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Re: 吉田武「素数夜曲: 女王陛下のLISP」は、整数論とScheme入門として最高\(^O^)/ 「虚数の情緒」の感想も2012年06月21日 04時28分32秒

ASAHIネット(http://asahi-net.jp )のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。
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 昨日書いた、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2012/06/20/6486231
吉田武「素数夜曲: 女王陛下のLISP」は、整数論とScheme入門として最高\(^O^)/ 「虚数の情緒」の感想も
の続き。
 書き忘れたことがあった。
 本書の後半、すなわち附録部分は、Scheme入門としても最高だと書いたが、
本書で使われているSchemeは、GaucheとRacketだ。
 Gaucheは、ここを読んでいる読者なら、みんな知っているScheme処理系だろ
う。Shiroさん(川合史朗さん)が開発者。天才です、Shiroさんは。
 Gaucheを知らない人は、
http://practical-scheme.net/gauche/index-j.html
Gauche - A Scheme Implementation
http://ja.wikipedia.org/wiki/Gauche
を参照。Schemeだが、Common Lisp的拡張もやっている。
 Shiroさんのコメントがある
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/05/31/3553756
SCSH(Scheme Shell)とGauche
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/05/31/3553756
SCSH(Scheme Shell)とGauche
もね。
 Shiroさんから、コメントもらうなんて、おれも偉くなったもんや。

 Gaucheを知っている人でも、Racketは初耳かもしれない。
 あれ? Racketのこと、書いたと思ったら、ブログを検索しても出てこない。
 ハードディスクを検索したら、出てきた。^^;
 プログラミング言語のベンチマークとして有名な
http://shootout.alioth.debian.org/
The Computer Language Shootout Benchmarks
があるでしょ。もう何年か前になると思うが、それをみてたら、Racketという
言語があって、これ、なんだ?と思ったわけ。
 で、調べてメモしたが、表には書いてなかったのね。
 Racketは、以前は、PLT Schemeと呼ばれていたScheme処理系。これなら、見
覚え、聞き覚えがあるでしょう。
 なぜ、Schemeといわず、Racketになったかといえば、もう、Schemeの仕様に
縛られたくないから。具体的には、Common Lisp的になるというか、クラスや
キーワード引数やモジュールなども導入して、もっと実践的なものになりたい
から。
 Schemeの言語仕様であるR5RS, R6RSRは、サポートするが、それを超えたこ
とをやりたい、それでSchemeの名前をはずしたというわけ。
 Gaucheは、昔から、その精神でやっている。
 詳しくは、
http://racket-lang.org/new-name.html
PLT Scheme is a Racket
を参照。
 Racketのサイト
http://www.racket-lang.org/
Racket
のトップの「Start Quickly」にあるコードの断片をみただけで、
「え? Schemeで、こういうのが書けるの?」
と思うだろう。
 ちなみに、「Start Quickly」の右側に、<と>と?があるでしょ。
 <か>をクリックすると、別のコード断片が表示され、?をクリックすると、
いま表示しているコードの解説が出る。

http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/07/03/3607522
リトルウイングから新Scheme\(^O^)/
で紹介した、リトルウイングの藤田さんが開発したイプシロン(Ypsilon)は、
もう4年も前。おっとろしいわ。
 藤田さんと調布で酒を一緒に飲んだり、おれも偉くなったもんや。

 ついでにいうと、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/026251298X/showshotcorne-22/
R. Kent Dybvig「The Scheme Programming Language, 4th Edition」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894712261/showshotcorne-22/
プログラミング言語SCHEME [単行本]
R.ケント ディヴィグ (著), R.Kent Dybvig (原著), 村上 雅章 (翻訳)
は、Chez Schemeです。
 これについては、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2009/12/31/4786660
「The Scheme Programming Language, 4th Edition」
http://iiyu.asablo.jp/blog/2010/06/18/5169354
Semantics Engineering with PLT Redex(SEwPR)
を参照。

 「素数夜曲」で、もうひとつ採り上げられているのは、KNOPPIX/Mathだ。
 これは、昔から紹介しているが、数学の珠玉のオープンソースソフトがてん
こ盛り、全部入り、もってけ泥棒状態の大変にいいもの。
 サイトは、
http://www.knoppix-math.org/
KNOPPIX/Math Project

 KNOPPIX/Mathの紹介は、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/01/26/1138367
Maxima, KNOPPIX/Math, R, Octaveその他
が、どうやら初出。2007年だ。もう5年半も前。おっとろしいわ。
 その間、横田さんからコメントを頂戴したり、KNOPPIX/Mathプロジェクトを
やっている福岡大学(福大)の濱田さんから、コメントを頂戴したり、おれも偉
くなったもんや。
 ねえねえ。KNOPPIX/Mathを福大でやっているということは、やっぱり、情報
省がらみなの?
 当たり前や。濱田は、情報省のスパイや。宇宙共通語である数学が少しでも
広まるように、濱田に命令して、やらせとるんよ。
 でも、地球人、進化、遅いわよね。この太陽系、あとたった50億年しか存在
できないのに。
 そうそう。ここを観察している、おとめ座銀河団の子供たちも、もっと展開
を早くしてほしいといってるし。
 だからといって、おれが、おとめ座銀河団の数学をそのまま地球人に教える
わけにはいかんしねえ。進化への過剰介入になって、視聴者から、やらせのク
レームが入るんやけ、たまらんよ。
 大体、正ちゃん、おとめ座銀河団の数学どころか、地球の数学だってできん
のにね。デテキントの切断は、トラウマやもんね。
 はい、そうです。って、ばかー。数学ができんでも、数学ができる奴が増え
るように暗躍することはできるわ。
 じゃ、ひょっとしてひょっとこ。吉田武さんも情報省のスパイ?
 お前、最近、察しがいいね。吉田が寝とる間に、おれが霊界通信で、「オイ
ラーの贈物」「虚数の情緒」「素数夜曲」という大部の数学3部作のインスピ
レーションを送り込んで、自動書記で書かせたんや。
 ええ! そうやったん。そんなら、正ちゃん。数学に貢献したっちゅうんで、
そのうち、フィールズ賞をもらえるんやないか。\(^O^)/

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/448601863X/showshotcorne-22/
オイラーの贈物―人類の至宝eiπ=-1を学ぶ (単行本)
吉田 武 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4486014855/showshotcorne-22/
虚数の情緒―中学生からの全方位独学法 [単行本]
吉田 武 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4486019245/showshotcorne-22/
素数夜曲: 女王陛下のLISP [単行本]
吉田 武 (著)

関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/01/26/1138367
Maxima, KNOPPIX/Math, R, Octaveその他
http://iiyu.asablo.jp/blog/2010/08/17/5292541
数学セミナー2010年9月号、数学のフリーソフトあれこれ
http://iiyu.asablo.jp/blog/2010/12/09/5567484
オープンソースカンファレンス2010福岡
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/10/25/6169722
グレブナー基底の本「グレブナー道場」
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/12/09/3999778
オープンバイオ研究会著「オープンソースで学ぶバイオインフォマティクス」
とバイオインフォマティクス本
http://iiyu.asablo.jp/blog/2012/01/09/6283799
数学セミナー、「想定外」の数学、シミュレーションの数理、グレブナー基底
http://iiyu.asablo.jp/blog/2010/10/06/5387189
新しくなった「Scheme手習い」