「グーグル化」でヒトはバカになる」で思い出したこと ― 2015年11月19日 08時43分29秒
ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2015/11/16/7910403
グーグル「謎多き日本法人」で起きていること、Googleの人事トップが採用、育
成、評価のすべてを初めて語った「ワーク・ルールズ!」
の関連に挙げた、「「グーグル化」でヒトはバカになる」で思い出した。
勝間和代、いましたね。自分をグーグル化するとかバカなノウハウを書きま
くって、一時は、彼女の言うこと書くことを信奉する「カツマー」というバカ
がいっぱい出たね。カツマーの連中、ちゃんと成功した奴、どれくらいいるか
な。
ああいう筋の悪い、出来に悪いことを信じ込む程度のレベルじゃ、成功は、
おぼつかないよ。枝葉のつまみ食いのノウハウなんて、すぐ使えなくなるカス
みたいなもの。多くのライフハック系のノウハウもそうでしょう。
基本、本筋をきっちりやっておけば、あとの伸びが違うんだから。
若いうちは、基本、本筋をしっかりやったほうが何倍も投資効果があるよ。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2012/05/28/6459413
--- ここから ---
努力といっても、勝間和代、神田昌典、 中谷彰宏、本田直之などなどのク
ソなビジネス書、新書の乱発屋、あるいは、野口悠紀雄、池田信夫、藤巻健史、
森永卓郎といった、頭の悪い、筋の悪い話を連発したり、その場、その場で、
調子のいいことをいって、あとはほったらかしの無責任な経済学者、エコノミ
ストといった連中の本を読んだなんてのは、努力に入らない。
ちゃんとまっとうな基礎を丹念に根気よく続けている人、親方に叱られなが
らも、まっとうな修行を積んでいる職人の卵といった人たちのこと。あるいは、
30代、40代、50代になっても、一念発起、基礎からやり直して新たな人生を切
り開こうとしている人。そういう人たちのこと。
ホンダで鍛えられている若い技術者もそうでしょうね。
--- ここまで ---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/07/09/4420190
岩波の自然科学の復刊
から。
--- ここから ---
神田昌典や勝間和代が絶賛推薦しているという、アインシュタインなんとか
というタイトルの本が消えていた。万歳。\(^O^)/
神田昌典や勝間和代が書いているバカビジネスパーソンを何度もカモにして
しゃぶるインチキ臭い本に書いてあるテクニックは、まともなプロになろうと
している人には通用しない。少なくとも理系には通用しない。小手先のやり方
は通用しないからね。もっとしっかりした基礎作り、基盤作りをやってないと、
社会に出て使い物にならないし、先に進めないんだもの。
かつての「伊藤家の食卓」やいまなら「賢コツ!!」でやってる小手先テクニ
ックを身に付けても、プロの料理人にはなれないのは自明でしょ。なぜ、何度
も、神田昌典や勝間和代に引っかかるのか、不思議だね。それだけ、金と時間
を無駄にして人生を遠回りしているのにね。酷使されるだけのサラリーマンと
いう奴隷階級から抜け出せる可能性を自ら否定しているのにね。
--- ここまで ---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/05/02/4281926
--- ここから ---
前回か前々回か、九大に行ったときに、中洲で荒木先生たちと話をしていて、
なるほどなと思った話。
和食の料理人の卵(A君とする)が、厳しい指導で有名な親方(親方Aとする)の
ところに弟子入りして、何年も下働きの基礎ばかりやらされていたんだって。
A君はこれも修行だと思って腐らずやっていた。
あるとき、ある有名な店の別の親方(親方Bとする)から人がほしいといわれ
たときに、親方Aは、A君を推薦した。A君にとっては有名な店で働ける人生の
大チャンス。
親方Bの店に行くと、試験があって、親方Bはいくつか料理を指定して、それ
を作ってみろとA君に命令。A君、どの料理も教わってないし、自分では作った
ことはない。親方Aや先輩たちがやっていたのを思い出しつつ、いわば見よう
見まねで作ったそうな。
それを食した親方Bは、
「お前の作った料理は、どれもこれもお客様には到底出せん出来や」
それを聞いたA君は試験に落ちたとがっくり。
でも、親方Bの言葉は続く。
「おれは最初からお前がちゃんとした料理を作れるとは思っとらん。基礎がど
れくらいできているかをみたくて、お前に料理を作らせてみたんや。さすがは
親方Aさんのところで修行しただけのことはある。基礎はしっかりしとる。こ
れなら、うちの料理を安心して任せられる料理人になるやろう。合格や。明日
からうちに来い」
