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ループ量子重力理論のカルロ・ロヴェッリ「すごい物理学講義」2017年08月14日 22時58分17秒

ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonから。
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 アマゾンのコンピュータが、お前、これ、好きやろ。はよ、買って読めや。と言ってきた。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2017/08/13/8646169
シンギュラリティ後の人工超知性(ASI)の世界を犯罪アクションドラマとして描く、パーソン・オブ・インタレスト(POI)、再見
で書いたように、おれ、パーソン・オブ・インタレストのブルーレイセットを買ったから、金がないんよ。
と思いつつ、リンク先をみたら、なんと、著者のカルロ・ロヴェッリという人は、ループ量子重力理論の先生なんだね。
 即、買いました。\(^O^)/

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4309253628/showshotcorne-22/
すごい物理学講義 単行本 – 2017/5/22
カルロ ロヴェッリ (著), Carlo Rovelli (原著), 竹内 薫 (翻訳), 栗原 俊秀 (翻訳)
単行本
¥ 2,376

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0714JN1WQ/showshotcorne-22/
すごい物理学講義 Kindle版
カルロ・ロヴェッリ (著), 竹内薫 (著), 栗原俊秀 (翻訳)
Kindle版
¥ 2,160

 原書を調べたら、これだった。
 いま、Professional & Technical Quantum Theoryのカテゴリで、ベストセラー1位。
 英語がいい人は、こっちかな。
 タイトルも、日本語のタイトルは、「すごい物理学講義」という、勢いだけのタイトルだが、原書は、
Reality Is Not What It Seems: The Journey to Quantum Gravity
というもので、どういう本か、もっとはっきりわかるね。

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0241257964/showshotcorne-22/
Reality Is Not What It Seems: The Journey to Quantum Gravity (英語) ハードカバー – 2016/10/6
Carlo Rovelli (著)
ハードカバー
¥ 2,487
¥ 2,272 より 2 中古品の出品
¥ 1,901 より 3 新品

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0141983213/showshotcorne-22/
Reality Is Not What It Seems: The Journey to Quantum Gravity (英語) ペーパーバック – 2017/6/1
Carlo Rovelli (著)
ペーパーバック
¥ 1,463

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B01AY2Q0M0/showshotcorne-22/
Reality Is Not What It Seems: The Journey to Quantum Gravity Kindle版
Carlo Rovelli (著)
Kindle版
¥ 1,355

 翻訳に名が出ている竹内薫さんは、以前、ループ量子重力の本を出している。関連も参照。
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4777511499/showshotcorne-22/
ループ量子重力入門―重力と量子論を統合する究極理論 (単行本)
竹内 薫 (著)

ループ量子重力理論関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2010/07/09/5207156
宇宙の未解明問題、サイクリック宇宙論、質量はどのように生まれるのか
http://iiyu.asablo.jp/blog/2010/03/18/4954335
竹内薫の新刊が続々
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/03/05/1230474
因果的ダイナミック単体分割(CDT)
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/01/21/220707
超ひも理論、思考実験、宇宙論

すごいシリーズ関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2017/08/14/8646832
多田将「すごい実験 高校生にもわかる素粒子物理の最前線」をはじめ、多田将の「すごい」シリーズ

多田将「すごい実験 高校生にもわかる素粒子物理の最前線」をはじめ、多田将の「すごい」シリーズ2017年08月14日 23時00分31秒

ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonから。
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http://iiyu.asablo.jp/blog/2017/08/15/8646826
ループ量子重力理論のカルロ・ロヴェッリ「すごい物理学講義」
を書いて思いだした。

 物理学関係で、「すごい」というタイトルで、思い出すのは、「すごい実験 高校生にもわかる素粒子物理の最前線」をはじめとする、高エネルギー研究開発機能(KEK)の多田先生の「すごい」シリーズ。
 これは、面白いです。高校生など一般の人に対する講演をまとめたものなので、読みやすいし、よくわかる。以前は、ベストセラーでしたし、いまでもお薦めできるシリーズ。

 そのリストの前に、多田先生のインタビュー。
http://toshin-sekai.com/interview/20/
宇宙の謎に迫る
世界最先端の“すごい実験”
~究極の物の“中身”、素粒子を知る~
素粒子物理学者・多田将 さん

