、その謎を解きたいと思っていて、筒井さんに質問したこともあった。
 それが去年、もう解けたのよ。早く書こうと思っていて、すでに1年以上。すみません。
 筒井康隆の変化、というより進化の背景には、実は、
「筒井康隆はXX・XXXだった」
という大発見があり、これは、昨年、世田谷文学館で開催された筒井康隆展の帰り、ASAHIネット(http://asahi-net.jp )の仲間たちと飲んだ時に、少し話して、みんなあきれていたから、絶対間違いないとますます確信しているが、その
「筒井康隆はXX・XXXだった」
がベースにあって、筒井康隆は、さらに「XX」に進化したんです。
 そして、短編を量産しているのは、「XX」になった筒井康隆です。
 これ、絶対、ゴルーデンウィークで書くぞ。会社のシステム更新が連休中にあるが、それがうまく行けば時間ができる。うまくいってね♪
 お前、それより、筒井康隆展のこと、光子様と同席させてもらった奇跡の時間のことを書いてないぞ。
 ああ、そうだったそうだった。それで思い出したが、筒井康隆展のイベント、その時の筒井さんの対談相手は、中川翔子さん(以下、しょこたん)。
 しょこたんは、筒井康隆大ファンで、いきなり好きな作品の一部を読み出したりして、テンションマックスだったが、美女が嬲られるような、けっこうエグい作品が好きなのね。そのことに、光子様も驚いてらっしゃった。

 「嬲」という漢字、女を男が両サイドから嬲っている姿をそのまま漢字にしていて、昔の人は、とんでもないと感嘆していたのは、大学の一年後輩、ジャズ研のパーカショニストだった坂本君。「嬲」は、象形文字の大傑作。\(^O^)/

 何を思い出したかというと、「ニューシネマ「バブルの塔」」には、拷問、殺戮シーンが何度も出てくるが、これが独創的、かつ、筒井康隆が描く、スカトロ、拷問、殺戮シーンの常として、文体とセリフのすごさなんだろうね、汚ない場面、凄惨な場面も、文学的に昇華されていて、とても透明感があり、それはあたかも硬質で透明なガラスの中に、そのシーンを封じ込めたような美しさであり、アイデア、描写の独創性と美しさ故に爆笑してしまう。
 スカトロ、拷問、殺戮シーンで、読者を爆笑させてしまう作家は、筒井康隆以外にいないだろう。
 今回、一番爆笑したのは、
「朝日のように爽やかなぎゃあああああああああ読者諸君よこの心地よき悲鳴を聞きたまえ」
 これ、ジャズのスタンダード
「朝日のように爽やかに(Softly as in a morning sunrise)」
をベースにしたギャグだが、ほかにもいろんなネタを仕込んであるんだろう。浅学非才だから、作家の企みをほとんど読み解けない。(>_<)
 しかし、1つだけでも読み解けると、しばらく遊べるのが筒井康隆文学のうれしいところ。
 今回、どう遊んでいるかというと、英語だと、
Softly as in a morningyaaaaaaaaa
ソフトリーアズインナモーニンギャアアアアアアアアア
か。いいわ、これ
 ホラー映画の出だしだな。会社か学校か、朝、みんなが集まってきて、「おはよう」「おはようございます」「おはよー」と挨拶を交わしているシーン。
 帰国子女の長身の金髪美女が「グッモーニン」「グッモーニン」と挨拶していたら、
グッモーニンギャアアアアアアアアア
と絶叫し、長身の金髪美女の身長がいきなり低くなる。
 長身の金髪美女の身長がいきなり低くなったのは、後ろから何者かによって、膝から下を一刀両断にされたからだ。なんて、妄想が広がるわけ。
 今回、ひとりノリツッコミも目立った。
「こら誰か早く指摘せんか」
という、ひとりノリツッコミも秀逸で、爆笑してしまった。

 筒井康隆、平成最後の傑作。納得です。
 作品名は、
「グッモーニンギャアアアアアアアアア」
 お前、終わっとるわ。\(^O^)/

関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2019/03/31/9054032
「『噂の眞相』岡留安則を賑やかに送る会」に行って来た。高校の同級生、小森君から知った驚愕の事実。いろんな奇遇のきっかけは、やっぱり、筒井康隆\(^O^)/
http://iiyu.asablo.jp/blog/2019/03/11/9045829
世田谷文学館 筒井康隆展記念対談 筒井康隆×松浦寿輝「筒井康隆を語る」
http://iiyu.asablo.jp/blog/2018/10/07/8969659
祝! 世田谷文学館、筒井康隆展、ついに開幕\(^O^)/ 個人的には光子様のコーナーがうれしい\(^O^)/
http://iiyu.asablo.jp/blog/2017/12/30/8758271
「筒井康隆自作を語る#4」、読者を大切にする筒井さんの真髄、原点をみた思いがした「パプリカ」のころ
http://iiyu.asablo.jp/blog/2015/09/02/7770497
筒井康隆:最高傑作にして、おそらく最後の長編「モナドの領域」が一挙に掲載される新潮 2015年10月号の表紙画像公開!

 「モナドの領域」は、2015年、もう4年も経っているのか。恐ろしい。(>_<)