若くて、いま、基礎固めをこつこつやってるみなさん。どうか、安心して、
自信をもって基礎固めの道を進んでください。
--- ここまで ---
関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2015/11/16/7910403
グーグル「謎多き日本法人」で起きていること、Googleの人事トップが採用、育成、評価のすべてを初めて語った「ワーク・ルールズ!」
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/07/09/4420190
岩波の自然科学の復刊
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/05/09/5853898
青木理が勝間和代を痛烈批判
http://iiyu.asablo.jp/blog/2010/07/05/5201041
勝間和代の本、評判、ボロカスだね
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2015/11/16/7910403
グーグル「謎多き日本法人」で起きていること、Googleの人事トップが採用、育
成、評価のすべてを初めて語った「ワーク・ルールズ!」
の関連に挙げた、「「グーグル化」でヒトはバカになる」で思い出した。
勝間和代、いましたね。自分をグーグル化するとかバカなノウハウを書きま
くって、一時は、彼女の言うこと書くことを信奉する「カツマー」というバカ
がいっぱい出たね。カツマーの連中、ちゃんと成功した奴、どれくらいいるか
な。
ああいう筋の悪い、出来に悪いことを信じ込む程度のレベルじゃ、成功は、
おぼつかないよ。枝葉のつまみ食いのノウハウなんて、すぐ使えなくなるカス
みたいなもの。多くのライフハック系のノウハウもそうでしょう。
基本、本筋をきっちりやっておけば、あとの伸びが違うんだから。
若いうちは、基本、本筋をしっかりやったほうが何倍も投資効果があるよ。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2012/05/28/6459413
--- ここから ---
努力といっても、勝間和代、神田昌典、 中谷彰宏、本田直之などなどのク
ソなビジネス書、新書の乱発屋、あるいは、野口悠紀雄、池田信夫、藤巻健史、
森永卓郎といった、頭の悪い、筋の悪い話を連発したり、その場、その場で、
調子のいいことをいって、あとはほったらかしの無責任な経済学者、エコノミ
ストといった連中の本を読んだなんてのは、努力に入らない。
ちゃんとまっとうな基礎を丹念に根気よく続けている人、親方に叱られなが
らも、まっとうな修行を積んでいる職人の卵といった人たちのこと。あるいは、
30代、40代、50代になっても、一念発起、基礎からやり直して新たな人生を切
り開こうとしている人。そういう人たちのこと。
ホンダで鍛えられている若い技術者もそうでしょうね。
--- ここまで ---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/07/09/4420190
岩波の自然科学の復刊
から。
--- ここから ---
神田昌典や勝間和代が絶賛推薦しているという、アインシュタインなんとか
というタイトルの本が消えていた。万歳。\(^O^)/
神田昌典や勝間和代が書いているバカビジネスパーソンを何度もカモにして
しゃぶるインチキ臭い本に書いてあるテクニックは、まともなプロになろうと
している人には通用しない。少なくとも理系には通用しない。小手先のやり方
は通用しないからね。もっとしっかりした基礎作り、基盤作りをやってないと、
社会に出て使い物にならないし、先に進めないんだもの。
かつての「伊藤家の食卓」やいまなら「賢コツ!!」でやってる小手先テクニ
ックを身に付けても、プロの料理人にはなれないのは自明でしょ。なぜ、何度
も、神田昌典や勝間和代に引っかかるのか、不思議だね。それだけ、金と時間
を無駄にして人生を遠回りしているのにね。酷使されるだけのサラリーマンと
いう奴隷階級から抜け出せる可能性を自ら否定しているのにね。
--- ここまで ---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/05/02/4281926
--- ここから ---
前回か前々回か、九大に行ったときに、中洲で荒木先生たちと話をしていて、
なるほどなと思った話。
和食の料理人の卵(A君とする)が、厳しい指導で有名な親方(親方Aとする)の
ところに弟子入りして、何年も下働きの基礎ばかりやらされていたんだって。
A君はこれも修行だと思って腐らずやっていた。
あるとき、ある有名な店の別の親方(親方Bとする)から人がほしいといわれ
たときに、親方Aは、A君を推薦した。A君にとっては有名な店で働ける人生の