 なかなかファンキーでしょう。
 多田先生、予算がないことを述べている。
 安倍ちゃん(安倍晋三首相)よ。問題になった森友学園や加計学園に予算をつけるくらいなら、ニュートリノ振動の実験にももっと予算を付けろよ。日本が世界で最初に始めただし、ニュートリノ関係は、二人のノーベル賞を出しているのに、このままじゃ、アメリカに負けちゃうぞ。
 負けちゃう話だと、iPS細胞もそうだし、生命科学、AIやスーパーコンピュータなどの計算機科学(コンピューターサイエンス)も、アメリカや中国に比べて予算がなくて、みんな苦しんでいる。
 極右の幼稚園や小学校、獣医学部に予算をつけていたら、ほんとに、アメリカにも中国にも負けちゃうぞ。


 なお、トリビアですが、KEKは、日本で最初にウェブのホームページを作ったところ。
http://www.ibarakiken.gr.jp/www/
日本最初のホームページ
1992年9月30日発信

 いまでは単にウェブと言っていますが、ワールドワイドウェブ(WWW)は、欧州原子核研究機構(CERN)で、ティム・バーナーズリーによって開発されました。素粒子物理学つながりで、KEKが、日本最初のウェブを構築したんでしょうね。

 では、リスト。

■すごい実験 ― 高校生にもわかる素粒子物理の最前線
 記念すべき、シリーズ第1弾。
 ニュートリノ実験のプロである多田先生が、「すごい実験」を通じて、素粒子物理の最前線をわかりやすく解説したもの。高校での講演がベースになっている。
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4781606245/showshotcorne-22/
すごい実験 ― 高校生にもわかる素粒子物理の最前線 単行本(ソフトカバー) – 2011/8/11
多田 将 (著)

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00PQDJKXO/showshotcorne-22/
すごい実験 ―高校生にもわかる素粒子物理の最前線 Kindle版
多田将 (著)

■すごい宇宙講義
 「すごい実験」の第4章は、宇宙のことだったが、そこがわかりにくいという声があったので、もっとしっかり1冊使って説明したのが、第2弾。
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4781609910/showshotcorne-22/
すごい宇宙講義 単行本(ソフトカバー) – 2013/6/29
多田将 (著)

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00JXHPK42/showshotcorne-22/
すごい宇宙講義 Kindle版
多田将 (著)

■宇宙のはじまり
 第3弾からは、「すごい」が付いてないので、すごいシリーズではないという声が聞こえて来そうだが、おれが「すごい」シリーズだと言ったら、「すごい」シリーズなんだよ。\(^O^)/
 真面目に言って、内容が素晴らしいという意味で、「すごい」シリーズなのだ。
 第3弾は、なんと西麻布のワインバー&レストランでの講演をまとめたもの。
 西麻布といえば、おれは、東京で最初に勤めたのが、管理工学研究所の西麻布分室。だから、テレ朝通りから広尾方面は、詳しい。ブラタモリのロケもあったし。ってな話は、もう何10年も前。
 バブルのころの西麻布はよかったよ。ポツロンギ(六本木)は、ディスコ、お立ち台、ボディコンの狂騒状態だったが、西麻布は、ちょっとその喧噪から離れて、静かな奥座敷と申しましょうか、落ち着いた大人の世界の趣でよかった。
 その頃に書いたのが、拙著「書き殴り西麻布日記」。奇特な人は、アマゾンで検索してみてください。

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4781680038/showshotcorne-22/
宇宙のはじまり (イースト新書Q) 新書 – 2015/5/10
多田 将 (著)

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B016DCQ7WS/showshotcorne-22/
宇宙のはじまり 多田将のすごい授業 (イースト新書Q) Kindle版
多田将 (著)

■ミリタリーテクノロジーの物理学<核兵器>
 第4弾も、講演をベースにしたもので、場所は、お台場。
 核兵器とは、何か。唯一の被爆国の国民でありながら、知らずにいる人が多いと思うが、本書で勉強しましょう。
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4781680054/showshotcorne-22/
ミリタリーテクノロジーの物理学<核兵器> (イースト新書Q) 新書 – 2015/7/10
多田 将 (著)

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B017LTLLUA/showshotcorne-22/
ミリタリーテクノロジーの物理学<核兵器> (イースト新書Q) Kindle版
多田将 (著)

■ニュートリノ
 第5弾は、多田先生の本職であるニュートリノ。
 あとがきでは、ノーベル賞確実といわれながら、病魔に倒れた戸塚先生に触れ、多田先生は、本書を、戸塚先生に捧げています。

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/478168016X/showshotcorne-22/
ニュートリノ (イースト新書Q) 新書 – 2016/7/10
多田将 (著)

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B01MRFQLAW/showshotcorne-22/
ニュートリノ (イースト新書Q) Kindle版
多田将 (著)

関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/07/11/3619723
ノーベル賞候補、戸塚洋二先生、お亡くなりに