大チャンス。
親方Bの店に行くと、試験があって、親方Bはいくつか料理を指定して、それ
を作ってみろとA君に命令。A君、どの料理も教わってないし、自分では作った
ことはない。親方Aや先輩たちがやっていたのを思い出しつつ、いわば見よう
見まねで作ったそうな。
それを食した親方Bは、
「お前の作った料理は、どれもこれもお客様には到底出せん出来や」
それを聞いたA君は試験に落ちたとがっくり。
でも、親方Bの言葉は続く。
「おれは最初からお前がちゃんとした料理を作れるとは思っとらん。基礎がど
れくらいできているかをみたくて、お前に料理を作らせてみたんや。さすがは
親方Aさんのところで修行しただけのことはある。基礎はしっかりしとる。こ
れなら、うちの料理を安心して任せられる料理人になるやろう。合格や。明日
からうちに来い」
若くて、いま、基礎固めをこつこつやってるみなさん。どうか、安心して、
自信をもって基礎固めの道を進んでください。
--- ここまで ---
関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2015/11/16/7910403
グーグル「謎多き日本法人」で起きていること、Googleの人事トップが採用、育成、評価のすべてを初めて語った「ワーク・ルールズ!」
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/07/09/4420190
岩波の自然科学の復刊
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/05/09/5853898
青木理が勝間和代を痛烈批判
http://iiyu.asablo.jp/blog/2010/07/05/5201041
勝間和代の本、評判、ボロカスだね
目の見えない人は世界をどう見ているのか。そっと耳を澄ませば ― 2015年11月19日 08時44分13秒
ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
---
お買い上げありがとうございます。
http://amzn.to/1lvzr4T
目の見えない人は世界をどう見ているのか (光文社新書)
新書 2015/4/16
伊藤 亜紗 (著)
http://amzn.to/1X8Xxhj
目の見えない人は世界をどう見ているのか (光文社新書) [Kindle版]
伊藤 亜紗 (著)
次も面白そう。第49回日本エッセイスト・クラブ賞受賞作。
http://amzn.to/1X8XH8t
そっと耳を澄ませば (集英社文庫) 文庫 2007/3
三宮 麻由子 (著)
私の母は、私が小学校高学年から中学校になったくらいで、ほとんど失明状
態になってしまった。
母は、記憶力がすごく、家の中のどこに何があるかは全部覚えていたし、家
族親戚が、いつ亡くなって今年が何回忌になるかといったことや、テレビやラ
ジオ、人から聞いた話もよく覚えていた。
あの記憶力は、目が見えないのを補っていたんだと思う。
目が見えないのに、料理もして、しかも煮物どころか、フライや天ぷらまで
作ってくれていた。目が見えないのに高温の油を使うんだから、ちょー怖いけ
ど、ちゃんと作っていたんだから、すごいよね。
そこまで苦労して作ってくれたお弁当や食事に、おれは文句をつけたりして
いたんだから、バカもいいとこ、クソ野郎だね。
生前、母が入院していたとき、そういう話をして謝ったことがあったが、母
は、
「そんなこともあったかねえ」
と、しみじみと思い返して、懐かしがっているふうだった。
母の大きな愛を改めて感じて、いい大人が、泣きそうになった。
そうそう。ある日、病院に見舞いに行ったら、母が
「あんた、いくつになった?」
というから、
「もうすぐ50よ」
というと、
「ふひゃあ」
などと驚く。
姉の年もいうと、またも
「ふひゃあ」
などと驚く。
母は、目が見えなくなる前の私や姉の姿しか知らない。私は小学校高学年か
中学になったくらい。姉も大学生のころかな。その頃の姿のまま。
「おれなんか、禿げて、太って、腹も出とるよ」
というと、母は、くすくすと笑って、
「でも、声は変わらんね」
と、楽しそうだった。
そう。「声は年取らない」からね。だから、声優さんは、芸の息が長い。
母との思い出をこんなところにも書いていた。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2013/04/27/6792173
プログラミングClojure第2版が出ていた。\(^O^)/
そうそう。全国盲人将棋大会というのがあって、ツイートした。
https://twitter.com/shownakamura/status/666854498732675072
--- ここから ---
視覚障碍者が将棋を指すということは、頭の中だけでやるということ?
プロの目隠し将棋と一緒なのか。すごいね。
第39回全国盲人将棋大会レポート | イベント|お知らせ・イベント情報:
日本将棋連盟
http://www.shogi.or.jp/topics/event/2015/11/post_1314.html
--- ここまで ---
https://twitter.com/shownakamura/status/666854972735299584
--- ここから ---
社内福祉法人、日本盲人会連合、全国盲人将棋大会
http://nichimou.org/activities/japanese-chess/
--- ここまで ---
おれなんか、詰め将棋でも、くっきりとは盤面を頭の中に再現できないのに。
将棋のプロがイベントでやってみせる目隠し将棋、脳内将棋を観戦すると、
もはや超能力者としか思えないけれど、盲人将棋大会に出るような人は、目が
見えなくても超能力者なんだね。
囲碁は、将棋より盤面も広いし、勝負がつくまでの手数も長いから、目隠し
囲碁ってあるのかと思ったら、目隠し碁というのね。プロでもなかなかできな
いそうです。
なんか、ちょっとほっとした。\(^O^)/
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1320081883
「目隠し碁」できますか?
「一色碁」という恐ろしい囲碁がある!
http://igodaisuki.net/cat1/289.html
一色碁と目隠し碁
以前、ブログを始める前、ウェブの
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/wabijo58.html
乳の詫び状(2002/08/09)
標題: 日本、ロシアに引き分け
で書いた、知的障碍者サッカーワールドカップのときも思ったけど、障碍とは
何か、能力とは何か、考えさせられます。
余談だが、東京スタジアム、いまの味の素スタジアムで、知的障碍者サッカ
ーワールドカップを観たのは2002年。もう13年も前なんだね。時の流れの速さ
が恐ろしい。
障碍者サッカー、ラグビー関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2015/03/03/7583363
障碍者スポーツ:片脚、片腕のプレイヤーによるアンプティサッカー
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/wabijo58.html
乳の詫び状(2002/08/09)
標題: 日本、ロシアに引き分け
乳の詫び状(2002/08/10)
標題: 選手間違ってました
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/wabijo58.html
乳の詫び状(2002/08/28)
標題: デフラグビー
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/wabijo59.html
乳の詫び状(2002/09/27)
障碍者サッカー
視覚障碍者関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2015/08/27/7752162
視覚障碍者向けのスマホの各種アプリ、盲導ケースなど
http://iiyu.asablo.jp/blog/2015/03/24/7596689
小銭入れ、コインホルダー、コインキャッチャー、視覚障碍者向けグッズ、日本点字図書館、日本盲人会連合
http://iiyu.asablo.jp/blog/2012/09/23/6581860
障碍者バラエティ「バリバラ」、最新!福祉機器、ライオンの音で読むメールマガジン「音メール」
http://iiyu.asablo.jp/blog/2012/06/06/6470355
視覚障碍者にやさしいPDF。PDFのアクセシビリティ
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/08/22/6062740
色弱、カラーユニバーサルデザイン
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/07/13/4432673
電子書籍。障碍者向けのマルチメディア書籍関連。DAISY規格。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/07/15/4435894
電子書籍。障碍者向けのマルチメディア書籍関連。DAISY規格。その2
http://iiyu.asablo.jp/blog/2010/04/07/5003278
進む電子書籍化、「忘れられていた」バリアフリーの取り組み
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/02/23/5699871
EPUB 3にDAISYが入った。\(^O^)/
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/04/07/5781577
世界に大自慢したい日本の会社。障碍者雇用の先駆者「日本理化学工業」
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/11/07/4681885
障がいのある子どもたちのための携帯電話を利用した学習支援マニュアル
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/05/03/3450550
視覚障害者のIT利用
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/05/07/3480911
Re: 視覚障害者のIT利用
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/05/11/5856733
東日本大震災。聴覚障碍者はじめ、障碍者の苦境。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/04/02/5770965
被災した子どもにマイクを向けないで! 社会的弱者に対する被災支援情報リンク
http://iiyu.asablo.jp/blog/2013/01/21/6697651
バリバラ、障碍者の防災
母の思い出関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2013/04/27/6792173
プログラミングClojure第2版が出ていた。\(^O^)/
---
お買い上げありがとうございます。
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目の見えない人は世界をどう見ているのか (光文社新書)
新書 2015/4/16
伊藤 亜紗 (著)
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次も面白そう。第49回日本エッセイスト・クラブ賞受賞作。
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そっと耳を澄ませば (集英社文庫) 文庫 2007/3
三宮 麻由子 (著)
私の母は、私が小学校高学年から中学校になったくらいで、ほとんど失明状
態になってしまった。
母は、記憶力がすごく、家の中のどこに何があるかは全部覚えていたし、家
族親戚が、いつ亡くなって今年が何回忌になるかといったことや、テレビやラ
ジオ、人から聞いた話もよく覚えていた。
あの記憶力は、目が見えないのを補っていたんだと思う。
目が見えないのに、料理もして、しかも煮物どころか、フライや天ぷらまで
作ってくれていた。目が見えないのに高温の油を使うんだから、ちょー怖いけ
ど、ちゃんと作っていたんだから、すごいよね。
そこまで苦労して作ってくれたお弁当や食事に、おれは文句をつけたりして
いたんだから、バカもいいとこ、クソ野郎だね。
生前、母が入院していたとき、そういう話をして謝ったことがあったが、母
は、
「そんなこともあったかねえ」
と、しみじみと思い返して、懐かしがっているふうだった。
母の大きな愛を改めて感じて、いい大人が、泣きそうになった。
そうそう。ある日、病院に見舞いに行ったら、母が
「あんた、いくつになった?」
というから、
「もうすぐ50よ」
というと、
「ふひゃあ」
などと驚く。
姉の年もいうと、またも
「ふひゃあ」
などと驚く。
母は、目が見えなくなる前の私や姉の姿しか知らない。私は小学校高学年か
中学になったくらい。姉も大学生のころかな。その頃の姿のまま。
「おれなんか、禿げて、太って、腹も出とるよ」
というと、母は、くすくすと笑って、
「でも、声は変わらんね」
と、楽しそうだった。
そう。「声は年取らない」からね。だから、声優さんは、芸の息が長い。
母との思い出をこんなところにも書いていた。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2013/04/27/6792173
プログラミングClojure第2版が出ていた。\(^O^)/
そうそう。全国盲人将棋大会というのがあって、ツイートした。
https://twitter.com/shownakamura/status/666854498732675072
--- ここから ---
視覚障碍者が将棋を指すということは、頭の中だけでやるということ?
プロの目隠し将棋と一緒なのか。すごいね。
第39回全国盲人将棋大会レポート | イベント|お知らせ・イベント情報:
日本将棋連盟
http://www.shogi.or.jp/topics/event/2015/11/post_1314.html
--- ここまで ---
https://twitter.com/shownakamura/status/666854972735299584
--- ここから ---
社内福祉法人、日本盲人会連合、全国盲人将棋大会
http://nichimou.org/activities/japanese-chess/
--- ここまで ---
おれなんか、詰め将棋でも、くっきりとは盤面を頭の中に再現できないのに。
将棋のプロがイベントでやってみせる目隠し将棋、脳内将棋を観戦すると、
もはや超能力者としか思えないけれど、盲人将棋大会に出るような人は、目が
見えなくても超能力者なんだね。
囲碁は、将棋より盤面も広いし、勝負がつくまでの手数も長いから、目隠し
囲碁ってあるのかと思ったら、目隠し碁というのね。プロでもなかなかできな
いそうです。
なんか、ちょっとほっとした。\(^O^)/
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1320081883
「目隠し碁」できますか?
「一色碁」という恐ろしい囲碁がある!
http://igodaisuki.net/cat1/289.html
一色碁と目隠し碁
以前、ブログを始める前、ウェブの
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/wabijo58.html
乳の詫び状(2002/08/09)
標題: 日本、ロシアに引き分け
で書いた、知的障碍者サッカーワールドカップのときも思ったけど、障碍とは
何か、能力とは何か、考えさせられます。
余談だが、東京スタジアム、いまの味の素スタジアムで、知的障碍者サッカ
ーワールドカップを観たのは2002年。もう13年も前なんだね。時の流れの速さ
が恐ろしい。
障碍者サッカー、ラグビー関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2015/03/03/7583363
障碍者スポーツ:片脚、片腕のプレイヤーによるアンプティサッカー
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/wabijo58.html
乳の詫び状(2002/08/09)
標題: 日本、ロシアに引き分け
乳の詫び状(2002/08/10)
標題: 選手間違ってました
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/wabijo58.html
乳の詫び状(2002/08/28)
標題: デフラグビー
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/wabijo59.html
乳の詫び状(2002/09/27)
障碍者サッカー
視覚障碍者関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2015/08/27/7752162
視覚障碍者向けのスマホの各種アプリ、盲導ケースなど
http://iiyu.asablo.jp/blog/2015/03/24/7596689
小銭入れ、コインホルダー、コインキャッチャー、視覚障碍者向けグッズ、日本点字図書館、日本盲人会連合
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障碍者バラエティ「バリバラ」、最新!福祉機器、ライオンの音で読むメールマガジン「音メール」
http://iiyu.asablo.jp/blog/2012/06/06/6470355
視覚障碍者にやさしいPDF。PDFのアクセシビリティ
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/08/22/6062740
色弱、カラーユニバーサルデザイン
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/07/13/4432673
電子書籍。障碍者向けのマルチメディア書籍関連。DAISY規格。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/07/15/4435894
電子書籍。障碍者向けのマルチメディア書籍関連。DAISY規格。その2
http://iiyu.asablo.jp/blog/2010/04/07/5003278
進む電子書籍化、「忘れられていた」バリアフリーの取り組み
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/02/23/5699871
EPUB 3にDAISYが入った。\(^O^)/
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/04/07/5781577
世界に大自慢したい日本の会社。障碍者雇用の先駆者「日本理化学工業」
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/11/07/4681885
障がいのある子どもたちのための携帯電話を利用した学習支援マニュアル
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/05/03/3450550
視覚障害者のIT利用
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/05/07/3480911
Re: 視覚障害者のIT利用
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/05/11/5856733
東日本大震災。聴覚障碍者はじめ、障碍者の苦境。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/04/02/5770965
被災した子どもにマイクを向けないで! 社会的弱者に対する被災支援情報リンク
http://iiyu.asablo.jp/blog/2013/01/21/6697651
バリバラ、障碍者の防災
母の思い出関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2013/04/27/6792173
プログラミングClojure第2版が出ていた。\(^O^)/
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